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第5章 王都シルフォードに向けて出発かもしれない。
5-31 どうやら緊急事態らしい・・・?
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するとフィリアが、何故か難しい顔をして考えだした。
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その時、ユウマにファルから【通話】が入って来た。
『マスター!大変、大変。今、変な奴らが現れて戦闘になっているの。そしてみんなが苦戦してるの。たすけっ』《ぷつ》・・・。
何故かファルからの【通話】が突然切れた。
そしてユウマは、慌ててファルに向けて、【通話】を使用したが繋がらない。
これは何か、尋常で無い事が起きているみたいなので、フィリアにミーアを預けて至急戻る事に決めてお願いする事にした。
「フィリアさん、すいません。あちらが緊急事態なんで、俺直ぐに行きます。なのでミーアの事よろしくお願いします。じゃぁ」
そう言ってすぐさま駆け出して行った。
しかもここに来た時のスピードと比較にならない程のスピードで、一瞬のうちに駆け出したのである。
「あっ、ユウマ!どうしたの?えっ、あの子、嘘でしょ・・・」
そのユウマを見て、なんてスピードなのと思っていた。
それもそのはずである。
来た時はミーアを背負っていたとはいえ、ユウマはかなりのスピードで走っていた、しかしそれでもをかなり押さえてここまで来ていたのだ。
そうとは知らずフィリア自身は、殆ど全速力に近いスピードで移動していたのだ。
それを、フィリアは、軽々とついて来たユウマに対して、最初は中々やるわねと思って関心していたのだが。
実際は、ユウマの方がミーアを気遣いつつ、フィリアの移動スピードにあわせていたとは、思ってもいなかった様だ。
そして先程フィリアが難しい顔をしていたのは、丁度ヨーコより緊急事態を知らせる簡易通信用の水晶が光出したからである。
そして、ヨーコと今しがた通信水晶で連絡を取ろうとしていた。
その最中にユウマが急にミーアの事を託してから、飛び出して行ったのである。
『どっ、どうしたの?おねえちゃん!』
『うん、ちょっと・・・。それより、そっちこそどうしたの?』
『そっ、そうなの大変なの。なんか変な奴らが突然襲って来て。でも普通の村人も混じっていて、その人達も様子が変なの?それで、冒険者と騎士の皆さんがまともに攻撃できないから、かろうじて防衛しているけど。余り長く持ちそうに無いの。それにあの子達が一番活躍してたけど、分断させられて様子が解らなくなったの。恐らく強い奴と戦っているみたいだけど・・・。だからおねえちゃん、早く戻って来てお願い。このままだとみんな持たないよ』
そう通信を受けたので、ユウマがいち早く駆け出して行った事は解ったけど、何故解ったのかがフィリアは不思議であった。
「まったく、あの子ったら。そんなに慌てなくても、説明してくれたら私の【短距離転移】のスキルで直ぐに戻れるのに?」
フィリアがそう思い自分のスキルを確認して、驚いた顔をした。
『なんで使用制限のあるスキルが、何故か回復してる。まだ回復するまで日数があるのに?』
「どうしたの、フィリアおねえちゃん?それにおにいちゃん、何処行ったの?」
その表情が気になり、フィリアに近づいて来てミーアが尋ねてみると。
「うん、ユウマはね・・・あれ?スキルが使えなくなってる」
フィリアが先程驚いたのは、スキルの使用回数が何故か回復していた事に驚いている時にミーアに声をかけられ。
そしてミーアに、ユウマの事を説明しようとして、自分のスキルを見て使用できない事に気が付き声にだしていた。
『えっ、どうなってるの?』
そう思いつつまた驚いた顔をしていた。
そして、聖碑の方を見てから『まさか、これのせいなの』と思いながら。
「ミーアちょっとこの場所を急いで離れてから、直ぐにみんなの元に戻るわよ」
フィリアは、ミーアとランを連れて、この聖碑の前から離れていった。
この時、ミーアには良く解らなかったが、フィリアの真剣な顔を見て大人しくついていった。
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一方その頃ユウマの方は、何故かあの場所でスキルを使用できていた。
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するとフィリアが、何故か難しい顔をして考えだした。
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その時、ユウマにファルから【通話】が入って来た。
『マスター!大変、大変。今、変な奴らが現れて戦闘になっているの。そしてみんなが苦戦してるの。たすけっ』《ぷつ》・・・。
何故かファルからの【通話】が突然切れた。
そしてユウマは、慌ててファルに向けて、【通話】を使用したが繋がらない。
これは何か、尋常で無い事が起きているみたいなので、フィリアにミーアを預けて至急戻る事に決めてお願いする事にした。
「フィリアさん、すいません。あちらが緊急事態なんで、俺直ぐに行きます。なのでミーアの事よろしくお願いします。じゃぁ」
そう言ってすぐさま駆け出して行った。
しかもここに来た時のスピードと比較にならない程のスピードで、一瞬のうちに駆け出したのである。
「あっ、ユウマ!どうしたの?えっ、あの子、嘘でしょ・・・」
そのユウマを見て、なんてスピードなのと思っていた。
それもそのはずである。
来た時はミーアを背負っていたとはいえ、ユウマはかなりのスピードで走っていた、しかしそれでもをかなり押さえてここまで来ていたのだ。
そうとは知らずフィリア自身は、殆ど全速力に近いスピードで移動していたのだ。
それを、フィリアは、軽々とついて来たユウマに対して、最初は中々やるわねと思って関心していたのだが。
実際は、ユウマの方がミーアを気遣いつつ、フィリアの移動スピードにあわせていたとは、思ってもいなかった様だ。
そして先程フィリアが難しい顔をしていたのは、丁度ヨーコより緊急事態を知らせる簡易通信用の水晶が光出したからである。
そして、ヨーコと今しがた通信水晶で連絡を取ろうとしていた。
その最中にユウマが急にミーアの事を託してから、飛び出して行ったのである。
『どっ、どうしたの?おねえちゃん!』
『うん、ちょっと・・・。それより、そっちこそどうしたの?』
『そっ、そうなの大変なの。なんか変な奴らが突然襲って来て。でも普通の村人も混じっていて、その人達も様子が変なの?それで、冒険者と騎士の皆さんがまともに攻撃できないから、かろうじて防衛しているけど。余り長く持ちそうに無いの。それにあの子達が一番活躍してたけど、分断させられて様子が解らなくなったの。恐らく強い奴と戦っているみたいだけど・・・。だからおねえちゃん、早く戻って来てお願い。このままだとみんな持たないよ』
そう通信を受けたので、ユウマがいち早く駆け出して行った事は解ったけど、何故解ったのかがフィリアは不思議であった。
「まったく、あの子ったら。そんなに慌てなくても、説明してくれたら私の【短距離転移】のスキルで直ぐに戻れるのに?」
フィリアがそう思い自分のスキルを確認して、驚いた顔をした。
『なんで使用制限のあるスキルが、何故か回復してる。まだ回復するまで日数があるのに?』
「どうしたの、フィリアおねえちゃん?それにおにいちゃん、何処行ったの?」
その表情が気になり、フィリアに近づいて来てミーアが尋ねてみると。
「うん、ユウマはね・・・あれ?スキルが使えなくなってる」
フィリアが先程驚いたのは、スキルの使用回数が何故か回復していた事に驚いている時にミーアに声をかけられ。
そしてミーアに、ユウマの事を説明しようとして、自分のスキルを見て使用できない事に気が付き声にだしていた。
『えっ、どうなってるの?』
そう思いつつまた驚いた顔をしていた。
そして、聖碑の方を見てから『まさか、これのせいなの』と思いながら。
「ミーアちょっとこの場所を急いで離れてから、直ぐにみんなの元に戻るわよ」
フィリアは、ミーアとランを連れて、この聖碑の前から離れていった。
この時、ミーアには良く解らなかったが、フィリアの真剣な顔を見て大人しくついていった。
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一方その頃ユウマの方は、何故かあの場所でスキルを使用できていた。
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