89 / 557
第5章 王都シルフォードに向けて出発かもしれない。
5-6 ちょっと偵察に・・・そして?
しおりを挟む
・
・
・
だが、先程何かと言いがかりをつけていた冒険者の3人はユウマが瞬時に消えてしまった様に見えていた。
・
・
・
冒険者たちは、レオン達に向けて。
「俺たちは、ランクCの冒険者だぞ。それが見えないなんてありえない?」
「そっ、そうだ。俺たちは凄腕の冒険者で有名なんだぞ、恐らくなんらかの方法で移動したんだ」
「そうですね。恐らく彼は魔術師か何かであって【瞬間移動】でも使ったのでしょう。たぶん」
その言葉を言った冒険者達に、レオンが語り掛けた。
「それなら、お前達は、サイクロプスを1人で倒せるか?」
はあぁなに言ってんだ、この人はと言う顔をして。
「そんなの倒せるわけねぇ、サイクロプスは最低でもランクBの上位か、ランクAクラスじゃないと倒せない。しかも1人なんで絶対無理だ!」
「ああっそうだ!1人なんて無理だな、数名でやっと倒せる魔獣だ!」
「ええっ、無理ね!ランクS級なら話しは別ですけどね。ましてや新人なら特に」
「ああ、普通ならそうだろうな。ましてやランクC級クラスなら特にな!」
レオンはそうだろうランクC級では無理だろうな、さすがに俺でも無理だと言ってから。
「あのお方、ユウマ殿は1人で倒したぞ!しかもオークとゴブリンを倒した後にだ!」
そう伝えた後に、続けて語った。
「しかも無傷で倒してから、平然と他の襲撃者を捕まえた実績がある」
冒険者達は、その言葉を聴き、信じられないと驚いた顔をして。
「う、嘘だ!でっちあげだ。無理に決まっている」
「倒せるわけ無い。しかも他の戦闘後なんて」
「ゴブリンやオークならまだしも、しかも彼は新人の冒険者でしょう?ましてや無傷なんて」
などを口にして、何故か大人しくなって、ユウマが向かったであろう方角を見ていた。
少年達もその事を聞いて驚いていたが、ゴロツキに教われた時と冒険者ギルドであった戦闘の事を思い出して、やっぱり、ずば抜けてすごいやと思っていた。
ユウマが丘の方に駆けて行き。先程明かりが見えた付近、その場所にたどりついて様子を確認していた。
暗闇の中で、何かがうごめいている。
それは、昨日冒険者が言っていたアンデッドの類だろうと、目を凝らすと人の姿をした魔獣、いやゾンビだった。
初めて見たゾンビは、はっきり言って気持ち悪かった。何せ腐っていますよ。それに実際怖いです。
などとは言ってはいられないので、倒そうとしていたら、このアンデッドの他に何か別の気配がするのに気が付いて、そちらの方に行ってみた。
すると、怪我をしている子犬いや狼の子供みたいな獣と少女が倒れて気絶していた。
その周りをよく見ると、魔石と何かの残骸があった。
そして、自分の来た方角、野営をしているところから、先程見た光の位置が直線上になる。なるほど、先程の光は合図でなく、光属性か聖属性の魔法で周りのゾンビ共を浄化していたのか。
ユウマが納得していると、周りにいたゾンビがこちらにノロノロと近づいてきた。
まあ、動きが遅いからそんなに脅威では無いのだけど、でもやっぱり怖いです。
1人で来るんじゃなかったと思っていたけど、この子達をまず助けないと思って【状態理解・分析】と【鑑定眼】のスキルを使用して確認してみた。
例の如く【鑑定眼】のスキルでは、余り情報が無かった。しかしアンデッド系の魔獣、ゾンビの方に対しては、かなり有力な情報が記載されていた。まずアンデッド系の為、聖属性、光属性、そして火属性に弱い事がわかった。まあ、常識で考えれば辺り前であるが、最後に人型のゾンビは頭が弱点と記載されていた。
その動きは鈍く、そして物音に反応する。だが俊敏に動けないので大抵は避けれるとの事である。
だからこの子達は気絶して動けなくなり、物音がしなくなったからゾンビ共が襲っていなかったのかと考えていた。
そしてゾンビに傷を付けられた者は数日後に、ゾンビになってしまう呪詛もしくは腐食毒に侵されてしまうとも記載されていた。
まあ、治す方法はいくらでもあるが、ゾンビとなってしまっては倒すほか無い。ただ例外もあるみたいだが、それは殆ど不可能に近いらしい。自分の表記ではハテナマークのオンパレードと見えない状態になっているからである。恐らく何らかの条件が揃わないと開示されないのだろう。
で、気絶している子達を確認してみると、やはりゾンビに傷を負わされて怪我している様である。回復魔法か解呪魔法を使って治してやらないと、考えて。
とりあえず、この周りにいるゾンビ達を如何にか使用と考えて、ユウマは自分のスキル内に【聖光気】があったのを思い出した。
それに聖属性の魔法が弱点なら、何らかの影響があるかも知れないと思い、使用してみる事にした。
すると、身体が淡く光だし周りにいたゾンビ達が動かなく、いや動けなくなっていた。
ユウマは、【聖光気】スゲーと思っていると。自分の背中に装備していた。剣が光輝きだし以前、聞いた声が頭の中に響いてきた。
『主様!今一度私に・・・力を、聖なる力と魔力を・・・』
剣を抜いて見てみると、以前見たように柄の部分が変化していて、神々しい輝きを放っていた。
そして以前と同じ様に力を込めた、しかも全力で剣に力と気力を込めてみた。
すると周囲が光に包まれて、周りの空気が澄んで行き先程周りにいたはずの、アンデッド系のゾンビが姿を消していた。
・
・
・
良く見ると周囲のゾンビは姿を消したのでなく、消滅していた様だ。何故なら先程ゾンビがいたであろう場所に魔石が落ちているのが確認できた。
・
・
・
・
・
だが、先程何かと言いがかりをつけていた冒険者の3人はユウマが瞬時に消えてしまった様に見えていた。
・
・
・
冒険者たちは、レオン達に向けて。
「俺たちは、ランクCの冒険者だぞ。それが見えないなんてありえない?」
「そっ、そうだ。俺たちは凄腕の冒険者で有名なんだぞ、恐らくなんらかの方法で移動したんだ」
「そうですね。恐らく彼は魔術師か何かであって【瞬間移動】でも使ったのでしょう。たぶん」
その言葉を言った冒険者達に、レオンが語り掛けた。
「それなら、お前達は、サイクロプスを1人で倒せるか?」
はあぁなに言ってんだ、この人はと言う顔をして。
「そんなの倒せるわけねぇ、サイクロプスは最低でもランクBの上位か、ランクAクラスじゃないと倒せない。しかも1人なんで絶対無理だ!」
「ああっそうだ!1人なんて無理だな、数名でやっと倒せる魔獣だ!」
「ええっ、無理ね!ランクS級なら話しは別ですけどね。ましてや新人なら特に」
「ああ、普通ならそうだろうな。ましてやランクC級クラスなら特にな!」
レオンはそうだろうランクC級では無理だろうな、さすがに俺でも無理だと言ってから。
「あのお方、ユウマ殿は1人で倒したぞ!しかもオークとゴブリンを倒した後にだ!」
そう伝えた後に、続けて語った。
「しかも無傷で倒してから、平然と他の襲撃者を捕まえた実績がある」
冒険者達は、その言葉を聴き、信じられないと驚いた顔をして。
「う、嘘だ!でっちあげだ。無理に決まっている」
「倒せるわけ無い。しかも他の戦闘後なんて」
「ゴブリンやオークならまだしも、しかも彼は新人の冒険者でしょう?ましてや無傷なんて」
などを口にして、何故か大人しくなって、ユウマが向かったであろう方角を見ていた。
少年達もその事を聞いて驚いていたが、ゴロツキに教われた時と冒険者ギルドであった戦闘の事を思い出して、やっぱり、ずば抜けてすごいやと思っていた。
ユウマが丘の方に駆けて行き。先程明かりが見えた付近、その場所にたどりついて様子を確認していた。
暗闇の中で、何かがうごめいている。
それは、昨日冒険者が言っていたアンデッドの類だろうと、目を凝らすと人の姿をした魔獣、いやゾンビだった。
初めて見たゾンビは、はっきり言って気持ち悪かった。何せ腐っていますよ。それに実際怖いです。
などとは言ってはいられないので、倒そうとしていたら、このアンデッドの他に何か別の気配がするのに気が付いて、そちらの方に行ってみた。
すると、怪我をしている子犬いや狼の子供みたいな獣と少女が倒れて気絶していた。
その周りをよく見ると、魔石と何かの残骸があった。
そして、自分の来た方角、野営をしているところから、先程見た光の位置が直線上になる。なるほど、先程の光は合図でなく、光属性か聖属性の魔法で周りのゾンビ共を浄化していたのか。
ユウマが納得していると、周りにいたゾンビがこちらにノロノロと近づいてきた。
まあ、動きが遅いからそんなに脅威では無いのだけど、でもやっぱり怖いです。
1人で来るんじゃなかったと思っていたけど、この子達をまず助けないと思って【状態理解・分析】と【鑑定眼】のスキルを使用して確認してみた。
例の如く【鑑定眼】のスキルでは、余り情報が無かった。しかしアンデッド系の魔獣、ゾンビの方に対しては、かなり有力な情報が記載されていた。まずアンデッド系の為、聖属性、光属性、そして火属性に弱い事がわかった。まあ、常識で考えれば辺り前であるが、最後に人型のゾンビは頭が弱点と記載されていた。
その動きは鈍く、そして物音に反応する。だが俊敏に動けないので大抵は避けれるとの事である。
だからこの子達は気絶して動けなくなり、物音がしなくなったからゾンビ共が襲っていなかったのかと考えていた。
そしてゾンビに傷を付けられた者は数日後に、ゾンビになってしまう呪詛もしくは腐食毒に侵されてしまうとも記載されていた。
まあ、治す方法はいくらでもあるが、ゾンビとなってしまっては倒すほか無い。ただ例外もあるみたいだが、それは殆ど不可能に近いらしい。自分の表記ではハテナマークのオンパレードと見えない状態になっているからである。恐らく何らかの条件が揃わないと開示されないのだろう。
で、気絶している子達を確認してみると、やはりゾンビに傷を負わされて怪我している様である。回復魔法か解呪魔法を使って治してやらないと、考えて。
とりあえず、この周りにいるゾンビ達を如何にか使用と考えて、ユウマは自分のスキル内に【聖光気】があったのを思い出した。
それに聖属性の魔法が弱点なら、何らかの影響があるかも知れないと思い、使用してみる事にした。
すると、身体が淡く光だし周りにいたゾンビ達が動かなく、いや動けなくなっていた。
ユウマは、【聖光気】スゲーと思っていると。自分の背中に装備していた。剣が光輝きだし以前、聞いた声が頭の中に響いてきた。
『主様!今一度私に・・・力を、聖なる力と魔力を・・・』
剣を抜いて見てみると、以前見たように柄の部分が変化していて、神々しい輝きを放っていた。
そして以前と同じ様に力を込めた、しかも全力で剣に力と気力を込めてみた。
すると周囲が光に包まれて、周りの空気が澄んで行き先程周りにいたはずの、アンデッド系のゾンビが姿を消していた。
・
・
・
良く見ると周囲のゾンビは姿を消したのでなく、消滅していた様だ。何故なら先程ゾンビがいたであろう場所に魔石が落ちているのが確認できた。
・
・
・
0
お気に入りに追加
4,655
あなたにおすすめの小説

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

転生しても山あり谷あり!
tukisirokou
ファンタジー
「転生前も山あり谷ありの人生だったのに転生しても山あり谷ありの人生なんて!!」
兎にも角にも今世は
“おばあちゃんになったら縁側で日向ぼっこしながら猫とたわむる!”
を最終目標に主人公が行く先々の困難を負けずに頑張る物語・・・?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる