巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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幕間:本編とは別の物語みたいな?

幕間:3 転移門前空からの少女たちギルドに行く?

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 この話は主人公のユウマが一人だけ、別の場所に飛ばされ旅をしている時に、あった少女達サイドのお話その2です。
◇◇◇◇◇


 シルフォードの城下町の転移門広場の転移門前に転移した、少女たち5人は、毛玉ウサギのナビのラビーと共に一旦その場を離れ、広場の一角にある、とあるカフェのテラスで密談に近い会話をしている。

「ねー!ユウ兄が戻って来るまでどうするの?」
「そうですね?・・この際何もせずにここで待っているのはどうですか?」
「えー!でも一週間だよ、何もしないのは・・・ちょっとねー」
「でも、ユウ兄さまが戻って来るまでここを離れられませんし」
「なら、ラビーさん私たちこれからどうしたらいいのでしょうか?」
 ミナ美菜と、ユイカ唯香が話しているのに続き、ユア結愛がラビーにこの後どうすれば良いのかきいてみた。

「はい!一応みなさまには、この後冒険者ギルドに向かって頂きまして冒険者登録をおこなってもらいたいのです」
 ラビー曰く現在、少女たち5人は冒険者登録は、おこなっていない状態なので冒険者ギルドへいきましょうとのことであった。

「えっ!私たちまだ冒険者になってないの?」
「はい!只今みなさまは、無職の状態です」
「それじゃー!ユウ兄は、迷子のユウ兄は、無職の状態で一週間も1人で旅をして戻って来るってこと?」
「いえいえ、その辺はちゃんとフィーナ様がフォローされて、ちゃんと対策を打ち冒険者の仮登録を行っているはずです」

 ラビーのみな現在無職の状態ですと聞いて、それじゃユウマは、と心配したがどうやら杞憂に終わったようだ。

 ならユウマの方は、安心だがやはり冒険者ギルドに行って登録しても、そのあとどうするかと言うことになった。

「あのー、みなさんちょっといいですか?」
 今までの黙って聞いていたメグミ愛美が質問してきた。

「「なんですか?メグミさん!」」

「えっとですね、こう考えてはいかがですか、まず手始めに冒険者登録を行い、ここにえっと、この町それとも都市ですか?シルフォードでしたっけ?」
「はい!シルフォードです。ちなみにここは商業区と城下町の間に位置します」
「ありがとラビー!、で登録を行ったあと、ここで待つにしても一週間の間、衣・食・住が必要よね、ならどうすればよいか、まずは拠点作りからしましょう。」
 メグミがとても重要な事を言ってから続けて。

「それから彼、ユウマさんが戻って来るまで待つでも良いし、何か活動、行動をするでもいいと思うの」

 ミナ、ユア、ユイカがメグミを見て、そうだ私たちは寝るところもなく、着替えもない、はたまた食事という食べ物に関しても、この世界のことをわかってないことに気が付きメグミに向けてから。

「そうですよね!私たち無職で家なしですから」
「まずは、冒険者ギルドへいきましょう」
「そこから、これから行動するための拠点作りをするでいいですか?」
「で、そこで相談なんですけど、メグミさんが私たちのリーダーをやってくれません」
「うん、私もメグミさんにお願いします」
「ええ、メグミさんが一番年上ですし私たちでは、荷が重すぎますのでお願いします」
リンカ鈴香さんもそれでいいですよね?」
 ミナ、ユア、ユイカの3人が話して、ぜひメグミに自分達のリーダーをやってくださいとお願いして、リンカに尋ねたが。

「あれ、そういえばさっきからリン姉 、何にも言わないね、どうしたの?」
「へぇえっ!あっ私もそれでいっかなーなんて・・・・」
 リンカは、みんなの話を上の空で聞いていたので良く理解していなかった。

 このとき、リンカは自分のステータスを見てホントに異世界に来ちゃったんだなと思いながら、スキルはどうやって確認するのかを試行錯誤していたのである、そのためユウマの事も今は、どうでも良くみんなが話している内容もどうでもいいと状態だった。

 それでみんなからリーダーをやってくれと言われたメグミだが、もともと自分がこの子たちの地球で過ごせる未来を奪ったと勘違いをしていて、この子たちのそばで支えていき成長を見守れればいいと思っていたが。
 まさか慕われてリーダーをしてくれと言ってくるとは思っていなくこの事に関しての返事は。
「私じゃリーダーなんてでき・・・」
 できないと言おうとしたがメグミの言葉をさえぎって。
「じゃあメグミさんがリーダーと言うことで、みんなオッケーですか?」
 リンカがみんなに採決を取り全員一致でオッケーがでた。

 そこでメグミがいや私じゃなくリンカさんがやるべきではと言ったが、リンカがメグミに小声で語りかけた。
「メグミさん、なんかやらかしたって、責任感を感じて自分じゃ出来ないとか思ってませんでした?そんな感じでいたら逆にこの子たちが、不幸のどん底に沈んじゃいますよ!別に今が幸せならこの子たちが言うようにメグミさんがリーダーをした方がいいですよね」
ウインクしてリンカがメグミに言い。

「ならとりあえず、ユウマさんが戻って来るまでリーダーと言うより保護者でいいかな?」
「「ええっ!保護者ー」」
「でも、チャントそれらしい事はするから、ねっ、お願い・・・」
 手を合わしお願いしてきたメグミに対してみんなはしょうがないか、と思い一言。

「「「「メグミさんこれからよろしくお願いいたします」」」
 みんなでよろしくーと言ってからリンカが最初にメグミにむかって。
「ならこれからは、メグミさんじゃなくメグみんて、呼ぶから私はリンカで呼び捨てでいいよ」
「あっなら私は、メグ姉って呼ぶね!」
「あー私も、それで呼びます」
「私は、メグ姉さまでお呼びしますね」
 次から次にとメグミを呼ぶ時の愛称を決め、メグミを各自で愛称で呼んだそしてメグミはリンカに向け。
「えっ!えっと、あっあのリっ、リンちゃんそのメグみんての、どうにかならない?」
「うーん、どうにもなりませーん♪」
「もう、あっ、ちょっ、とりあえずこれからみんなよろしくね、ミナちゃん、ユアちゃん、そしてユイちゃん」
 メグミがみんなの名を呼ぶとみんな笑顔をメグミに向けよろしく!と声を揃えて言った。

 このときメグミは、ホントにこの子たちを事故で失わずにすんでよかったと思い、そして不幸な運命からとても幸せな、この子達の笑顔が見れる運命に変えてくれた、彼ユウマにあったら御礼を言おうと心に誓ったのである。

 そして、一段落ひとらんだくしてカフェを出て冒険者ギルドへ行こうと椅子より腰を上げようとして、メグミがあることを思い出した。
「ねえ、何も考えずお茶してたけど、この世界のお金って持ってる?」
 若干冷や汗を出しながら、そう言えばこの世界のお金みんな持ってないんじゃと、思ってみんなに声をかけた。
「へっ、持ってませんよネー」
「あうあう、お金ないです」
「ラビーさん!あれリン姉さま?」

「えっ、もう払ったよ、さっ行こ行こう冒険者ギルドへ」
 みんなが、カフェで飲んだ代金のお金を持っていないと《オロオロ》してる間に、先程ステータスを確認していたリンカが色々確認していて自分の持ち物の中に所持金欄があり、金貨5枚と大銀貨1枚そして銀貨5枚があったので、ラビーにお金の単価を聞いて先に立ち上がり支払いを済ませていたのだ。

 そして、ラビーをリンカは、両手に抱き込んでみんなを待ってから。
「さあ、冒険者ギルドに行こう」
 みんなに再度ギルドに行こうと言ってから先頭に立ってラビーに先導させていた。

 それからみんな歩きながらリンカに何故お金を持っていたのか確認して、リンカにステータスを確認したら解るよと言われて、ミナたちが歩きながらステータスを確認しようとしたので、メグミが歩きながら見たら危ないからギルドについてから見ようと言ってみんなステータスを確認するのを後回しにして冒険者ギルドへ向かった。


◇◇◇◇◇
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