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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。
13-62 不利な戦闘?
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実際には、先程のユウマの行為が戦闘の開始の合図となった。流石に暴走状態だったが、完全に俺を敵と認識したようで、俺がどこに移動しようとしても、追いかけてきて、全ての攻撃を俺へと切替・・・とんでもない戦闘を開始したのだ。
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それから一時の間・・・俺と双頭邪竜の攻防が続いたが、俺としては・・・一向に決着どころか決定打が与えられずに、少しばかり焦っていた。何せ相手の状態が解らないうえに、徐々にではあるが弱るどころかより強力になってるように感じて来たのだ。
「どうなってんだ?攻撃は間違いなく当たってるけど、手応えが・・・。それになんか変だぞ?」
相手である双頭邪竜は、暴走状態なので・・・俺の攻撃によるダメージがホントに通ってるのかが、さっぱり解らない状態だ。何せ実際に目に見える変化が・・・全く無い。
そう普通なら斬撃や魔法攻撃を行なえば、目に見えるダメージや傷が確認出来る筈なのだが・・・残念ながら斬撃を繰り出せる武器を、今のところ俺は持っていない。
なので斬撃による攻撃は、現状1回も行なってはいなかった。だが、恐らく有効だと思ってる。
今のところ殆どが、拳による打撃と足による蹴撃だけだが、たまたま偶然・・・俺の繰り出した攻撃で、何度か切傷が出来ていることに気付いた。
「しかし、あの傷って、なんで治ってないんだ?最初の方で付けた細かい傷は回復してるのにな。あの斬撃ってどうやったら・・・」
偶然とはいえ斬撃を繰り出せた攻撃の傷は、不思議と未だ回復してない状態だったからだ。
ついでに言えば最初に何度か魔法による攻撃や、魔力を自身に纏わせた攻撃で受けた傷も・・・完全には回復してない状況だ。ただし、何故か俺が攻撃を加えたと同時に、その周囲に残っていた魔力を双頭邪竜の身体に吸収されている感じの状態だった。
その時は気付かず何度か魔力を纏わせ攻撃していて、かなりの確立で傷を負わせていたのだが、どうも俺の放った魔法攻撃の魔力をダメージを受けたと同時に吸収している事に、途中で気付き魔力を使う攻撃を止めたのだ。
「しっかし・・・どうなってんだ?あいつ魔力を吸収してるみたいだけど、別に大した変化が・・・?でも、これ以上下手なことをするよりも・・・」
それで仕方なく・・・そこからは身体能力のみでの攻撃を繰り返している。流石に素手による攻撃を繰り返すうちに、少し後悔していたのだ。
何気に簡単に終わるだろうと考えていたのだが、徐々に制限を自分でかけた常態になり、段々戦い辛くなってきたのだ。しかも、急いでこの場に来て戦闘を行なった事に関しても、若干自分に腹がたち後悔していた。
「なんで俺は、武器を持ってこなかったんだ?例の剣もリナに渡したままだし、荷物のマジックバックもアリスに預けたままだった。せめてあの時に騎士の武器を借りれば、畜生!もっと準備してここに来ればよかった・・・」
何故後悔していたかと言うと・・・とにかく奴の身体、特に鱗は硬いし砕く事も殆ど出来なかった。それに左右の身体で属性の違う炎と氷を纏っているからである。
流石にそのまま攻撃すると、逆に俺自身がダメージを直接受けるので、少しだけは魔力を纏わせ身体を強化してはいるが、それでも攻撃をあてる瞬間は魔力による防御を解除して、殆ど素手で攻撃を行なっていた。なので数十回の攻撃で・・・俺の手の方が悲鳴を上げて痛くなってきたのだ。
「硬過ぎるだろう!せめてマトモに魔力が展開できるか、以前持ってた籠手かナックルガードがあれば・・・?」
実はアーストリアに初めて来た時に、フィーナに貰った防具やアイテムは、かなり前から俺自身は持ってない。何故なら既にその役目を終えているらしく、効力がなくなっているのだった。
実はあのアイテム類は、その世界に馴染む為の補助をする物だったのだが、自身にその能力が定着した時点で効力をなくしてしまっているのだった。それで今は神殿に奉納している状態だ・・・もちろん他の子達も同じ状態なのだ。
ただその事は普通なら・・・そんなに早く訪れる事は無いのらしいが、俺の側にいる子達は皆既に、そのアイテムを神殿に奉納しているのだ。
そう言う事があり、以前装備していたモノも既に無い状態だった。しかもこの世界来た時の装備は、今更ながら軽装でありただの服とズボンで戦士というより旅人の格好だったからだ。
「まあ、今は無いモノを求めてもしょうが無いか・・・。でも、このままじゃやってられないなぁっ、流石に・・・あっ!そっか足でもいいのか」
流石に拳だけでは俺自身のテンションが下がり卑屈的になりそうなので、足も使いキックによる攻撃を仕掛けたが、それでも徐々に足が痛くなり始め、徐々に足にダメージを受けはじめていた。まあ実際に拳での攻撃より、自身のダメージは少なく・・・相手である双頭邪竜にもキックによる攻撃の方がかなりの効果があった。
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それに先程説明した偶然出来た切傷も、蹴りによる攻撃をしかけた時に出来たのだった。それで何度か同じ様な事を行なったが、結局のところ数度同じ様な事が出来たぐらいで・・・確率的にはかなり少ない状態だったのだ。
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実際には、先程のユウマの行為が戦闘の開始の合図となった。流石に暴走状態だったが、完全に俺を敵と認識したようで、俺がどこに移動しようとしても、追いかけてきて、全ての攻撃を俺へと切替・・・とんでもない戦闘を開始したのだ。
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それから一時の間・・・俺と双頭邪竜の攻防が続いたが、俺としては・・・一向に決着どころか決定打が与えられずに、少しばかり焦っていた。何せ相手の状態が解らないうえに、徐々にではあるが弱るどころかより強力になってるように感じて来たのだ。
「どうなってんだ?攻撃は間違いなく当たってるけど、手応えが・・・。それになんか変だぞ?」
相手である双頭邪竜は、暴走状態なので・・・俺の攻撃によるダメージがホントに通ってるのかが、さっぱり解らない状態だ。何せ実際に目に見える変化が・・・全く無い。
そう普通なら斬撃や魔法攻撃を行なえば、目に見えるダメージや傷が確認出来る筈なのだが・・・残念ながら斬撃を繰り出せる武器を、今のところ俺は持っていない。
なので斬撃による攻撃は、現状1回も行なってはいなかった。だが、恐らく有効だと思ってる。
今のところ殆どが、拳による打撃と足による蹴撃だけだが、たまたま偶然・・・俺の繰り出した攻撃で、何度か切傷が出来ていることに気付いた。
「しかし、あの傷って、なんで治ってないんだ?最初の方で付けた細かい傷は回復してるのにな。あの斬撃ってどうやったら・・・」
偶然とはいえ斬撃を繰り出せた攻撃の傷は、不思議と未だ回復してない状態だったからだ。
ついでに言えば最初に何度か魔法による攻撃や、魔力を自身に纏わせた攻撃で受けた傷も・・・完全には回復してない状況だ。ただし、何故か俺が攻撃を加えたと同時に、その周囲に残っていた魔力を双頭邪竜の身体に吸収されている感じの状態だった。
その時は気付かず何度か魔力を纏わせ攻撃していて、かなりの確立で傷を負わせていたのだが、どうも俺の放った魔法攻撃の魔力をダメージを受けたと同時に吸収している事に、途中で気付き魔力を使う攻撃を止めたのだ。
「しっかし・・・どうなってんだ?あいつ魔力を吸収してるみたいだけど、別に大した変化が・・・?でも、これ以上下手なことをするよりも・・・」
それで仕方なく・・・そこからは身体能力のみでの攻撃を繰り返している。流石に素手による攻撃を繰り返すうちに、少し後悔していたのだ。
何気に簡単に終わるだろうと考えていたのだが、徐々に制限を自分でかけた常態になり、段々戦い辛くなってきたのだ。しかも、急いでこの場に来て戦闘を行なった事に関しても、若干自分に腹がたち後悔していた。
「なんで俺は、武器を持ってこなかったんだ?例の剣もリナに渡したままだし、荷物のマジックバックもアリスに預けたままだった。せめてあの時に騎士の武器を借りれば、畜生!もっと準備してここに来ればよかった・・・」
何故後悔していたかと言うと・・・とにかく奴の身体、特に鱗は硬いし砕く事も殆ど出来なかった。それに左右の身体で属性の違う炎と氷を纏っているからである。
流石にそのまま攻撃すると、逆に俺自身がダメージを直接受けるので、少しだけは魔力を纏わせ身体を強化してはいるが、それでも攻撃をあてる瞬間は魔力による防御を解除して、殆ど素手で攻撃を行なっていた。なので数十回の攻撃で・・・俺の手の方が悲鳴を上げて痛くなってきたのだ。
「硬過ぎるだろう!せめてマトモに魔力が展開できるか、以前持ってた籠手かナックルガードがあれば・・・?」
実はアーストリアに初めて来た時に、フィーナに貰った防具やアイテムは、かなり前から俺自身は持ってない。何故なら既にその役目を終えているらしく、効力がなくなっているのだった。
実はあのアイテム類は、その世界に馴染む為の補助をする物だったのだが、自身にその能力が定着した時点で効力をなくしてしまっているのだった。それで今は神殿に奉納している状態だ・・・もちろん他の子達も同じ状態なのだ。
ただその事は普通なら・・・そんなに早く訪れる事は無いのらしいが、俺の側にいる子達は皆既に、そのアイテムを神殿に奉納しているのだ。
そう言う事があり、以前装備していたモノも既に無い状態だった。しかもこの世界来た時の装備は、今更ながら軽装でありただの服とズボンで戦士というより旅人の格好だったからだ。
「まあ、今は無いモノを求めてもしょうが無いか・・・。でも、このままじゃやってられないなぁっ、流石に・・・あっ!そっか足でもいいのか」
流石に拳だけでは俺自身のテンションが下がり卑屈的になりそうなので、足も使いキックによる攻撃を仕掛けたが、それでも徐々に足が痛くなり始め、徐々に足にダメージを受けはじめていた。まあ実際に拳での攻撃より、自身のダメージは少なく・・・相手である双頭邪竜にもキックによる攻撃の方がかなりの効果があった。
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それに先程説明した偶然出来た切傷も、蹴りによる攻撃をしかけた時に出来たのだった。それで何度か同じ様な事を行なったが、結局のところ数度同じ様な事が出来たぐらいで・・・確率的にはかなり少ない状態だったのだ。
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❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
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