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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。
13-18 檻を・・・?
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だが、それを確かめるのも・・・とりあえずは後回しで、今は崖の上に移動して周囲の確認が出来る場所で4人を檻から出してやる事を考える事にした。
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崖の上の広い場所に・・・担いでいた檻を静に降ろし、もう1度先程までいた場所(集落ポイ場所)を確認すると既に土埃は収まっている風だった。なので今度はエルフ風の4人が入っている檻をどうにかする事に集中する事にした。
「さてと、この檻をどうするかだよな・・・これで切ってもビクともしないだろうな?」
俺は唯一持っていた短刀を抜き、ダマスカス鋼製であろう檻の格子状の柱をキンキンと叩いてみた。すると驚きビックリ軽く叩いた筈なのだが・・・見事に短刀の刃が『カキン』と言って欠けたのだ。
「・・・・うぇ!?」
・・・えっ!?どう言うこと?この短刀の刃は一応それなりの強度のミスリル製のモノだった筈なんだけど、見事に欠けた。俺が今持っている武器の中で最高のモノなのにだ・・・まあ、それよりも強度のあるモノを持っているが決して武器ではない。
・・・まあ、武器にしようとすれば、武器にでもなるがあまりにもしまりが無いと思う。何せ鍬なのだからしかもオリハルコン製の鍬なのだ。
まあそんな事はどうでもいいが、唯一の武器が刃こぼれしてしまったのだ・・・。
「イルワットルタ?」
檻を地面に下ろして、俺が地べたに座って刃の欠けた短刀を見ながら色々と考え事をしていると、俺に興味深々の少女が檻の中で、俺の座っている前までやって来て不思議そうに話かけてきた。
まあ未だに何を言っているかは解らないが、今の言葉はなんとなく解ったような気がした。恐らくこの時に俺のスキルがマトモに使えれば言語理解が出来るとは思うが、今のところそれさえも使えない・・・まあ無いモノねだりをしてもしょうがない。
それに関しては、今後地道に理解すればいいかな?まあなんとなくだが、どうにでもなる気がする。とりあえずは彼女達を檻からどうにかして出す事に専念する事にして、彼女には簡単に答えを返した。
「うん、ちょっと待ってね!・・・これはどうすればいいのかな?強引にいくか・・・でも、この短刀が欠ける程の強度だぞ、いやでも意外に強引に力でいけば・・・やっぱり無理か?・・・最終手段は光の剣を使用するか、でも、あれって相当びっくりされるもんな・・・」
実際彼女が話し掛けてきた言葉を、若干勘違いをして俺は答えて・・・その後、自分の考えに没頭してしまった。
「エルゥ、イルワットルタ?フェルメルヒラメルバルバエルレウバル!」
俺が考え事に夢中になっているのと、言葉が通じないと解っていないのか、その少女が俺に向かって必死に何か言っている様だが、全く持って理解不能だが、とりあえず檻に関しては、俺が力技でこじ開ける事にしたのだ。
実を言うと短刀の欠けた刃と檻のある部分を見比べていて、ある事に気付いたのである。そうある場所の格子が何故かひん曲がっている事に気付いたのだ。
そうそこは俺が檻を抱えて持ってくる時に、握っていた場所だったのだ。確かにただ単純に握って持ち上げていた訳でなく、魔力と気を解放して力を増して持っていた場所であり、その部分が手の形に変形して曲がっていたのだ。
先程無理に枠を曲げようとした時は、ただ単に力技だけで曲げて入口を作ろうとしてもビクともしなかったので、そこまで考えなかったが・・・その部分を見て不思議に思って試しに色々と試してみたのだ。
すると魔力だけでも気の力だけでも、全く効果が無かったのだが、両方を練り上げ力を加えると簡単に曲げられたのでそれは驚きだった。しかも飴細工を曲げるのと変わらない感じでだが、ただ持ち上げる行為とかでは全く曲がる事は無かったが、力を加えると簡単に曲げられたのであった。
まあ早い話、このダマスカス鋼は魔力と特有の気を練る事により、性質を変化させる事が出来るのを、この後知る事になるがそれはエルフ風の人達とちゃんと会話が出来る様になった後で知ったのである。
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それはおいといて結果的に、4人を檻より出す事に成功したが俺に興味を持って話掛けていた少女以外は、現状気を失い寝ている状態なので、とりあえず俺の持っていた魔法袋からボックスタイプの小屋を出し、その中に3人を運びいれ寝かせる事にしたのだった。
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だが、それを確かめるのも・・・とりあえずは後回しで、今は崖の上に移動して周囲の確認が出来る場所で4人を檻から出してやる事を考える事にした。
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崖の上の広い場所に・・・担いでいた檻を静に降ろし、もう1度先程までいた場所(集落ポイ場所)を確認すると既に土埃は収まっている風だった。なので今度はエルフ風の4人が入っている檻をどうにかする事に集中する事にした。
「さてと、この檻をどうするかだよな・・・これで切ってもビクともしないだろうな?」
俺は唯一持っていた短刀を抜き、ダマスカス鋼製であろう檻の格子状の柱をキンキンと叩いてみた。すると驚きビックリ軽く叩いた筈なのだが・・・見事に短刀の刃が『カキン』と言って欠けたのだ。
「・・・・うぇ!?」
・・・えっ!?どう言うこと?この短刀の刃は一応それなりの強度のミスリル製のモノだった筈なんだけど、見事に欠けた。俺が今持っている武器の中で最高のモノなのにだ・・・まあ、それよりも強度のあるモノを持っているが決して武器ではない。
・・・まあ、武器にしようとすれば、武器にでもなるがあまりにもしまりが無いと思う。何せ鍬なのだからしかもオリハルコン製の鍬なのだ。
まあそんな事はどうでもいいが、唯一の武器が刃こぼれしてしまったのだ・・・。
「イルワットルタ?」
檻を地面に下ろして、俺が地べたに座って刃の欠けた短刀を見ながら色々と考え事をしていると、俺に興味深々の少女が檻の中で、俺の座っている前までやって来て不思議そうに話かけてきた。
まあ未だに何を言っているかは解らないが、今の言葉はなんとなく解ったような気がした。恐らくこの時に俺のスキルがマトモに使えれば言語理解が出来るとは思うが、今のところそれさえも使えない・・・まあ無いモノねだりをしてもしょうがない。
それに関しては、今後地道に理解すればいいかな?まあなんとなくだが、どうにでもなる気がする。とりあえずは彼女達を檻からどうにかして出す事に専念する事にして、彼女には簡単に答えを返した。
「うん、ちょっと待ってね!・・・これはどうすればいいのかな?強引にいくか・・・でも、この短刀が欠ける程の強度だぞ、いやでも意外に強引に力でいけば・・・やっぱり無理か?・・・最終手段は光の剣を使用するか、でも、あれって相当びっくりされるもんな・・・」
実際彼女が話し掛けてきた言葉を、若干勘違いをして俺は答えて・・・その後、自分の考えに没頭してしまった。
「エルゥ、イルワットルタ?フェルメルヒラメルバルバエルレウバル!」
俺が考え事に夢中になっているのと、言葉が通じないと解っていないのか、その少女が俺に向かって必死に何か言っている様だが、全く持って理解不能だが、とりあえず檻に関しては、俺が力技でこじ開ける事にしたのだ。
実を言うと短刀の欠けた刃と檻のある部分を見比べていて、ある事に気付いたのである。そうある場所の格子が何故かひん曲がっている事に気付いたのだ。
そうそこは俺が檻を抱えて持ってくる時に、握っていた場所だったのだ。確かにただ単純に握って持ち上げていた訳でなく、魔力と気を解放して力を増して持っていた場所であり、その部分が手の形に変形して曲がっていたのだ。
先程無理に枠を曲げようとした時は、ただ単に力技だけで曲げて入口を作ろうとしてもビクともしなかったので、そこまで考えなかったが・・・その部分を見て不思議に思って試しに色々と試してみたのだ。
すると魔力だけでも気の力だけでも、全く効果が無かったのだが、両方を練り上げ力を加えると簡単に曲げられたのでそれは驚きだった。しかも飴細工を曲げるのと変わらない感じでだが、ただ持ち上げる行為とかでは全く曲がる事は無かったが、力を加えると簡単に曲げられたのであった。
まあ早い話、このダマスカス鋼は魔力と特有の気を練る事により、性質を変化させる事が出来るのを、この後知る事になるがそれはエルフ風の人達とちゃんと会話が出来る様になった後で知ったのである。
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それはおいといて結果的に、4人を檻より出す事に成功したが俺に興味を持って話掛けていた少女以外は、現状気を失い寝ている状態なので、とりあえず俺の持っていた魔法袋からボックスタイプの小屋を出し、その中に3人を運びいれ寝かせる事にしたのだった。
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