巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第9章 戦いの中で真実を?

9-102 神界に戻って・・・?

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 あっ、ちなみにアリアとミーアは、笑いすぎて失神していたが、神界に戻ってすぐに目を覚ましたのであった。



 まあ、確かにアリアとミーアは神界に戻りすぐに目を覚ましたが、とりあえずみんな疲れていたのでフィーナ様の部屋に連れて行ったのだが、そこにはフィーナ様は疎か誰もいなかったのである。
「おりょ?フィーナ様はどこに?それとミアちゃんもいないし、聖竜の卵も無い・・・う~ん?ちょっと、俺探してくるから、みんなは休んでな!」
『あっ、主様!月も一緒に行くっ』
「あっ、ああ?」
 何故か月姫も付いて来る事になった。ただ、部屋をでるとき雪姫が視線をそらしていたのが少し気になる。

 まあ、その理由はすぐに解った。それは部屋を出た途端に、構って欲しいらしく俺の背中に張り付いてきた。
『主様ぁぁっ、月の相手をしてよぉぉ。あいつら弱すぎたからぁぁぁ』
 はあぁぁっ、さっきまで大人しかったのに・・・まあ、この後ある事考えているからいいけど・・・。

「まあ、待て月姫!ちゃんと後で面白いところ連れて行ってやるから、それまでこれを舐めてろ」
 そう言って俺の背中に張り付いてる月姫の口に、棒つきキャンディを突っ込んだ。
『くむっ・・・!?何これ?・・・甘くて美味しい・・・ムグムグ』

 とりあえずこれで月姫は、一時の間は大人しくなると思う。まあ、背中で大人しく棒つきキャンディを舐めてる間にフィーナ様達を探す事にする。

 それでユウマと月姫の2人だけで、フィーナ様達を探しに歩き回っていると・・・何故かこの間だきた予見装置のあるモニタールームに行くと・・・。

「なっ、なんだこれ?・・・嵐かなんかが襲ったのか?滅茶苦茶じゃんか・・・」
『主様!あれ、あの装置が原因じゃないかな。吹っ飛んで壊れてるよ!』
 月姫の言うように、その装置があるところを中心に、全てか吹き飛んでいたのであった。まあ、幸いその場所には誰もいないようなのであるが、はっきり言って爆弾でも投げ込まれたような感じで中は滅茶苦茶になっているのであった。

「しかし、どうなってんだ?誰もいないし、ここに来るまで誰にも会わなかったけど・・・?」
『あっ、主様ぁっ、あの奥の部屋が騒がしいよ。それに明かりが付いてる』
 確かにかなり置くの部屋と廊下に明かりが付いてる。そう言えばここに来るまで明かりが殆ど付いてない事に、今気が付いた。

「そう言えば何で、明かりが殆ど付いてないで、あそこはすごく明るいんだ?あっ、数人慌ててその部屋に入って行ったな。それになんか資料みたいなの一杯抱えてるようだけど?」
『うん、なんだろうね?こっちがボロボロだからお引越しとかかな?』
 いや、流石にそれはないだろうけど、でも、ここがボロボロなのと関係はありそうだけど・・・まあ、とりあえずあの場所に行ってみよう。

 その一段と明るい部屋の近くに行くと、その場所は広いホールのような場所でいくつかの簡易的な部屋があった。 その中で特に慌しい部屋を見つけ、中を覗き込むと・・・そこに時の女神メルティナである俺の妹であるティナを見つけたので声をかけた。
「あっ、こんなとこにいた。ティナ!どうしたんだ?中央の制御室は・・・すっごいボロボロだったけど、それになんでここの部屋て言うより、なんだここは?」
 部屋の中は、古い機材とモニターらしき物が数台置かれていた。ただし、どれもまだ電源が入ってないのか映っていない。
 それに、タブレットらしき物を見ている守護天使達も数人見れるのだけど、どの子達も何故か頭を抱えている。

 それで俺の声を聞き、驚いた表情でティナが慌てて近寄って来た。
「あああっ、お兄ちゃん!あれから大変だったんだよ。・・・てっ、あれ、どう言う事?何でもう戻ってきてるの?戦闘は・・・?」
「ん?ああ、もう戦いは、終ったから戻ってきたけど・・・?どうしたんだ、このみんなの慌てようは?」
 てか、何で驚いてるんだ?この神界じゃ、すぐに情報が入るだろうに・・・あっ、でも、モニター室があれじゃ・・・それに・・・。

 現状解る範囲で、今はまだ他の守護天使達が慌しく、動き回っていて時たま聞えてくる声で、魔神の召喚がどうのとか、メリウェルやレーヴェがどうした等の事を言っていて、そのうえ中央都市リフィーラが巨大な結界で中の様子が解らないとか言っていた。

『主様!そう言えば結界って張ったままじゃなかった。なんかあそこだけ状況が解らないって騒いででるよ。魔神が出現した後の情報がないとかも言ってるよ』
 ・・・あっ、結界を解いてくるの忘れてた。・・・まあ、いいかぁ、危険はないしもう少ししたら効き目が切れるだろうから、しかし、一応口答で教えておこうかな。



 そうして一応中央都市リフィーラの転移門の周りには、もう危険が無い事を教えておく事にしたのである。


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