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第9章 戦いの中で真実を?
9-42 突然ダンジョンに?
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それで、最初は少し休憩をした後に、横穴を調査しようと思っていたが、状況的には今のウチに調査を開始しないと、完全に横穴事態が閉じてしまうと思い、すぐに今だ水位が上がらない泉の底付近にある横穴にはいる事にした。
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何故その様な危険を冒して、崩れかけの横穴に入るかと言うと、普通なら間違いなくそのような事は絶対にしないが、どうもこの森というか空間は、出口事態が無いように思えた。それに先程戦った魔人族が言ったいた辺境の魔界という言葉にも引っ掛かっていた。
それにこの横穴からなんともいえない不思議な感じがするし、この中に入る事によって今の状況が変わるような感じがしたので無理にでも入ろうと思ったのであった。
それである程度その横穴を進んで行くと、どうも自然に出来た穴でなくレンガ造りの洞窟みたいなところに出てきた。
「あっ、あれ?ユウ兄!ここってなんか普通のダンジョンみたいだよ?どうなってんの?さっきまで自然に開いた穴の中だったのに・・・」
「兄貴!僕達が通ってきた道が・・・・?なっ、無くなってますよ」
「はっ、なに言ってんのロン?このレンガ造りの場所になったのは今だぞ。それにそれまではベちょベちょの通路・・・・?あれ、今迄は確かに水の中をバシャバシャ歩いてたよな?それが途中から泥濘みたいになっていたはず・・・」
アリアがこのレンガで出来た洞窟が今迄の洞窟と雰囲気が違う事に気が付き声をあげ、ロンに関しては何の冗談か、今迄来た道が無くなっていると言い出した。
それでその言葉を聞いたユウマは、何変な事を言ってると自分の足元を確認して、そのまま後ろを振り向いたが、そこには今迄通ってきた土と岩で自然に出来た洞窟でなく、レンガ造りの道が続いていた。しかも、よく見るとある程度行ったその後には階段が見えるのある。
「はっ、どうなってんだ?俺達さっきまで、泉の底付近に出来た横穴の洞窟に入っていたよな?それにここは・・・」
「ええ、間違いなく入りました。それに足元はベチョベチョでしたので、このとおりブーツは泥だらけです。それに最初に入った時は膝付近まで水が有りましたのでそれは間違いないですよ。兄貴」
俺が不思議に思い再度ロンに確かめると、やはりロンの記憶でも同じ様な事を記憶していた。
それでロンと一緒に話しながら考えていると、いつの間にかいなくなっていたアリアが後方にあった階段の方から大声で叫びながら戻ってきた。
「ユウ兄っ、ユウ兄!やっぱりさっきの道がどこにも無いよ?それに、あの階段の上は、広い空間になってたよ」
どうやら俺とロンが話している間に、ランと共に俺達が歩いてきた後方と、奥に見える階段の上の階を確認してきたようだ。
いつの間に・・・この行動の速さは凄いと思ったが、なまじ訳の解らない事が起きているので軽率だと思ったが、まあ1人で確認しに行った訳ではないので、ちょっと注意する程度にしよう。
「おい、アリア。状況が余り解らないから、軽率な硬度はやめておけよ。第一俺達が来た道がなくなってるから、何が起きるか解らないからな。それで上の階は広いってどれくらいだ?」
「うん、ごめんなさい。あっ、それでね、階段の上なんだけどね。あれって恐らくボス部屋みたいなところじゃないかな?でも、なんもいなかったけどね」
アリアの説明では、以前俺達がアーストリアの迷宮に入った時のボス部屋と良く似ている事を教えてくれた。ただしその部屋にはボスらしい魔獣はいないで、静かな場所だったと説明してくれた。
「なら、とりあえずそこに行って休憩を取ってから移動するかな?ミーアも俺の背中で寝たままだし、それにファルも寝ちゃってるから」
「うん、そうしようよ。私も疲れちゃったし、少し眠くなってきたから」
「僕もその方が言いと思います。それに兄貴もずっとミーアちゃんを背負っていますので、そろそろ休憩をとっても良いのでは無いでしょうか」
まあ、確かに俺はミーアを背負っているが、俺的には疲れてはいない。それにミーアも軽いので別に問題は無いのだが、やはりアリアとロンは先程から平気な態度をしているが、少し無理をしている様な感じにも捉えられる。 それにランも若干眠いのか欠伸を時々している様子だった。
「よしっ、この際だからアリアが調べた上の階に行きそこで一休みしてから行動するか」
「うん、そうしようユウ兄!」
「はい、解りました。そうしましょう」
一旦上の階に行きそこで休憩を取るようにした。
アリアの先導で階段を登り上の階に着くと、確かにアリアが言うようにボス部屋と思えるような感じのある部屋であるが、その魔獣がいる様な雰囲気ではなかった。
どちらかと言うと、安全エリアと言うか聖域みたいな感じで澄み切った感覚のある場所であった。
まあ、安全を確認出来たので天幕を立てるでなく、ここは広い空間なので拠点で使っていたログハウスを、アイテムボックスより取り出して、アリアとロンは各自の部屋で就寝する事にした。
もちろんミーアはランと同じ部屋であるが、ランは既にリビングのユカでミーアを包み込むように抱いて寝ている。
まあ、俺も自分の部屋に行かずリビングにあるソファーで横になっているのであった。
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後の事は一休みして、みんなが起きてから確認しようと思う。それに変な事ばかり起きるのでそれらもふまえ起きてから考えようと思い、この場は大人しく少しの間眠るようにして眠った。
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それで、最初は少し休憩をした後に、横穴を調査しようと思っていたが、状況的には今のウチに調査を開始しないと、完全に横穴事態が閉じてしまうと思い、すぐに今だ水位が上がらない泉の底付近にある横穴にはいる事にした。
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何故その様な危険を冒して、崩れかけの横穴に入るかと言うと、普通なら間違いなくそのような事は絶対にしないが、どうもこの森というか空間は、出口事態が無いように思えた。それに先程戦った魔人族が言ったいた辺境の魔界という言葉にも引っ掛かっていた。
それにこの横穴からなんともいえない不思議な感じがするし、この中に入る事によって今の状況が変わるような感じがしたので無理にでも入ろうと思ったのであった。
それである程度その横穴を進んで行くと、どうも自然に出来た穴でなくレンガ造りの洞窟みたいなところに出てきた。
「あっ、あれ?ユウ兄!ここってなんか普通のダンジョンみたいだよ?どうなってんの?さっきまで自然に開いた穴の中だったのに・・・」
「兄貴!僕達が通ってきた道が・・・・?なっ、無くなってますよ」
「はっ、なに言ってんのロン?このレンガ造りの場所になったのは今だぞ。それにそれまではベちょベちょの通路・・・・?あれ、今迄は確かに水の中をバシャバシャ歩いてたよな?それが途中から泥濘みたいになっていたはず・・・」
アリアがこのレンガで出来た洞窟が今迄の洞窟と雰囲気が違う事に気が付き声をあげ、ロンに関しては何の冗談か、今迄来た道が無くなっていると言い出した。
それでその言葉を聞いたユウマは、何変な事を言ってると自分の足元を確認して、そのまま後ろを振り向いたが、そこには今迄通ってきた土と岩で自然に出来た洞窟でなく、レンガ造りの道が続いていた。しかも、よく見るとある程度行ったその後には階段が見えるのある。
「はっ、どうなってんだ?俺達さっきまで、泉の底付近に出来た横穴の洞窟に入っていたよな?それにここは・・・」
「ええ、間違いなく入りました。それに足元はベチョベチョでしたので、このとおりブーツは泥だらけです。それに最初に入った時は膝付近まで水が有りましたのでそれは間違いないですよ。兄貴」
俺が不思議に思い再度ロンに確かめると、やはりロンの記憶でも同じ様な事を記憶していた。
それでロンと一緒に話しながら考えていると、いつの間にかいなくなっていたアリアが後方にあった階段の方から大声で叫びながら戻ってきた。
「ユウ兄っ、ユウ兄!やっぱりさっきの道がどこにも無いよ?それに、あの階段の上は、広い空間になってたよ」
どうやら俺とロンが話している間に、ランと共に俺達が歩いてきた後方と、奥に見える階段の上の階を確認してきたようだ。
いつの間に・・・この行動の速さは凄いと思ったが、なまじ訳の解らない事が起きているので軽率だと思ったが、まあ1人で確認しに行った訳ではないので、ちょっと注意する程度にしよう。
「おい、アリア。状況が余り解らないから、軽率な硬度はやめておけよ。第一俺達が来た道がなくなってるから、何が起きるか解らないからな。それで上の階は広いってどれくらいだ?」
「うん、ごめんなさい。あっ、それでね、階段の上なんだけどね。あれって恐らくボス部屋みたいなところじゃないかな?でも、なんもいなかったけどね」
アリアの説明では、以前俺達がアーストリアの迷宮に入った時のボス部屋と良く似ている事を教えてくれた。ただしその部屋にはボスらしい魔獣はいないで、静かな場所だったと説明してくれた。
「なら、とりあえずそこに行って休憩を取ってから移動するかな?ミーアも俺の背中で寝たままだし、それにファルも寝ちゃってるから」
「うん、そうしようよ。私も疲れちゃったし、少し眠くなってきたから」
「僕もその方が言いと思います。それに兄貴もずっとミーアちゃんを背負っていますので、そろそろ休憩をとっても良いのでは無いでしょうか」
まあ、確かに俺はミーアを背負っているが、俺的には疲れてはいない。それにミーアも軽いので別に問題は無いのだが、やはりアリアとロンは先程から平気な態度をしているが、少し無理をしている様な感じにも捉えられる。 それにランも若干眠いのか欠伸を時々している様子だった。
「よしっ、この際だからアリアが調べた上の階に行きそこで一休みしてから行動するか」
「うん、そうしようユウ兄!」
「はい、解りました。そうしましょう」
一旦上の階に行きそこで休憩を取るようにした。
アリアの先導で階段を登り上の階に着くと、確かにアリアが言うようにボス部屋と思えるような感じのある部屋であるが、その魔獣がいる様な雰囲気ではなかった。
どちらかと言うと、安全エリアと言うか聖域みたいな感じで澄み切った感覚のある場所であった。
まあ、安全を確認出来たので天幕を立てるでなく、ここは広い空間なので拠点で使っていたログハウスを、アイテムボックスより取り出して、アリアとロンは各自の部屋で就寝する事にした。
もちろんミーアはランと同じ部屋であるが、ランは既にリビングのユカでミーアを包み込むように抱いて寝ている。
まあ、俺も自分の部屋に行かずリビングにあるソファーで横になっているのであった。
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後の事は一休みして、みんなが起きてから確認しようと思う。それに変な事ばかり起きるのでそれらもふまえ起きてから考えようと思い、この場は大人しく少しの間眠るようにして眠った。
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2024年10月追記
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