269 / 557
第9章 戦いの中で真実を?
9-29 相手の正体?
しおりを挟む
・
・
・
それでは、いっちょやりますか、ここにいる敵を蹂躙して、一番強いであろう相手を倒す為に、ついでに何があるのかを確認するために、その場所で突っ込んで行った。
・
・
・
そのころアリアとロンは、泉の辺にある拠点で最近日課になっている気のコントロールと、気と気配の探り方をお互いに教え教わりながら、まだ訓練・・・いや、何故か一からやり直していた。
「ねえ、ロン!気のコントロールてっ基本的に、あんたはどんな風にやってるの?具体的に教えて」
「えっ、僕ですか?そうですね・・・あっ、あれですよ、あれ、ほら魔法の威力をコントロールする感じに似ていますよ」
「えっとね・・・私それが出来ないから困ってるんだけど・・・ロンの説明じゃ全然参考になんないよ。ユウ兄っ解んないよぉぉぉ!早く戻ってきてよぉぉぉ」
結局ロンにコツを教えて貰おうとしたが、ロンが魔力のコントロールの話しが出たので余計に訳が解らなくなり、泣きごとを言い始めていたのだ。
「ねえ、ねえ、ファルちゃんは、解んないの気のコントロールって?ロンの説明じゃ解んないし、ユウ兄は一時帰って来そうにないから・・・」
『えっ、私?うーん、私は気って言うより魔力と聖なる力が基本なんだよね。魔力の例えは解らないのでしょ?アリアは・・・』
「うん、解んない。いっつも全力で放ってるから、えっへん」
『いやいや、それを誇られても困るんだけど・・・でも、それも覚えた方がいいよ、将来的にね。それで、一応私は気じゃなく、聖なる力の方で放出も使用できるけど・・・こっちは、コントロールするより段階的に遮断する感じかな?ほらこんな感じ』
ファルはそう言って、自分の周りに聖なるオーラを纏わせ、解放してその後徐々に段階的にオーラを弱めていき・・・最後にはオーラを消した。
『解ったかな。見せた方が解かり易いと思って、一応魔力も放出してオーラを見やすく出したけど?どうだった』
その様子を見ていたアリアとロンは、はっきり言って驚いていた。
それはそうであるまさか目の前で、ユウマと同じ様な事をして見せられ、しかもそれが目に見えて解り易かったからである。以前ユウマも同じ様な事をして見せたが、その時は殆ど理解出来なかった。
でも、今回はある程度理解できたので、何となくすごい事が解ったのであった。
それからは、程なくして早めにコツを見つけてどうにか、アリアは気のコントロールできるようになっていたのだった。
それでそんな一連の事が、拠点で起きているとは知らず・・・俺とミーア、それにランは、魔獣と獣の群れの中に突っ込んでいるのである。
ここにいた魔獣達も何が起きたのかは、解っていなかった。
先程のランの咆哮を聞いたから直ぐに逃げ出すかと思ったが、どうやら萎縮、硬直して動けないようである。
今この場で見えている魔物の群れは、俺が戦った事のある六本手の熊と一本の角がある虎が数十体いるし、例の双頭の蛇もかなりの数がいる。
ちなみにこいつらのホントの名は、六本腕の熊はシックスハンドベアと言う名で見たまんまの奴で、一本の角がある虎はランスタイガーと言う名だった。
そして、面白いのは双頭の蛇で実はツインテールスネークと言う名であった。これには一番ビックリした、何せ双頭の蛇は双頭ではなく、2本の尻尾で蛇の顔がある方が尻尾で、実は尻尾と思っていた部分が頭だったなどとは普通解らない。
誰がどう見ても、顔がある方を頭と認識して、トゲトゲの球体が付いて方を尻尾と思うはずだ。しかしその実体はあのトゲトゲ球体が頭だという新事実こんなの普通は解らないのである。
何故それらすべての名が解ったかと言うと、実はアイテムボックス内に入れて【超級解析】を使用したらそいつらの情報が解ったのである。
これを知ったのは極最近、ちょうどミーアが気のコントロールをマスターした昨日である。何気にアイテムボックス内を確認して整理しようとした時に、何気に考え事をして整理していたら【超級解析】が働き解ったのである。
それでアイテムボックス内に入れれば、この場所で通常では使えないスキル【超級解析】が使える事が解ったのである。もしかしたら他のスキルも、如何にかしたら使えるかもしれないが、今のところその必要が無かったのと【超級解析】が使えた事でその考えは思いつかなかったのであった。
それに1回アイテムボックスに入れて確認しないといけないので、結局は相手を倒して収納しないといけない、そうしないと魔物の情報は取得できないのである。
それでその情報も得るためにも、目の前にいる見たことの無い沢山の魔物を倒していかないといけない。それにそいつらを含めた魔物の数は、知ってる魔物を含め百体近くはいると思われる。
その見たことの無い魔物を簡単に説明すると、翼のある豚?みたいな大きい奴と猫いや狐か?しかも頭が縦に三つ・・・変な感じのケルベロス?いやあれは犬だったはず・・・あれは良く見ると熊?・・・いや、狸かな。
それにサリガニ・・・いや、ヤドカリ?でも、海老にも見える。ただ、巻貝と足が・・・?
そこに居たのは飛ぶ大きな豚だ、大きさにして乗用車ぐらいだ。ただ飛んではいるが50cmぐらいしか浮いてない状態である。
次に四本足の獣の身体に猫と狸と狐の頭が三つ付いてるしかも縦に団子みたいにくっ付いている。
それとちっちゃな巻貝の殻を背中に付けた、デッカイハサミ、自分の体の倍はある海老みたいな奴だが、足がなんとキャタピラなのである。どう見ても自然で生まれた物でないと思われる奴だった。
それでこいつ等も倒せば回収してアイテムボックスに収納できる。すると色々な情報を取得でき弱点の簡単に割り出せ今後の戦闘が楽になる。
それで早急に1匹を倒して、色々と調査する事にする。
ちなみに今迄倒した魔物で、シックスハンドベア達の他3体は魔獣ではなく、魔石を持った獣らしく獣魔であったし、ランスタイガーに関しては完全な獣であって、角の部分が雷を発する媒体になっているのであった。
どおりで蛇と熊は魔石を取り除いても浄化されなくすべてが残っていたし、虎に関しては魔法を使うのに、魔石を持っていないので不思議に思っていたのだ。しかもここで手に入れた魔石は、アーストリアの魔石と違い、完全な丸い球体であったのだ。
あと弱点に関しても、おおよそ今迄討伐してきたとおりで問題なかった。
・
・
・
それでここにいる魔物達も魔獣か獣魔、もしくは獣かは解らないが、その群れに俺達は突っ込んで行き、まず最初に空飛ぶデッカイ豚達を狩って行く事にした。
・
・
・
・
・
それでは、いっちょやりますか、ここにいる敵を蹂躙して、一番強いであろう相手を倒す為に、ついでに何があるのかを確認するために、その場所で突っ込んで行った。
・
・
・
そのころアリアとロンは、泉の辺にある拠点で最近日課になっている気のコントロールと、気と気配の探り方をお互いに教え教わりながら、まだ訓練・・・いや、何故か一からやり直していた。
「ねえ、ロン!気のコントロールてっ基本的に、あんたはどんな風にやってるの?具体的に教えて」
「えっ、僕ですか?そうですね・・・あっ、あれですよ、あれ、ほら魔法の威力をコントロールする感じに似ていますよ」
「えっとね・・・私それが出来ないから困ってるんだけど・・・ロンの説明じゃ全然参考になんないよ。ユウ兄っ解んないよぉぉぉ!早く戻ってきてよぉぉぉ」
結局ロンにコツを教えて貰おうとしたが、ロンが魔力のコントロールの話しが出たので余計に訳が解らなくなり、泣きごとを言い始めていたのだ。
「ねえ、ねえ、ファルちゃんは、解んないの気のコントロールって?ロンの説明じゃ解んないし、ユウ兄は一時帰って来そうにないから・・・」
『えっ、私?うーん、私は気って言うより魔力と聖なる力が基本なんだよね。魔力の例えは解らないのでしょ?アリアは・・・』
「うん、解んない。いっつも全力で放ってるから、えっへん」
『いやいや、それを誇られても困るんだけど・・・でも、それも覚えた方がいいよ、将来的にね。それで、一応私は気じゃなく、聖なる力の方で放出も使用できるけど・・・こっちは、コントロールするより段階的に遮断する感じかな?ほらこんな感じ』
ファルはそう言って、自分の周りに聖なるオーラを纏わせ、解放してその後徐々に段階的にオーラを弱めていき・・・最後にはオーラを消した。
『解ったかな。見せた方が解かり易いと思って、一応魔力も放出してオーラを見やすく出したけど?どうだった』
その様子を見ていたアリアとロンは、はっきり言って驚いていた。
それはそうであるまさか目の前で、ユウマと同じ様な事をして見せられ、しかもそれが目に見えて解り易かったからである。以前ユウマも同じ様な事をして見せたが、その時は殆ど理解出来なかった。
でも、今回はある程度理解できたので、何となくすごい事が解ったのであった。
それからは、程なくして早めにコツを見つけてどうにか、アリアは気のコントロールできるようになっていたのだった。
それでそんな一連の事が、拠点で起きているとは知らず・・・俺とミーア、それにランは、魔獣と獣の群れの中に突っ込んでいるのである。
ここにいた魔獣達も何が起きたのかは、解っていなかった。
先程のランの咆哮を聞いたから直ぐに逃げ出すかと思ったが、どうやら萎縮、硬直して動けないようである。
今この場で見えている魔物の群れは、俺が戦った事のある六本手の熊と一本の角がある虎が数十体いるし、例の双頭の蛇もかなりの数がいる。
ちなみにこいつらのホントの名は、六本腕の熊はシックスハンドベアと言う名で見たまんまの奴で、一本の角がある虎はランスタイガーと言う名だった。
そして、面白いのは双頭の蛇で実はツインテールスネークと言う名であった。これには一番ビックリした、何せ双頭の蛇は双頭ではなく、2本の尻尾で蛇の顔がある方が尻尾で、実は尻尾と思っていた部分が頭だったなどとは普通解らない。
誰がどう見ても、顔がある方を頭と認識して、トゲトゲの球体が付いて方を尻尾と思うはずだ。しかしその実体はあのトゲトゲ球体が頭だという新事実こんなの普通は解らないのである。
何故それらすべての名が解ったかと言うと、実はアイテムボックス内に入れて【超級解析】を使用したらそいつらの情報が解ったのである。
これを知ったのは極最近、ちょうどミーアが気のコントロールをマスターした昨日である。何気にアイテムボックス内を確認して整理しようとした時に、何気に考え事をして整理していたら【超級解析】が働き解ったのである。
それでアイテムボックス内に入れれば、この場所で通常では使えないスキル【超級解析】が使える事が解ったのである。もしかしたら他のスキルも、如何にかしたら使えるかもしれないが、今のところその必要が無かったのと【超級解析】が使えた事でその考えは思いつかなかったのであった。
それに1回アイテムボックスに入れて確認しないといけないので、結局は相手を倒して収納しないといけない、そうしないと魔物の情報は取得できないのである。
それでその情報も得るためにも、目の前にいる見たことの無い沢山の魔物を倒していかないといけない。それにそいつらを含めた魔物の数は、知ってる魔物を含め百体近くはいると思われる。
その見たことの無い魔物を簡単に説明すると、翼のある豚?みたいな大きい奴と猫いや狐か?しかも頭が縦に三つ・・・変な感じのケルベロス?いやあれは犬だったはず・・・あれは良く見ると熊?・・・いや、狸かな。
それにサリガニ・・・いや、ヤドカリ?でも、海老にも見える。ただ、巻貝と足が・・・?
そこに居たのは飛ぶ大きな豚だ、大きさにして乗用車ぐらいだ。ただ飛んではいるが50cmぐらいしか浮いてない状態である。
次に四本足の獣の身体に猫と狸と狐の頭が三つ付いてるしかも縦に団子みたいにくっ付いている。
それとちっちゃな巻貝の殻を背中に付けた、デッカイハサミ、自分の体の倍はある海老みたいな奴だが、足がなんとキャタピラなのである。どう見ても自然で生まれた物でないと思われる奴だった。
それでこいつ等も倒せば回収してアイテムボックスに収納できる。すると色々な情報を取得でき弱点の簡単に割り出せ今後の戦闘が楽になる。
それで早急に1匹を倒して、色々と調査する事にする。
ちなみに今迄倒した魔物で、シックスハンドベア達の他3体は魔獣ではなく、魔石を持った獣らしく獣魔であったし、ランスタイガーに関しては完全な獣であって、角の部分が雷を発する媒体になっているのであった。
どおりで蛇と熊は魔石を取り除いても浄化されなくすべてが残っていたし、虎に関しては魔法を使うのに、魔石を持っていないので不思議に思っていたのだ。しかもここで手に入れた魔石は、アーストリアの魔石と違い、完全な丸い球体であったのだ。
あと弱点に関しても、おおよそ今迄討伐してきたとおりで問題なかった。
・
・
・
それでここにいる魔物達も魔獣か獣魔、もしくは獣かは解らないが、その群れに俺達は突っ込んで行き、まず最初に空飛ぶデッカイ豚達を狩って行く事にした。
・
・
・
0
お気に入りに追加
4,655
あなたにおすすめの小説

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。

このやってられない世界で
みなせ
ファンタジー
筋肉馬鹿にビンタをくらって、前世を思い出した。
悪役令嬢・キーラになったらしいけど、
そのフラグは初っ端に折れてしまった。
主人公のヒロインをそっちのけの、
よく分からなくなった乙女ゲームの世界で、
王子様に捕まってしまったキーラは
楽しく生き残ることができるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる