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第7章 冒険の始まりかもしれない。
7-24 ただいま戦闘中・・・?
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しっかし、リンカちゃんに関しては余りにも異常すぎる強さだな。先程俺との約束が白紙になった鬱憤を晴らしているよだけど、それにしても異常だろあの強さは・・・。
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後で聞いたのだがどうやらリンカちゃんは、女神フィーナ様のところにいた時に、戦闘で無双が出来るようにして貰おうと言っていたが、まさかその様にお願いしたのかと思いながらその光景を見ている。
まあ、みんなと一緒に行動する様になって今日で10日目になるのだが、今現在もゴブリンが大量に湧いてくる。それでも直ぐに魔石となって消えていくけどな。
それに今回はワザとゴブリンを出現させて、というより湧いあがって来ている、いや、湧きあがらせている?
その湧きあがる数は、はっきり言って異常すぎる。 だが、それを易々と倒していくこの子達はもっと異常だと思っていた。
「何、このボス部屋? トラップを発動させたにしても・・・。 このゴブリンの数・・・、異常じゃない? 多すぎない? まあ、それに対処して倒すのも・・・どうかと思うけど。・・なにこの子達の異常な強さ」
ユウマが何故か、目の前の戦闘を見てつい言葉を漏らしていた。
その戦闘の中で、先程戦闘をしていた子達もそうだけど、今は特に、目の前で戦闘をしている子達の強さは、もっと異常だとユウマは思っていた。
まあ自分の事は棚に上げているが、そこは気にしない様にして欲しい。
『いやいや、あの強さはおかしいでしょう。ほとんど一撃で倒してるし、あれじゃあ途中からこりゃ数の暴力だと思ったけど、今はたから見たら弱いものいじめと言うよりほとんど無双状態が正しいのかな? しかしこの間・・・俺、ボッコボコにされたけど、よく生きてていられたな・・・・』
ぼーっと、目の前で派手な戦闘が起きているのを見ながら、今日までの事を思い出して色々考えていた。
『うん!確かに相手は格下であるかもしれないけど、これは普通じゃないよね? 段々弱い奴は襲いかかってる?いや、というように必死に逃げてるよな。あれ・・・でも、次々と湧きあがるから、こちら側に無理やり押されてきて抵抗も出来ず消えてるよ・・・』
ユウマが何故このように思ったかと言うと、今だに地下迷宮内にある30階層のボス部屋の中で余りにも異常な光景と、無秩序にゴブリン達を蹂躙していっている。
そして、この部屋の大きさは野球場より若干狭いぐらいの広さではあるが、その部屋の空間で魔獣のゴブリン種が次々と湧いてきている。しかも尋常でない数で今だ湧き出てきてこちらに襲いかけて来る上位種と逃げようとする低位種でごったがいしている。
まあユアちゃんとリンカちゃんが言っていた様に、いわゆるモンスターハウスと言うトラップなんだそうなのだが、湧きあがり方が異常すぎると先程休憩した時に2人が言っていたのだ。それでも湧き出てくる魔獣はゴブリン種ばかりで、それをほとんど一撃で片っ端から倒していっている。
しかも、今、俺達のいる所は中央付近に陣取っているので事実上、逃げ道がない状態だがみんな慌てる事無く平然と戦闘を行っている。しかも俺は手出し無用だと言われているので、その戦闘を行なっている中心部に安全地帯を作り敷物を敷いてテーブルを出してお茶を飲み、うだうだと愚痴をこぼしている状態だった。
実は、この場所で戦闘を行ないだしてもう2日目に入るはずだった。
何故はずなのかと言うと、このトラップはある程度時間が経つと、上位種のゴブリンが生まれ出現していると言う事が解った。
最初はゴブリンだけが大量に押し寄せていたのだが、ある程度時間が経つとボブ・ゴブリンに進化したのが出現し出した。
そして次には、ゴブリン・ウォーリアと進化した奴が出現し出し、そして次々と時間が経つに連れて上位種に進化したゴブリンが出現してだんだん強くなっている。
今、現在はもう十四段階ほど進化をしたゴブリンが出現し出して、いま出てきているのはデミゴット・ゴブリン数十体と、それまで出てきていたゴブリン種ばかりが押し寄せてきて戦闘になっている。
ただ上位種になっていくにつれて強い奴の数は少なくなってくるのだが、いまだにその総数は異常である。
しかし、少し前にゴブリンキングが出てきた時は、リンカちゃん達が驚いていた。何故かと聞いたらゲームでは大厄災などを起す存在で、途方も無い強さだそうだが、すごく呆気なく倒せて意気消沈して一時何かわめきながら再び無双していた。
『あれ? ゴブリンキングってあんなに弱かったけ? それに異様な数なんだけどあれ? おかしいな・・・。ねえ、シルフィー』
「えっ、ええ、でも以前戦った魔獣とか獣の方が強かったような?何故でしょう」
確かにシルフィーとファルの2人が言うように、俺がこの世界で最初に戦闘した魔獣の方が強かったような気がしていた。まあ、何故だろうと思ったが深く考えずに、帰ったときでも調べるかフィーナ様にでも聞いてみようと思っていた。
そして、現状はもう15種類の進化したゴブリンとゴブリンが出現してくる状態である。今はその全てのゴブリンが止まらず湧き出しているのに、平然とその全部をたおしていっている。デミゴッドゴブリンも実は、呆気なくたおしていた。
大切なのでもう一度説明するとこの広い部屋の中で俺達のいる中心部以外は、ゴブリン種が満員電車の内部みたいな感じであふれかえっている。
まあゴブリン種の進化した奴が出てくるのが、おそらく2~3ヒュリテくらいの間で、生まれ出現して湧き出してきているので、実際何時までこんな状態が続くのか、もしかしたら永久的に続ける事になるのかと思うかも知れない。
しかも、まだまだ出現と進化の状態が続き、ゴブリンどもは湧きあがって来ている。
だが実は部屋の内部の一番端の四箇所にある魔性水晶と言う水晶を破壊すると、この部屋の大ボスが出てくる仕組みになっている様なので、さっさとそれを破壊してボスと戦闘すれば良いと普通は考えるが、それは行なっていない。
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何故かと言うと理由は二つあるのであった。
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後で聞いたのだがどうやらリンカちゃんは、女神フィーナ様のところにいた時に、戦闘で無双が出来るようにして貰おうと言っていたが、まさかその様にお願いしたのかと思いながらその光景を見ている。
まあ、みんなと一緒に行動する様になって今日で10日目になるのだが、今現在もゴブリンが大量に湧いてくる。それでも直ぐに魔石となって消えていくけどな。
それに今回はワザとゴブリンを出現させて、というより湧いあがって来ている、いや、湧きあがらせている?
その湧きあがる数は、はっきり言って異常すぎる。 だが、それを易々と倒していくこの子達はもっと異常だと思っていた。
「何、このボス部屋? トラップを発動させたにしても・・・。 このゴブリンの数・・・、異常じゃない? 多すぎない? まあ、それに対処して倒すのも・・・どうかと思うけど。・・なにこの子達の異常な強さ」
ユウマが何故か、目の前の戦闘を見てつい言葉を漏らしていた。
その戦闘の中で、先程戦闘をしていた子達もそうだけど、今は特に、目の前で戦闘をしている子達の強さは、もっと異常だとユウマは思っていた。
まあ自分の事は棚に上げているが、そこは気にしない様にして欲しい。
『いやいや、あの強さはおかしいでしょう。ほとんど一撃で倒してるし、あれじゃあ途中からこりゃ数の暴力だと思ったけど、今はたから見たら弱いものいじめと言うよりほとんど無双状態が正しいのかな? しかしこの間・・・俺、ボッコボコにされたけど、よく生きてていられたな・・・・』
ぼーっと、目の前で派手な戦闘が起きているのを見ながら、今日までの事を思い出して色々考えていた。
『うん!確かに相手は格下であるかもしれないけど、これは普通じゃないよね? 段々弱い奴は襲いかかってる?いや、というように必死に逃げてるよな。あれ・・・でも、次々と湧きあがるから、こちら側に無理やり押されてきて抵抗も出来ず消えてるよ・・・』
ユウマが何故このように思ったかと言うと、今だに地下迷宮内にある30階層のボス部屋の中で余りにも異常な光景と、無秩序にゴブリン達を蹂躙していっている。
そして、この部屋の大きさは野球場より若干狭いぐらいの広さではあるが、その部屋の空間で魔獣のゴブリン種が次々と湧いてきている。しかも尋常でない数で今だ湧き出てきてこちらに襲いかけて来る上位種と逃げようとする低位種でごったがいしている。
まあユアちゃんとリンカちゃんが言っていた様に、いわゆるモンスターハウスと言うトラップなんだそうなのだが、湧きあがり方が異常すぎると先程休憩した時に2人が言っていたのだ。それでも湧き出てくる魔獣はゴブリン種ばかりで、それをほとんど一撃で片っ端から倒していっている。
しかも、今、俺達のいる所は中央付近に陣取っているので事実上、逃げ道がない状態だがみんな慌てる事無く平然と戦闘を行っている。しかも俺は手出し無用だと言われているので、その戦闘を行なっている中心部に安全地帯を作り敷物を敷いてテーブルを出してお茶を飲み、うだうだと愚痴をこぼしている状態だった。
実は、この場所で戦闘を行ないだしてもう2日目に入るはずだった。
何故はずなのかと言うと、このトラップはある程度時間が経つと、上位種のゴブリンが生まれ出現していると言う事が解った。
最初はゴブリンだけが大量に押し寄せていたのだが、ある程度時間が経つとボブ・ゴブリンに進化したのが出現し出した。
そして次には、ゴブリン・ウォーリアと進化した奴が出現し出し、そして次々と時間が経つに連れて上位種に進化したゴブリンが出現してだんだん強くなっている。
今、現在はもう十四段階ほど進化をしたゴブリンが出現し出して、いま出てきているのはデミゴット・ゴブリン数十体と、それまで出てきていたゴブリン種ばかりが押し寄せてきて戦闘になっている。
ただ上位種になっていくにつれて強い奴の数は少なくなってくるのだが、いまだにその総数は異常である。
しかし、少し前にゴブリンキングが出てきた時は、リンカちゃん達が驚いていた。何故かと聞いたらゲームでは大厄災などを起す存在で、途方も無い強さだそうだが、すごく呆気なく倒せて意気消沈して一時何かわめきながら再び無双していた。
『あれ? ゴブリンキングってあんなに弱かったけ? それに異様な数なんだけどあれ? おかしいな・・・。ねえ、シルフィー』
「えっ、ええ、でも以前戦った魔獣とか獣の方が強かったような?何故でしょう」
確かにシルフィーとファルの2人が言うように、俺がこの世界で最初に戦闘した魔獣の方が強かったような気がしていた。まあ、何故だろうと思ったが深く考えずに、帰ったときでも調べるかフィーナ様にでも聞いてみようと思っていた。
そして、現状はもう15種類の進化したゴブリンとゴブリンが出現してくる状態である。今はその全てのゴブリンが止まらず湧き出しているのに、平然とその全部をたおしていっている。デミゴッドゴブリンも実は、呆気なくたおしていた。
大切なのでもう一度説明するとこの広い部屋の中で俺達のいる中心部以外は、ゴブリン種が満員電車の内部みたいな感じであふれかえっている。
まあゴブリン種の進化した奴が出てくるのが、おそらく2~3ヒュリテくらいの間で、生まれ出現して湧き出してきているので、実際何時までこんな状態が続くのか、もしかしたら永久的に続ける事になるのかと思うかも知れない。
しかも、まだまだ出現と進化の状態が続き、ゴブリンどもは湧きあがって来ている。
だが実は部屋の内部の一番端の四箇所にある魔性水晶と言う水晶を破壊すると、この部屋の大ボスが出てくる仕組みになっている様なので、さっさとそれを破壊してボスと戦闘すれば良いと普通は考えるが、それは行なっていない。
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