157 / 557
第7章 冒険の始まりかもしれない。
7-10 採取クエストその壱と・・・?
しおりを挟む
・
・
・
何故かこの武器を装備した後は、抵抗させる事無くサクサクと20匹いたワニ風魔獣のアルギータを次々と簡単に倒してしまっていた。
・
・
・
たおした後は素材と魔石を回収して、採取依頼の睡蓮草華を取ろうとして、念のため一応【鑑定眼】スキルを使用して鑑定してみた。
するとこちらも驚きで、素手で触って取ってしまうと深い眠りに陥る等の注意が記載されていた。
「おいおい、魔獣倒す前に触ってたら危なかったんじゃねぇの。後【鑑定眼】がなかったらひどい目にあってたじゃないですか? これ絶対にランクCの案件っておかしくない。でもこれくらい出来ないとランクCじゃないって事かな? まあいいや問題ないし」
そういって木材採取時に使おうと購入していた手袋を装備して睡蓮草華を採取していった。
ちなみにユウマがもし素手で触っても【状態異常無効】のスキルを持っているので問題はなかったが、本人はその事を忘れていたのであった。
そして次の採取依頼のために、この湖の中にあるはずの水結晶塊鉱石の5個を探さないといけない。
「て、この依頼って水の中って事?・・・考えてなかった。どうしようかな」
てっきり水辺に落ちている物とばかり思っていたら、依頼書の端の方に小さな文字で《湖底遺跡の周りに存在の報告あり》などと書いてあった。
こんな重要な事は大きく書けよと、ユウマは心の中で叫んでいた。
「結局・・はぁ・・やっぱり、潜らないといけないのか。まあとりあえず準備だけでもしてから潜りますかね」
まあ、ここでぼやいていても仕方ないので、とりあえず準備をしてから水中に潜って湖底遺跡を探すことにした。
準備とは水の中に潜るので陸に上がった時に、服を乾かすのと暖を取るために薪などを集めた。
この時点で火を点けなかったのは、さほど寒くなく出てからでも問題と思い、そのまま水中に潜った。
そして湖底遺跡は直ぐに見つかったが、またその周りに魔獣?嫌、魚がウジャウジャいるじゃありませんか?これ絶対におかしいよな。
さっきのアルギータは、最初は格上だと思ったが最終的には同格だった。だが今度の敵は格下ではあるが数が凄い。
ちなみに魔獣かと思ったが魚であり怪魚と【鑑定眼】でわかった。水中版の獣みたいな物である。
その怪魚の名前は肉食魚ガルガと言う、ただその数がまあぶっちゃけ軽く見積もって100匹以上はいると思う。だって遺跡の周りにたむろしていて数えるのが嫌になるくらいいるし。
「いやいや、これもランクCの採取依頼は、おかしいでしょう。しかも水中で戦闘なんてどうやって行なうの。しかもあちらはもの凄い数ですよ・・・・。とりあえず陸上に上がってから考えて攻撃を試みてみますか」
ちょうど湖底遺跡のある上部付近に陸地があるので、そこにあがり考えてみて、電撃魔法でも使って感電死させられない試してみようとして、【超電撃】の魔法を使う事にした。
まずは安全の為に【エリア探知】のスキルを使用して、湖周辺を確認して問題が無い事を確認できたので【超電撃】をためらい無く使用した。
《バチバチドッゴーン!》と激しい爆発音と共に一瞬のうちに水蒸気が発生した。
「あっちゃぁ、しまった。水蒸気で周りが見えなくなった。・・・・おっ湖が若干見えて・・・ありゃま、湖の水が殆ど蒸発しちゃた」
そうなのである、【超電撃】の激しい電撃と熱量で、湖底のある部分以外の水を全て蒸発させてしまっていたのである。
そして、そのある部分とは先程湖底遺跡のあった周辺で、おそらくその周辺には魔法防御か魔力遮断の何かが展開されているのだろう。それでその周りには先程の怪魚の肉食魚ガルガが集まっていて、数に対してその場所が狭いので行き場を失い密集してアプアプしている。
これは事実上狩り放題なので、また自分の持つ刀と脇差の二刀流でサクサク狩っていった。ただ離れていた奴に関しては、木材を縛る為に買っていたロープで吊り上げてこちらに寄せて狩っていった。実際面白いようにロープに食いついてくるのであった。
ちなみにこの肉食魚ガルガは食用なので食材として売れるので、倒す時は先程倒したワニもどきの時みたいに雑に倒さず慎重に倒した。その後は、一箇所に集め【空間収納箱】の魔法を使いアイテムボックス内に収納したのだった。
事実上故意では無いにしろ湖の水を干上がらした事により、湖底が見える状態まで蒸発させてしまったので、遺跡周辺を調べるのが簡単になっているが今の状態を良く確認する事にした。
そしてよく確認してみると、湖底に残っている水を如何にかしたいと思っいいろいろ試したが、遺跡の周りでは魔法が一切使えない事がわかった。それに徐々に水が湧き出してきている様で水かさが増してきている。
「しょうが無いか、今のうちなら潜らずに手探りで探すしか無いか。はあっ」
溜息を吐き徐々に湖底に貯まりだしている水を見つつその中に入っていった。
「つっ、冷てっ・・・? さっきはこんなに冷たく無かったはずだけど・・・まあいっか」
何故か先程潜った時の湖の水は温かかった、しいて言うならぬるい風呂みたいだった。
しかし今は、地中からの湧きあがる水で冷たい、それははっきり言って身を切るようで非常に冷たいのである。
「うっへぇ、早く終らせないと、うぅうう風邪をひそうだ。寒すぎる。まあ【鑑定眼】使えばおおよその位置が解るからさっさと終らそう」
そう声に出しながら水結晶塊鉱石の5個を探しだした。
その時、気になる鉱石数個と水晶を複数発見した。水晶の種類としては二種類あった。
まず、鉱石の方はグランド鉱石と言う名前で、それ以外はまったく不明であったので、とりあえず入手する事にした。それから水晶玉の二種類は、一つは以前ミーアの村で見たのと同じ様な邪陰水晶の石柱で今回は三ヶ所ある。これに関しては嫌な予感しかしないので破壊する事にした。
「しかし、何でこんなとこにも邪陰水晶の石柱があるんだ?ただミーアの村にあったのとちょっと違う様な感じがするな。でも嫌な予感しかしないから破壊はするけどな」
そしてもう一つの水晶は、アクアブルーと言う名前のオーブで水精霊の加護をもつアイテムで、これに関してもまったく不明であったので、一応何かの役に立つかも知れないので入手する事にした。
「これは・・・・。何でこうも鑑定が出来ないのかな・・・。うううっ寒っ!いかん早くあがろ」
・
・
・
それでこの採取依頼は、完了したので陸地に上がり休憩がてら火を熾して暖を取る事にした。
・
・
・
・
・
何故かこの武器を装備した後は、抵抗させる事無くサクサクと20匹いたワニ風魔獣のアルギータを次々と簡単に倒してしまっていた。
・
・
・
たおした後は素材と魔石を回収して、採取依頼の睡蓮草華を取ろうとして、念のため一応【鑑定眼】スキルを使用して鑑定してみた。
するとこちらも驚きで、素手で触って取ってしまうと深い眠りに陥る等の注意が記載されていた。
「おいおい、魔獣倒す前に触ってたら危なかったんじゃねぇの。後【鑑定眼】がなかったらひどい目にあってたじゃないですか? これ絶対にランクCの案件っておかしくない。でもこれくらい出来ないとランクCじゃないって事かな? まあいいや問題ないし」
そういって木材採取時に使おうと購入していた手袋を装備して睡蓮草華を採取していった。
ちなみにユウマがもし素手で触っても【状態異常無効】のスキルを持っているので問題はなかったが、本人はその事を忘れていたのであった。
そして次の採取依頼のために、この湖の中にあるはずの水結晶塊鉱石の5個を探さないといけない。
「て、この依頼って水の中って事?・・・考えてなかった。どうしようかな」
てっきり水辺に落ちている物とばかり思っていたら、依頼書の端の方に小さな文字で《湖底遺跡の周りに存在の報告あり》などと書いてあった。
こんな重要な事は大きく書けよと、ユウマは心の中で叫んでいた。
「結局・・はぁ・・やっぱり、潜らないといけないのか。まあとりあえず準備だけでもしてから潜りますかね」
まあ、ここでぼやいていても仕方ないので、とりあえず準備をしてから水中に潜って湖底遺跡を探すことにした。
準備とは水の中に潜るので陸に上がった時に、服を乾かすのと暖を取るために薪などを集めた。
この時点で火を点けなかったのは、さほど寒くなく出てからでも問題と思い、そのまま水中に潜った。
そして湖底遺跡は直ぐに見つかったが、またその周りに魔獣?嫌、魚がウジャウジャいるじゃありませんか?これ絶対におかしいよな。
さっきのアルギータは、最初は格上だと思ったが最終的には同格だった。だが今度の敵は格下ではあるが数が凄い。
ちなみに魔獣かと思ったが魚であり怪魚と【鑑定眼】でわかった。水中版の獣みたいな物である。
その怪魚の名前は肉食魚ガルガと言う、ただその数がまあぶっちゃけ軽く見積もって100匹以上はいると思う。だって遺跡の周りにたむろしていて数えるのが嫌になるくらいいるし。
「いやいや、これもランクCの採取依頼は、おかしいでしょう。しかも水中で戦闘なんてどうやって行なうの。しかもあちらはもの凄い数ですよ・・・・。とりあえず陸上に上がってから考えて攻撃を試みてみますか」
ちょうど湖底遺跡のある上部付近に陸地があるので、そこにあがり考えてみて、電撃魔法でも使って感電死させられない試してみようとして、【超電撃】の魔法を使う事にした。
まずは安全の為に【エリア探知】のスキルを使用して、湖周辺を確認して問題が無い事を確認できたので【超電撃】をためらい無く使用した。
《バチバチドッゴーン!》と激しい爆発音と共に一瞬のうちに水蒸気が発生した。
「あっちゃぁ、しまった。水蒸気で周りが見えなくなった。・・・・おっ湖が若干見えて・・・ありゃま、湖の水が殆ど蒸発しちゃた」
そうなのである、【超電撃】の激しい電撃と熱量で、湖底のある部分以外の水を全て蒸発させてしまっていたのである。
そして、そのある部分とは先程湖底遺跡のあった周辺で、おそらくその周辺には魔法防御か魔力遮断の何かが展開されているのだろう。それでその周りには先程の怪魚の肉食魚ガルガが集まっていて、数に対してその場所が狭いので行き場を失い密集してアプアプしている。
これは事実上狩り放題なので、また自分の持つ刀と脇差の二刀流でサクサク狩っていった。ただ離れていた奴に関しては、木材を縛る為に買っていたロープで吊り上げてこちらに寄せて狩っていった。実際面白いようにロープに食いついてくるのであった。
ちなみにこの肉食魚ガルガは食用なので食材として売れるので、倒す時は先程倒したワニもどきの時みたいに雑に倒さず慎重に倒した。その後は、一箇所に集め【空間収納箱】の魔法を使いアイテムボックス内に収納したのだった。
事実上故意では無いにしろ湖の水を干上がらした事により、湖底が見える状態まで蒸発させてしまったので、遺跡周辺を調べるのが簡単になっているが今の状態を良く確認する事にした。
そしてよく確認してみると、湖底に残っている水を如何にかしたいと思っいいろいろ試したが、遺跡の周りでは魔法が一切使えない事がわかった。それに徐々に水が湧き出してきている様で水かさが増してきている。
「しょうが無いか、今のうちなら潜らずに手探りで探すしか無いか。はあっ」
溜息を吐き徐々に湖底に貯まりだしている水を見つつその中に入っていった。
「つっ、冷てっ・・・? さっきはこんなに冷たく無かったはずだけど・・・まあいっか」
何故か先程潜った時の湖の水は温かかった、しいて言うならぬるい風呂みたいだった。
しかし今は、地中からの湧きあがる水で冷たい、それははっきり言って身を切るようで非常に冷たいのである。
「うっへぇ、早く終らせないと、うぅうう風邪をひそうだ。寒すぎる。まあ【鑑定眼】使えばおおよその位置が解るからさっさと終らそう」
そう声に出しながら水結晶塊鉱石の5個を探しだした。
その時、気になる鉱石数個と水晶を複数発見した。水晶の種類としては二種類あった。
まず、鉱石の方はグランド鉱石と言う名前で、それ以外はまったく不明であったので、とりあえず入手する事にした。それから水晶玉の二種類は、一つは以前ミーアの村で見たのと同じ様な邪陰水晶の石柱で今回は三ヶ所ある。これに関しては嫌な予感しかしないので破壊する事にした。
「しかし、何でこんなとこにも邪陰水晶の石柱があるんだ?ただミーアの村にあったのとちょっと違う様な感じがするな。でも嫌な予感しかしないから破壊はするけどな」
そしてもう一つの水晶は、アクアブルーと言う名前のオーブで水精霊の加護をもつアイテムで、これに関してもまったく不明であったので、一応何かの役に立つかも知れないので入手する事にした。
「これは・・・・。何でこうも鑑定が出来ないのかな・・・。うううっ寒っ!いかん早くあがろ」
・
・
・
それでこの採取依頼は、完了したので陸地に上がり休憩がてら火を熾して暖を取る事にした。
・
・
・
0
お気に入りに追加
4,652
あなたにおすすめの小説

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。

私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

貴方の隣で私は異世界を謳歌する
紅子
ファンタジー
あれ?わたし、こんなに小さかった?ここどこ?わたしは誰?
あああああ、どうやらわたしはトラックに跳ねられて異世界に来てしまったみたい。なんて、テンプレ。なんで森の中なのよ。せめて、街の近くに送ってよ!こんな幼女じゃ、すぐ死んじゃうよ。言わんこっちゃない。
わたし、どうなるの?
不定期更新 00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる