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第51話 コルとマナの種族
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鍛冶屋に武器を預け、少しだけコルとマナに犠牲になってもらった俺は、次なる目的地に向かって街中を歩いていた。その道すがら、前からコルとマナに聞いてみたい事があったので尋ねてみる。
『コルに聞きたいんだけど、最初に出会った時に何でおまえは俺の前に姿を現したんだ?』
『主様と初めて出会った時ですか? あの時は姉ちゃんと一緒にあの周辺に遊びに来てたのですが、僕が走り回るのに夢中になっちゃって姉ちゃんとはぐれてしまったんです。そうしたら、たまたまあの場所に出てしまって主様を見た途端にまるで運命に引き寄せられるように近づいて行ったのです。後はあの干し肉を貰って食べた瞬間に、この人は僕の主様なんだと自然に受け入れる事が出来ました。今の僕は幸せです』
『そうなのか。偶然とはいえ運命みたいなものを感じるな。ところで、マナの方はそれからどうしてたんだ?』
『はい、弟がいなくなってしまって少しだけ心配しましたが、これでも弟はとんでもなく強いので滅多な事はないだろうと思っておりました。すると、後日同じ場所にまた弟が現れたので再会出来たのを喜びましたが、弟の話を聞くとエリオ様にお仕えしていると言うではないですか。弟が仕えた相手がどんな方なのか興味が湧いて見てみたくなり、弟に連れられてエリオ様の元へと参ったのです。私もエリオ様を見た瞬間に引き寄せられる感覚を覚え、その後はエリオ様も知っての通り弟共々お仕えする事になりました。今の私も弟と同じで幸せです』
『そうか、コルとマナが俺の従魔になってくれて俺も幸せだ。おまえらのおかげでこうして底辺から脱出出来たからね。おまえ達には感謝の気持ちでいっぱいだよ。これからも俺を支えてくれ』
『『はい!』』
『ところで、おまえ達って何の種類の魔獣なんだ?』
『それが不思議な事に私も弟もある時期から前の記憶がなく、二匹とも同時に洞窟の中で眠りから目覚めてから姉弟として過ごしていたのです。眠りから目覚めた時にお互いに姉弟だというのは私も弟もそれだけは認識出来ていました。だけど親もわからず、私達も自分達が何なのかよくわからないのです。ただ、何となくですが記憶がないだけで私も弟もかなりの長い年月を生きているような気がします』
二匹ともある時期より前は昔の記憶がないのか。そして洞窟で長い間冬眠するかのように眠っていたのだろうか。それ以前の記憶がなく親の顔もわからないなんて可哀想だな。それと、俺の想像以上にこの二匹は大昔から生きているのかもしれない。
『おまえ達はそれで寂しくなかったのか?』
『僕は寂しくはありません。それに今は主様がいるので毎日が楽しいです』
『私もそういうものだと思っていたので寂しいという感情はありませんでしたよ』
二匹とも寂しい気持ちはないようで安心した。
『あとさ、おまえ達はいつも少食だけどそれで体は大丈夫なのか?』
『主様、僕は食べ物を食べなくても大丈夫なんです』
『それってどういう事だ?』
『エリオ様、弟に代わって私が説明します。私達は基本的に食べ物を必要とはしません。魔力がある場所ならその魔力を体に吸収して生きる力に出来ます。でも、たまに何かを食べたくなるのです。他の魔獣については私達は知りません』
『なるほどね。おまえ達が少食だったのはそんな理由があったからなのか』
おっと、そろそろ目的地が見えてきたようだ。俺が向かっていたのはこの街の教会だ。久しぶりに知識の石版で確認しようと思ってやってきたのだ。自分の持っている称号やスキルは把握しているが、一応確認しておきたかったからね。
教会の敷地内に入り、知識の石版を使用させてもらう為に寄進料を支払い石版が置いてある部屋の鍵を渡されてそこへ向かう。これはどこの街でも共通のようだ。
扉の鍵を開けて指定された部屋の中に、コルとマナを連れて入り内側から扉を閉めて鍵をかける。部屋の中には台の上に固定された知識の石版が置いてあった。その前に立って石版の上に静かに手を置くと文字が浮かび上がってきた。
◇◇◇
名前:エリオット・ガウディ
種族:人族
称号
【武の達人】【統治統率者】【魔法の探求者】【従魔と心通わす者】
スキル
『剣術5』『槍術9』
魔法
『聖魔法5』『土魔法8』
【従魔】
名前:コル
種族:幻狼犬族(古代種)
称号・スキル・魔法
不明
名前:マナ
種族:幻狼犬族(古代種)
称号・スキル・魔法
不明
◇◇◇
ふむふむ、新しく取得した称号やスキル、そして魔法も表示されているようだ。確認の為とはいえこうして石版に表示されると安心する。
でも、相変わらずコルとマナの称号やスキルは不明なのか。試しにコルとマナにも石版に前足を乗せてもらったけど、石版は従魔には対応していないようだ。
『なあ、コル、マナ。おまえ達ってスキルとか称号は持ってないのか?』
『何となく感覚では使ってるような気がするのですが私にはよくわかりません』
『僕も何かを使ってるような気はしますが、それが何なのか自分ではわかりません』
うーん、称号やスキルが石版にも出てこないのはそれが特殊なもので石板がそれらに対応してないのかもしれないな。でも、この二匹はどちらにしても強いから問題ないか。
あれ、待てよ。今回はコルとマナの種族のところが表示されてるぞ。えーと、幻狼犬族(古代種)って何だ? 幻狼犬族なんて今まで聞いた事がない魔獣の種族名だな。しかも、古代種というのはずっとずっと遥か太古の大昔から存在するとても貴重な種で、その存在は神が直接関わってるのではないかと言われるように現代の魔獣とは成り立ちや系統がまるで違うと聞いた覚えがあるぞ。
『おまえ達の種族は幻狼犬族で古代種の魔獣なんだな』
『主様、それは本当ですか?』
『私達の種族名は幻狼犬族で古代種の魔獣なのですか?』
『うん、確認したら石版にそう表示されているぞ』
『僕の種族は幻狼犬族なんだ』
『私と弟は幻狼犬族で古代種の魔獣だったのですね』
二匹の種族名がわかっただけでも良しとするか。でも、幻狼犬族で古代種だなんていかにも超レアな種族だな。コイツらの強さや強運、そして宝玉に特別な縁があるのを考えるとやっぱりただの野良犬じゃなかったようだ。
『よし、部屋を出るぞ』
『『はい』』
知識の石版の部屋を出て扉に鍵をかけ返却した俺は教会を出た。少しだけど、コルとマナの事がわかってきたのは嬉しい。二匹との距離がまた更に縮まったような気がするからね。
これで今日の予定はほぼ消化したのかな。後は掘り出し物がないかそれっぽい店を見て回りながら帰ろう。さすがにこの前みたいな幸運な掘り出し物はないだろうが、店巡りだけでも楽しめそうだ。何日かの休みが取れたのでこの街の雰囲気を楽しみたいね。
『コルに聞きたいんだけど、最初に出会った時に何でおまえは俺の前に姿を現したんだ?』
『主様と初めて出会った時ですか? あの時は姉ちゃんと一緒にあの周辺に遊びに来てたのですが、僕が走り回るのに夢中になっちゃって姉ちゃんとはぐれてしまったんです。そうしたら、たまたまあの場所に出てしまって主様を見た途端にまるで運命に引き寄せられるように近づいて行ったのです。後はあの干し肉を貰って食べた瞬間に、この人は僕の主様なんだと自然に受け入れる事が出来ました。今の僕は幸せです』
『そうなのか。偶然とはいえ運命みたいなものを感じるな。ところで、マナの方はそれからどうしてたんだ?』
『はい、弟がいなくなってしまって少しだけ心配しましたが、これでも弟はとんでもなく強いので滅多な事はないだろうと思っておりました。すると、後日同じ場所にまた弟が現れたので再会出来たのを喜びましたが、弟の話を聞くとエリオ様にお仕えしていると言うではないですか。弟が仕えた相手がどんな方なのか興味が湧いて見てみたくなり、弟に連れられてエリオ様の元へと参ったのです。私もエリオ様を見た瞬間に引き寄せられる感覚を覚え、その後はエリオ様も知っての通り弟共々お仕えする事になりました。今の私も弟と同じで幸せです』
『そうか、コルとマナが俺の従魔になってくれて俺も幸せだ。おまえらのおかげでこうして底辺から脱出出来たからね。おまえ達には感謝の気持ちでいっぱいだよ。これからも俺を支えてくれ』
『『はい!』』
『ところで、おまえ達って何の種類の魔獣なんだ?』
『それが不思議な事に私も弟もある時期から前の記憶がなく、二匹とも同時に洞窟の中で眠りから目覚めてから姉弟として過ごしていたのです。眠りから目覚めた時にお互いに姉弟だというのは私も弟もそれだけは認識出来ていました。だけど親もわからず、私達も自分達が何なのかよくわからないのです。ただ、何となくですが記憶がないだけで私も弟もかなりの長い年月を生きているような気がします』
二匹ともある時期より前は昔の記憶がないのか。そして洞窟で長い間冬眠するかのように眠っていたのだろうか。それ以前の記憶がなく親の顔もわからないなんて可哀想だな。それと、俺の想像以上にこの二匹は大昔から生きているのかもしれない。
『おまえ達はそれで寂しくなかったのか?』
『僕は寂しくはありません。それに今は主様がいるので毎日が楽しいです』
『私もそういうものだと思っていたので寂しいという感情はありませんでしたよ』
二匹とも寂しい気持ちはないようで安心した。
『あとさ、おまえ達はいつも少食だけどそれで体は大丈夫なのか?』
『主様、僕は食べ物を食べなくても大丈夫なんです』
『それってどういう事だ?』
『エリオ様、弟に代わって私が説明します。私達は基本的に食べ物を必要とはしません。魔力がある場所ならその魔力を体に吸収して生きる力に出来ます。でも、たまに何かを食べたくなるのです。他の魔獣については私達は知りません』
『なるほどね。おまえ達が少食だったのはそんな理由があったからなのか』
おっと、そろそろ目的地が見えてきたようだ。俺が向かっていたのはこの街の教会だ。久しぶりに知識の石版で確認しようと思ってやってきたのだ。自分の持っている称号やスキルは把握しているが、一応確認しておきたかったからね。
教会の敷地内に入り、知識の石版を使用させてもらう為に寄進料を支払い石版が置いてある部屋の鍵を渡されてそこへ向かう。これはどこの街でも共通のようだ。
扉の鍵を開けて指定された部屋の中に、コルとマナを連れて入り内側から扉を閉めて鍵をかける。部屋の中には台の上に固定された知識の石版が置いてあった。その前に立って石版の上に静かに手を置くと文字が浮かび上がってきた。
◇◇◇
名前:エリオット・ガウディ
種族:人族
称号
【武の達人】【統治統率者】【魔法の探求者】【従魔と心通わす者】
スキル
『剣術5』『槍術9』
魔法
『聖魔法5』『土魔法8』
【従魔】
名前:コル
種族:幻狼犬族(古代種)
称号・スキル・魔法
不明
名前:マナ
種族:幻狼犬族(古代種)
称号・スキル・魔法
不明
◇◇◇
ふむふむ、新しく取得した称号やスキル、そして魔法も表示されているようだ。確認の為とはいえこうして石版に表示されると安心する。
でも、相変わらずコルとマナの称号やスキルは不明なのか。試しにコルとマナにも石版に前足を乗せてもらったけど、石版は従魔には対応していないようだ。
『なあ、コル、マナ。おまえ達ってスキルとか称号は持ってないのか?』
『何となく感覚では使ってるような気がするのですが私にはよくわかりません』
『僕も何かを使ってるような気はしますが、それが何なのか自分ではわかりません』
うーん、称号やスキルが石版にも出てこないのはそれが特殊なもので石板がそれらに対応してないのかもしれないな。でも、この二匹はどちらにしても強いから問題ないか。
あれ、待てよ。今回はコルとマナの種族のところが表示されてるぞ。えーと、幻狼犬族(古代種)って何だ? 幻狼犬族なんて今まで聞いた事がない魔獣の種族名だな。しかも、古代種というのはずっとずっと遥か太古の大昔から存在するとても貴重な種で、その存在は神が直接関わってるのではないかと言われるように現代の魔獣とは成り立ちや系統がまるで違うと聞いた覚えがあるぞ。
『おまえ達の種族は幻狼犬族で古代種の魔獣なんだな』
『主様、それは本当ですか?』
『私達の種族名は幻狼犬族で古代種の魔獣なのですか?』
『うん、確認したら石版にそう表示されているぞ』
『僕の種族は幻狼犬族なんだ』
『私と弟は幻狼犬族で古代種の魔獣だったのですね』
二匹の種族名がわかっただけでも良しとするか。でも、幻狼犬族で古代種だなんていかにも超レアな種族だな。コイツらの強さや強運、そして宝玉に特別な縁があるのを考えるとやっぱりただの野良犬じゃなかったようだ。
『よし、部屋を出るぞ』
『『はい』』
知識の石版の部屋を出て扉に鍵をかけ返却した俺は教会を出た。少しだけど、コルとマナの事がわかってきたのは嬉しい。二匹との距離がまた更に縮まったような気がするからね。
これで今日の予定はほぼ消化したのかな。後は掘り出し物がないかそれっぽい店を見て回りながら帰ろう。さすがにこの前みたいな幸運な掘り出し物はないだろうが、店巡りだけでも楽しめそうだ。何日かの休みが取れたのでこの街の雰囲気を楽しみたいね。
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