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種族進化の道
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私達は今日も魔石化されている。
温かいルーゼ先生の魔力で身体は満たされている。
ルーゼ先生とシヅキ先生が何か話している。
『ルーゼ、これ以上魔力をやるとあいつらいよいよ種族進化してしまうぞ?
勇者因子の魔力吸収率を考えてもあと一回が限界だ』
「勇者因子を持ってる以上、真の覚醒をしたらどちらにしても種族進化するだろうね。
死の克服をもう経験してしまったし。
私の場合はシヅキが調整してくれたおかげでこのままでいられるけど」
『あいつらこのままだとお前にずっとついてくるぞ?
そうなるように心も身体も完全に従うように洗脳教育してしまったんだからな』
「ぐぬぬ・・・
あの子たちなら人類を正しい方向に導いてくれると思うの。
強くなって長生きしてほしいの」
『どうするかはあいつら次第だな』
(((私達が洗脳教育されてた?!)))
(確かにルーゼ先生には逆らう気は起きないけど・・・)
(そういえばルーゼ先生の頼みを一度も断ったことなかった・・・)
(さっきの話が本当ならこの魔石化ももうおしまいってことですか?!)
(種族進化って古代文明の魔王しか出来ないって本に書いてたよ)
(魔王は勇者と敵対してたっていうしルーゼ先生は魔王の一族?)
(ルーゼ先生は勇者奥義使えてたよね?!)
(でも最初にあった時、勇者に頼まれたって言ってたよ?!)
例え洗脳教育されてたとしてもルーゼ先生についていきたい。
3人のこの思いは揺らがなかった。
「あなたたちに大事な話があります」
「「「はい。ルーゼ先生」」」
「二つの道があります。
一つは訓練はこのまま終わって今のままの普通に生活するか?
もう一つは種族進化して長い人生を歩むか?」
「種族進化するとどうなるんですか?」
『人族から仙人族となる。
仙人族は寿命は今の2倍以上になって若い期間が伸びる。
筋力も魔力もさらに増大する。
バランスの取れた種族だな』
「エリーゼさんにも前に行ったけど普通の人間と時間軸が違くなる弊害が起きる」
「ルーゼ先生は何者なんですか?」
「私はシヅキに遺伝子改造された最強のハイエルフ。
魔王因子と勇者因子を受け継ぐ唯一の存在
私は不老不死でずっとこの姿のままなの」
「寂しくないんですか?」
「私にはシヅキがいるからね。
この星のスターゲイザーも担ってるしね」
「スターゲイザー?」
「戦争を引き起こす者、この世界にとって不要な存在の排除を行っているの」
「ルーゼ先生についてっちゃダメなんですか?」
「あなたたちには自由に世界を見る権利がある。
私に従うように教育したけどそれはあなたたちが強くなるためにそうしたの。
そこは理解して欲しい」
「ルーゼ先生、私達を種族進化させてください」
「もう後戻りはできないよ?」
「覚悟はできています」
「わかった。今回は私の全力を持って魔力を与えるわ。
勇者因子を完全に覚醒するためにね
力をうまく抑え込むのよ?
精霊神紋全面解放」
ルーゼ先生の圧倒的な魔力が私たちを包み込む。
ドクンッ
「「「うっ?!」」」
「覚醒が始まったみたいだね。
精霊聖紋を全力解放しなさい。
私と同調するのよ。
そして私の魔力とあなたたちの魔力を再循環させて身体を適応させるのよ」
精霊聖紋が黒く輝き出す。
いつになく強い光だ。
「「「はぁあああ?!」」」
「勇者の誕生だね」
『あぁそれも3人もだ。
魂にストッパーをかけてはいるが暴走するならわかってるな?』
「大丈夫だよ。
この子達に優しい心がある限り力に溺れないよ。
私はそう信じたい」
3人の種族進化が終わったようだ。
「身体が軽いです。魔力量も段違いです」
「すごい・・・力が溢れてくる」
「「「雷光の剣よヴェルライズ・トリニティ」」」
ズガーーーーーン
「おー」
『3人の魔法を一点に集約して繰り出す技か。
まるで勇者を3人相手にしている気分だな・・・』
「大地の怒りを纏え龍撃砲」
ドーーーーーン
私のグランドライザーみたいだ。
「できました?!ちょっと反動が痛いですけど」
みんな暖かくなるまでは技の特訓中だ。
シルバーユナイツにはより高度な連携魔法を、エリーゼさんに至っては不老不死を活かしたより強力な一撃をコンセプトに技を開発していった。
温かいルーゼ先生の魔力で身体は満たされている。
ルーゼ先生とシヅキ先生が何か話している。
『ルーゼ、これ以上魔力をやるとあいつらいよいよ種族進化してしまうぞ?
勇者因子の魔力吸収率を考えてもあと一回が限界だ』
「勇者因子を持ってる以上、真の覚醒をしたらどちらにしても種族進化するだろうね。
死の克服をもう経験してしまったし。
私の場合はシヅキが調整してくれたおかげでこのままでいられるけど」
『あいつらこのままだとお前にずっとついてくるぞ?
そうなるように心も身体も完全に従うように洗脳教育してしまったんだからな』
「ぐぬぬ・・・
あの子たちなら人類を正しい方向に導いてくれると思うの。
強くなって長生きしてほしいの」
『どうするかはあいつら次第だな』
(((私達が洗脳教育されてた?!)))
(確かにルーゼ先生には逆らう気は起きないけど・・・)
(そういえばルーゼ先生の頼みを一度も断ったことなかった・・・)
(さっきの話が本当ならこの魔石化ももうおしまいってことですか?!)
(種族進化って古代文明の魔王しか出来ないって本に書いてたよ)
(魔王は勇者と敵対してたっていうしルーゼ先生は魔王の一族?)
(ルーゼ先生は勇者奥義使えてたよね?!)
(でも最初にあった時、勇者に頼まれたって言ってたよ?!)
例え洗脳教育されてたとしてもルーゼ先生についていきたい。
3人のこの思いは揺らがなかった。
「あなたたちに大事な話があります」
「「「はい。ルーゼ先生」」」
「二つの道があります。
一つは訓練はこのまま終わって今のままの普通に生活するか?
もう一つは種族進化して長い人生を歩むか?」
「種族進化するとどうなるんですか?」
『人族から仙人族となる。
仙人族は寿命は今の2倍以上になって若い期間が伸びる。
筋力も魔力もさらに増大する。
バランスの取れた種族だな』
「エリーゼさんにも前に行ったけど普通の人間と時間軸が違くなる弊害が起きる」
「ルーゼ先生は何者なんですか?」
「私はシヅキに遺伝子改造された最強のハイエルフ。
魔王因子と勇者因子を受け継ぐ唯一の存在
私は不老不死でずっとこの姿のままなの」
「寂しくないんですか?」
「私にはシヅキがいるからね。
この星のスターゲイザーも担ってるしね」
「スターゲイザー?」
「戦争を引き起こす者、この世界にとって不要な存在の排除を行っているの」
「ルーゼ先生についてっちゃダメなんですか?」
「あなたたちには自由に世界を見る権利がある。
私に従うように教育したけどそれはあなたたちが強くなるためにそうしたの。
そこは理解して欲しい」
「ルーゼ先生、私達を種族進化させてください」
「もう後戻りはできないよ?」
「覚悟はできています」
「わかった。今回は私の全力を持って魔力を与えるわ。
勇者因子を完全に覚醒するためにね
力をうまく抑え込むのよ?
精霊神紋全面解放」
ルーゼ先生の圧倒的な魔力が私たちを包み込む。
ドクンッ
「「「うっ?!」」」
「覚醒が始まったみたいだね。
精霊聖紋を全力解放しなさい。
私と同調するのよ。
そして私の魔力とあなたたちの魔力を再循環させて身体を適応させるのよ」
精霊聖紋が黒く輝き出す。
いつになく強い光だ。
「「「はぁあああ?!」」」
「勇者の誕生だね」
『あぁそれも3人もだ。
魂にストッパーをかけてはいるが暴走するならわかってるな?』
「大丈夫だよ。
この子達に優しい心がある限り力に溺れないよ。
私はそう信じたい」
3人の種族進化が終わったようだ。
「身体が軽いです。魔力量も段違いです」
「すごい・・・力が溢れてくる」
「「「雷光の剣よヴェルライズ・トリニティ」」」
ズガーーーーーン
「おー」
『3人の魔法を一点に集約して繰り出す技か。
まるで勇者を3人相手にしている気分だな・・・』
「大地の怒りを纏え龍撃砲」
ドーーーーーン
私のグランドライザーみたいだ。
「できました?!ちょっと反動が痛いですけど」
みんな暖かくなるまでは技の特訓中だ。
シルバーユナイツにはより高度な連携魔法を、エリーゼさんに至っては不老不死を活かしたより強力な一撃をコンセプトに技を開発していった。
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