魔王の右腕 ~平和に向けての巡り旅~

Amasylia

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学園寮の建設

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前から話があった寮を建設することになった。
何故か設計から材料確保やら施工まで全て私がやるハメになった。
許せぬ・・・
学園の運営に支障をきたさず速やかに建ててほしい欲しいとのことだった。
仕方ないのでみんなが休みである土日中に作ることにした。
地盤は金剛大理石に変えてその上に5階建てくらいののマンションを建てていく。
大まかなところは私が考えて細かいところはシヅキの構想に沿って作っていく。

気づいたら昼ごはんを食べるのを忘れていた。
おやつの時間も忘れるところだった。
危ない危ない。

突貫工事は夜まで続けてエリーゼさんが呼びにくるまでやり続けた。


「すごいですね。
一日でもうあんな建物ができるなんて」
「内装はまだ手をつけていないけどね。
特待生専用の部屋も作るからエリーゼさんもようやく寮に住めるようになるよ」

!!!

「ルーゼさん、私をここにいさせてください?!
物として扱っても構わないんでお願いします?!」
「そこまで言うならいてもいいけど・・・
書類整理するのとか手伝ってくれるんだよね?」
「もちろんです。
これでも私一時期冒険者ギルドの受付嬢もやってたんですよ」


今日のご飯はチャーハンと餃子だ。
米というのはなかなかにバリエーションがある。
スプーンが進むしおかずにもよく合う。

ルーゼさんのおかげでこの国では米が作られて嬉しい限りですね。
シヅキが遺伝子改造したから大豊作だよね。
レシピは公開しているからどんどん普及していけばいいなー

ルーゼさんは土日で冒険者ギルドの依頼をこなしているが今日と明日ははお休みだ。
あの3人は身体の芯まで魔石化されて石像にされ固められている。
3人にとっては魔石化されるのはルーゼさんから魔力をもらえるご褒美らしい。
身体強化されてない私に魔石化を施すと身体が硬化してしまい身体強化の封印が解けなくなると言われているので見ているだけだ。






ルーゼさんの部屋に住み込みで居させてもらってるのには色々理由がある。
食事が美味しいし秘密の扉をいつでも使えるからだ。
Sランク冒険者の依頼を閲覧することもできる。
あの3人は石像にされている以外の時は夜は寮の門限で戻らなければならない。

エリーゼは竜人族になったことで体力も飛躍的に向上した。
今日も秘密の扉の中で読書にのめり込んでいた。

「古代の罠はかなりエグいものが多いんですね。
なるほど・・・」

ここは叡智の宝庫だ。
まだ読んでない本が沢山ある。

「次はこれにしましょうか
地脈の影響とこの星の生態環境についてですか。
ふむふむ・・・」

エリーゼは着実に知識を深めていった。
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