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最終試験

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この樹海の最深部へ来た。

いた地竜だ。丁度良く弱っている。
弱っていても竜だ。10mクラスはある。
あの子達にはいい相手だろう。

みんなには竜と戦うとあらかじめ言っている。
こちらに釣って誘い込んでから戦闘開始だ。
大迷宮から出てきた魔物を遠距離から始末していく。

「グガァ?」

地竜の顔面に向けて魔石爆弾を撃ち込む。

「グガァア?!」
「やーいこっちこっちもう一発っと」
「グガァア?!
グォオオオオオオオオ」

地竜はブチギレ状態だ。
すごい勢いでこっちにくる。

大迷宮から新たに出てきた魔物はさっき倒した魔物を貪り始めた。
引き離しには成功だ。





この反応はシェリアとソフィアかな?
空から光が降り注ぐ。

「グガァア?!」

「精霊聖装フォトンブラスター」

今度は正面から私を避けるように樹海の木々を破壊しながら光の弾丸が地竜に激突する。

標的が私からシェリアに変わった。

「グォオ!!!!」

ブレスの発射態勢に入るが足元がガラ空きである。

「足元が疎かですよ?
剣技、翔破斬」
「グガァアア?!」

ドカーーーーーーン

アイリスが下から斬り上げ口を閉じさせる。
口内の暴発だ。しかも発射直前を狙われてだ。
ひとたまりもないだろう。
既にアイリスは狙いを変え足腰の関節に狙いを定め突き刺していく。
ブレスが不発になった場合の竜の行動はもう一回ブレスを行うか撤退するかのどちらかである。
前者は既に不可能。
となれば逃亡だが既にアイリスが斬りつけまくっていた。

「大地よ隔て、アースホールド」

大地が陥没する。地竜が体勢が崩れ飲み込まれていく。
首だけ残して土に埋まってしまった。
いくら地竜でも関節が固定されてしまえば動くことはできない。

「グガァア・・・」
「私達の力になってもらうために一撃で葬ってあげましょう」

やるのは勇者さんが残してくれた奥義の一つだ。

「「「雷光の刃となれヴェルライズ」」」

ズガーーーーーーン

首を切り離された地龍が力なく倒れる。
私達の勝利だ。


大きな魔石だ。

「魔石は取り込んじゃっていいよ。竜の素材は多少傷んでいても高く買い取ってもらえるからね」
「「「はい」」」

バキンッ

これまでにない力を感じる。
力が溢れてくる。

「さてドラゴンスレイヤー達成おめでとう」
「「「ありがとうございます」」」


「じゃあしばらく大迷宮にはしばらくお休みしてもらおうか。
黒曜の天翼」

「「「ルーゼ先生が飛んだ?!」」」

見えた、大迷宮の入り口だ。
狙いを定めて最大出力だ。

「精霊核撃魔法グランドライザー」

ドカーーーーーーン

「ルーゼ先生は一体何を?!」
「ルーゼ先生はこの大樹海の自然バランスを考えた上でのことだと思います。
冒険者が動けない今魔物で溢れてしまいますから」

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