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空挺計画
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意識を取り戻した私はまだ全身が固められていた。
視界にカレンダーが映る。
あれからまだ1週間しか経ってないことになる。
「浮遊石を分割して飛行船に転用とはさすがですシヅキ様」
『天空城なんて物騒な勇者の移動道具になりそうなものなんてもっと有効活用した方がいいに決まっている。
こいつは堕天使族や天使族が防衛するするエリアルベースにもなる。
他には資材運搬船にも使えるな。
陸路より空の方が速いから物流貿易も潤おうだろう。
グリフォンやワイバーンの対応もしやすくなるだろうしな』
「素晴らしい限りです。ねぇルーザス」
「あぁ。この国の仕組みが丸々変わるくらい素晴らしいものになりそうだ」
『ついでにバリスタやレールガンの武装も充実させようぜ。
こいつが完成すればグリフォンなんかイチコロだぜ』
「もうすぐドワーフ武光団も到着する予定だ。楽しみだな」
みんなだけで面白そうな話をしている。
私が意識を吹っ飛んでたあいだにずるい。
でも身体はガチガチで動けない。
あと1週間も固まっていなきゃならないなんて絶対ゴメンだ。
まてよ・・・確かメディナさんはたしか魔力量で私を見ていた。
生気が体内魔力からきているのだとすれば表面に圧倒的な魔力で充填してあげれば元に戻れるはずだ。
幸い魔力は全回復している。
これで抜け出して見せる。
(あれ?おかしいな)
ガタッ
(はっ)
ガタガタ
(シヅキのサポートがないとこんなにコントロールが難しくなってたの?!)
バキンッ
「やっと抜けれた・・・
こんなに魔力を使うなんて」
『なんだルーゼ、やっと気づいたのか?』
(これは意識と突破方法の両方の意味で言ってるのだろう)
「酷いよシヅキ?!
わかってたなら教えてくれてもいいでしょう?!」
『元々自分の発言が原因でこうなったんだ。
己の身で感じた方が勉強になるであろう?』
「ぐぬぬぬ?!」
全く言い返せない。反論する言葉が浮かんでこない。
『まぁお前がいたからこの飛行船計画も進められるってもんだ。
イリーナが先にメデューサと相対していたら討伐してしまっていたと思うぞ?』
「うん。そう思うよ」
ルーゼの剣とルーザスの剣が激突する。
ガキィン
「ルーゼ師匠、頬に傷が?!」
「ん?本当だ。
この短期間で腕を上げたねルーザス」
「イリーナにも相手をしてもらってますからね。この国の王子として強くならないと」
「実力も十分だと判断した。私の魔力を受け取るといい」
『ルーゼス受け取って、ルーゼ師匠はあなたの力を認めたのよ』
「こうか?」
ルーゼスは光に包まれる。
ルーゼス・アーヴァスは皇羅天使族に種族進化した。
翼が4対に増え機動力と魔力量が強化された。
「ルーゼス素敵よ」
「これが種族進化か凄まじいな」
『一枚羽根をもらうぞ』
「構わないがどうするんだ?」
「私の羽根も持ってたんだよ」
『記念だよ。ルーゼが認めたものとしてな』
視界にカレンダーが映る。
あれからまだ1週間しか経ってないことになる。
「浮遊石を分割して飛行船に転用とはさすがですシヅキ様」
『天空城なんて物騒な勇者の移動道具になりそうなものなんてもっと有効活用した方がいいに決まっている。
こいつは堕天使族や天使族が防衛するするエリアルベースにもなる。
他には資材運搬船にも使えるな。
陸路より空の方が速いから物流貿易も潤おうだろう。
グリフォンやワイバーンの対応もしやすくなるだろうしな』
「素晴らしい限りです。ねぇルーザス」
「あぁ。この国の仕組みが丸々変わるくらい素晴らしいものになりそうだ」
『ついでにバリスタやレールガンの武装も充実させようぜ。
こいつが完成すればグリフォンなんかイチコロだぜ』
「もうすぐドワーフ武光団も到着する予定だ。楽しみだな」
みんなだけで面白そうな話をしている。
私が意識を吹っ飛んでたあいだにずるい。
でも身体はガチガチで動けない。
あと1週間も固まっていなきゃならないなんて絶対ゴメンだ。
まてよ・・・確かメディナさんはたしか魔力量で私を見ていた。
生気が体内魔力からきているのだとすれば表面に圧倒的な魔力で充填してあげれば元に戻れるはずだ。
幸い魔力は全回復している。
これで抜け出して見せる。
(あれ?おかしいな)
ガタッ
(はっ)
ガタガタ
(シヅキのサポートがないとこんなにコントロールが難しくなってたの?!)
バキンッ
「やっと抜けれた・・・
こんなに魔力を使うなんて」
『なんだルーゼ、やっと気づいたのか?』
(これは意識と突破方法の両方の意味で言ってるのだろう)
「酷いよシヅキ?!
わかってたなら教えてくれてもいいでしょう?!」
『元々自分の発言が原因でこうなったんだ。
己の身で感じた方が勉強になるであろう?』
「ぐぬぬぬ?!」
全く言い返せない。反論する言葉が浮かんでこない。
『まぁお前がいたからこの飛行船計画も進められるってもんだ。
イリーナが先にメデューサと相対していたら討伐してしまっていたと思うぞ?』
「うん。そう思うよ」
ルーゼの剣とルーザスの剣が激突する。
ガキィン
「ルーゼ師匠、頬に傷が?!」
「ん?本当だ。
この短期間で腕を上げたねルーザス」
「イリーナにも相手をしてもらってますからね。この国の王子として強くならないと」
「実力も十分だと判断した。私の魔力を受け取るといい」
『ルーゼス受け取って、ルーゼ師匠はあなたの力を認めたのよ』
「こうか?」
ルーゼスは光に包まれる。
ルーゼス・アーヴァスは皇羅天使族に種族進化した。
翼が4対に増え機動力と魔力量が強化された。
「ルーゼス素敵よ」
「これが種族進化か凄まじいな」
『一枚羽根をもらうぞ』
「構わないがどうするんだ?」
「私の羽根も持ってたんだよ」
『記念だよ。ルーゼが認めたものとしてな』
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