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Sランク昇格試験
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砂漠の樹海はスレイシアとその眷属たちに任せて旅に出ることにした。
ふと空を見上げると影が見えた。
「グルルルルルウ」
1匹の大きな鳥が手紙を咥えてやってきた。
背中のバックには手紙がぎっしり詰まっていた。
『ギルドのガルーダ宅急便だな。
急用がある時、又は指名依頼がある時どっからともなく飛んでくるらしい』
ギルドカードになんか細工でもしているんだろうか?
手紙の内容はSランク昇格試験の受付と日時が記載されていた。
『ついにルーゼもSランクか』
「まだ決まったわけじゃないよ」
『今のルーゼを倒せるのなんてそれこそ勇者と魔王が組むようなことがない限り負けるわけないだろう?』
「ガレス中立国はそれなりに近いみたいだね」
ガルーダが羽ペンと手紙を出してきた。
返事をかけてことかな?
ルーゼはこの件について承諾したと記載した。
「グルルルルルウ」
ガルーダは再び空へと飛んでいった。
ガレス中立国のギルドにやってきた。
冒険者の身なりは比較的いい。
見た目は強そうだ。そう見た目は鑑定の瞳で見たが私の妨げになりそうな強者はいなかった。
「ルーゼリア・シュレイドです。
Sランクの昇格試験できました」
視線が一気にこちらに向く。
私をジロジロみる目だ。気が進まない。
少し魔力を解放して威圧する。
それでもこれだけの人数がいれば馬鹿はいるものだ。
「こんなガキがAランクなんてハッタリに決まっている。
俺が可愛がってやるよ」
ルーゼに触れる手前だった。
「それ以上近寄るな」
「アイスニードル」
「サンダーブラスト」
瞬時に氷の棘で動きを封じ気を失う程度の雷撃をお見舞いする。
「ぎゃあああ?!」
気に食わなかったので足で蹴り飛ばしてギルドの片隅に放置しておく。
今ので思い知っただろう。
「Sランク昇格試験は今すぐできるの?」
「はい、できますよ。
それでは奥の訓練所へどうぞ」
「Aランクパーティの
【月夜の誓い】
【蒼炎の奇跡】
【黒金の刃】
3パーティを連続で相手してもらいます」
みんなさっきギルドの受付前で見た覚えがある。
やっぱりシヅキが言ったとおりだった。
『面倒だ。全員まとめてかかってこい』
「なんだと貴様?!」
「本当は魔眼でもう全滅できるけどだけどね」
「爆ぜろ。爆絶の神眼」
ドカーン
中央には大きなクレーターができる。
「なっ?!」
「魔眼は使わないであげる。
ほらどうしたの?かかってきなよ?」
「くっ?!」
「勝てば純ミスリルの武器と防具を提供してあげる」
報酬があれば人間やる気を出す。
勝てればだけどな。
「こうなったらやるぞ。レイド形態だ」
「「「おう」」」
やっと本気になったようだな。
「これよりルーゼ対Aランク合同パーティによる対決を始める」
開始早々身体強化を全力にして後方部隊に迫る。
「「「魔法使いじゃなかったのか?!」」」
持ってる杖はダミーだ。
相手が魔法使いだと思わせて戦略を狂わせる。
まず回復役を潰す。
シヅキから団体戦の攻略方法は叩き込まれている。
ザシュッ、バキン
「ぐぁあ?!」
「きゃあ?!」
「大自然の怒りよ、樹海万象」
【精霊魔法 樹海万象】
大樹の根っこで拘束する。魔力を奪い取り戦闘不能にさせる。
奪い取った魔力は術者に還元される。
次は魔法使いだ。
身体強化で使った魔力を樹海万象で奪い取る。
この根っこは切っても再生する。
魔力源が強いものに殺到して捕まえるまで止まらない
「魔力が吸われていく・・・」
「魔法が使えない・・・」
これ以上やると絞め殺してしまう。
再びコントロールし場外に投げ飛ばす。
これで20人のうち10人が戦闘不能になった。
残りは近接戦闘職だけだ。
「奴は魔法使いだ」
ガキィン
「剣も使うだと?!」
「剣技、白夜極光」
「剣技、天照凛絶」
【剣技、白夜極光】
ミスリル以下の防具に接触した時、防御力無視の貫通攻撃を行う
【剣技、天照凛絶】
ミスリル以下の武器と激突した時無条件で相手の武器を溶解し破壊する。
その後は一方的な試合となった。
身体強化したルーゼを盾役が抑えられるわけがなく一人ずつ確実に狩っていった。
「まさか我々が全力レイド形式で挑んで勝てないなんて・・・」
全員の武器防具をズタズタのボロボロに叩きのめした。
「ギルドマスターのヨーデル・アルタだ。
お前さん後半楽しんでただろう?」
「気のせいじゃないですか?」
「全員の武器防具を破壊する奴がいるか?!
どうしてくれるんだ。こいつらに頼まなければならない依頼がいっぱいあるんだぞ?!」
『仕方ないサービスだ。
全員に純ミスリルの武器防具を提供してやる。
授業料だと思って次はもっと強くなるんだな』
「ともかくお前さんは今日からSランク冒険者だ。
おめでとう」
今日はシヅキが奮発してくれた。
『お祝いのすき焼き御膳だ。
ついにSランクだな。おめでとう』
「シヅキがいてくれたから私は強くなれた。
ありがとう」
『お前が掴んだものだ、誇るといい。
神聖酒だ。
ユグドラシェルがお前がSランクになった時のお祝いだそうだ』
「美味しいね。もう一杯いい?」
「あぁ。どんどん飲め」
・・・
「私は最高に幸せだよ・・・シヅキ」
ルーゼが酔い潰れてしまった。
まぁたまにはいいかこんなことも。
鑑定の瞳
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ルーゼリア・シュレイド
種族:ハイエルフ?
体力: SS
攻撃力: SS
防御力: SS
魔法力: SSS
素早さ: SSS
魔法適正: SSS
スキル:
黒絶眼、剣聖、賢者、精霊女王、格闘王、料理王、錬金王、聖女、歌姫、トラップマスター、不老不死
未来視Ⅸ、魔力探知Ⅸ、身体強化Ⅸ、威圧Ⅸ、カリスマⅨ、指導Ⅸ、策略Ⅸ、交渉Ⅸ、演技Ⅸ、偽装Ⅸ、反撃Ⅸ、倍返しⅨ、言語理解Ⅸ、並列思考Ⅵ、痛覚耐性Ⅸ、状態異常耐性Ⅸ、耐熱Ⅸ、耐寒Ⅸ、鍛治術Ⅳ、弓術Ⅵ、短剣術Ⅵ、採取Ⅵ、再生Ⅳ、裁縫Ⅳ、槍術Ⅴ、斧術Ⅲ、擬態Ⅲ、浄化Ⅰ、
称号:
先祖帰り、天外孤独、Sランク冒険者、人間不信、覚醒者、勇魔王?、ケーキ大好き、魔眼の使い手、シヅキの最高の友達
契約者 :シヅキ
サブ契約者:溟月
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
強くなったな。
ハイエルフ?だいぶ遺伝子改造してしまったからな?
勇魔王?なんだ勇者と魔王が合体したような称号は?
ついにバグったか?
ケーキ大好きか・・・本当に好きなんだな
溟月兄さん感謝しているよ
ふと空を見上げると影が見えた。
「グルルルルルウ」
1匹の大きな鳥が手紙を咥えてやってきた。
背中のバックには手紙がぎっしり詰まっていた。
『ギルドのガルーダ宅急便だな。
急用がある時、又は指名依頼がある時どっからともなく飛んでくるらしい』
ギルドカードになんか細工でもしているんだろうか?
手紙の内容はSランク昇格試験の受付と日時が記載されていた。
『ついにルーゼもSランクか』
「まだ決まったわけじゃないよ」
『今のルーゼを倒せるのなんてそれこそ勇者と魔王が組むようなことがない限り負けるわけないだろう?』
「ガレス中立国はそれなりに近いみたいだね」
ガルーダが羽ペンと手紙を出してきた。
返事をかけてことかな?
ルーゼはこの件について承諾したと記載した。
「グルルルルルウ」
ガルーダは再び空へと飛んでいった。
ガレス中立国のギルドにやってきた。
冒険者の身なりは比較的いい。
見た目は強そうだ。そう見た目は鑑定の瞳で見たが私の妨げになりそうな強者はいなかった。
「ルーゼリア・シュレイドです。
Sランクの昇格試験できました」
視線が一気にこちらに向く。
私をジロジロみる目だ。気が進まない。
少し魔力を解放して威圧する。
それでもこれだけの人数がいれば馬鹿はいるものだ。
「こんなガキがAランクなんてハッタリに決まっている。
俺が可愛がってやるよ」
ルーゼに触れる手前だった。
「それ以上近寄るな」
「アイスニードル」
「サンダーブラスト」
瞬時に氷の棘で動きを封じ気を失う程度の雷撃をお見舞いする。
「ぎゃあああ?!」
気に食わなかったので足で蹴り飛ばしてギルドの片隅に放置しておく。
今ので思い知っただろう。
「Sランク昇格試験は今すぐできるの?」
「はい、できますよ。
それでは奥の訓練所へどうぞ」
「Aランクパーティの
【月夜の誓い】
【蒼炎の奇跡】
【黒金の刃】
3パーティを連続で相手してもらいます」
みんなさっきギルドの受付前で見た覚えがある。
やっぱりシヅキが言ったとおりだった。
『面倒だ。全員まとめてかかってこい』
「なんだと貴様?!」
「本当は魔眼でもう全滅できるけどだけどね」
「爆ぜろ。爆絶の神眼」
ドカーン
中央には大きなクレーターができる。
「なっ?!」
「魔眼は使わないであげる。
ほらどうしたの?かかってきなよ?」
「くっ?!」
「勝てば純ミスリルの武器と防具を提供してあげる」
報酬があれば人間やる気を出す。
勝てればだけどな。
「こうなったらやるぞ。レイド形態だ」
「「「おう」」」
やっと本気になったようだな。
「これよりルーゼ対Aランク合同パーティによる対決を始める」
開始早々身体強化を全力にして後方部隊に迫る。
「「「魔法使いじゃなかったのか?!」」」
持ってる杖はダミーだ。
相手が魔法使いだと思わせて戦略を狂わせる。
まず回復役を潰す。
シヅキから団体戦の攻略方法は叩き込まれている。
ザシュッ、バキン
「ぐぁあ?!」
「きゃあ?!」
「大自然の怒りよ、樹海万象」
【精霊魔法 樹海万象】
大樹の根っこで拘束する。魔力を奪い取り戦闘不能にさせる。
奪い取った魔力は術者に還元される。
次は魔法使いだ。
身体強化で使った魔力を樹海万象で奪い取る。
この根っこは切っても再生する。
魔力源が強いものに殺到して捕まえるまで止まらない
「魔力が吸われていく・・・」
「魔法が使えない・・・」
これ以上やると絞め殺してしまう。
再びコントロールし場外に投げ飛ばす。
これで20人のうち10人が戦闘不能になった。
残りは近接戦闘職だけだ。
「奴は魔法使いだ」
ガキィン
「剣も使うだと?!」
「剣技、白夜極光」
「剣技、天照凛絶」
【剣技、白夜極光】
ミスリル以下の防具に接触した時、防御力無視の貫通攻撃を行う
【剣技、天照凛絶】
ミスリル以下の武器と激突した時無条件で相手の武器を溶解し破壊する。
その後は一方的な試合となった。
身体強化したルーゼを盾役が抑えられるわけがなく一人ずつ確実に狩っていった。
「まさか我々が全力レイド形式で挑んで勝てないなんて・・・」
全員の武器防具をズタズタのボロボロに叩きのめした。
「ギルドマスターのヨーデル・アルタだ。
お前さん後半楽しんでただろう?」
「気のせいじゃないですか?」
「全員の武器防具を破壊する奴がいるか?!
どうしてくれるんだ。こいつらに頼まなければならない依頼がいっぱいあるんだぞ?!」
『仕方ないサービスだ。
全員に純ミスリルの武器防具を提供してやる。
授業料だと思って次はもっと強くなるんだな』
「ともかくお前さんは今日からSランク冒険者だ。
おめでとう」
今日はシヅキが奮発してくれた。
『お祝いのすき焼き御膳だ。
ついにSランクだな。おめでとう』
「シヅキがいてくれたから私は強くなれた。
ありがとう」
『お前が掴んだものだ、誇るといい。
神聖酒だ。
ユグドラシェルがお前がSランクになった時のお祝いだそうだ』
「美味しいね。もう一杯いい?」
「あぁ。どんどん飲め」
・・・
「私は最高に幸せだよ・・・シヅキ」
ルーゼが酔い潰れてしまった。
まぁたまにはいいかこんなことも。
鑑定の瞳
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ルーゼリア・シュレイド
種族:ハイエルフ?
体力: SS
攻撃力: SS
防御力: SS
魔法力: SSS
素早さ: SSS
魔法適正: SSS
スキル:
黒絶眼、剣聖、賢者、精霊女王、格闘王、料理王、錬金王、聖女、歌姫、トラップマスター、不老不死
未来視Ⅸ、魔力探知Ⅸ、身体強化Ⅸ、威圧Ⅸ、カリスマⅨ、指導Ⅸ、策略Ⅸ、交渉Ⅸ、演技Ⅸ、偽装Ⅸ、反撃Ⅸ、倍返しⅨ、言語理解Ⅸ、並列思考Ⅵ、痛覚耐性Ⅸ、状態異常耐性Ⅸ、耐熱Ⅸ、耐寒Ⅸ、鍛治術Ⅳ、弓術Ⅵ、短剣術Ⅵ、採取Ⅵ、再生Ⅳ、裁縫Ⅳ、槍術Ⅴ、斧術Ⅲ、擬態Ⅲ、浄化Ⅰ、
称号:
先祖帰り、天外孤独、Sランク冒険者、人間不信、覚醒者、勇魔王?、ケーキ大好き、魔眼の使い手、シヅキの最高の友達
契約者 :シヅキ
サブ契約者:溟月
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強くなったな。
ハイエルフ?だいぶ遺伝子改造してしまったからな?
勇魔王?なんだ勇者と魔王が合体したような称号は?
ついにバグったか?
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