魔王の右腕 ~平和に向けての巡り旅~

Amasylia

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誕生日はみんなで

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みんなどうも用事があるらしい。
シズキも世界樹で地域を調査しているらしく返事をしてくれない。

「ユグドラシェル、私も世界樹にアクセスしたいの」
「いいですよ」



【世界樹にリンクスタート】

私はお父さんとお母さんの情報について調べることにした。
お父さんとお母さんはこの地で育った。
お父さんからお母さんに熱烈にアプローチして結婚したらしい。
そして私が生まれた。
だが銀髪だった私を異端者としてエルフたちは追い出そうとした。
お父さんとお母さんは私を守るために世界樹から出て行った。
そして追い出した彼らは世界樹の逆鱗に触れ消滅させられた。
そしてお父さんとお母さんは私が幼い時に死んでしまった。

「お前の人生もなかなかに苦労人だな」

後ろを振り返ると腕を組んでるマオーさんがいた。

「マオーさん」
「まさかお前がここまで来るとは思わなかったな。
よくぞ世界樹を救ってくれた」
「救ったのはシヅキだよ」
「お前と会えなければシズキは自分を維持できなかった。
あいつが変わったのもお前のおかげだ。
そうでなければ人類に協力せず滅ぼすことも考えてただろう」
「マオーさんは生きているの?」
「いやこれは残留思念に過ぎない。
もうじき消える」
「そうですか・・・」
「今日は祝いの日だ。みんな待っておるぞ?」

世界樹のリンクを遮断する。

「「「「ルーゼ誕生日おめでとう」」」」
「え?」
『ルーゼは今日の日付にこの地で生まれた。
みんながルーゼを祝いに来た』
「誕生日おめでとうなのじゃ」
「誕生日おめでとう」
『お前のために苺のスペシャルケーキを用意した』
「みんなありがとう」

みんなに囲まれて私は幸せものだ。
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