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アイギス王国のアイク騎士団
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アイギス王国が見えてきた。
「アイク騎士団長か・・・どんな人なんだろう」
アイク騎士団の敷地はかなり大きかった。
「すみませーん」
「おっ入団希望か?」
「いやちが・・・」
「俺たちに勝ったら美味しいおやつを奢ってやるぞ」
『おい馬鹿?!そんなこと言うんじゃない』
「おやつ?!」
ルーゼの目の色が変わった。まずい?!
「そろそろ入団希望者の面接の時間か・・・
なんか訓練所の方が騒がしいな」
「ぎゃー?!」
「ぐわぁあ?!」
少女が大暴れしていた。
あの少女の首につけてるのは銀の首飾りか?!
「なんの騒ぎだ?」
「アイク団長?!」
「あの少女におやつを奢ってあげると持ちかけたら団員をほとんどボコボコにされてしまいまして・・・」
「あなたがアイク団長?
手紙を持ってきたよ」
「海城都市イスカダーレアのグランドマスターからか?
拝見しよう」
「わかった。長きに渡る銀の盟約を果たそう。
我らアイク騎士団はこのルーゼリア・シュレイド
とシヅキを世界樹攻略部隊ニフィア魔法士団の元に送り届けるぞ」
「銀の盟約って?」
「我らは遥か昔から世界樹の大迷宮攻略に向けて人材を集めている。
だが戦力は増えるが攻略を指揮する存在がいなかった。
そこでグランドマスターに頼んで神童が現れたら連絡をもらうようになっている。
そう。君のことだ」
「私?」
「ゴブリンキングの件といい、迷宮都市の件といい活躍を聞いている。海賊退治の一件もな」
「随分いろいろなことが書いてあったみたいだね」
「実力は十分だろう。Aランク冒険者昇格と全指揮権を渡したい。
何を望む?」
「世界樹の大迷宮の核は絶対渡さないよ?
この世界を守るために必要なんだ。
それにあそこには私を待ってる人がいるんだ」
「それは神か?」
「違う。世界樹を管理している精霊だよ」
『俺から説明してやろう。
世界樹はこの世界の自然を司る魔力回路になっている。
持ってあと6年だ。
つまり後6年で世界は滅びる』
「なんだと?!」
「私たちは何としても世界樹に行かないといけないんだ」
「・・・そうか」
「でもその前におやつちょうだい?」
「あぁ・・・今用意しよう」
「最短でいく。敵国キルナンド帝国のザーレス要塞を攻略する」
アイク団長が剣の練習をしていた。
剣に魔力とは違う力を感じる。
「身体強化を使った状態で剣に意思を乗せるのだ」
「ほぅ?1000年前にはなかったな」
「剣技、月光」
一撃が岩を砕く。
「まぁ迷宮産の純ミスリル剣クラスのが丈夫さがなければ使えないんだがな」
『こいつは使えるな』
『取引だ。騎士団全員分の純ミスリル武器を揃えてやる』
『ルーゼにその剣技を教えてやってはくれないか?』
「その純ミスリル剣今すぐ出せるか?」
『ルーゼ身体を貸してくれ』
「いいよ。シヅキ」
『以前より体内の魔力循環が良くなっている。
迷宮核の魔力を吸収したからか?』
『錬金武具生成』
「これが錬金術か・・・なるほどな」
『わかった。
俺の指導は厳しいぞ。神童ならばついて来て見せろ』
「受けて立つよ」
「アイク騎士団長か・・・どんな人なんだろう」
アイク騎士団の敷地はかなり大きかった。
「すみませーん」
「おっ入団希望か?」
「いやちが・・・」
「俺たちに勝ったら美味しいおやつを奢ってやるぞ」
『おい馬鹿?!そんなこと言うんじゃない』
「おやつ?!」
ルーゼの目の色が変わった。まずい?!
「そろそろ入団希望者の面接の時間か・・・
なんか訓練所の方が騒がしいな」
「ぎゃー?!」
「ぐわぁあ?!」
少女が大暴れしていた。
あの少女の首につけてるのは銀の首飾りか?!
「なんの騒ぎだ?」
「アイク団長?!」
「あの少女におやつを奢ってあげると持ちかけたら団員をほとんどボコボコにされてしまいまして・・・」
「あなたがアイク団長?
手紙を持ってきたよ」
「海城都市イスカダーレアのグランドマスターからか?
拝見しよう」
「わかった。長きに渡る銀の盟約を果たそう。
我らアイク騎士団はこのルーゼリア・シュレイド
とシヅキを世界樹攻略部隊ニフィア魔法士団の元に送り届けるぞ」
「銀の盟約って?」
「我らは遥か昔から世界樹の大迷宮攻略に向けて人材を集めている。
だが戦力は増えるが攻略を指揮する存在がいなかった。
そこでグランドマスターに頼んで神童が現れたら連絡をもらうようになっている。
そう。君のことだ」
「私?」
「ゴブリンキングの件といい、迷宮都市の件といい活躍を聞いている。海賊退治の一件もな」
「随分いろいろなことが書いてあったみたいだね」
「実力は十分だろう。Aランク冒険者昇格と全指揮権を渡したい。
何を望む?」
「世界樹の大迷宮の核は絶対渡さないよ?
この世界を守るために必要なんだ。
それにあそこには私を待ってる人がいるんだ」
「それは神か?」
「違う。世界樹を管理している精霊だよ」
『俺から説明してやろう。
世界樹はこの世界の自然を司る魔力回路になっている。
持ってあと6年だ。
つまり後6年で世界は滅びる』
「なんだと?!」
「私たちは何としても世界樹に行かないといけないんだ」
「・・・そうか」
「でもその前におやつちょうだい?」
「あぁ・・・今用意しよう」
「最短でいく。敵国キルナンド帝国のザーレス要塞を攻略する」
アイク団長が剣の練習をしていた。
剣に魔力とは違う力を感じる。
「身体強化を使った状態で剣に意思を乗せるのだ」
「ほぅ?1000年前にはなかったな」
「剣技、月光」
一撃が岩を砕く。
「まぁ迷宮産の純ミスリル剣クラスのが丈夫さがなければ使えないんだがな」
『こいつは使えるな』
『取引だ。騎士団全員分の純ミスリル武器を揃えてやる』
『ルーゼにその剣技を教えてやってはくれないか?』
「その純ミスリル剣今すぐ出せるか?」
『ルーゼ身体を貸してくれ』
「いいよ。シヅキ」
『以前より体内の魔力循環が良くなっている。
迷宮核の魔力を吸収したからか?』
『錬金武具生成』
「これが錬金術か・・・なるほどな」
『わかった。
俺の指導は厳しいぞ。神童ならばついて来て見せろ』
「受けて立つよ」
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