魔王の右腕～平和に向けての巡り旅～

Amasylia

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グレイス傭兵団

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「グレイスやっと戻ってきたか」
「バリス久しぶりだな」
「ルーゼの嬢ちゃんこいつは信用できる。俺が保証しよう」
「なんか街の雰囲気が変わったな。活気に満ち溢れている」
「全てこのルーゼのおかげだ」
「このブルーベリーパイ美味しいよ」
「こいつは見た目こそ幼いが頭のキレるやつだ。
見ての通り甘いものが大好きなやつだ」
「うん。おやつ大好き」
「世界樹に行きたいそうだ」
「行き先はあの世界樹か。それなら途中の港街まで行くがついていくか？」
「わかりました。ついていきたいです」
「実力はどんなもんだ？」
「ゴブリンをＦランク冒険者20人で400体を無傷で殲滅。
ゴブリンキングを魔眼無しで単独で討伐している」
「傭兵のいいところは心の強さだ。
重要なのは仲間の結束力だ」
「だがこいつ問題としてはかなりの人間嫌いみたいでな。接触系は特に抵抗がある。気をつけてやってほしい」
「俺はグレイス傭兵団団長、グレイス・ファルドだ。このグレイス傭兵団を取りまとめている」
「よろしくお願いします」
「ガハハ。手を握るくらい大丈夫だろう？」

この人は大丈夫そうだ。

「少しの間お願いします」
「あぁよろしく頼むよ」
「俺の傭兵団だがお前さんのような元1匹狼が多い。
明日ギルドで打ち合わせをしよう。
俺はカラシアの宿をとっているから何かあれば来るといい」

「ルーゼ、あいつらといる間は鑑定の瞳以外使うな。
うーん。わかった。
緊急時以外発動できないように制限をかけた。
あくまで黒絶眼の制限だ。未来視は使っていいからな」

「よし、よく集まったな。
自己紹介といこうじゃないか？
俺はグレイス傭兵団団長グレイス・ファルドだ。
冒険者ランクはＡランクだ。
傭兵団ランクとしてはＢの上位ぐらいだな。
一番のメインは剣だが斧やハンマー弓も使うオールラウンダーだ」
「魔法使いのニーア・グラシアです」
「斥候のステファ・ニードよ」
「ヒーラーのアリア・ステファです」
「盾タンクのガラルド・フォーゼだ」
「ルーゼには遊撃をやってもらう。
ガラルドが注意を惹きつけている隙に一撃を叩き込むんだ」
「わかった」
「常に周りに誰がいるかは把握していてくれ。
もしもの時があるかもしれないからな」
「シヅキのこと紹介してもいい？」
『いいのか？』
「この人たちは大丈夫だと思う」
『いいだろう』
「みんなにもう一人紹介したい友達がいるの。
シヅキだよ」
『グレイス傭兵団のみんな初めましてだな
ルーゼにお世話になっているシヅキだ』
「「「「「右腕が喋っている？」」」」」
『今回のゴブリンの殲滅戦の基本計画を立てたのは俺だ』
「「「「「なんだって？！？！？！」」」」」
『お前たちの能力は大体わかった』
「いいパーティだな」
『今ルーゼの魔眼は使用を制限している。
それでも強いが仲良くしてやってくれ』

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