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人間不信のルーゼ
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『街はもうすぐらしいな?』
「うん。衛星都市グレイッシュだよ」
門を抜ける。ギルドカードがあれば通れるのは変わらないらしい。
見覚えのある建物が見えてきた。
『ギルドか?!この時代にもあるとはな。
やっぱりファンタジーだ』
中に入り奥へと進もうとすると邪魔が入る。
「可愛らしい嬢ちゃんじゃないか?俺たちと遊ぼうぜ」
『早速きたか』
「私に近寄るな」
「そんなことは言わずにさぁ?!」
「麻痺の邪眼」
「が・・・動けない?!苦しい?!」
『ルーゼそれ以上は使うな。死ぬぞ』
「わかった」
(ルーゼの人間不信がこれほどとはな)
「はぁはぁはぁ・・・」
ちょっかいをかけてきた冒険者とすれ違う。
(ルーゼに近づくな。次はない)
圧倒的な死の殺意を叩きつける。
「ひぇえええええ?!」
慌ててギルドから飛び出す冒険者。
「Dランクのガデッゾが逃げ出したぞ・・・」
「あの嬢ちゃん何者なんだ?」
『あれでギルドDランクだと?質が落ちすぎではないか?基準を再修正しなければならないようだ』
「あなたこの前のGランクのエルフの冒険者さん?」
「名を変えました。私はルーゼリア・シュレイドです」
(雰囲気も装備も違う。養子にでもなったのかしら?)
「常時依頼でゴブリンの討伐があったはずだけど事後報告でいい?」
「はい。受け付けていますよ」
「な?!異空間倉庫?!」
出てきたのは大量の魔石
「ゴブリンの魔石をこんなに?!一体どこで?!」
「古代遺跡の城郊外あたりにいたから狩った」
(あそこの近辺はブラックフェンリルも目撃情報があった時はず。この量を単独で狩ったというの?!)
「ルーゼ様魔石は46個ですので銀貨4枚と銅貨6枚分になります」
「ありがとう」
(もしかしてゴブリンの大量発生?ギルドマスターに報告しなくては?!)
SIDE 光風の風 リーダーのバリス・フォンド
我々は光風の風Bランクパーティだ。
ブラックフェンリルの目撃情報があり調査・討伐に乗り出した。
だが森で見かけたのは・・・
「なんなんだこれは?」
クレーターの底でブラックフェンリルが全身複雑骨折で絶命していた。
「間違いない・・・上からの一撃で仕留めている」
「おいおいBランクパーティ以上討伐推奨のブラックフェンリルだぞ?!」
「この木についてるのは血か?」
「誰かが犠牲になった可能性が高いな」
「おーいこっちだ」
「焚き火の跡だ。まだ新しい」
「これは一人用のテントの跡か?」
「あのブラックフェンリルをやったのはたった一人の冒険者だというのか?」
「バリス大変だ、5km先にゴブリンの集団だ。数は約500体はいる」
「なんだと?!」
「拠点を構えてる可能性がある。もしかしたらゴブリンキングもいるかもしれない」
「我々では人手不足だな。一度戻って体制を立て直そう」
「うん。衛星都市グレイッシュだよ」
門を抜ける。ギルドカードがあれば通れるのは変わらないらしい。
見覚えのある建物が見えてきた。
『ギルドか?!この時代にもあるとはな。
やっぱりファンタジーだ』
中に入り奥へと進もうとすると邪魔が入る。
「可愛らしい嬢ちゃんじゃないか?俺たちと遊ぼうぜ」
『早速きたか』
「私に近寄るな」
「そんなことは言わずにさぁ?!」
「麻痺の邪眼」
「が・・・動けない?!苦しい?!」
『ルーゼそれ以上は使うな。死ぬぞ』
「わかった」
(ルーゼの人間不信がこれほどとはな)
「はぁはぁはぁ・・・」
ちょっかいをかけてきた冒険者とすれ違う。
(ルーゼに近づくな。次はない)
圧倒的な死の殺意を叩きつける。
「ひぇえええええ?!」
慌ててギルドから飛び出す冒険者。
「Dランクのガデッゾが逃げ出したぞ・・・」
「あの嬢ちゃん何者なんだ?」
『あれでギルドDランクだと?質が落ちすぎではないか?基準を再修正しなければならないようだ』
「あなたこの前のGランクのエルフの冒険者さん?」
「名を変えました。私はルーゼリア・シュレイドです」
(雰囲気も装備も違う。養子にでもなったのかしら?)
「常時依頼でゴブリンの討伐があったはずだけど事後報告でいい?」
「はい。受け付けていますよ」
「な?!異空間倉庫?!」
出てきたのは大量の魔石
「ゴブリンの魔石をこんなに?!一体どこで?!」
「古代遺跡の城郊外あたりにいたから狩った」
(あそこの近辺はブラックフェンリルも目撃情報があった時はず。この量を単独で狩ったというの?!)
「ルーゼ様魔石は46個ですので銀貨4枚と銅貨6枚分になります」
「ありがとう」
(もしかしてゴブリンの大量発生?ギルドマスターに報告しなくては?!)
SIDE 光風の風 リーダーのバリス・フォンド
我々は光風の風Bランクパーティだ。
ブラックフェンリルの目撃情報があり調査・討伐に乗り出した。
だが森で見かけたのは・・・
「なんなんだこれは?」
クレーターの底でブラックフェンリルが全身複雑骨折で絶命していた。
「間違いない・・・上からの一撃で仕留めている」
「おいおいBランクパーティ以上討伐推奨のブラックフェンリルだぞ?!」
「この木についてるのは血か?」
「誰かが犠牲になった可能性が高いな」
「おーいこっちだ」
「焚き火の跡だ。まだ新しい」
「これは一人用のテントの跡か?」
「あのブラックフェンリルをやったのはたった一人の冒険者だというのか?」
「バリス大変だ、5km先にゴブリンの集団だ。数は約500体はいる」
「なんだと?!」
「拠点を構えてる可能性がある。もしかしたらゴブリンキングもいるかもしれない」
「我々では人手不足だな。一度戻って体制を立て直そう」
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