溺愛すぎて困ってます

ハムさん

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番外編

番外編4 ライバル

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何時間たっただろうか…
 隣を見ると瀧は、すやすやと眠っているそれに体もスッキリしている瀧が拭いてくれたのだろう
「喉乾いたな…」

瀧を起こさないようにベッドを抜け出し部屋を出る暗くて何も見えなかったのでそこら辺に落ちていたものを羽織ったら瀧の服だった
 だからなんだか大きかったのか…



廊下には誰もいなかった
 キッチンどこだろう

キッチンの場所が分からずうろちょろしていると前の方から何やら2人組の男が歩いてくる声が聞こえた
 ど、どうしようこんな格好だし隠れる場所もない
オドオドしていると、とうとう目の前に現れ驚いたような顔をしている
 やってしまった…

男2人組は、瀧ほどでは、無いが高級そうな服を羽織っている


『お前…』
『君…』
2人組が迫って来る

やばいやばい…
この人たち使用人の人じゃない!

ギュッと目をつぶって身構える、すると
フワッと体が浮き

「鯛勝!たいかつなのか!」

「へ?」
驚き目を開けるとドアップでイケメンの男の顔が見える

誰… 

顔にも出ていたのか

「俺だよ俺!」
      
これがオレオレ詐欺か…
   
「イチだよ!」  

「へ?あ、あのベンギンの?!」

そ、そんなことが有り得るのか?僕の知っているイチは、ペンギンでかわいい見た目のイチだ

今いるのは、似ても似つかないイケメン

混乱しているとイチと名乗るイケメンの隣にいたまたイケメンが

「そうだよ!イチとナリだよ!」


「ナリ!?」


                 ──────────


落ち着いて話を聞くためにリビングまで案内してくれた。
「俺たちは、ペンギン界をまとめる役の長だ!」

「え?!嘘でしょ?
ペンギン界の長なんだったらあの水族館に居るはずがない」

だってそうだろう、長と聞くと自然界での長を想像してしまう。がナリとイチは、水族館に居た

「本当だよ鯛勝、僕たち長だから色んな所にいるペンギン達に合いに行かなきゃ行けないでしょ?」


「うん…」

「それで、たまたまあの水族館に行った時お前に会ったんだ」

ナリが説明していたのをイチ横取りして話始めたのでナリがむくれている

「え?でもずっと居たよね?水族館に」

ペンギンなんてそこら中にいるもしナリとイチの言っていることが確かなら大忙しで世界を飛び回っていたはずだ

「ああ、お前に会うまでは、拠点というものを持たずに行動していたが、お前が好きで会いたくて拠点をあの水族館に置いたんだ。主に夜に活動するからあそこにおいても支障が出ないんだ」

………ん?
 
「なぁ鯛勝……好きだ」


…………………へ?……あぁ、likeかな、

「そうだよ。鯛勝のことを一目見て惚れちゃったんだ//」

あ、Loveだ……

『だから僕(俺)と結婚しよ!』

…………ですよね………

               ──────────

イチとナリが同時に言って2人で睨み合っている
神の世界は、一夫多妻制では、無いようだ

「いやぁ……僕には、瀧がいるしイチとナリのことは、自分の子供のように可愛がってきたから……」

そもそも人間じゃないんだから恋愛対象として見たこともなかった





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