溺愛すぎて困ってます

ハムさん

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本編

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「うそ、な、え、?」
どう動いても鏡の中の童顔でイケメンでも美少年でもなんでもないどこにでも居そうな青年は、自分と同じ動きをする。
「なんで、20代の頃の僕が!?」
「え、死んだの?本当は、死んじゃった?だからこんな顔に?いや体も……若返ってる!?」
「なんで!?え!どういうこと?!」
「落ち着け正雄!」
                      ──────────
「まず!正雄は、死んでいない!」
ベットの上で正座をお互いしながら話し合う
「じゃあ!なんでこんな若返って、」
「それは、竜玉を受け取ったからだ、」
「竜玉?そんなの受け取った記憶が無いけど」
「……正雄が意識を失っている間に無理やり受け取ってもらった…」
薄れゆく中で光ったものが胸に入っていったのを思い出した
「な、なんてことを」
「仕方がなかったんだあのままにしていたら正雄は、死んでいた!竜玉には、神から受けた傷以外を癒す力があって…….仕方がなかったんだ……」
バツが悪そうに俯く
確かに落ち着いて考えてみるとあの時救急車で病院に行っていたとしても死んでいただろう。そんな状態だったのに今は、ピンピンしている、それだけじゃなく若返ってもいる…
「ありがとう…」
イケメンくんがバッと顔を上げ正雄を見つめる
「助けてくれてありがう…って一番最初にゆべきだった…ごめんなさい」
「いや!私の方こそもっと早く迎えに行って傍で正雄を見守っていればよがったごめん」
イケメンくんが、正雄に抱きつきながら言う「見守られるのは、ちょっと…嫌だけど…ありがとう」
正雄は、イケメンくんを抱きしめ返す。
さらに抱きしめが強くなったが心地が良かった
「ところでなんで僕の名前を知ってるの?」
「それは、当たり前だ!私の番なのだから」
「? つがい?」
「うむ、運命で定められた私の嫁とでも言おうか」
「嫁!?」
「え、じゃあ間違えてるよ僕男だから!」
「いや間違えてなどいない」
「な、なんで分かるのさ…」
「匂いだ」
ふざけてるようにもからかっているようにも見えない逆に熱い眼差しで言ってくる。
(確かになんだか甘い匂いがさっきからする特に抱きしめられた時には、いっそ匂いがした、でも認めたらなんだかダメな気がする)
「そ、そうだ名前教えて貰っていい?」
「ああ、言っていなかったな、瀧だ」
「たき、そうかいい名前だね!」
「苗字は、?」
「みょうじ?瀧だけだが、」
「そうなの?!名前かぶったりしないの?」
「それは、大丈夫だ主石が管理しているからな」
「しゅせき?」
「そうだ、私達神は、、、」
「ま、待って!か、神?瀧は、神様なの?」
「そうだが?」  
「え、じゃあここ天国ってこと?やっぱ死んじゃってるの?」
「いや、死んでない…
うむ、この際だ全て説明しよう。」
    
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