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再会
数年後4
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……
「はい、喧嘩はそこまでにして、飯できたぞ。」
不敵に笑う友樹さんと噛み付くように睨んでいる楓の間に皿を割り込ませる。
「ありがと俊平、美味しそうだね」
「えっ俊平すごいじゃん!料理うま!いただきまーす!」
「さんきゅー。けど、ただのパスタだぞ…?」
親バカならぬ彼氏バカな友樹さんはともかく楓までハイテンションで喜んでいるため、彼女の普段の食生活が心配になる。
「パスタなんて冷食でしか食べないよー!てかこれ美味しい!まさかソースも手作りなの!?」
「そうだけど、」
面倒くさがりだとは知っていたが、一人暮らししてもこんななのか。。変わらないな、と思い笑みがこぼれる。
「フッ、ちゃんと食えよ。お前は前から……」
「俊平。美味しいよ。このソース、僕大好きだな。」
友樹さんが俺の話を遮るように感想を言ってきた。
「え、あぁ、ありがとうございます」
突然割ってはいられたので少し戸惑いながら答えた。
「どうしたんですか突然」
「だってぇ、2人だけの微笑ましい世界になりそうだったんだもん、仲良いし、」
いじけた彼を見て楓と顔を見合わせて軽く笑う。
「松木せんせーどういうメンタリティなんすか。私誘ったのあなたなんですけど~笑笑」
「それはそうだけど、ミセツケテヤロウトオモッタダケデ…(ボソッ)」
「フハッ、友樹さん小学生じゃないんだから笑」
彼の可愛い一面に笑みがこぼれる。
食事も終わり、高校時代の話や近況、友樹さんによる俺たちの惚気話などをしていたら外はもう暗くなっていた。
「そろそろ帰ろっかな!楽しかった~!」
「楽しかったなら良かった。友樹さんうるさかっただろ、ごめんなー」
「うるさいって言わないでよ俊平~」
「仲良くて何より!!」
楓は満足そうな顔で頷く。
「じゃあね!今度は飲みにでも行こーよ!酔った二人も面白そうだし笑」
「おーいいじゃん、そのときは恋人作って連れてこいよ」
「そんなすぐできないですぅー」
「…じゃ!また!」
「おう」
バタンとドアが閉まり一瞬の静寂が流れる。
「はい、喧嘩はそこまでにして、飯できたぞ。」
不敵に笑う友樹さんと噛み付くように睨んでいる楓の間に皿を割り込ませる。
「ありがと俊平、美味しそうだね」
「えっ俊平すごいじゃん!料理うま!いただきまーす!」
「さんきゅー。けど、ただのパスタだぞ…?」
親バカならぬ彼氏バカな友樹さんはともかく楓までハイテンションで喜んでいるため、彼女の普段の食生活が心配になる。
「パスタなんて冷食でしか食べないよー!てかこれ美味しい!まさかソースも手作りなの!?」
「そうだけど、」
面倒くさがりだとは知っていたが、一人暮らししてもこんななのか。。変わらないな、と思い笑みがこぼれる。
「フッ、ちゃんと食えよ。お前は前から……」
「俊平。美味しいよ。このソース、僕大好きだな。」
友樹さんが俺の話を遮るように感想を言ってきた。
「え、あぁ、ありがとうございます」
突然割ってはいられたので少し戸惑いながら答えた。
「どうしたんですか突然」
「だってぇ、2人だけの微笑ましい世界になりそうだったんだもん、仲良いし、」
いじけた彼を見て楓と顔を見合わせて軽く笑う。
「松木せんせーどういうメンタリティなんすか。私誘ったのあなたなんですけど~笑笑」
「それはそうだけど、ミセツケテヤロウトオモッタダケデ…(ボソッ)」
「フハッ、友樹さん小学生じゃないんだから笑」
彼の可愛い一面に笑みがこぼれる。
食事も終わり、高校時代の話や近況、友樹さんによる俺たちの惚気話などをしていたら外はもう暗くなっていた。
「そろそろ帰ろっかな!楽しかった~!」
「楽しかったなら良かった。友樹さんうるさかっただろ、ごめんなー」
「うるさいって言わないでよ俊平~」
「仲良くて何より!!」
楓は満足そうな顔で頷く。
「じゃあね!今度は飲みにでも行こーよ!酔った二人も面白そうだし笑」
「おーいいじゃん、そのときは恋人作って連れてこいよ」
「そんなすぐできないですぅー」
「…じゃ!また!」
「おう」
バタンとドアが閉まり一瞬の静寂が流れる。
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「和合」は「結ばれる」みたいな意味です!手が空いたら少しづつ書いてます。日本語や表現おかしい所あったらごめんなさい💦結構前に投稿した話でも、ちまちま直してるので繰り返し読んでも面白い…かも、感想などあったら気軽にコメントしてください!まだ1件も来てないのでとても励みになります!
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