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再会
数年後1
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「おーい楓、こっちこっち!」
遠くに楓の姿が見え、久しぶりの再会にテンションが上がる。
俺と楓は卒業し、
俺は東京の教育学部へ、楓も東京で演劇関係の大学に進んだ。
「俊平久しぶり~!変わってないね、相変わらず小さい笑」
卒業してから一年ぶりの再会なのに全く変わっていなくて安心する。
「小さいは余計だ、そういうお前こそ変わらねぇな、そんな感じだと恋人いないだろ笑」
「言うねぇ~笑、そっちこそ'せんせー'とは最近どうなのよ」
「…っ!べ、別に、普通だよ」
ニヤニヤと笑った楓から振られた突然の話題に一瞬戸惑う。
高校生の時のある日、楓に呼び出され、先生との関係を聞き出された。
どうやらあの理科準備室での出来事を見られたようだった。
目撃されていたなら逃げようもないので全て話したが、楓は戸惑いながらも目を輝かせて普通の恋愛話のように聞いて、''応援する''と言ってくれた。
'にっしてもあの松木先生がね~'と毎日毎日言われるのは面倒だったが今考えると楽しい青春の1ページだったと思う。
松木先生、もとい友樹さんはというと教師を辞め、ずっと興味があったという編集の道に進んだ。
勤めた出版社が東京ということで、現在俺は彼と同居している。
……友樹さんが「学生なんだから大人に任せなさい!」と張り切っていて、俺は家賃をほぼ入れてないため実質居候みたいなものだけれど、、
せめてもと料理をはじめとした家事全般を頑張ってはいるものの、長年一人暮らしをしてきた彼には敵わないし、課題に追われてあまりできていないのが現状だ…
夏休みには絶対やってやる
とまぁそんな訳で俺らは幸せにやってる。
遠くに楓の姿が見え、久しぶりの再会にテンションが上がる。
俺と楓は卒業し、
俺は東京の教育学部へ、楓も東京で演劇関係の大学に進んだ。
「俊平久しぶり~!変わってないね、相変わらず小さい笑」
卒業してから一年ぶりの再会なのに全く変わっていなくて安心する。
「小さいは余計だ、そういうお前こそ変わらねぇな、そんな感じだと恋人いないだろ笑」
「言うねぇ~笑、そっちこそ'せんせー'とは最近どうなのよ」
「…っ!べ、別に、普通だよ」
ニヤニヤと笑った楓から振られた突然の話題に一瞬戸惑う。
高校生の時のある日、楓に呼び出され、先生との関係を聞き出された。
どうやらあの理科準備室での出来事を見られたようだった。
目撃されていたなら逃げようもないので全て話したが、楓は戸惑いながらも目を輝かせて普通の恋愛話のように聞いて、''応援する''と言ってくれた。
'にっしてもあの松木先生がね~'と毎日毎日言われるのは面倒だったが今考えると楽しい青春の1ページだったと思う。
松木先生、もとい友樹さんはというと教師を辞め、ずっと興味があったという編集の道に進んだ。
勤めた出版社が東京ということで、現在俺は彼と同居している。
……友樹さんが「学生なんだから大人に任せなさい!」と張り切っていて、俺は家賃をほぼ入れてないため実質居候みたいなものだけれど、、
せめてもと料理をはじめとした家事全般を頑張ってはいるものの、長年一人暮らしをしてきた彼には敵わないし、課題に追われてあまりできていないのが現状だ…
夏休みには絶対やってやる
とまぁそんな訳で俺らは幸せにやってる。
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