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完結
【最終話】カーテンの隙間から。楓視点
しおりを挟む「ばいばーい」
「うん!またね~!」
今日も学校終わりーっと。
そういえば松木先生と俊平いつのまにあんな仲良くなったんだろ。犬猿の仲って感じだったのになぁー。
まぁ仲いいに越したことはないよね。
バス停行こっと。
そんなことを考えながら歩いていると、、
「……わっっ!」
突然突風が吹いた。
視界の端にひらひらしたものが写る。
なんだろう、と思ってよく見てみると、人影が見えた。
「今日ってなんか委員とかあるのかなー。残ってる人いる、あそこはなんの教室だったっけ……??」
そんなことを考えているうちに風が止み、カーテンに遮られて人影も見えなくなった。
でもなんとなく気になったのでそのまま見続けていると、再び突風が吹き、カーテンが揺れ、人影が見える。
「……っ!!!」
私は言葉を失った。
…一瞬だった。
たった一瞬。
でも、私は見てしまった。
……キスをしていた。……学校で。
………あれは俊平だった、、、
あの部屋は、理科準備室だ。今分かった。
なぜなら、俊平とキスしていたのが、松木先生だったからだ。
言葉を失いながらも私の脳は今起きている状況の整理と、これからのことを考えている。
本当に驚いた。
好きだった人といけ好かない教師がキスする場面を目撃するなんて、漫画みたいなこと、自分に起きるとは思っていなかった。それも男同士だし。
でも、不思議とこの状況を受け入れつつある。
あの一瞬で見えた俊平の顔が、目が、とても幸せそうだったからだろうか。
私は2人を応援する。
本人たちにこのことを伝えるかどうかはおいおい考えよう。
その日の夜、私は日記に今日のことを綴った。
"2人のこの上なく幸せそうな顔が見えた。カーテンの隙間から。" と。
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「和合」は「結ばれる」みたいな意味です!手が空いたら少しづつ書いてます。日本語や表現おかしい所あったらごめんなさい💦結構前に投稿した話でも、ちまちま直してるので繰り返し読んでも面白い…かも、感想などあったら気軽にコメントしてください!まだ1件も来てないのでとても励みになります!
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