カーテンの隙間から

Luna

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和合

幸せな朝

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"チュンチュンチュン……"

「……あ、おはよ、俊平。」

朝目覚めると裸で、髪も乱れている松木が目を細めて微笑んでいるのが目に入る。
新鮮な姿に心臓が早くなる。

「…オハヨウゴザイマス」

「ふはっ…声ちっちゃ、可愛い。」

そう言うと松木は俺の頭を優しく撫でる。

「……で、さ。体大丈夫?」

「あ、はい、少しだるいですが、今日学校休みですし、、あ!松木先生、学校大丈夫ですか!?教師は休日も出勤とかって誰かが言ってて……」

「大丈夫なら良かった。僕も今日は休みだよ。2人でゆっくり過ごそうね。…確か、親御さんには……」

「はい、友達の家に泊まると言ってあります。」

心做しか元気がない。具合でも悪いのか…?

「あの、、、……っ!」

松木の肩を軽く触ると、ビクッと大きく跳ねた。

「えっ!?先生どうしました!?」

「……あ、ごめん、ちょっと緊張……」

「緊張って…何に対して…」

「えっとね。……あ、とりあえず、服着ようか。」

そう言われて松木はもちろん、自分も服を着ていないことを思い出す。

………………

「はい、服着ましたけど、なんですか?」

「えっと…俊平、改めて言うね。僕と、付き合ってくれませんか。」

「え………?」

改まって伝えられた言葉に今まで俺たちは付き合っていなかったのだと理解する。

アンナコトしたのだからとっくに付き合っているものだと思っていた、そんな自分がとても恥ずかしくて顔が熱くなる。

「え!?どうしたの俊平!顔赤い!風邪?!あ、裸で寝たから!?…でも今夏だよな…」

どんどん1人で慌てていく松木を見ていると、自分を取り繕っているのが馬鹿らしくなる。もう俺、この人には嘘つかないでいいや、そう決心した。

「……友樹さん。俺も、好きです。付き合ってください。」

…言ってしまった。前行った時よりも明確に。さっきよりも顔が熱い。

「……つっ…」

松木は目を見開き、口元に右手を持っていく。
驚いたり照れたりしている時の癖だ。

「…あの…なんか言ってくれませんか、、」

「…あっ、、うん。ありがとう。ほんとに嬉しい。……これからよろしくね。」

そう言うと松木…いや、友樹さんは俺を強く抱きしめる。

「はい。…よろしくお願いします。」

この、とても早い心臓の音は、俺のなのか、友樹さんのなのか……2人のなのか。


……………


「…あの、、さすがにもう離して貰ってもいいですか?」

「絶対離さないからね!俊平!」

より強く抱き締められる…本当にキャラ崩壊してるな……まあ素を出してくれてるってことで嬉しいけど…

「……グスッ…」

「え、もしかして友樹さん、泣いてます?」

「グスッ…うん……幸せすぎて……グスッ」

真摯な涙にもらい泣きしてしまう。
俺も心から嬉しいのは事実だし。

「はい、、俺も幸せです。…ズッッ」

それから俺たちは泣きながら抱き締め合った。
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「和合」は「結ばれる」みたいな意味です!手が空いたら少しづつ書いてます。日本語や表現おかしい所あったらごめんなさい💦結構前に投稿した話でも、ちまちま直してるので繰り返し読んでも面白い…かも、感想などあったら気軽にコメントしてください!まだ1件も来てないのでとても励みになります!
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