カーテンの隙間から

Luna

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変化

…なんかかわいい?!松木side1

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「私は前からずっと俊平のことが好きでした!良ければ私と付き合ってください!!」

理科準備室で授業の準備をしていると、第1理科室から秋元楓の声が聞こえた。
……ようやく告白か。あの子は俊平のことが好きってバレバレだったからなぁ……まぁ渡さないけど。

僕は人間関係について敏感で、誰が誰を好きかとか何となくわかる。まぁ100%じゃないけど。…それで、俊平は秋元さんのことをいい友達としか思っていない。これは絶対に揺るがない。そう信じてるから、僕はこんなに他人事でいられる。

「は?え?か、楓が、俺を??」

そりゃ混乱するよね。友達から告白されたんだから。俊平はありえないくらい鈍感だから。まぁそこも可愛いんだけど。

しばらく無言の時が過ぎる。

なぜなんだ。俊平、すぐ断ればいいじゃないか!?
秋元さんのことが気になっていたとか?
いやでも俊平は三橋さんのことが好きだったはず。…なのになんであの告白を断ったのかは謎なんだけど。…はっ!秋元さんのことが好きって気付いた!?

俊平の気持ちが全然分からない。僕も鈍感になってしまったのか??

"ガラガラ"

突然聞こえたドアの大きな音で完全に入り込んでいた自分の世界から抜け出す。

「先生!?驚きましたよ。なんで突然出てきたんですか」

え、今の音……ドア、僕が開けた?

「……あぁ、ごめんごめん。出ちゃダメだろうなーとはさすがに思ってたんだけど、急ぎの用があったの忘れててさぁ。このまま青春ドラマを声だけで味わうっていうのもありだったんだけど、行かなくちゃならなくって……邪魔してごめんねぇ…」

だんだん正気に戻ると誤魔化すための言葉がスラスラと出てきた。

……秋元さん、やっぱ怒ってるな、、なんか冷たい…

なんで自分が突然飛び出したのかは分からないけど、俊平、鈴村くんをここから連れ出したいという欲が高まる。

「鈴村くん、借りてもいいかな…?」

突然口から出た言葉に自分でも驚く。どう誤魔化せばいいんだよ。
……先生方が俊平を呼んでいたことを思い出した。土壇場の対応力がこんな所で役に立つとは。

「あ、鈴村くんにも言ってなかったね。今度学校でやる発表会みたいなのの説明を責任者とか、先生達にして欲しくてさ。バッドタイミングだったよね、なるべくすぐ終わらせるからさ!」

…この歳で欲望に勝てなくなるとは思わなかったし、連れ去り方も大人気ない。俊平が絡むと、本当に自分じゃないみたいだ。
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「和合」は「結ばれる」みたいな意味です!手が空いたら少しづつ書いてます。日本語や表現おかしい所あったらごめんなさい💦結構前に投稿した話でも、ちまちま直してるので繰り返し読んでも面白い…かも、感想などあったら気軽にコメントしてください!まだ1件も来てないのでとても励みになります!
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