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動物園編
第54話-ライオンの赤ちゃん
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「お客様、こちらにお座りください」
案内されたのは丁度四人程座れそうなブラウンカラーのベンチ。
そこに右から沙耶ちゃん、葵ちゃん、まどかちゃん、俺の順番に座る。
座り終えると、飼育員さんがライオンを抱いてこっちに来た。
「優しく撫でてあげてくださいねー!」
そう言いながら飼育員さんが葵ちゃん、まどかちゃんの膝の上にライオンの赤ちゃんを乗っける。
「可愛いー!」
「わー……!!」
毛並みがふさふさなライオンの赤ちゃん。とても可愛い。
沙耶ちゃんは初めて見たライオンの赤ちゃんを怖がることなく、まるで子猫を撫でるように優しくなでなでする。
葵ちゃんもお姉ちゃんと同じように優しくなでなでする。
まどかちゃんは少し怖い様子ながらも、恐る恐る撫でる。
俺もなでなでする。
そして五分ぐらい経った頃だろうか。
飼育員さんが話しかけてくる。
「次のお客さんがお待ちですのでそろそろ交代になります。最後に、お写真でもお撮りしましょうか?」
気の利く飼育員さんだなぁ。
「お願いします!」
俺はスマホをポケットから取り出し、カメラアプリを起動して飼育員さんに渡す。
そして他の飼育員さんが赤ちゃんライオンの顔の向きをカメラ側に向ける。
「では撮りますよー!」
俺たちは自然と中心に寄る。妹達は、ピースをしている。
「いきますよー! 3…2…1…… パシャッ」
写真を撮り終えると俺たちはそろって「ありがとうございました!」とお礼を言い、赤ちゃんライオンのいる小屋を出る。
「いやー可愛かったね!」
「うん!いい経験できた!もっと触ってたかったなー」と沙耶ちゃん
「学校でみんなに自慢する!!」と葵ちゃん
「最初はこわかったけど、さわれてよかった……」とまどかちゃん
俺たちはライオンの事をお話しながら来た道を戻り、また人の流れに身を任せ、動物園を見て回る。
案内されたのは丁度四人程座れそうなブラウンカラーのベンチ。
そこに右から沙耶ちゃん、葵ちゃん、まどかちゃん、俺の順番に座る。
座り終えると、飼育員さんがライオンを抱いてこっちに来た。
「優しく撫でてあげてくださいねー!」
そう言いながら飼育員さんが葵ちゃん、まどかちゃんの膝の上にライオンの赤ちゃんを乗っける。
「可愛いー!」
「わー……!!」
毛並みがふさふさなライオンの赤ちゃん。とても可愛い。
沙耶ちゃんは初めて見たライオンの赤ちゃんを怖がることなく、まるで子猫を撫でるように優しくなでなでする。
葵ちゃんもお姉ちゃんと同じように優しくなでなでする。
まどかちゃんは少し怖い様子ながらも、恐る恐る撫でる。
俺もなでなでする。
そして五分ぐらい経った頃だろうか。
飼育員さんが話しかけてくる。
「次のお客さんがお待ちですのでそろそろ交代になります。最後に、お写真でもお撮りしましょうか?」
気の利く飼育員さんだなぁ。
「お願いします!」
俺はスマホをポケットから取り出し、カメラアプリを起動して飼育員さんに渡す。
そして他の飼育員さんが赤ちゃんライオンの顔の向きをカメラ側に向ける。
「では撮りますよー!」
俺たちは自然と中心に寄る。妹達は、ピースをしている。
「いきますよー! 3…2…1…… パシャッ」
写真を撮り終えると俺たちはそろって「ありがとうございました!」とお礼を言い、赤ちゃんライオンのいる小屋を出る。
「いやー可愛かったね!」
「うん!いい経験できた!もっと触ってたかったなー」と沙耶ちゃん
「学校でみんなに自慢する!!」と葵ちゃん
「最初はこわかったけど、さわれてよかった……」とまどかちゃん
俺たちはライオンの事をお話しながら来た道を戻り、また人の流れに身を任せ、動物園を見て回る。
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