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囚われのシィナ
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「う……」
シィナは、ゆっくり瞼を開ける。
「…………」
目覚めてすぐ。頭は半ば朦朧としているが、状況は、すぐに理解できた。
あの冒険者パーティに電撃魔法を喰らわされ、気を失った。
今、自分はどこかに捕らえられている。
両腕は、木製の手枷で封じられている。
一応、それだけだ。鎖に繋がれているわけではない……が、雷撃のせいで体が痺れていて、いずれにせよ自由に動けない。
「お。ちょうど目ェ覚ましたな、シィナちゃん」
にやり、と口を歪めた男が、目の前の――鉄格子の向こうに、立っていた。
あの冒険者パーティのうち、おそらくリーダーであろう″勇者″職の男だ。
牢に入れられた子猫を、冷ややかな目で見下している。
「お、お前……。ここはどこにゃ!」
キ、と男を睨きながら、シィナは口を開く。
「オーケイオーケイ。その反抗的な目のままぁ……ホイっと」
男は、何か機械を手に持っていた。彼がそれを操作すると、パシャリ、という音が鳴るとともに、目映い光が照らされた。
「――っ!?」
またも電撃か、と思い、びくりと肩を震わせるシィナ。
だが、違った。
「うん。いい感じだな」
ジィィィ、と、機械から、一枚の光沢紙が出て来る。
「にゃ、なに、それ?」
「写真だよ」
「シャシン?」
「特殊な魔法具でな。風景の一場面を切り取れるんだ。あの短剣なんか目じゃねえぐらい高価なシロモノなんだぜ。――ホラ、よく撮れてるだろ?」
そう言って、わざわざシィナに写真を見せつける。
「あ、あたしの、こんな姿撮って――それをどうするつもりにゃ!?」
「そりゃ、見本がなけりゃ商品が売れねえだろ?」
「しょう、ひん…………!?」
その単語を聞いて、ぞっとした。
猫娘の顔が青ざめたのを見て、また一層、にやりと笑む勇者。
「ここはどこか、って聞いたな。リグリアの地下だ。住民どもは知らねえが、街の真下に、どでかい地下施設がある。元々は大昔に使われてた監獄だがな。それを、ビジネスのために利用してる」
「ビジ、ネス……?」
「スラム街のガキどもを連れてきて、ここで飼ってんだよ。俺たちは冒険者ギルド所属のパーティだからな。各地を渡り歩く……が、依頼なんざこなさねえ。俺たちは各地の富豪のもとを訪ねて、ここのガキどもを売り込んでんのさ」
信じられないようなことを、滔々と語る男。
それを聞くシィナは、怒りとか嫌悪とか、いろんな感情がぐちゃぐちゃになっていった。
――スラム街の子供たちを、ここに?
どうやらシィナが入れられている牢は奥まったところにあるらしい。
男の背の向こうに、通路が続いている。地下の息苦しさを軽減させるためか、通路は比較的大きめに造られているようだが、それゆえに燭台の灯りが行き届かず、全体的にかなり薄暗い。
その通路の両壁に、等間隔に鉄格子が見える。自分が入れられているのと同じような牢が並んでいるのだ。
延々と立ち並ぶ牢屋に、スラム街の子らが捕らえられているのか……。
最近、姿が見え無くなる子が多いと思っていたが……みんなは、こいつらに誘拐されていたのだ。
ぎし、と、歯が軋むほど食いしばるシィナ。
(くそ、こいつら……っ!)
今すぐにでも飛びかかって、引っ掻いてやりたい。
シィナが鋭い眼光を向けて睨み付けていたところ、勇者の後ろから、ぬ、と、黒い影が出てきた。
真っ黒な外套に身を包んだ男、――魔術師だ。
「なにしてる。写真は撮れたのか?」
「ああ。いいのが撮れたぜ。ホラ」
「ほう、これは。そういえば前に、ドレバース公爵が『もっと躾け甲斐のありそうなモノが欲しい』と言っていたな。
「ああ。この写真見せてやりゃ、すぐに食い付くぜ。きっと相当な額を出してくれる」
二人の男は、そんなことを言ってヘラヘラと笑う。
「――この、クズ野郎! あんたらにゃんか、魔界に落ちればいいにゃ!」
耐え切れず、シィナは声を上げる。
「オイオイ、何言ってんだ。まあ俺らも悪人だっつー自覚はあるがよ。お前も盗人だろうが。他人のモン盗んでるような小娘が俺らに偉そうな口利くんじゃねえよ、同じようなモンだろが」
「一緒にすんにゃ! あたしは……っ、あたしには夢があるんにゃ! そのために、お金を溜めてるんにゃ、スラム街の子供たちのために!」
「ほォ。そんなきれいごと言ったって、その金は所詮、汚い金だろ。そんな金で『子供のために』使うもんじゃねえよ。……せっかくだし、俺たちがもらってやるよ。お前のねぐらはどこにあんだ?」
「――っ、そんにゃこと、教えるわけ……」
「おい」
くい、と、勇者は魔術師に合図を出す。
「大人しく教えた方がいいぞ、お嬢ちゃん。――それとも、もう一度、私の電撃を喰らいたいか?」
「――っ」
シィナは、ハッとして、身を強張らせる。
「私ぐらいの腕になれば、電撃の出力は細かに調整できるからね。……情報を引き出すのが目的なら、威力はわずかに弱めるさ。気絶はさせない。意識を持ったまま、電撃を浴び続ける……お前の溜めこんだ金がどこにあるか、言うまで、ずっとね」
目深にかぶったフードの奥に、サディスティックな笑みが覗く。
そして、その手がゆっくりと、シィナに向けられる。
こいつらに、容赦なんて期待するだけ無駄だろう。
求められている情報を差し出さなければ、すぐにでも、電撃は繰り出される。
だが、きゅっ――と、シィナは口を固く閉じた。
諦めたくなかった。
反抗を。
さきほどは、男どもに屈し、謝罪の言葉を口にした。
確かに、自分は盗人だ。善人ではない。
自分は彼らから短剣を盗んだので、ああして詰められれば謝るしかなかった。
……でも、この状況では、もはや彼らの方が悪人だ。
なにが、同じか。
お前らなんかと一緒にするな。
あたしはお前らとは違う。
お前らのような、救いようのない悪人には――絶対に屈しない!
そうだ、お前らに何をされたって、あたしは弱音の一つも吐いてやらないぞ。いつまででも、睨み付けてやる。
お前らに反抗し続けることなんて、――そんなの、ちょろいもんだ。
少女が、それほど強い意思を胸の内に滾らせていようとも……しかし男が怯むものでもない。
魔術師の手に、魔力が迸った。
パチ、と火花が散る。
次の瞬間には凶悪な電撃が少女を襲うだろう――。
だが、次の瞬間……その場に響き渡ったのは、耳をつんざく雷撃の音ではなかった。
――ずずん、と、何かが崩れる音。
同時に、激しい揺れ。
「なっ、なんだあ!?」
シィナの牢屋の前に立つ二人の男は、突然の轟音と揺れに驚いてあたふたとする。
またすぐ、――ずずん。
断続的に、激しい音が響き、そして揺れが起こる。
これは……足音?
そのとき、通路の奥の暗闇から、人影が出てきた。
三人の男。
あくどい冒険者パーティの、残りのメンバーだ。
三人の男は、慌ててこちらに駆けて来る。……まるで、何かから逃げるように。
「おい、お前ら、どうした? なにがあった!?」
勇者と魔術師のもとに駆け寄って来た残りのメンバーは、しかし息も切れ切れで、何が起こっているのか状況をすぐに説明できない。
だが、説明の必要はなかった。
彼らを追ってきた″そいつ″の姿が、通路の奥に見えたのだ。
「なっ――……!」
勇者と魔術師が、揃って口をあんぐりと開ける。
遠く続く地下通路。
心許ない燭台の灯りの中なのに、まだ遠い距離からでもそいつの姿ははっきり見えた。なぜなら、でかいから。
「なんで、ここに……巨人がいやがるっっ!?」
ずずん、ずずん――と地面を揺らしながら近づいて来るのは、二メートルを超える巨体。分厚い筋肉の鎧を身にまとった、巨大な人型。
巨人族の男だった……。
「――ふにゃ?」
シィナは、あまりにも訳が分からず、妙な声を出して首を傾げた。
シィナは、ゆっくり瞼を開ける。
「…………」
目覚めてすぐ。頭は半ば朦朧としているが、状況は、すぐに理解できた。
あの冒険者パーティに電撃魔法を喰らわされ、気を失った。
今、自分はどこかに捕らえられている。
両腕は、木製の手枷で封じられている。
一応、それだけだ。鎖に繋がれているわけではない……が、雷撃のせいで体が痺れていて、いずれにせよ自由に動けない。
「お。ちょうど目ェ覚ましたな、シィナちゃん」
にやり、と口を歪めた男が、目の前の――鉄格子の向こうに、立っていた。
あの冒険者パーティのうち、おそらくリーダーであろう″勇者″職の男だ。
牢に入れられた子猫を、冷ややかな目で見下している。
「お、お前……。ここはどこにゃ!」
キ、と男を睨きながら、シィナは口を開く。
「オーケイオーケイ。その反抗的な目のままぁ……ホイっと」
男は、何か機械を手に持っていた。彼がそれを操作すると、パシャリ、という音が鳴るとともに、目映い光が照らされた。
「――っ!?」
またも電撃か、と思い、びくりと肩を震わせるシィナ。
だが、違った。
「うん。いい感じだな」
ジィィィ、と、機械から、一枚の光沢紙が出て来る。
「にゃ、なに、それ?」
「写真だよ」
「シャシン?」
「特殊な魔法具でな。風景の一場面を切り取れるんだ。あの短剣なんか目じゃねえぐらい高価なシロモノなんだぜ。――ホラ、よく撮れてるだろ?」
そう言って、わざわざシィナに写真を見せつける。
「あ、あたしの、こんな姿撮って――それをどうするつもりにゃ!?」
「そりゃ、見本がなけりゃ商品が売れねえだろ?」
「しょう、ひん…………!?」
その単語を聞いて、ぞっとした。
猫娘の顔が青ざめたのを見て、また一層、にやりと笑む勇者。
「ここはどこか、って聞いたな。リグリアの地下だ。住民どもは知らねえが、街の真下に、どでかい地下施設がある。元々は大昔に使われてた監獄だがな。それを、ビジネスのために利用してる」
「ビジ、ネス……?」
「スラム街のガキどもを連れてきて、ここで飼ってんだよ。俺たちは冒険者ギルド所属のパーティだからな。各地を渡り歩く……が、依頼なんざこなさねえ。俺たちは各地の富豪のもとを訪ねて、ここのガキどもを売り込んでんのさ」
信じられないようなことを、滔々と語る男。
それを聞くシィナは、怒りとか嫌悪とか、いろんな感情がぐちゃぐちゃになっていった。
――スラム街の子供たちを、ここに?
どうやらシィナが入れられている牢は奥まったところにあるらしい。
男の背の向こうに、通路が続いている。地下の息苦しさを軽減させるためか、通路は比較的大きめに造られているようだが、それゆえに燭台の灯りが行き届かず、全体的にかなり薄暗い。
その通路の両壁に、等間隔に鉄格子が見える。自分が入れられているのと同じような牢が並んでいるのだ。
延々と立ち並ぶ牢屋に、スラム街の子らが捕らえられているのか……。
最近、姿が見え無くなる子が多いと思っていたが……みんなは、こいつらに誘拐されていたのだ。
ぎし、と、歯が軋むほど食いしばるシィナ。
(くそ、こいつら……っ!)
今すぐにでも飛びかかって、引っ掻いてやりたい。
シィナが鋭い眼光を向けて睨み付けていたところ、勇者の後ろから、ぬ、と、黒い影が出てきた。
真っ黒な外套に身を包んだ男、――魔術師だ。
「なにしてる。写真は撮れたのか?」
「ああ。いいのが撮れたぜ。ホラ」
「ほう、これは。そういえば前に、ドレバース公爵が『もっと躾け甲斐のありそうなモノが欲しい』と言っていたな。
「ああ。この写真見せてやりゃ、すぐに食い付くぜ。きっと相当な額を出してくれる」
二人の男は、そんなことを言ってヘラヘラと笑う。
「――この、クズ野郎! あんたらにゃんか、魔界に落ちればいいにゃ!」
耐え切れず、シィナは声を上げる。
「オイオイ、何言ってんだ。まあ俺らも悪人だっつー自覚はあるがよ。お前も盗人だろうが。他人のモン盗んでるような小娘が俺らに偉そうな口利くんじゃねえよ、同じようなモンだろが」
「一緒にすんにゃ! あたしは……っ、あたしには夢があるんにゃ! そのために、お金を溜めてるんにゃ、スラム街の子供たちのために!」
「ほォ。そんなきれいごと言ったって、その金は所詮、汚い金だろ。そんな金で『子供のために』使うもんじゃねえよ。……せっかくだし、俺たちがもらってやるよ。お前のねぐらはどこにあんだ?」
「――っ、そんにゃこと、教えるわけ……」
「おい」
くい、と、勇者は魔術師に合図を出す。
「大人しく教えた方がいいぞ、お嬢ちゃん。――それとも、もう一度、私の電撃を喰らいたいか?」
「――っ」
シィナは、ハッとして、身を強張らせる。
「私ぐらいの腕になれば、電撃の出力は細かに調整できるからね。……情報を引き出すのが目的なら、威力はわずかに弱めるさ。気絶はさせない。意識を持ったまま、電撃を浴び続ける……お前の溜めこんだ金がどこにあるか、言うまで、ずっとね」
目深にかぶったフードの奥に、サディスティックな笑みが覗く。
そして、その手がゆっくりと、シィナに向けられる。
こいつらに、容赦なんて期待するだけ無駄だろう。
求められている情報を差し出さなければ、すぐにでも、電撃は繰り出される。
だが、きゅっ――と、シィナは口を固く閉じた。
諦めたくなかった。
反抗を。
さきほどは、男どもに屈し、謝罪の言葉を口にした。
確かに、自分は盗人だ。善人ではない。
自分は彼らから短剣を盗んだので、ああして詰められれば謝るしかなかった。
……でも、この状況では、もはや彼らの方が悪人だ。
なにが、同じか。
お前らなんかと一緒にするな。
あたしはお前らとは違う。
お前らのような、救いようのない悪人には――絶対に屈しない!
そうだ、お前らに何をされたって、あたしは弱音の一つも吐いてやらないぞ。いつまででも、睨み付けてやる。
お前らに反抗し続けることなんて、――そんなの、ちょろいもんだ。
少女が、それほど強い意思を胸の内に滾らせていようとも……しかし男が怯むものでもない。
魔術師の手に、魔力が迸った。
パチ、と火花が散る。
次の瞬間には凶悪な電撃が少女を襲うだろう――。
だが、次の瞬間……その場に響き渡ったのは、耳をつんざく雷撃の音ではなかった。
――ずずん、と、何かが崩れる音。
同時に、激しい揺れ。
「なっ、なんだあ!?」
シィナの牢屋の前に立つ二人の男は、突然の轟音と揺れに驚いてあたふたとする。
またすぐ、――ずずん。
断続的に、激しい音が響き、そして揺れが起こる。
これは……足音?
そのとき、通路の奥の暗闇から、人影が出てきた。
三人の男。
あくどい冒険者パーティの、残りのメンバーだ。
三人の男は、慌ててこちらに駆けて来る。……まるで、何かから逃げるように。
「おい、お前ら、どうした? なにがあった!?」
勇者と魔術師のもとに駆け寄って来た残りのメンバーは、しかし息も切れ切れで、何が起こっているのか状況をすぐに説明できない。
だが、説明の必要はなかった。
彼らを追ってきた″そいつ″の姿が、通路の奥に見えたのだ。
「なっ――……!」
勇者と魔術師が、揃って口をあんぐりと開ける。
遠く続く地下通路。
心許ない燭台の灯りの中なのに、まだ遠い距離からでもそいつの姿ははっきり見えた。なぜなら、でかいから。
「なんで、ここに……巨人がいやがるっっ!?」
ずずん、ずずん――と地面を揺らしながら近づいて来るのは、二メートルを超える巨体。分厚い筋肉の鎧を身にまとった、巨大な人型。
巨人族の男だった……。
「――ふにゃ?」
シィナは、あまりにも訳が分からず、妙な声を出して首を傾げた。
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