【現行世界ヒーロー達→異世界で集結】『×クロスワールドエンカウンター』

喜太郎

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シーズン1/第二章

ルミナ・モルガノットの冒険②(小さな池)

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 ウェイド曰く、これから向かう先はイリアス地区東部のパトロ市。
 そこに、市と同名のパトロ湖がある。
 そしてその湖底に、古き時代の遺跡が沈んでいるのだ。

 機関から任務を受けた彼が、アプルパリス湖に次いで調査を命じられた遺跡であり、本来ならば一人で向かうはずだったわけだが、彼には今、相棒がいる。
 アプルパリス湖で溺れかけていたところを助けてくれた少女・ルミナだ。


 湖底遺跡に入るには、水の精霊石の力を使う。ただ、彼はその扱いがあまり得意ではない。
 魔力保有者であり、投擲後に爆発を起こす特殊な投げナイフ――魔導武器を扱える彼だが、精霊石とは相性があまりよくないらしい。実際、そのせいでアプルパリス湖にて溺れ、危うく任務失敗になるところだったのだ。
 その点、ルミナは精霊石と抜群に相性が良い。この任務に、彼女の助力は必須だとウェイドは考えたのだ。

 ウェイドが持っていた精霊石は、ルミナに渡されている。「これは機関から授けられたものだが、俺がまともに扱えないのはすでに露呈しているからな。……君が持っていてくれ」と言われ、彼女が所持することとなった。
 貴重なモノらしいので、失くさないよう、外套の内ポケットにしまっている。


「パトロ湖で、他のレギオン特務官の仲間と合流することになってるんだ」
 ガタン、と揺れる車輌。その中で、ウェイドはルミナに今後のことについて話しをする。

「仲間?」

「ああ。俺が機関から命じられた任務は、セパディア各地の湖底遺跡の調査だが、同様の任務を受けている特務官が他にもいるんだ。それぞれ各地区に派遣されている。俺はイリアス地区担当だってことさ。パトロ湖は大きな湖で、一人で臨むには荷が重いから、元々そこで仲間と合流して共に遺跡調査に臨む予定だった。――そこに君がいてくれれば、なお心強い」

 これから向かう先で、また新たな人との出会いがあるのだ。――アプルパリスという小さな街で育ってきた少女にとって、街を出ることに不安はあれども、そうして新たな出会いが得られることはとても嬉しい。

 いきなり任務へ参加することへの不安もあるが、それと同じくらい、期待もある。
 人、街、景色。これから見るあらゆるものが、ルミナにとっては新鮮だ。


        /


 アプルパリスを出発してから二時間。おおよそ正午の頃に一旦馬を止めてしばしの休息をとり、再度出発してまた数時間が経過した。

 到着したのは、街道沿いにある集落、アガメ村。

 目的のパトロ市まではまだかかる。一度馬車を降り、ここで夜を明かす必要があった。
 ルミナは馭者ぎょしゃに一日のお礼と、また明日もよろしくと挨拶をして、馬車を降りた。


「うぐぅ」
 ルミナは尻を擦りながら小さく呻いた。

「どうした?」
「い、いえ……。一日中、馬車に揺られていたから、その、おしりが……」

「ああ。旅に慣れていないとそうなるだろうな。……そればかりは我慢してくれ。まあ、酔いを起こさなかっただけマシだ」
「そ、そうですね……」

 嘔吐感を必死にこらえながら馬車に揺られるという苦行を想像すると、この臀部でんぶの痛みなど些細なものか。ルミナはふう、と息をつく。



 アガメ村は、ほんの小さな集落である。ここと比較すればアプルパリスさえ大都会に思えるほどだ。
 それほど小さな村だが、街道沿いにあるため、旅の経由地として重宝されている。実際、ルミナたち以外にも旅人らしい装いの者もところどころ見かける。

「さっそく宿を取ろう」

 まだ空は茜色に染まる前だが、ウェイドは真っ先に宿屋へと向かった。曰く、ここの宿屋はかなり小さく、運が悪ければ部屋が取れないこともあるのだという。


「俺は駐屯所の通信機を借りて、仲間に連絡をしてくるよ」

 宿屋のロビー。
 ちゃりん、と部屋のカギを少女に手渡しながら、彼はそう言った。どうやら無事、宿部屋は取れたらしい。


「駐屯所?」
「ああ。ブルック騎士団の駐屯所だよ」

 これほど小さな村だが、ブルック騎士団の駐屯所はある。
 ルミナは意外に思ったが、しかし当然のことなのだ。いくら小さくとも、コミュニティの場に治安維持の機関が存在しないわけにいかないし、旅人の往来が激しい分、トラブルのリスクもある。
 国から派遣された駐在の騎士がいる。そして駐屯所には必ず通信機がある。


「一般皇国民には存在が明かされていない我々だが、騎士団には認知されている。レギオン特務機関とブルック騎士団は、同じくジャルダン聖教会の庇護下の組織だからね。まあ、ブルック騎士団は表の正義、レギオンは裏の正義、なんて言われてるけどな」

 旅に出る前、一度聞いた話だった。『裏の正義』なんて聞くと少し怪しい響きのように聞こえるが、レギオンは極秘の任務機関なのでそう呼ばれてもおかしくはない。

「仲間に、任務の進捗など確認して、あと君のことも知らせておくよ」

 彼の言う仲間とは、さきほどの話にあった、パトロ市で合流する予定のもう一人の特務官のことだろう。
 次なる地で、ルミナとウェイドと、その新たな特務官を加えた三人で遺跡調査の任務に臨むことになる。
 ルミナにとってはそれが初の任務となるはずだ。


「君は、先に部屋で休んでいてもいいし、その辺を散策してくれてもいい。まあ、自由にしていてくれ」

 そう言って、ウェイドは去っていった。



 ひとまず荷物を置きに行こうと、ルミナは部屋に向かった。

 旅人の往来が多いこの村だが、当然、観光地というわけではない。
 この宿も、ただ旅の経過で一夜を過ごすための最低限な部屋という感じだ。


 ただ一人が一泊を過ごすことだけを目的として、それ以外のゆとりはないような、狭い個室である。
 室内の半分ほどはベッドで占有されていて、あとは小さな机と戸棚があるだけ。しかも、部屋に備え付けの風呂はない。風呂もトイレも、一階に共有のものがあるだけだ。

 ルミナにとって初めての外泊。だが、思いの外、特に胸が躍るようなこともない。

 なるほど、宿とはこういうものなのか。

 不満を言うものではないのは分かっているし、言うつもりもないが、――ただ、初めて故郷の街を出て初めて外泊をするのに、もう少しきれいで快適な宿に泊まりたかったなあ……とは思う。
 まだ年端もいかぬ少女なので、そんなわがままが心中に沸くのは致し方ないだろう。


 狭い部屋では特にすることもなく、ルミナはすぐに外へ出た。
 とはいえ外に出ても特に目的があるわけではない。ただ何の気なしに、ぶらぶらと村を歩いた。

 見上げるような大きな建物はなく、平屋の住居が並ぶ。
 閑散かんさんとした村。
 住人も旅人には慣れているだろう、見知らぬ顔が通りを歩いていても、別段、気にする素振りもない。ルミナや他の旅人たちを見る目は、物珍しいものを見るような目でもなく、しかし暖かな目でもない。


 アプリパルスとは、まったく雰囲気が違う。

 あそこは、都会らしい喧騒はないが閑散たる田舎でもない、実に良き塩梅あんばいの街なのであったのだなと、ルミナは思った。

 街自体は小さくとも、そこに暮らす人々の心は広く大らかだった。通りを歩けばみんなが笑顔で挨拶をしてくれた。皆が皆、気心の知れた仲であったからだ。
 だからこそ、旅人がいれば目を引いた。実際ウェイドがそうだった。
 ウェイドがアプリパルスの街に滞在していたのはほんの短い間だったはずだが、街を出るころ、旅人の存在は住人の多くが認知していたのだ。……まあ、それは、ルミナが彼へ惚れこんでしまったものと誤解をした花屋の店主が、そのことを他の住人に話し回ったせいもあるだろうが。


 とにかく、故郷と比べ、この村はなんだか寂しい。

 ルミナにとって初めての『外の町』。だが、思いの外、特に胸が躍るようなこともない。

 なるほど、旅とはこういうものなのか。


 ルミナはそんな感慨を抱きながら、ぼうっと歩いていた。……気が付けば、周りには住居はまばらになっており、木々が多くなっていた。
 森へと入って行く道らしい。
 モルガノット教会堂の裏手の遊歩道に少し似ている。いつも散歩をしていたあの道だ。まだ旅に出て初日だというのに、なんだかもう懐かしい。

 ルミナはそのまま森へと入ってみた。しっかり道が造られているので、迷うことはあるまい。


 少し歩くと、木々に挟まれた細い道から、一気に開けた場所に出た。

 そこには、小さな池があった。

 森の道を進んだ先に水の場がある。まさしくアプルパリスと似ている。……ただし、あの湖に比べるとずっと小さい。


 ちなみにだが、『池』と『湖』に明確な違いはない。


 深さの違いから慣例的に呼び分けられている。それにならって言えば、これは池だ。
 せいぜい子供が泳ぎ回るのに適しているぐらいの大きさと深さか。でも、アプルパリス湖ほど澄んだ水ではなく底も見えないので、子供が入るには危険かもしれない。

 ――と、思ったところ。

 ふと対岸の方へ目を向けると、そこにちょうど、子供がいたのだ。


 ルミナもまだ子供だが、彼女よりさらに幼い。八、九歳ほどだろうか。ルミナから見ても小さい、女の子だ。ブロンドの長い髪はきめ細かに背に流れている。

 女の子は、長い木の枝を手に持ち、それを池に入れ、底をつんつんとつついていた。池の底を探っているように見える。何かを落としたのだろうか。
 ルミナは小さな女の子のその行動を対岸から静かに見ていた。

 ……黙って見るのではなく、声など、かければよかった。

 そう悔いたのは、次の瞬間。――女の子は、より深く枝を突き入れようとして前のめりになり、勢い余って池へ落ちてしまったのだ。


「――――っ!」
 ルミナは、慌てて駆け出した。

 女の子は上がってこない。池はルミナが思っていたより深い。女の子はそこに足を付けずに溺れてしまっているようだ。

 『助けよう』。
 頭でそう考えるより先に体が動いていた。ルミナは躊躇なく、池へ飛び込んだ。


 ごぼぼぼぼ……と、水が掻き乱れる音が聞こえる。
 だが、なぜか耳の中に水が浸入して来る感触がない。
 水の音も、水中で聞くくぐもった音ではなく、鮮明な音として聞こえるのだ。なんだろう、この感覚は。――不思議には思ったが、そんなことを気にしている場合ではない。


 女の子の姿は、すぐに目についた。

 水中で、小さな体がもがいている。すぐに助けなければ。ルミナは奮起したが、途端、目に入った光景に驚き、思わず動きを止めた。


「…………っ?」

 がぼっ、と、彼女の吐き出した息があぶくとなって浮上していった。

 少女の体に、なにかが巻き付いている。あれは何か。
 細長い縄のような……いやしかし縄の様にざらついた質感ではない。
 もっと滑らかなモノだ。池の底にぽっかりと大きな穴が開いていて、そこから、何本もの怪しい細長いモノが伸び、少女を底穴へ引きずり込もうとしている。


 得体のしれないなにかがいる……だが、怯んでいてはいられない。
 このままではあの少女は間違いなく死ぬ。ルミナは意を決し、池の中心へと潜り進んだ。


 ……また、不思議な感覚であった。ルミナの体は、少し手足を動かして水を掻くだけでぐんぐんと水中を進んだ。
 水の中なのにまるで後ろから風を受けているかのように推進し、すぐに、苦しみもがく少女のもとへとたどり着く。


 少女の体に巻き付いているモノがなんなのか、よくわからない。だがルミナは臆さず、それに向かって水中を進んで行く。

 ……ルミナが近寄ると、それは自然と少女の体を放した。

 ばちん、と弾かれるように離れていき、そのまま穴の中へと潜っていく。一体何が何だか理解が及ばないが、とにかくルミナは少女の体を引いて水中から浮上した。



「ぷはあっ」

 自ら顔を出し、息を吐いたが……そういえば水中でも息は苦しくなかった。
 不可解だが、でもやはりそんなことを気にしている場合ではない。

「き、君、大丈夫っ!?」
 岸へと引き上げ、少女に声をかけた。

「う……」
 少女はゆっくりと、眼を開けた。よかった、と、ルミナは安堵する。


「おねえちゃん、だれ……?」

「あ。えっと、私は、ルミナ。まあ、ただの通りすがりというか……。旅の途中でこの村に寄ったんだけど。たまたまこの池に来たら、君が池に入っちゃうところを見てね。急いで飛び込んだんだけど……大丈夫だったみたいで、安心したよ」

 そう言って笑うルミナ。
 不思議なもので、彼女よりも年下の少女とともにいるルミナは、それだけでいくらか大人びて見えるのだ。


「おねえちゃん、わたしを、助けてくれたのっ? ありがとう!」

 そう言って、ひし、とルミナに抱き着く少女。
 濡れた少女の体に触れられ、ルミナの服はじっとりと水が染みていく。

 ……と、そこで気付いた。
 池に入ったはずなのに、服が濡れていない。体も、髪も、なぜか全く濡れていないのだ。少女に触れられた部分だけが、濡れて変色している。不思議だ。


「ルミナおねえちゃん。助けてくれてありがとう。わたし、……とってもだいじなものを、池に落としちゃって……。なんとか木の枝でひっかけて取ろうとしたんだけど、落ちちゃって……。おねえちゃんが助けてくれなかったら、わたし、しんじゃうところだった」

 幼いながらにも、自らが死の危機に瀕していたことをはっきりと自覚し、ぶる、と身震いする少女。
 そんな少女の頭をそっと撫でてやるルミナ。


「大事なもの?」
「うん。花型の髪がざり。去年のお誕生日にもらっただいじなものなんだけど……。でも、もうあきらめるしかないよね。もう取れないよ。だって、あの池には、がいるんだもん」

「オ、オバケっ?」

 不意に聞いて、ルミナはびくっと肩を上げる。


 オバケ……。

 池中で見た、なにか不気味な生物の足……。
 正直、実際に目にしただけでは、それほど気味が悪いともおぞましいとも思わなかった。単に異形の生物だというだけなら、ルミナにとってはさほど嫌悪感を示すような対象ではない。
 ただ、あれが『オバケ』とすると印象はがらりと変わる。


「うん、オバケ。ずっとまえから、言われてきたの。あの池にはオバケがいるから、近付いちゃダメって。もう何人も、オバケにさらわれていなくなっちゃってる、こわいオバケなんだって」

「…………」

 途端、ルミナからは少女を助けた勇ましさが消えてしまう。
 自分がさっき見たものが、恐ろしい『オバケ』だった……それを思うと、恐怖心でさあっと血の気が引いていくのだ。


 ルミナは、生来の怖がりなのである。


 いや、その性分はもはや魂の奥底に刻まれているのであり、『生来の』と言うよりもいっそ、『』怖がりだと言った方が適当であるかもしれない。それは、それほど魂に深く根付いた彼女の性質なのだ――。
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