【現行世界ヒーロー達→異世界で集結】『×クロスワールドエンカウンター』

喜太郎

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シーズン1/第一章

アルトラセイバー最後の戦い、そして――

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 目を覚まして、まず目に飛び込んでくるのはシミだらけの天井。
 実家を出て以来、ずっとこのボロアパートに暮らしている。この部屋にはすっかり馴染んでいて、もはや天井のその木目の間に浮くシミの一つ一つにさえ愛着を覚える。

 俺は、使い古してぺちゃんこになった布団から体を起こし、ぐっと伸びをした。寝起きのために頭はボケたままだが、体は活力に満ちている。ここ数か月、倦怠感や疲労感などを覚えたことは全くと言っていいほどない。その活力の源たるのは、宇宙の果てより飛来して俺の頭の中に棲みつくエネルギー生命体。


「おはよう、ミュウ」
 俺は声に出して挨拶をした。その声は独りきりの室内にむなしく響く。だが、そんな呟きに返答があった。


《おはよう、剛太郎》

 山中にひっそりと流れる小川のように澄んだ女性の声が、頭の中で聞こえ、わずかに反響する。それはなかなか心地よいもので、寝起きでまどろんでいた頭を爽快にしてくれた。

 一か月前のある日を境に、彼女は俺の頭の中に棲みついた。まあ、カエルがTシャツに貼り付いてしまったようなものだ。

《だから、それなんなの? 私とカエルになにか関連性があるっていうの?》
 じと、と詰るような目つき――を思わせる声色で、ミュウがそう言った。

「いや、そういうわけじゃないけど……」

 彼女は、俺の頭の中に棲みついている。俺の思考は筒抜けなのである。ただし彼女にはちゃんと節度がある。必要以上に俺の思考を読んだり記憶を掘り下げて覗き込んできたりはしない――と約束された。
 もっとも、そう宣言されただけで、彼女が本当にそうして節度を守ってくれているのか、俺からは確認することができないわけだが。

《なに? もしかして私が不用意に他人のプライバシーを侵す悪趣味なやつだと疑ってるわけ?》
「…………」

 筒抜けなのである。

《……大丈夫よ、もう二度とそんなことはしない》


        /


「これで何体目だ?」
《六体目》

 ビルの屋上から屋上へ飛び移って移動していると、まるで忍者になったような気分になる。ただし、忍者といえば一般的には黒い野良着に頭巾をかぶった姿がイメージされる。俺の今の姿と言えば、深い青を基調とした派手なスーツにベルトやグローブを着けた姿。およそ、忍者のようだとは言えない。

 アルトラセイバー。
 今や、宇宙から襲来する怪人と戦う正義のヒーローとして、世間に広く知られる存在となってしまった。ハッキリ言って、ものすごい注目されている。
 なにせ、ただでさえ『宇宙人が実在した』という事実と『その宇宙人が度々襲来してくる』という状況だけでも衝撃的であるのに、『それらと戦い、市民を守る超人的なヒーロー』の存在――話題にならないわけがない。
 その正体は何者なのか、はたして人間なのか、はたまた彼自身も宇宙人なのか、などなど……様々な話があちこちで交されている。

 なんとか、俺の素性は知られていない。

 今俺は、スーツを着て、馴染みあるボロアパートを飛び出て、都会のビル群を駆け抜け、先にあるゴミ埋立地に向かっている。


 以前、ミュウから聞いた話を思い出す。
 彼女が宇宙の果てより飛来してきたのは、宇宙の帝王が彼女の持つダークエネルギーを我が物にしようと迫って来たためらしい。宇宙の果てから、反対側へ逃げようと慌てて移動していたところ、ピンポイントで俺と衝突して、合体しまったわけだ。

 敵はミュウの移動の軌跡を追って、この地球にやってくる。
 敵の親玉は、黒帝リグという。
 そいつが何者か知らないが、例えば俺の活動を『アルトラセイバー』というヒーローの活躍劇という意味で見れば、その帝王はラスボスという感じだろうか。あるいはライバルとか。

《ライバル? 冗談でしょ、……好敵手、って意味なのよね?》
((そうだけど))
《なに、あなたリグのこと好きなの? 会ってもないのに?》
((いやそういう意味の言葉では……))
《相手は敵でしかも同性で……障害ありすぎ。あなたはあんて業が深い野郎なのかしらね。――剛太郎だけにね》
((……))

 俺からは彼女の思考は読めないが、分かる。始めからそれを言いたかったのだ。
 頭の中に響く声で寒いギャグを言われ、脳味噌が冷えた。

《なんだろう、喧嘩売ってるのかな。なんならあなたが私の高尚なギャグセンスを理解するまでいくらでも言ってあげるけど》
((や、やめろっ、俺を殺す気か!))


 ……とまあ、ミュウとのくだらない問答はさておき、本題は宇宙にいる黒帝のこと。

 敵の親玉――黒帝リグの乗る宇宙戦艦は、宇宙の果てにあるのだ。地球までは遠く、すぐにはやって来られない。だから敵は、ひとまず刺客をここに送り込んできている。始め、『あるとランド』に襲来した円盤も、敵の本隊ではなく、派遣されてきた傭兵のようなものらしい。宇宙にも、傭兵業があるようだ。

 過去、すでに五体の宇宙人が襲来している。どれも、かの黒帝が先んじて送り込んできた刺客に過ぎない。


《でも、やがてリグはここにやってくる。いつになるかは分からないけど……必ず》
 ミュウは、そう言っていた。


 その帝王とやらがここまで来たとき、俺が対抗できるのかは分からない。きっと大勢の軍隊とかを率いていて、親玉であるリグも手ごわいやつなのだろうと想像できる。そのときが必ず来ると知っていても、備えていられることはない。今の俺はただ、送り込まれる先兵たちを迎え撃つしかない。

 帝王に遣わされた兵たちが襲来する際、ミュウはその気配を察知できる。敵がどこに降り立つか、予めわかるのである。
 したがって、敵が暴れて街を破壊しているところに颯爽とやってくる――というのがヒーローのお決まりの登場パターンだが、俺の場合は敵がやって来る場所に待ち伏せする形となるのだ。格好は付かないが、いたずらに市民を巻き込まないで済む。


 ゴミ埋立地に到着する。

 そして空より飛来する、宇宙船。帆はないが、まさしく船と呼ぶべき形の乗り物である。ゴミ山に向けてゆっくりと下降し、そして中空で止まる。

「アルトラセイバーだな、貴様のうわさはよく聞いている!」

 甲板から顔をのぞかせたのは、緑色の宇宙人。

「俺様は『新生ジャカード傭兵団』の一番槍、ドビーだッ! 貴様を殺せば二百万カレヴァの報酬金が出るんだ。一生遊んで暮らせる! リグの野郎は気前がいいぜ」

 緑色の怪人が、なにやら嬉しそうに語っている。

 ご丁寧に挨拶をしてくるとは。あの宇宙人は礼儀がなっている。知らないうちに人の頭に棲みついて、数日経ってようやく声をかけてきたやつとは大違いである。

《なに? 喧嘩売ってんの?》
 鋭い語気が頭の中に響く。

《……いいのかな? そんなこと言うなら、私のエネルギー分けてあげないわよ》
「いや、ごめん。分けてもらえないと俺死んじゃう」


 その全てを操れば全宇宙を支配することさえ可能となり、そしてそれこそ敵の狙いである、ミュウの持つ宇宙の『ダークエネルギー』。

 ミュウをこの身に宿した俺は、そのエネルギーの恩恵をわずかながら受けることが出来る。わずかとは言え、実際には壮大なパワーである。そのパワーがあってこそ、今まで五体の宇宙怪人を撃退してこられたのだ。


「何をぶつぶつ独り言を言っているのだ。――いくぜえ!」

 緑色の巨体が、船の甲板から飛び降りてゴミ山に着地する。そして、腰に差していた銃を抜く。拳銃――かと思いきや、突如変形し、ロケットランチャーのような仰々しい武器になる。さすが宇宙人らしいモノを持っている。ちょっと欲しい。

 脳内でミュウとの小言のやり取りを終え、彼女からエネルギー供給を受ける。宇宙の支配をも可能とする強大なエネルギー、その一端が俺の肉体に流れ込む。

 ロケットランチャーのような武器から発射されたのは、ロケット弾ではなく、青白い光線だった。銃身が発光し始めたかと思うと、次の瞬間には、まさしく光の速度で『ビーム』がのびてきた。
 避けられるはずもなく、その熱線は俺の体に直撃する。
 鮮烈な眩しさと、過激な熱さを感じた。光線が俺の体に当たった直後、その場を中心として大きな爆発が起こる。

 まだミュウからのエネルギー供給が完了していない。しまった、と思ったころにはすでに、辺り一帯が黒煙に包まれていた。

 周りにいくつかあったゴミの山が崩れ、爆風によって吹き飛んでいく。次第に黒煙が晴れ、むしろ足場がきれいになったその光景が露になった。

 ――などと、冷静に状況を見ている俺なので、要するにヤツのビーム攻撃など効いていないわけである。

 脳内にエネルギー生命体を棲まわせる俺は、日常的にその影響を受けていて、地球人として常識を超えた強靭な肉体を持っている。彼女の意図的なエネルギー供給を受けずとも、無意識のうちに『ダークエネルギー』は俺の体に流れ込み、『防御力』は常態的に高レベルで維持されているのだ。


 そして、戦闘時に彼女からエネルギーを受け取るのは、『攻撃力』を得るためだ。

 ビームを喰らっても平然としている俺を見て、愕然としている宇宙怪人。
 ヤツに向かって、瞬間的に間合いを詰める。
 接近されたことに気付いて、はっ、と目を見開いたときにはすでに、エネルギーを集約させた俺の拳が、ヤツの腹に入っていた。――その拳をそのまま振り抜き、その巨体を吹き飛ばす。

 キュン、と鋭い音を立てながら、宇宙人の体は線を引いて突き飛んでいく。
 その先には、自身が乗って来た宇宙船。船の左舷に衝突するも、その勢いはまだ死なず、宇宙船もろとも、そのまま海に向かって飛んでいく。


《……やりすぎ》
 ミュウが、呆れた声で言う。

「そう言われても……。そんなの加減はできねえよ。むしろお前の方でエネルギー供給量を加減してくれよ」
《そんなの加減できないわよ》

 宇宙怪人相手に、ワンパンKO。
 今まで五体の宇宙人を相手に戦ってきた。苦戦を強いられたこともあったが、ただし一対一の戦いにおいて、俺が劣勢となる場面はなかった。タイマンでは、常に俺が圧倒する。

《ま、一対一であなたに太刀打ちできるやつなんてそうそういないわけよね。でもそれも、私のおかげよ。これまで戦って暗れたのは私のエネルギーがあってこそ。感謝しなさいよね?》

 そう。それほど、ミュウが持つエネルギーは強大なのである。なればこそ黒帝はそれを求めるわけだが。


        /


「さて。どうするか……」

 辺りを見回す。埋立地は、ぐちゃぐちゃに散らかっている。とはいえゴミだし、ゴミが積み上げられて山になっていたぐらいで、元から整った状態だったわけでもない。片付けも何もない。

「よし。帰るか」

 じっとしていると、爆発音などを聞いた近くの人がやってくるかもしれない。俺は早々に帰ることにする。

《敵と戦うだけ戦って、散らかしても放っておいて帰っちゃうなんて。それでもヒーローなのかしら》
「むしろそれがヒーローさ」

 海に背を抜け、駆けだそうとした、そのとき。


 ――どどどどどど。

 爆発音にも似た異常な波の音が響いた。驚いて、すぐに振り向く。


「…………は? なんだこれ」

 天に昇る滝、――そんな言葉がふと浮かぶほど、水しぶきが高く高く上がっている。

「なんなんだアレっ! さ、さっきのヤツの攻撃か?」

《――違うわ。さっきの傭兵とは全く気配が違う。別の、とても大きな、何か……》

 大きな波が押し寄せて来る。一体何だろうか。海中で大きな爆発が起きたのか、それとも海上に重い物体が落下したのか。
 ビルほどの高さの水しぶき。その向こうに、とても巨大な影が見えた。

「!?」

 二つの記号が頭に浮かぶ。
 ミュウに聞かずとも、確かに分かった。さっきの宇宙人とは違うのだ。なにかおぞましい気配と、そしてとてつもないエネルギーが感じられた。

 眼前は、一面、水の壁である。状況の理解が追い付かないまま、突如としてその壁を割って赤い光が差してくる。

 それが、エネルギー光線のようなものだと分かった。ただし、さきほどのヤツが武器を使用して放ったものとはわけが違う。俺などはまるで豆粒だと思えてしまうほど、途方もない大きさの光線なのだ。それが我が身に迫るわずかな瞬きの間に、かろうじて頭で考えられたのは、『あーさすがにこんなの喰らったら即死だわ』ということだけだった。


        /


 ――ドサ。

 落下音が聞こえたと同時に、背中に柔らかな衝撃を感じた。

「う……」

 目を開く。
 俺は、土の上に大の字になって寝ている状態だった。……あれ?
 ゆっくりと上体を起こす。頭が呆けたように重い。くらくらする。

「ミュウ? いるか?」

 咄嗟に、彼女の名を呼んだ。

《……ん、うん……。いるわよ》

 当然、姿は見えないものの、確かに彼女が傍にいるのが分かってほっとした。――いや、ほっとしている場合ではない。どこだここは。

 がばっ、と立ち上がり周囲を見回した。


 一見して分かる、ここは森の中だ。
 ついさきほどまで、ゴミに囲まれた埋立地に立っていたはずだ。しかし今は緑に囲まれた土の上に立っている。どういうことだ。


「……ここ、どこだ……? なんだ、一体何が起こったんだ……」
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