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新たな仲間〜4〜
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イザベルの言うとおりだな、実際に見せてみないと俺の言葉になんの信憑性はないよな。よし、いいだろう。自分の言葉には責任を持たないとな。
「そうだな、ルナ奴隷契約を解除しよう。」
「嫌だ!」
間髪入れずにルナから拒否の言葉が帰ってきた。奴隷から解放されるんだぞ、何が嫌なんだよ。
「ルナ、奴隷から解放されるんだぞ、何が嫌なんだ?」
「解放されたら、タクミから離れないといけなくなるから嫌だ!」
「いやいや、ルナがよかったらこのままエデンで働いてくれていいんだぞ。」
「そういうことじゃない、私はタクミと特別な繋がりがある奴隷がいいんだ。タクミは何もわかってない。主人が奴隷を選ぶんじゃない、奴隷が主人を選ぶんだ!私は私の意志でタクミの奴隷でいるんだからな!」
うーん、奴隷が特別な繋がりね、よくわからん。たがルナは自分の意思で俺の奴隷でいてくれているのがわかり、少し、いやかなり嬉しかった。
今の話を聞いてルナの解放は無理そうだな。それなら、ラック、ユリ、ダンを解放するか。
「スレイブ、すまないがラック達を連れてきてもらっていいか?」
スレイブは「わかりました、お連れいたします。」と言って、ラック達を連れてきてくれた。
「タクミ様、どうされたんですか?」
ラック達は状況を聞かされていないのか、不思議そうに俺の方を見る。
「実はラック達が頑張ってくれてるから、奴隷から解放しようと思ってるんだ。」
俺の言葉にラック達は目を見開き、衝撃を受けたような顔をした。そして悲壮な顔をして、ユリはなんとか言葉を紡ぐ。
「タクミ様、あれですか、私が食堂でたまにつまみ食いをしてるからですか?それともタクミ様のお気に入りのミードを隠れてルナさんと一緒に飲んでいるからですか!?もうつまみ食いやタクミ様のお酒を飲んだりしませんので、捨てないでください!」
ユリは一生懸命に懇願してくる。なぜルナもそうだが、奴隷からの解放を嫌がるんだろう。
それはそうと、たまに食材が減っていたり俺のミードが減っているのはこいつ等のせいだったのか。後でお説教だな。
「俺達の力が足りないせいですか、、、。タクミ様、俺達の力がまだまだ足りないのはわかっています。ですが、もっと頑張ってタクミ様の役にたてるようになりますので、解放するなんて言わないでください!」
やはりラックも大きな勘違いをしているな、ラック達はよく頑張ってくれてるから、もっと自信を持っていいのにな。
「まぁまぁ落ち着け、俺はお前達を必要としている。ただこれからは奴隷という関係じゃなく、ラック達とは付き合っていきたいだけだ。」
「タクミ様がそんなに俺達のことを考えてくださってるなんて、、、。」
ラックは感極まったように、言葉につまった。そしてまた話し始める。
「ですがタクミ様、私のことを考えてくださるなら解放をするなんて言わないでください。イーラベアーの亜種を倒されたタクミ様の姿を見た時からタクミ様は私の憧れなんです。そしてタクミ様の奴隷になって更に憧れが強くなりました。私はタクミ様の奴隷であることが誇りなんです。なので私のことを思っていただけるなら、解放するなんて言わないでください。」
ラックは真っ直ぐな目で俺を見てくる。そんな目で見れたら何も言えないだろ。だが嘘のないラックの言葉はぐっとくるものがあった。
そしてラックの言葉を受けてダンとユリも口を開いた。
「タクミ様、俺もラックと同じ気持ちです。これからもタクミ様の奴隷でいさせてください。」
「タクミ様、私もタクミ様の料理をまだまだ食べたいのでもう少しタクミ様の奴隷でいます!」
えー俺人気すぎない!?全員奴隷でいたいなんて少し引くわ。だが誰も解放できないと、話にならないな。どうしよう?
「奴隷解放の件なんだが、、、。」
「もういい、今のやりとりを見てたらお前さんの人柄はわかった。お前さんが奴隷も大事にしてるのはわかった。私でよければお前さんの奴隷になるよ。私はどうなっていいから、そのかわりルートとイルは大事にしてやって欲しい。」
イザベルはしおらしく頭を下げる。それを見たルナは満足そうに頷いている。そして口を開く。
「タクミの偉大さがわかったようだな、これからはタクミ様と呼ぶように!」
ルナは偉そうにイザベルに命令をしたが、さすがに様付けは無理強いしたくないので2人の会話の間に入る。
「俺を呼ぶ時はタクミでいいし、丁寧語じゃなくていい。これからよろしくな。」
「あぁ、お世話になり、、なる。タクミ、、さん。」
俺が手を差し出すと、イザベルは驚いた顔をしたがすぐに手を握り返してくれた。
俺の呼ぶ方はさん付になったようだな。
今まで存在感を消していたコナーだったが、俺達の姿に思う所があったようで、恐る恐るというような感じだったが勇気を振り絞るように声を出す。
「あの~、大した力のない僕ですが、タクミ様の奴隷にしていただいてもいいですか?」
謙遜しているがコナーの力は役にたつ、勿論喜んで仲間に迎え入れる。
「当たり前だ!コナー、お前の力は役にたつ。もっと自信を持て!これからよろしくな。」
「よろしくお願いします。」
コナーは地面に頭がつくんじゃないんだろうかという勢いで頭を下げた。
そこまでかしこまらなくていいのにな、まぁ性分なんだろう仕方ない。
「タクミ様、私もお願いがあります。」
今まで黙っていたスレイブが急に口を開いた。スレイブがお願いなんて珍しいな、いつも世話になってるから聞ける願いなら聞いてやってもいいかもな。
「スレイブがお願いなんて珍しいな、どうしたんだ?」
「私もタクミ様の夢のお手伝いをさせていただけないでしょうか。」
いきなり何だ?得もないのに急に夢の手伝いをしたいだなんて、何を考えているんだ?
「夢の手伝いって何をしたいんだ?」
「私をタクミ様の配下に加えてください。そして一緒に楽園をつくりましょう!」
スレイブの奴、急にどうしたんだよ。一緒に楽園を作りましょうなんて、何でそんなに乗り気なんだ?急に言われたら、何かあるんじゃないかと勘ぐってしまうな。
「急にこんなことを言っても、信じられないのは当然だと思います。ですが私は争いのない、住人が笑顔の国を見てみたい!子供が成人まで、等しく皆勉強でき、身売りや孤児や餓死、奴隷制が無い世界を見てみたいのです!そのためになら私は自分の命を差し出せます、タクミ様の配下になる条件が奴隷になることだというのなら奴隷にもなりましょう。タクミ様、私をタクミ様の配下に加えてください。」
「スレイブ、本気か!?」
「スレイブさん、貴方が奴隷になるなんて本気ですか!?」
ルナとイザベルはスレイブが奴隷になるということにとても驚いたようで、言葉の真偽を確かめるようにまじまじとスレイブを見ている。
確かに奴隷商が奴隷になるなんてミイラ取りがミイラになるようなもんだからな。でもそこまで驚かないでいいのに。
「ルナもイザベルも驚きすぎだろ。確かに奴隷商のスレイブが奴隷になるなんて思いきりが良すぎるが、そんなこともあるだろう。」
「そんなことはスレイブさんに関しては絶対にありえないんだよ!タクミさんはスレイブの過去を知らないのか?」
「新入りの癖にご主人様に生意気だぞ。確かにタクミは常識がない、頻繁に変なことをするが凄い人間だぞ。変人と天才は紙一重なんてよく言ったものだな。」
「私はそこまで言ってないよ。ただ知らないのか聞いただけだ。お前さんの方が主人に対して失礼じゃないのかい?」
くそっルナの奴、人の無知を馬鹿にしやがって、イザベルの言うとおり俺のことを絶対に敬ってないだろう。
しかし皆が知ってるということはスレイブは有名人なのか?恥を忍んで聞くしかないか。
「スレイブは何者なんだ?」
「仕方ない、私がタクミに教えてやろう。タクミは私がいないと駄目だな~。」
ルナはニヤニヤしながら偉そうだ。知らないこととはいえルナに聞くのは癪だな。そんな時にルナを黙らせる救世主が現れた。
「お前は本当にタクミさんを敬っているのかい?タクミさん、スレイブは奴隷王と呼ばれた元Sランクの冒険者だったんだよ。」
スレイブが元Sランク冒険者。イザベルの言葉は今日1番の衝撃だった。
「そうだな、ルナ奴隷契約を解除しよう。」
「嫌だ!」
間髪入れずにルナから拒否の言葉が帰ってきた。奴隷から解放されるんだぞ、何が嫌なんだよ。
「ルナ、奴隷から解放されるんだぞ、何が嫌なんだ?」
「解放されたら、タクミから離れないといけなくなるから嫌だ!」
「いやいや、ルナがよかったらこのままエデンで働いてくれていいんだぞ。」
「そういうことじゃない、私はタクミと特別な繋がりがある奴隷がいいんだ。タクミは何もわかってない。主人が奴隷を選ぶんじゃない、奴隷が主人を選ぶんだ!私は私の意志でタクミの奴隷でいるんだからな!」
うーん、奴隷が特別な繋がりね、よくわからん。たがルナは自分の意思で俺の奴隷でいてくれているのがわかり、少し、いやかなり嬉しかった。
今の話を聞いてルナの解放は無理そうだな。それなら、ラック、ユリ、ダンを解放するか。
「スレイブ、すまないがラック達を連れてきてもらっていいか?」
スレイブは「わかりました、お連れいたします。」と言って、ラック達を連れてきてくれた。
「タクミ様、どうされたんですか?」
ラック達は状況を聞かされていないのか、不思議そうに俺の方を見る。
「実はラック達が頑張ってくれてるから、奴隷から解放しようと思ってるんだ。」
俺の言葉にラック達は目を見開き、衝撃を受けたような顔をした。そして悲壮な顔をして、ユリはなんとか言葉を紡ぐ。
「タクミ様、あれですか、私が食堂でたまにつまみ食いをしてるからですか?それともタクミ様のお気に入りのミードを隠れてルナさんと一緒に飲んでいるからですか!?もうつまみ食いやタクミ様のお酒を飲んだりしませんので、捨てないでください!」
ユリは一生懸命に懇願してくる。なぜルナもそうだが、奴隷からの解放を嫌がるんだろう。
それはそうと、たまに食材が減っていたり俺のミードが減っているのはこいつ等のせいだったのか。後でお説教だな。
「俺達の力が足りないせいですか、、、。タクミ様、俺達の力がまだまだ足りないのはわかっています。ですが、もっと頑張ってタクミ様の役にたてるようになりますので、解放するなんて言わないでください!」
やはりラックも大きな勘違いをしているな、ラック達はよく頑張ってくれてるから、もっと自信を持っていいのにな。
「まぁまぁ落ち着け、俺はお前達を必要としている。ただこれからは奴隷という関係じゃなく、ラック達とは付き合っていきたいだけだ。」
「タクミ様がそんなに俺達のことを考えてくださってるなんて、、、。」
ラックは感極まったように、言葉につまった。そしてまた話し始める。
「ですがタクミ様、私のことを考えてくださるなら解放をするなんて言わないでください。イーラベアーの亜種を倒されたタクミ様の姿を見た時からタクミ様は私の憧れなんです。そしてタクミ様の奴隷になって更に憧れが強くなりました。私はタクミ様の奴隷であることが誇りなんです。なので私のことを思っていただけるなら、解放するなんて言わないでください。」
ラックは真っ直ぐな目で俺を見てくる。そんな目で見れたら何も言えないだろ。だが嘘のないラックの言葉はぐっとくるものがあった。
そしてラックの言葉を受けてダンとユリも口を開いた。
「タクミ様、俺もラックと同じ気持ちです。これからもタクミ様の奴隷でいさせてください。」
「タクミ様、私もタクミ様の料理をまだまだ食べたいのでもう少しタクミ様の奴隷でいます!」
えー俺人気すぎない!?全員奴隷でいたいなんて少し引くわ。だが誰も解放できないと、話にならないな。どうしよう?
「奴隷解放の件なんだが、、、。」
「もういい、今のやりとりを見てたらお前さんの人柄はわかった。お前さんが奴隷も大事にしてるのはわかった。私でよければお前さんの奴隷になるよ。私はどうなっていいから、そのかわりルートとイルは大事にしてやって欲しい。」
イザベルはしおらしく頭を下げる。それを見たルナは満足そうに頷いている。そして口を開く。
「タクミの偉大さがわかったようだな、これからはタクミ様と呼ぶように!」
ルナは偉そうにイザベルに命令をしたが、さすがに様付けは無理強いしたくないので2人の会話の間に入る。
「俺を呼ぶ時はタクミでいいし、丁寧語じゃなくていい。これからよろしくな。」
「あぁ、お世話になり、、なる。タクミ、、さん。」
俺が手を差し出すと、イザベルは驚いた顔をしたがすぐに手を握り返してくれた。
俺の呼ぶ方はさん付になったようだな。
今まで存在感を消していたコナーだったが、俺達の姿に思う所があったようで、恐る恐るというような感じだったが勇気を振り絞るように声を出す。
「あの~、大した力のない僕ですが、タクミ様の奴隷にしていただいてもいいですか?」
謙遜しているがコナーの力は役にたつ、勿論喜んで仲間に迎え入れる。
「当たり前だ!コナー、お前の力は役にたつ。もっと自信を持て!これからよろしくな。」
「よろしくお願いします。」
コナーは地面に頭がつくんじゃないんだろうかという勢いで頭を下げた。
そこまでかしこまらなくていいのにな、まぁ性分なんだろう仕方ない。
「タクミ様、私もお願いがあります。」
今まで黙っていたスレイブが急に口を開いた。スレイブがお願いなんて珍しいな、いつも世話になってるから聞ける願いなら聞いてやってもいいかもな。
「スレイブがお願いなんて珍しいな、どうしたんだ?」
「私もタクミ様の夢のお手伝いをさせていただけないでしょうか。」
いきなり何だ?得もないのに急に夢の手伝いをしたいだなんて、何を考えているんだ?
「夢の手伝いって何をしたいんだ?」
「私をタクミ様の配下に加えてください。そして一緒に楽園をつくりましょう!」
スレイブの奴、急にどうしたんだよ。一緒に楽園を作りましょうなんて、何でそんなに乗り気なんだ?急に言われたら、何かあるんじゃないかと勘ぐってしまうな。
「急にこんなことを言っても、信じられないのは当然だと思います。ですが私は争いのない、住人が笑顔の国を見てみたい!子供が成人まで、等しく皆勉強でき、身売りや孤児や餓死、奴隷制が無い世界を見てみたいのです!そのためになら私は自分の命を差し出せます、タクミ様の配下になる条件が奴隷になることだというのなら奴隷にもなりましょう。タクミ様、私をタクミ様の配下に加えてください。」
「スレイブ、本気か!?」
「スレイブさん、貴方が奴隷になるなんて本気ですか!?」
ルナとイザベルはスレイブが奴隷になるということにとても驚いたようで、言葉の真偽を確かめるようにまじまじとスレイブを見ている。
確かに奴隷商が奴隷になるなんてミイラ取りがミイラになるようなもんだからな。でもそこまで驚かないでいいのに。
「ルナもイザベルも驚きすぎだろ。確かに奴隷商のスレイブが奴隷になるなんて思いきりが良すぎるが、そんなこともあるだろう。」
「そんなことはスレイブさんに関しては絶対にありえないんだよ!タクミさんはスレイブの過去を知らないのか?」
「新入りの癖にご主人様に生意気だぞ。確かにタクミは常識がない、頻繁に変なことをするが凄い人間だぞ。変人と天才は紙一重なんてよく言ったものだな。」
「私はそこまで言ってないよ。ただ知らないのか聞いただけだ。お前さんの方が主人に対して失礼じゃないのかい?」
くそっルナの奴、人の無知を馬鹿にしやがって、イザベルの言うとおり俺のことを絶対に敬ってないだろう。
しかし皆が知ってるということはスレイブは有名人なのか?恥を忍んで聞くしかないか。
「スレイブは何者なんだ?」
「仕方ない、私がタクミに教えてやろう。タクミは私がいないと駄目だな~。」
ルナはニヤニヤしながら偉そうだ。知らないこととはいえルナに聞くのは癪だな。そんな時にルナを黙らせる救世主が現れた。
「お前は本当にタクミさんを敬っているのかい?タクミさん、スレイブは奴隷王と呼ばれた元Sランクの冒険者だったんだよ。」
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