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第一章 An Oracle Or Omen
吉凶―⑥―
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だが、現実世界で、そんなチエとミキに都合のよい展開を運命の問屋が卸す筈がなかった。
河上サキ。
ある授業の時、女性の人権問題を主題に討論した。
カナダ自体は人権国家として知られている。
自分たちが、攻撃するときと同じ論法が使えると思った。
自分たちの側へ引き込めることも念頭に。
しかし、彼女たちは自分たちの甘さを呪った。
まず、サキは、カナダの教育の問題点――良きカナダ人の審美眼を育てる為に、アメリカ文化を敵視している国策を挙げた。
チエとミキの言う「日本の文化が差別的」ということの具体的に挙げろと、彼女から言われた。
二人が例示した生き辛さの殆どが、労働環境や職業倫理の問題であり、サキから法的手続きを取らない彼女たちの不行動を逆に追及された。
また、自分たちの嫌いな男性向けアニメを搾取の例として言ったら、それなら彼女たちの好きな女性向けこそ、女性視点に傾いているという反論も受け入れなければならないことを十代の少女から諭された。
ある部分を挙げて性的と言うのは、「良きアメリカ人、ナチズム、スターリニズムと変わらない」ことも、サキによって付け加えられた。
しかも、チエとミキは、サキ以外の敵も増やすことになる。
日本自体、先進国らしくないが、先進国に見える文化が外国人にとって魅力だ。
その存在自体は、カナダ人だけでない他国の留学生の好奇心も刺激されて勉強している者も多い。
その状況下で、必然的にアニメに良くも悪くも触れている者がいるのは何の不思議もなかった。
それこそ、チエとミキたちがカナダという性差のない文化に魅力を感じた様に。
クラスメイトのアニメ好きの親日家は、チエとミキに怒り、「本を焼く者は、やがて人間も焼くようになる」というハイネの引用まで言われた。
チエとミキは、SNSで出回る何か不平を言って、反論で黙らせて周囲から喝采を浴びるという都市伝説に憧れていた。
だが、彼女たちが黙らせられる側に回るという想像性の無さを、カナダ人教師、非英語圏の生徒だけでなく、未成年の日本人の少女の前で晒された。
口だけでなく、サキは実力でも二人を凌駕していた。
彼女は若く、柔軟で運動を欠かさなかったので、武術は自分たちよりも成績が上位。
いつしか、彼女が自分たちの手の届くところではなく、羨望するしかない存在とチエとミキは身を以て知らされた。
自分の居場所が奪われたと言う逆恨みの炎が、チエとミキの中に宿り始めた時、ある人物が声を掛けてきた。
非英語圏から来たクラスメイトの女性で、ある語学学校仲介業者を紹介された。
クラスメイトから紹介された業者によると、この状況を一転させる手があると言う。
それは、スカイトレインの破壊。
そうすれば、街に雪崩れ込んだ”ウィッカー・マン”に思う存分、銃が撃ててサキよりも優れていることを訴えられる。
人を殺すことは無く、ウィッカー・マンが活発的になるだけだから安心と言われた。
当然、チエとミキだけでない、仲間がいることも付け加えられた。
更に、成功すれば、労働滞在査証を手に入れられる弁護士も手配することも約束してくれた。
チエは、恩人の女性の顔や人種を覚えていない。
ただ、象牙色の目と石榴色の唇をしていたことだけが、心に残っていた。
しかし、物事はそう上手く働かない。
被害は増大。
死人も当然、出た。
その上、サキが英雄として各紙一面を飾ってしまう。
挙句の果て、スカイトレイン破壊の写真で自分たちの姿が映っていて、深紅の外套の守護者と言う青年と、上下の体に密着した橙色のタイツとボクシングパンツの女性から夜通し取り調べを受けた。
隙を見て、サキを人質に逃げようとした。
その結果は、意識を失い、首謀者たちと一緒に、空港近くの原っぱで立たされているという現実を直視しなければならない。
しかも、最後に来た自分たちに向け、立たされた共犯者からの憎悪の視線に晒されている。
告げ口をしたとでも思われているのだろうか。
言い訳をしても聞いてもらえる状況ではない。
まして、風雨と飛行機の発着陸の音がチエとミキを含めた“閑居した小人“共の喚き声をかき消している中では互いの溝を深めるしかない。
チエが、眼の前の現状を悪夢と割り切るには、彼女の良識の範疇を越えていた。
突然、彼女の目を、滑走路の射光器と違う光が覆う。
青い光。
光を背に、自分たちを囲む犬耳の集団。
いや、違った。
自分たちを連行した、”ワールド・シェパード社”の兵士では無い。
自分たちを囲っていた者たちは、二つの人影と"扁桃の頭をした集団"に変わっていた。
人影の片割れの一対の眼光に、チエの呼吸が止まる。
象牙色の眼と、その下に浮かぶ下弦の月を描いた石榴色の唇。
チエは驚きながら、
「何のつもりよ、あなた達!?」
抗議の声を上げた。
その横で、ミキは目を覚まし、目の前で起きる事態に過呼吸の発作を起こしてうずくまる。
チエの隣の幅広の共犯者が呼吸を整え、絞り出すように、
「あなた……何者、あなたに言われてやったのよ? 大丈夫なんでしょ!? 何の冗談よ!?」
チエはミキと共に、取引を持ち掛けられた象牙色の瞳の女性の顔を思い浮かべようとしていた。
だが、思い出そうとするたびに、電流に頭蓋を掴まれたかのような激痛に苛まされる。
「アコモデーション、ビザのロウヤーも世話して、ジョブも得られるんでしょ? 答えなさいよ!!」
頭を抱えながらチエは、自分の言葉に英語の名詞と、日本語の名詞が混じった言葉を吐き捨てる。
かつて、勢いのまま日本の成人式で煽る様に飲み、盛大に戻した時の胆汁の味を思い出した。
嘔吐の回数を重ねるたびに、連絡が取れなくなっていった友人の数が増えたのを思い出と共に、口の中に苦味が広がっていく。
だが、チエはそれを喉に押し込めるしかない。
彼女たちの前に、扁桃の頭の群れが迫る。
その中から、もう一体の人影が前に出た。
フードに覆われた影。
だが、その右の頭部から喉に掛けて、銀色に輝いている。
まるで、機械が埋め込まれたか、そのものになっているように鈍く、黒く輝く相貌。
その中に浮かぶ、灯篭の火種の様に、突如と紅い瞳孔が浮かんだ。
刹那、チエは暑さを感じ始める。
おかしい。
春になり夏時間に変わったと言っても、冬の寒さが消えたわけではない。
それに、自分たちの頭髪を濡らした雨と、気温差から生じる甘ったるい汗の臭いの不快感がチエの周りを漂い始める。
不快感が、犬顔の女の中で恐怖に変わった。
更に、寒さに気温を奪われていたはずだが、青い光の眩しさが増していく。
その原因が分かった。
自分たちの周りに立たされていた、首謀者の留学生たちに隣のミキ。
彼女たちは、青白い人型の光となっていた。
大きな熱力量の奔流は、顔から感情は愚か、声を出すことすら許さない。
ただ、光と音の収束音が絶叫を覆った。
やがて、チエの視界だけが、赤々とした炎に覆われる。
たしか、自分たちの服は、防寒性も耐久性も高いと聞かされた。
安心を感じたが、ある話がチエの頭を不意に過る。
温暖化問題は、温室効果ガスによって熱が含まれ、地球が温められる現象だ。
強化装甲は、耐衝撃性にも優れている。
”ウィッカー・マン”と近接武器でやりあっていた、“深紅の外套“の青年に蹴られても、装甲に足跡が残るだけで肥満体のミキの命は取られなかった。
だが、それは内部からの熱と力の仕事にも耐えられ、蒸風呂にもなるのと同意語だった。
その事実を知った時には、チエの視界が上下にずれた。
熱による炎で、骨が溶かしつくされたのだろう。
軟骨の蒸発した音を聞きながら、ミキのいた場所に目をやる。
まだ、目は動くのか、脂肪が無くなり、ミキだった人型の炭が立っているのが見えた。
着陸した旅客機が着地する音を聞く前に、チエは眼球が熱で解けた音が耳に届く。
ふと、日本の旅客機ではないかと考えた。
夜に来る便は無かったはず。
それにも関わらず、最後の思考が彼女の中で行われた。
それは、
――こんなところ……来たくなかった……。
選び間違えた後悔は、未来に立たない。
雨の下、チエだった人型の炭は立ち姿のまま、膝を折ることなく草原に崩れた。
河上サキ。
ある授業の時、女性の人権問題を主題に討論した。
カナダ自体は人権国家として知られている。
自分たちが、攻撃するときと同じ論法が使えると思った。
自分たちの側へ引き込めることも念頭に。
しかし、彼女たちは自分たちの甘さを呪った。
まず、サキは、カナダの教育の問題点――良きカナダ人の審美眼を育てる為に、アメリカ文化を敵視している国策を挙げた。
チエとミキの言う「日本の文化が差別的」ということの具体的に挙げろと、彼女から言われた。
二人が例示した生き辛さの殆どが、労働環境や職業倫理の問題であり、サキから法的手続きを取らない彼女たちの不行動を逆に追及された。
また、自分たちの嫌いな男性向けアニメを搾取の例として言ったら、それなら彼女たちの好きな女性向けこそ、女性視点に傾いているという反論も受け入れなければならないことを十代の少女から諭された。
ある部分を挙げて性的と言うのは、「良きアメリカ人、ナチズム、スターリニズムと変わらない」ことも、サキによって付け加えられた。
しかも、チエとミキは、サキ以外の敵も増やすことになる。
日本自体、先進国らしくないが、先進国に見える文化が外国人にとって魅力だ。
その存在自体は、カナダ人だけでない他国の留学生の好奇心も刺激されて勉強している者も多い。
その状況下で、必然的にアニメに良くも悪くも触れている者がいるのは何の不思議もなかった。
それこそ、チエとミキたちがカナダという性差のない文化に魅力を感じた様に。
クラスメイトのアニメ好きの親日家は、チエとミキに怒り、「本を焼く者は、やがて人間も焼くようになる」というハイネの引用まで言われた。
チエとミキは、SNSで出回る何か不平を言って、反論で黙らせて周囲から喝采を浴びるという都市伝説に憧れていた。
だが、彼女たちが黙らせられる側に回るという想像性の無さを、カナダ人教師、非英語圏の生徒だけでなく、未成年の日本人の少女の前で晒された。
口だけでなく、サキは実力でも二人を凌駕していた。
彼女は若く、柔軟で運動を欠かさなかったので、武術は自分たちよりも成績が上位。
いつしか、彼女が自分たちの手の届くところではなく、羨望するしかない存在とチエとミキは身を以て知らされた。
自分の居場所が奪われたと言う逆恨みの炎が、チエとミキの中に宿り始めた時、ある人物が声を掛けてきた。
非英語圏から来たクラスメイトの女性で、ある語学学校仲介業者を紹介された。
クラスメイトから紹介された業者によると、この状況を一転させる手があると言う。
それは、スカイトレインの破壊。
そうすれば、街に雪崩れ込んだ”ウィッカー・マン”に思う存分、銃が撃ててサキよりも優れていることを訴えられる。
人を殺すことは無く、ウィッカー・マンが活発的になるだけだから安心と言われた。
当然、チエとミキだけでない、仲間がいることも付け加えられた。
更に、成功すれば、労働滞在査証を手に入れられる弁護士も手配することも約束してくれた。
チエは、恩人の女性の顔や人種を覚えていない。
ただ、象牙色の目と石榴色の唇をしていたことだけが、心に残っていた。
しかし、物事はそう上手く働かない。
被害は増大。
死人も当然、出た。
その上、サキが英雄として各紙一面を飾ってしまう。
挙句の果て、スカイトレイン破壊の写真で自分たちの姿が映っていて、深紅の外套の守護者と言う青年と、上下の体に密着した橙色のタイツとボクシングパンツの女性から夜通し取り調べを受けた。
隙を見て、サキを人質に逃げようとした。
その結果は、意識を失い、首謀者たちと一緒に、空港近くの原っぱで立たされているという現実を直視しなければならない。
しかも、最後に来た自分たちに向け、立たされた共犯者からの憎悪の視線に晒されている。
告げ口をしたとでも思われているのだろうか。
言い訳をしても聞いてもらえる状況ではない。
まして、風雨と飛行機の発着陸の音がチエとミキを含めた“閑居した小人“共の喚き声をかき消している中では互いの溝を深めるしかない。
チエが、眼の前の現状を悪夢と割り切るには、彼女の良識の範疇を越えていた。
突然、彼女の目を、滑走路の射光器と違う光が覆う。
青い光。
光を背に、自分たちを囲む犬耳の集団。
いや、違った。
自分たちを連行した、”ワールド・シェパード社”の兵士では無い。
自分たちを囲っていた者たちは、二つの人影と"扁桃の頭をした集団"に変わっていた。
人影の片割れの一対の眼光に、チエの呼吸が止まる。
象牙色の眼と、その下に浮かぶ下弦の月を描いた石榴色の唇。
チエは驚きながら、
「何のつもりよ、あなた達!?」
抗議の声を上げた。
その横で、ミキは目を覚まし、目の前で起きる事態に過呼吸の発作を起こしてうずくまる。
チエの隣の幅広の共犯者が呼吸を整え、絞り出すように、
「あなた……何者、あなたに言われてやったのよ? 大丈夫なんでしょ!? 何の冗談よ!?」
チエはミキと共に、取引を持ち掛けられた象牙色の瞳の女性の顔を思い浮かべようとしていた。
だが、思い出そうとするたびに、電流に頭蓋を掴まれたかのような激痛に苛まされる。
「アコモデーション、ビザのロウヤーも世話して、ジョブも得られるんでしょ? 答えなさいよ!!」
頭を抱えながらチエは、自分の言葉に英語の名詞と、日本語の名詞が混じった言葉を吐き捨てる。
かつて、勢いのまま日本の成人式で煽る様に飲み、盛大に戻した時の胆汁の味を思い出した。
嘔吐の回数を重ねるたびに、連絡が取れなくなっていった友人の数が増えたのを思い出と共に、口の中に苦味が広がっていく。
だが、チエはそれを喉に押し込めるしかない。
彼女たちの前に、扁桃の頭の群れが迫る。
その中から、もう一体の人影が前に出た。
フードに覆われた影。
だが、その右の頭部から喉に掛けて、銀色に輝いている。
まるで、機械が埋め込まれたか、そのものになっているように鈍く、黒く輝く相貌。
その中に浮かぶ、灯篭の火種の様に、突如と紅い瞳孔が浮かんだ。
刹那、チエは暑さを感じ始める。
おかしい。
春になり夏時間に変わったと言っても、冬の寒さが消えたわけではない。
それに、自分たちの頭髪を濡らした雨と、気温差から生じる甘ったるい汗の臭いの不快感がチエの周りを漂い始める。
不快感が、犬顔の女の中で恐怖に変わった。
更に、寒さに気温を奪われていたはずだが、青い光の眩しさが増していく。
その原因が分かった。
自分たちの周りに立たされていた、首謀者の留学生たちに隣のミキ。
彼女たちは、青白い人型の光となっていた。
大きな熱力量の奔流は、顔から感情は愚か、声を出すことすら許さない。
ただ、光と音の収束音が絶叫を覆った。
やがて、チエの視界だけが、赤々とした炎に覆われる。
たしか、自分たちの服は、防寒性も耐久性も高いと聞かされた。
安心を感じたが、ある話がチエの頭を不意に過る。
温暖化問題は、温室効果ガスによって熱が含まれ、地球が温められる現象だ。
強化装甲は、耐衝撃性にも優れている。
”ウィッカー・マン”と近接武器でやりあっていた、“深紅の外套“の青年に蹴られても、装甲に足跡が残るだけで肥満体のミキの命は取られなかった。
だが、それは内部からの熱と力の仕事にも耐えられ、蒸風呂にもなるのと同意語だった。
その事実を知った時には、チエの視界が上下にずれた。
熱による炎で、骨が溶かしつくされたのだろう。
軟骨の蒸発した音を聞きながら、ミキのいた場所に目をやる。
まだ、目は動くのか、脂肪が無くなり、ミキだった人型の炭が立っているのが見えた。
着陸した旅客機が着地する音を聞く前に、チエは眼球が熱で解けた音が耳に届く。
ふと、日本の旅客機ではないかと考えた。
夜に来る便は無かったはず。
それにも関わらず、最後の思考が彼女の中で行われた。
それは、
――こんなところ……来たくなかった……。
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