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4章
98話:模擬戦
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「あんた達ギルドの冒険者なんだってな」
菱田が食ってかかるような口調で言う。俺とシン相手に随分と無礼な奴だ……この無鉄砲さはこいつの強みでもあり弱みだな。
「ああ、お前は?」
「俺は菱田隼人だ。魔王を倒すための遠征に向けて力をつけているとこだ」
「知っているよ。シンはともかく俺は何日かここにいるからな」
お前のことはよく知っているわな。昔からしつこく絡まれたからな。
「俺達これでも白金ランクの冒険者ぐらいの力はあるからよ。是非あんた達と戦って腕試しがしたい」
「すいません、菱田が失礼を……」
嶋田がフォローに入る。昔の事もあるしちょうどいい……少し遊んでやるのもいいな。
「君の話はよく聞いているよ。そうだな……俺とシンと二対二をやるかい?」
ついでにこいつらがどれぐらい強くなったか確かめるいい機会でもある。二人から話は聞いていたが実際手を合わせてはいないからな。
「お願いします。それじゃあ俺と菱田で」
「フッ、それだとつまらんな。あと三人ぐらいは欲しい」
シンが突然そう言うと菱田はムッとしたのか怒り気味になる。
「さすがに俺達のことナメすぎなんじゃねぇか?」
「むしろお前達本気で俺達に勝てる気でいたのか?それこそ俺達をナメているな」
シンは淡々と言い返す。事実実際は全員でも足りないぐらいだからな。
「てめぇ……」
菱田の沸点が上がっていく。これぐらいで激昂してるようじゃまだまだだな……おまけに力差も感じ取れないでこの態度……流石に力の差ぐらいわかってほしかったな……
「まぁまぁそれはやればわかるよ。杉原と月島とそこのお前と五人でいいかな?」
そこのお前とは木幡のことだ。
俺にさされると木幡は立ち上がる。
「ご指名なら参加させてもらおう」
「これで決まりだな~」
「まて、俺はまだ納得して……」
菱田の言葉を美里が遮る。
「やればわかるから……あんたに足らないのも見えてくるよ」
「何だと……」
「シャーガーさん早速やりましょう!」
美里と雪と木幡と嶋田と菱田を連れて中庭で準備を始める。
「友よ、どういう風にやつらを炒めるんだ?」
そうだな、まず塩と胡椒をかけて……って違うわ。
「どういう風に炒めようかね……そうだな、俺は木幡と菱田の相手をするから三人を頼む」
「心得た」
俺はシンも中庭に立ち構える。
「素手で大丈夫何ですか?」
嶋田が聞いてくる。
「ハハッ、武器使ったらうっかり殺してしまうかもしれないからな。素手でいかせてもらうよ」
「うむ、素手ならちゃんと手加減すれば致命傷になることもないからな」
俺とシンの発言に嶋田もさすがにイラッとしたのだろうか表情が強張る。
「みんな本気でやろう!」
嶋田の言葉に四人が頷く。もっとも雪と美里は苦笑いをしているが……
「それじゃあいつでもどうぞ~」
俺の言葉にまず菱田が向かってくる。
「それじゃあいくか~」
俺は向かってくる菱田と対峙する。
「おらぁ!」
菱田は大きめの剣を片手で操り俺に切りかかる。体格がいいこともありあの大きさの剣を片手で操れるのは菱田の恵まれた身体能力があってのことだろう。
「ほいっ」
ただはっきり言って鈍すぎて避けるのなんて造作もない。もっと言えば指二本で受け止めるのも余裕なぐらいで白刃取りの必要すらない。
「あたらねぇ……糞っ……」
普通の人か見れば速いのかもしれないが、鈍くて欠伸がでるぐらいだ。力の差とは実に恐ろしい。
「さっきの威勢はどこいったんだ?鈍くて欠伸がでるぞ~」
欠伸をして菱田を挑発する。
「ナメるなよ!」
さっきよりスピードがあがりラッシュもいくらかマシになるが俺からすれば対して変わらん。昔の恨みもあるし生かさず殺さずでいたぶるか。
「遅い!」
菱田の肩に指二本で軽い衝撃を与える。
「うっ……」
菱田は間合いをとり離れる。
「今の武器握ってたらお前の首は間違いなく飛んでたぞ」
「うっ……」
菱田も流石にそれを理解したのか表情が変わる。だがそれでも臆せず向かって来る。
「これならどうだ!」
菱田は剣技を習得しているようで剣技の構えにはいる。
「剣技:烈!」
これは剣士系統の職業の者が覚えることができる剣技だ。俺は前世時この世界に来る前ランスロット先生や図書館図書館に古今東西の剣術を教えてもらっているから剣技はあまり使わないが、この世界では剣士系統の職業であれば剣技を習得でき、一度習得すればゲームのように使いこなすことができる。
「おらぁぁぁ!」
うん……凄みだけは伝わるが鈍い……
ー 真正面に行きこの剣技を指二本で受け止める。
「なっ……」
菱田は唖然とした表情を見せる。まぁ無理もないか……自分の大技が真向で、しかも指二本で止められたら誰だってそんな表情になるな。
「これがお前の本気か?」
「ぐっ……そんなばかな……」
菱田は離れようとするが受け止めた剣は離さない。
「離れない……離せ!」
「お前が離すんだな~」
指二本で抑えた状態からその二本指で剣を引っ張り奪い取る。
「がら空きだぜ」
奪い取った隙にもう片方の腕で菱田の溝に一発打ち込むと十メートルほど吹き飛んだ。
「ぐはっ……」
菱田はそのまま倒れると起き上がらない。勝負あったな。
「相手の力も見極められず闇雲に突っ込んでこの様とは……白金ランクの冒険者なら俺のオーラを感じ取ってそんなナメた戦いかたはしないだろうな」
菱田を見下すような口調で言う、ささやかな仕返しだ。
「くそが……くそっ……」
菱田は悔しそうな表情をしながらも起き上がれずただひたすら俺を睨みつける。こいつはプライドが高いから、今コケにされた怒りや勝てないことの悔しさと圧倒的な差からくる絶望感で頭の中でぐちゃぐちゃに絡み合い、脳内のエントロピーが増大しているだろう。
「縮地」
次はこっちだな……どれ遊んでやるとしよう。
「き、消えた!?」
木幡と嶋田は鳩が豆鉄砲を喰らったような表情でキョロキョロと辺りを見渡すが、そんな一瞬の間に木幡の間合いに近づく。よそ見はいかんな。
「戦闘中だぞ?」
「くっ……」
驚いた木幡はとっさにカウンターシールドの異能を発動する。
待ってました~
「このシールドが俺の前で役にたつのかな~」
「何!?」
指二本でそのシールドめがけて攻撃すると。シールドは無惨にも破壊され指は木幡の顔の前で止める。
「なっ……」
木幡も何が起きたのかわからないのかその場で固まる。
「戦場なら一発アウトだな。お前さんのシールドを簡単に貫通する俺の指の攻撃は今止めなければ脳みそに届いて貫通しているよ」
木幡はその場で崩れ落ちる、まぁわかっていたが今の俺なら当然だ。これが神山周平の姿であれば、もっといい気分だったのだろうな。木幡はともかく菱田はもっと精神をズタボロにしてやっても良かったものだが雪と美里の目をあるから自重しないとな。
「これでも勝つつもりなら大したものだな~」
挑発気味に言うと嶋田は悔しそうな表情を浮かべた。今二人が手も足もでず瞬殺されたことで認識を改めたのだろう。雪と美里は予想通りといった感じの表情でニヤりとこちらを見ていた。
菱田が食ってかかるような口調で言う。俺とシン相手に随分と無礼な奴だ……この無鉄砲さはこいつの強みでもあり弱みだな。
「ああ、お前は?」
「俺は菱田隼人だ。魔王を倒すための遠征に向けて力をつけているとこだ」
「知っているよ。シンはともかく俺は何日かここにいるからな」
お前のことはよく知っているわな。昔からしつこく絡まれたからな。
「俺達これでも白金ランクの冒険者ぐらいの力はあるからよ。是非あんた達と戦って腕試しがしたい」
「すいません、菱田が失礼を……」
嶋田がフォローに入る。昔の事もあるしちょうどいい……少し遊んでやるのもいいな。
「君の話はよく聞いているよ。そうだな……俺とシンと二対二をやるかい?」
ついでにこいつらがどれぐらい強くなったか確かめるいい機会でもある。二人から話は聞いていたが実際手を合わせてはいないからな。
「お願いします。それじゃあ俺と菱田で」
「フッ、それだとつまらんな。あと三人ぐらいは欲しい」
シンが突然そう言うと菱田はムッとしたのか怒り気味になる。
「さすがに俺達のことナメすぎなんじゃねぇか?」
「むしろお前達本気で俺達に勝てる気でいたのか?それこそ俺達をナメているな」
シンは淡々と言い返す。事実実際は全員でも足りないぐらいだからな。
「てめぇ……」
菱田の沸点が上がっていく。これぐらいで激昂してるようじゃまだまだだな……おまけに力差も感じ取れないでこの態度……流石に力の差ぐらいわかってほしかったな……
「まぁまぁそれはやればわかるよ。杉原と月島とそこのお前と五人でいいかな?」
そこのお前とは木幡のことだ。
俺にさされると木幡は立ち上がる。
「ご指名なら参加させてもらおう」
「これで決まりだな~」
「まて、俺はまだ納得して……」
菱田の言葉を美里が遮る。
「やればわかるから……あんたに足らないのも見えてくるよ」
「何だと……」
「シャーガーさん早速やりましょう!」
美里と雪と木幡と嶋田と菱田を連れて中庭で準備を始める。
「友よ、どういう風にやつらを炒めるんだ?」
そうだな、まず塩と胡椒をかけて……って違うわ。
「どういう風に炒めようかね……そうだな、俺は木幡と菱田の相手をするから三人を頼む」
「心得た」
俺はシンも中庭に立ち構える。
「素手で大丈夫何ですか?」
嶋田が聞いてくる。
「ハハッ、武器使ったらうっかり殺してしまうかもしれないからな。素手でいかせてもらうよ」
「うむ、素手ならちゃんと手加減すれば致命傷になることもないからな」
俺とシンの発言に嶋田もさすがにイラッとしたのだろうか表情が強張る。
「みんな本気でやろう!」
嶋田の言葉に四人が頷く。もっとも雪と美里は苦笑いをしているが……
「それじゃあいつでもどうぞ~」
俺の言葉にまず菱田が向かってくる。
「それじゃあいくか~」
俺は向かってくる菱田と対峙する。
「おらぁ!」
菱田は大きめの剣を片手で操り俺に切りかかる。体格がいいこともありあの大きさの剣を片手で操れるのは菱田の恵まれた身体能力があってのことだろう。
「ほいっ」
ただはっきり言って鈍すぎて避けるのなんて造作もない。もっと言えば指二本で受け止めるのも余裕なぐらいで白刃取りの必要すらない。
「あたらねぇ……糞っ……」
普通の人か見れば速いのかもしれないが、鈍くて欠伸がでるぐらいだ。力の差とは実に恐ろしい。
「さっきの威勢はどこいったんだ?鈍くて欠伸がでるぞ~」
欠伸をして菱田を挑発する。
「ナメるなよ!」
さっきよりスピードがあがりラッシュもいくらかマシになるが俺からすれば対して変わらん。昔の恨みもあるし生かさず殺さずでいたぶるか。
「遅い!」
菱田の肩に指二本で軽い衝撃を与える。
「うっ……」
菱田は間合いをとり離れる。
「今の武器握ってたらお前の首は間違いなく飛んでたぞ」
「うっ……」
菱田も流石にそれを理解したのか表情が変わる。だがそれでも臆せず向かって来る。
「これならどうだ!」
菱田は剣技を習得しているようで剣技の構えにはいる。
「剣技:烈!」
これは剣士系統の職業の者が覚えることができる剣技だ。俺は前世時この世界に来る前ランスロット先生や図書館図書館に古今東西の剣術を教えてもらっているから剣技はあまり使わないが、この世界では剣士系統の職業であれば剣技を習得でき、一度習得すればゲームのように使いこなすことができる。
「おらぁぁぁ!」
うん……凄みだけは伝わるが鈍い……
ー 真正面に行きこの剣技を指二本で受け止める。
「なっ……」
菱田は唖然とした表情を見せる。まぁ無理もないか……自分の大技が真向で、しかも指二本で止められたら誰だってそんな表情になるな。
「これがお前の本気か?」
「ぐっ……そんなばかな……」
菱田は離れようとするが受け止めた剣は離さない。
「離れない……離せ!」
「お前が離すんだな~」
指二本で抑えた状態からその二本指で剣を引っ張り奪い取る。
「がら空きだぜ」
奪い取った隙にもう片方の腕で菱田の溝に一発打ち込むと十メートルほど吹き飛んだ。
「ぐはっ……」
菱田はそのまま倒れると起き上がらない。勝負あったな。
「相手の力も見極められず闇雲に突っ込んでこの様とは……白金ランクの冒険者なら俺のオーラを感じ取ってそんなナメた戦いかたはしないだろうな」
菱田を見下すような口調で言う、ささやかな仕返しだ。
「くそが……くそっ……」
菱田は悔しそうな表情をしながらも起き上がれずただひたすら俺を睨みつける。こいつはプライドが高いから、今コケにされた怒りや勝てないことの悔しさと圧倒的な差からくる絶望感で頭の中でぐちゃぐちゃに絡み合い、脳内のエントロピーが増大しているだろう。
「縮地」
次はこっちだな……どれ遊んでやるとしよう。
「き、消えた!?」
木幡と嶋田は鳩が豆鉄砲を喰らったような表情でキョロキョロと辺りを見渡すが、そんな一瞬の間に木幡の間合いに近づく。よそ見はいかんな。
「戦闘中だぞ?」
「くっ……」
驚いた木幡はとっさにカウンターシールドの異能を発動する。
待ってました~
「このシールドが俺の前で役にたつのかな~」
「何!?」
指二本でそのシールドめがけて攻撃すると。シールドは無惨にも破壊され指は木幡の顔の前で止める。
「なっ……」
木幡も何が起きたのかわからないのかその場で固まる。
「戦場なら一発アウトだな。お前さんのシールドを簡単に貫通する俺の指の攻撃は今止めなければ脳みそに届いて貫通しているよ」
木幡はその場で崩れ落ちる、まぁわかっていたが今の俺なら当然だ。これが神山周平の姿であれば、もっといい気分だったのだろうな。木幡はともかく菱田はもっと精神をズタボロにしてやっても良かったものだが雪と美里の目をあるから自重しないとな。
「これでも勝つつもりなら大したものだな~」
挑発気味に言うと嶋田は悔しそうな表情を浮かべた。今二人が手も足もでず瞬殺されたことで認識を改めたのだろう。雪と美里は予想通りといった感じの表情でニヤりとこちらを見ていた。
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