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3章
70話:妖精の城
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クリミナルの家に集結し、突撃の準備をしていた。
「ロードリオン様……ご無事で何よりです」
「初代様……」
「二人共心配をかけたね~無事で何よりだよ」
ファーディナンドとクリミナルはロードリオンと再会できたのが嬉しいのか感激しているようだ。初代妖精王であり始祖というだけであって二人の見せる眼差しも神を見るような感じだ。
「後は城に行くだけだが、面倒な事態と言っていたよな?あれはどういうことだ?」
「ああ、ブルーピーターという男はずっと王になることを望んでいた男だったし、僕が眠れば反逆してもおかしくなかったのさ、あれはそれなりに能力はあるからね」
「君が眠った理由の一つがそれなんだね~」
「ああ、ランスロットやアファームドと連絡を取るのと、光大樹の輝きを増す為とそれの三つが主な理由さ」
「先生やガルカドール卿と話していたのか……それは後で聞くとして面倒な事態とは?」
「パンドラだよ……」
ロードリオンは重い口調で言う。
「パンドラ?」
俺と立花と九兵衛さん以外はみな知らないといった感じで口をポカンとしている。だがそれを知る俺達にとってその名前は聞きたくないワードだ。
「周平……」
「ああ、まさかこの世界にも出現したのか……」
「周平さんそれはなんだい?」
実が聞いてくる、百年前この世界に存在していなかっただけに、騎士団内でもこれを知るのは二十柱メンバーを除けばレダさんぐらいしか知らないだろうからな。
「ーパンドラズファクターよ、私達同様二十柱の1角だけど適合者の選定に王ルシファーがかかわることのできない二柱のうちの一つ……」
「ファクターを得た者はパンドラの力の一部を使うことができるのさ、ただ……」
「ただ?」
「使用者は大抵が力に溺れて自身も見失い欲に身をまかせ暴走する。因子は切り離すことができない上、そうなったら消滅させる以外に方法はない……」
俺は昔エクリプスに来る前にそれを見たことがある。パンドラズファクターが王となった国は大抵が消滅への道を辿る。それ故に災厄の因子なのだ。
「パンドラは傾向として支配欲の強い者に出る傾向がある。他の柱と違い力に適合するだけでは駄目で、まず因子という仮の段階から無作為に与えられるからね~」
「それを防ぐことはできないのがネックな所なんだよ昔から」
ロードリオンは苦虫を嚙み潰したように言う。これには二十柱を統治する王ルシファーも頭が重くなる話だ。過去にファクター関連の事で何度も問題が起きているからだ。
「その呪いのような因子を防ぐためにはどうすればいいのですか?」
「きっと周平達ならいつも見たいに余裕で切り抜けてくれるんだよね?
ダリウスが聞く。バニラにいたっては期待の眼差しでこちらを見てくる。今回はその期待には沿えないかもだが。
「因子の段階でその呪いとも呼べる試練を乗り越え、完全に使いこなせば俺達同様二十柱の一角になり因子がばらまかれることはなくなる」
「ただ因子をばらまかれた者は、そういう支配欲の強いのが多くて、それを乗り越えられないのよ」
立花の言うように過去にいたファクターはほぼ誰も乗り越えられなかった。適合し柱となった者は千年以上前に一人いたきりだという。
「それで現王はどうするのですかリオン様?そんな危険な因子を持ち反逆をした者を野放しにはできないでしょう」
「因子を抑えられないようなら致し方無い、消滅させる予定だよ」
リオンは淡々と言う。だが力と欲に飲み込まれ、戻って来れなくなった者はそうするしかないのが現状だ。
「わかりました」
「それで城への突入は正面突破でいいのか?」
「問題ないよ、二十柱四人なら向こうも為す術はないだろうからね、ただパンドラは注意が必要だけどね」
「ですね、では俺や九十九ちゃんはサポートに回ります」
「総長や妖精王様に周平さんや立花さんなら余裕で鎮圧できますよね?」
「いつもよりは面倒だけどな」
ザルカヴァも俺達なら余裕だろと言わんばかりだが、パンドラはただ倒すだけでは駄目なのだ。殺さないで済ます場合、その本人に因子を抑えてもらう必要があるが、そもそも抑えられるなら暴走しないし、無理やり押さえつければほぼみな廃人だ。今回の消滅させる場合も、殺すとその因子は他に移るからそれを他に移らないよう抑える必要があるので、どちらも二十柱の力が必須だ。
「それで配置はどうする?」
「俺とリオンが後衛を護衛しつつ残りは前を攻めてくれればいいかな~」
「了解」
「そうだね、僕と九兵衛は力が不完全な訳でもないからね~後ろでのんびりいくさ」
◇
クリミナル宅をでて城へ向かった。
「ふむ、厳重な守りだ……」
「ふふっ、無意味なことを」
城は見るからに厳重な守りで固められていた。まぁそんなものは関係ないんだがな。
「いくぞ開け宝物庫」
無数の武器を空中に具現化させ城門に向かって落とした。
「な、なんだ……」
「剣が上から……」
奇襲によって城門の兵たちは混乱する。
「後は門ね……グランドクロス!」
立花は門を破壊するために唱えた魔法はデカい十字架から光を放つ第八位階魔法だ。
「あんな丈夫な門が一発……」
「さすがですね……」
「よっしゃー!いきま~す」
ザルカヴァは我先へと先に門を抜け中庭に突入すると兵が待ち構えている。
「随分多いな~」
「それだけ向こうも必死ってことですよ実君」
「だな~斬空閃!」
「いでよ牛頭馬頭!」
二人もザルカヴァに続く。門を破壊して入ったからか、待ち構えていた兵が不意をつかれ、陣形が崩れる。
「すっかり遅れちまったな~」
「私達も行きましょう」
「覚悟!」
その瞬間兵隊の一人が立花に向かってきたが、それをあっさり避け、相手の後頭部を蹴り飛ばす。
「少し運動しようかしら」
「魔法ばかりだと体が鈍るからな、それにリオンと九兵衛さんが包囲してるし、ブルーピーターはもうこの城からは出られないから多少時間かかっても問題ないだろうし」
「そうね」
中庭に入った俺達は、瞬く間に兵隊たちを殲滅していった。城に俺達を止められるような戦力がいるはずもなく玉座を目指していった。しかし向こうも雑兵だけでなく強い戦力が待ち構えていた。
「少しは骨のありそうなのがでてきたな」
「私は妖精王国王様直属親衛隊副隊長ハビタット・スパニッシュムーン」
「同じく親衛隊副隊長プライズド・マーケトリー」
ご丁寧に自己紹介ありがとうと言いたいところだが、ここで実と九十九が前にでて構える。
「周平さんと立花さんは玉座に、雑魚どもは俺達が片づけておくよ」
「おう、頼んだぜ実」
ここは素直に甘えておく事にしよう。
「周平聞こえるかい?」
「その声はロードリオンか、どうした?」
リオンは念話で俺に語り掛けて来る。
「僕は城の包囲を完全にしてから玉座に行くから先に行っててほしい」
「了解よ」
「リオンが先行っててだとさ」
「わかったわ」
周平と立花は先に進むと、実&九十九の二対二の戦闘態勢となった。
「さて、遊んでもらおうか、俺は境界騎士団の一人にして元初代勇者天竜院実だ」
「同じく境界騎士団の一人にして元初代勇者御子神九十九」
「フッ、行きましょうかプライズド」
「了解」
◇
玉座へ向かう途中城では罠が張り巡らされていた。城の作りはファーガス城同様、石を積み上げて出来ているが、木の根が絡み合い妖術が組み込まれている。そういった意味ではかなり強固な守りが張り巡らされていて、普通なら侵入しても容易にはいかないだろうが俺達レベルだと全身に結界貼っていればこんな罠はどうってことない。
「どうやら俺の煉獄属性には大層弱いようだな」
「火の強化版ともいえる煉獄属性の前では、この木の根自体攻撃することを躊躇するでしょうね」
「加えてこんな結界貼ったら手も足もでないだろう」
二人は玉座に辿り着いた。何人かのエルフと、玉座に座るいかにもという尊大な態度でこちらを見ていた。
「貴様がブルーピーターか?」
「いかにも、余がこの妖精王国九代目国王ブルーピーターだ」
見かけは白髪白眼の普通のエルフだが、パンドラの因子があるからなのか禍々しいオーラを感じる。
「さて、お前さんはもう終わりだが素直に降伏する気はあるか?」
一応言葉で通じるならこのまま穏便にいけばいいが……
「フフッ……ハッハッハッ!」
ブルーピーターは高笑いをする。
「何がおかしい?」
「余が降伏する?そんなことがあるわけがないだろ、余は強大な力を手に入れたのだ……これで余は初代を……」
「縮地……」
まったく勘違い馬鹿はしょうがないね~身の程を教えてやるか。煉獄属性を纏い腕だけ魔神化し、ブルーピーターの顔面をおもいっきし殴り飛ばした。
「グハッ!」
「ブルーピーター様!」
親衛隊が俺に攻撃しようするが立花がそれを威圧で抑える。
「雑魚が!随分と余裕かます割には随分痛そうだったぞ」
だが吹き飛ばされたブルーピーターに近づいたその瞬間だった。禍々しいオーラと共に放たれた光によって俺は首を切断されたのだった。
「ロードリオン様……ご無事で何よりです」
「初代様……」
「二人共心配をかけたね~無事で何よりだよ」
ファーディナンドとクリミナルはロードリオンと再会できたのが嬉しいのか感激しているようだ。初代妖精王であり始祖というだけであって二人の見せる眼差しも神を見るような感じだ。
「後は城に行くだけだが、面倒な事態と言っていたよな?あれはどういうことだ?」
「ああ、ブルーピーターという男はずっと王になることを望んでいた男だったし、僕が眠れば反逆してもおかしくなかったのさ、あれはそれなりに能力はあるからね」
「君が眠った理由の一つがそれなんだね~」
「ああ、ランスロットやアファームドと連絡を取るのと、光大樹の輝きを増す為とそれの三つが主な理由さ」
「先生やガルカドール卿と話していたのか……それは後で聞くとして面倒な事態とは?」
「パンドラだよ……」
ロードリオンは重い口調で言う。
「パンドラ?」
俺と立花と九兵衛さん以外はみな知らないといった感じで口をポカンとしている。だがそれを知る俺達にとってその名前は聞きたくないワードだ。
「周平……」
「ああ、まさかこの世界にも出現したのか……」
「周平さんそれはなんだい?」
実が聞いてくる、百年前この世界に存在していなかっただけに、騎士団内でもこれを知るのは二十柱メンバーを除けばレダさんぐらいしか知らないだろうからな。
「ーパンドラズファクターよ、私達同様二十柱の1角だけど適合者の選定に王ルシファーがかかわることのできない二柱のうちの一つ……」
「ファクターを得た者はパンドラの力の一部を使うことができるのさ、ただ……」
「ただ?」
「使用者は大抵が力に溺れて自身も見失い欲に身をまかせ暴走する。因子は切り離すことができない上、そうなったら消滅させる以外に方法はない……」
俺は昔エクリプスに来る前にそれを見たことがある。パンドラズファクターが王となった国は大抵が消滅への道を辿る。それ故に災厄の因子なのだ。
「パンドラは傾向として支配欲の強い者に出る傾向がある。他の柱と違い力に適合するだけでは駄目で、まず因子という仮の段階から無作為に与えられるからね~」
「それを防ぐことはできないのがネックな所なんだよ昔から」
ロードリオンは苦虫を嚙み潰したように言う。これには二十柱を統治する王ルシファーも頭が重くなる話だ。過去にファクター関連の事で何度も問題が起きているからだ。
「その呪いのような因子を防ぐためにはどうすればいいのですか?」
「きっと周平達ならいつも見たいに余裕で切り抜けてくれるんだよね?
ダリウスが聞く。バニラにいたっては期待の眼差しでこちらを見てくる。今回はその期待には沿えないかもだが。
「因子の段階でその呪いとも呼べる試練を乗り越え、完全に使いこなせば俺達同様二十柱の一角になり因子がばらまかれることはなくなる」
「ただ因子をばらまかれた者は、そういう支配欲の強いのが多くて、それを乗り越えられないのよ」
立花の言うように過去にいたファクターはほぼ誰も乗り越えられなかった。適合し柱となった者は千年以上前に一人いたきりだという。
「それで現王はどうするのですかリオン様?そんな危険な因子を持ち反逆をした者を野放しにはできないでしょう」
「因子を抑えられないようなら致し方無い、消滅させる予定だよ」
リオンは淡々と言う。だが力と欲に飲み込まれ、戻って来れなくなった者はそうするしかないのが現状だ。
「わかりました」
「それで城への突入は正面突破でいいのか?」
「問題ないよ、二十柱四人なら向こうも為す術はないだろうからね、ただパンドラは注意が必要だけどね」
「ですね、では俺や九十九ちゃんはサポートに回ります」
「総長や妖精王様に周平さんや立花さんなら余裕で鎮圧できますよね?」
「いつもよりは面倒だけどな」
ザルカヴァも俺達なら余裕だろと言わんばかりだが、パンドラはただ倒すだけでは駄目なのだ。殺さないで済ます場合、その本人に因子を抑えてもらう必要があるが、そもそも抑えられるなら暴走しないし、無理やり押さえつければほぼみな廃人だ。今回の消滅させる場合も、殺すとその因子は他に移るからそれを他に移らないよう抑える必要があるので、どちらも二十柱の力が必須だ。
「それで配置はどうする?」
「俺とリオンが後衛を護衛しつつ残りは前を攻めてくれればいいかな~」
「了解」
「そうだね、僕と九兵衛は力が不完全な訳でもないからね~後ろでのんびりいくさ」
◇
クリミナル宅をでて城へ向かった。
「ふむ、厳重な守りだ……」
「ふふっ、無意味なことを」
城は見るからに厳重な守りで固められていた。まぁそんなものは関係ないんだがな。
「いくぞ開け宝物庫」
無数の武器を空中に具現化させ城門に向かって落とした。
「な、なんだ……」
「剣が上から……」
奇襲によって城門の兵たちは混乱する。
「後は門ね……グランドクロス!」
立花は門を破壊するために唱えた魔法はデカい十字架から光を放つ第八位階魔法だ。
「あんな丈夫な門が一発……」
「さすがですね……」
「よっしゃー!いきま~す」
ザルカヴァは我先へと先に門を抜け中庭に突入すると兵が待ち構えている。
「随分多いな~」
「それだけ向こうも必死ってことですよ実君」
「だな~斬空閃!」
「いでよ牛頭馬頭!」
二人もザルカヴァに続く。門を破壊して入ったからか、待ち構えていた兵が不意をつかれ、陣形が崩れる。
「すっかり遅れちまったな~」
「私達も行きましょう」
「覚悟!」
その瞬間兵隊の一人が立花に向かってきたが、それをあっさり避け、相手の後頭部を蹴り飛ばす。
「少し運動しようかしら」
「魔法ばかりだと体が鈍るからな、それにリオンと九兵衛さんが包囲してるし、ブルーピーターはもうこの城からは出られないから多少時間かかっても問題ないだろうし」
「そうね」
中庭に入った俺達は、瞬く間に兵隊たちを殲滅していった。城に俺達を止められるような戦力がいるはずもなく玉座を目指していった。しかし向こうも雑兵だけでなく強い戦力が待ち構えていた。
「少しは骨のありそうなのがでてきたな」
「私は妖精王国王様直属親衛隊副隊長ハビタット・スパニッシュムーン」
「同じく親衛隊副隊長プライズド・マーケトリー」
ご丁寧に自己紹介ありがとうと言いたいところだが、ここで実と九十九が前にでて構える。
「周平さんと立花さんは玉座に、雑魚どもは俺達が片づけておくよ」
「おう、頼んだぜ実」
ここは素直に甘えておく事にしよう。
「周平聞こえるかい?」
「その声はロードリオンか、どうした?」
リオンは念話で俺に語り掛けて来る。
「僕は城の包囲を完全にしてから玉座に行くから先に行っててほしい」
「了解よ」
「リオンが先行っててだとさ」
「わかったわ」
周平と立花は先に進むと、実&九十九の二対二の戦闘態勢となった。
「さて、遊んでもらおうか、俺は境界騎士団の一人にして元初代勇者天竜院実だ」
「同じく境界騎士団の一人にして元初代勇者御子神九十九」
「フッ、行きましょうかプライズド」
「了解」
◇
玉座へ向かう途中城では罠が張り巡らされていた。城の作りはファーガス城同様、石を積み上げて出来ているが、木の根が絡み合い妖術が組み込まれている。そういった意味ではかなり強固な守りが張り巡らされていて、普通なら侵入しても容易にはいかないだろうが俺達レベルだと全身に結界貼っていればこんな罠はどうってことない。
「どうやら俺の煉獄属性には大層弱いようだな」
「火の強化版ともいえる煉獄属性の前では、この木の根自体攻撃することを躊躇するでしょうね」
「加えてこんな結界貼ったら手も足もでないだろう」
二人は玉座に辿り着いた。何人かのエルフと、玉座に座るいかにもという尊大な態度でこちらを見ていた。
「貴様がブルーピーターか?」
「いかにも、余がこの妖精王国九代目国王ブルーピーターだ」
見かけは白髪白眼の普通のエルフだが、パンドラの因子があるからなのか禍々しいオーラを感じる。
「さて、お前さんはもう終わりだが素直に降伏する気はあるか?」
一応言葉で通じるならこのまま穏便にいけばいいが……
「フフッ……ハッハッハッ!」
ブルーピーターは高笑いをする。
「何がおかしい?」
「余が降伏する?そんなことがあるわけがないだろ、余は強大な力を手に入れたのだ……これで余は初代を……」
「縮地……」
まったく勘違い馬鹿はしょうがないね~身の程を教えてやるか。煉獄属性を纏い腕だけ魔神化し、ブルーピーターの顔面をおもいっきし殴り飛ばした。
「グハッ!」
「ブルーピーター様!」
親衛隊が俺に攻撃しようするが立花がそれを威圧で抑える。
「雑魚が!随分と余裕かます割には随分痛そうだったぞ」
だが吹き飛ばされたブルーピーターに近づいたその瞬間だった。禍々しいオーラと共に放たれた光によって俺は首を切断されたのだった。
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