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3章
69話:集結
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牢獄で少女は一人考えていた。
百年前、異世界から召喚され、一緒にきた顔馴染みと共に王国の為に戦った。現在魔大陸と言われるオルメタを支配し、王国を脅かす背徳卿と呼ばれた者を倒す為に遠征した。
「実君……」
地球にいた頃から帝国の皇族と関わる立場にあった陰陽士で、次期大元帥となるべく男の子とは元々親しかったし一緒に召喚された時はホッとした。一人変人もいたけど三人で苦難を切り抜けた。
「あの時……」
王国は私達が真実を知るや私達を排除しようとした。きっとことあるごとに反発し始めた私達が邪魔になったのだろう。実君が一人の時狙われ分断された。
私達は当時オルメタで勢いのある騎士団に保護されそこに入った。騎士団のメンバーは私達の標的だった魔王背徳卿含む、神殺しと呼ばれる者や四大戦姫フォースヴァルキリーといった世界でもトップクラスの強さを持った者の集まりだった。なんで標的であった背徳卿のいる騎士団に入ったのかは、色々複雑な事情があるわけだけど、結果騎士団によって世界の真実を教えてもらい実君を助けることもできた。
「長かった……」
戦争によって実君が眠りにつかざるをえない状況になった時、私はそばで待つつもりだったがそれもとある事情で断念……ロードリオン様と共に妖精の国で待ち続けていたがクーデターが起き、私はこの牢獄にいる。でも実君達が来るのは知っていたし、今がその時なのも外が騒がしいからわかる。
「そろそろだね……」
浴衣を着た少女は立ち上がる。
◇
扉を空間ごと斬り正面突破をした実達は中に入る。だがそこは牢獄というより客人をもてなす部屋だった。
「ここは本当に牢獄なのか……」
「でも一応独房だし……」
「でも設備はそこら辺の宿を遥かに凌ぐでチュね」
九十九はもっと苦しい生活をさせられていると思ったが……そんな事を考えていた実の耳に聞いた事のある声が聞こえてくる。
「元々ここの建物は客人をもてなす所で、ここはまだその時の名残が残っているのよ」
中にいた女の子がこちらへ来る。それは実にとってずっと会いたかった最愛の人……ショートヘアに片目が髪で隠れて浴衣姿もあの時のままだ。その子は実を見ると涙を流し言葉を失う。実に向かって走り飛びつくと、実はそれを受け止めた。
「実君!」
「九十九ちゃん!」
「会いたかったよ~」
「俺もさ」
抱き合ったまま九十九とキスを交わす。九十九の温もりをようやく感じることができたのだ。特に九十九からすればかなりの年月を待っている。実以上に感動が大きいだろう。
「ぐすん、よかったねみのるん」
「もらい泣きしてでチュ……本当に良かったでチュ」
ザルカヴァもネズ子も涙を流す。ネズミのくせにしっかり涙を流すあたり、そこら辺の人間よりも人間味にあふれているだろう。
「実君この人達は?」
「紹介するよ、こっちの獣人族はザルカヴァ、九兵衛さんの部下だ。こっちは周平さんおペットのネズ子だ」
「よろしく~」
「よろしくでチュ」
二人が自己紹介をすると九十九恥ずかしそうに自己紹介をする。
「私は御子神九十九、境界騎士団の一人で実君の恋人です……」
顔を赤くして自己紹介をする。彼女は元々恥ずかしがり屋で引っ込み思案な面があり大人しい。
「それじゃあいこうか、九十九ちゃんいけるかい?」
「問題ないよ」
だが独房からでると、グレイントンを含む残りの看守達が待ち構えていた。
「お前達……まさかここから逃げられるとでも……」
実は溜息をつき、まだいたのかとも言わんばかりの表情を見せる。囲むのは看守長含む数十人の精鋭といったところだ。
「ふん、面白い。ここは俺が……」
刀を抜こうとすると九十九が前にでる。
「九十九ちゃん?」
「フフッ、実君ここは私にまかせて……」
九十九は一人前にでると看守達は笑い飛ばす。
「まさかあなた一人で私達とやるとは笑わせてくれますね~」
「その笑いは不快ね……」
「いいでしょう、お前達この牢屋ボケしてる罪人と遊んでやりなさい!」
九十九と遊ぶか……大きく出たな。
実は内心笑いが止まらなった。九十九は能力面では皇家の光を発動した時の実のステータスよりも少し劣るぐらいで、本気を出せる時間が限られる実よりも現段階で強い。
「開け地獄門、牛頭馬頭」
二頭のつがいの怪物が召喚される。九十九の使う陰陽術はこの世界にはない術で、華国発祥の術式だ。帝国が華国やシベリア連邦を倒すことができたのは九十九が次期当主になるかもしれなかった陰陽家の力が大きい。
牛頭馬頭が看守達を襲い、九十九はさらに術式を唱える
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前……拘束の陣!」
出現した陣は看守達を拘束する。
「体が……妖術を使うんだ」
すると牛頭馬頭が一人づつ金棒で蹴散らしていく。
「させない……いでよ破邪の双剣」
九十九は短めの二つの双剣を手に取り襲い掛かる。
「クソが……光霊撃」
グレイントンは妖術を唱え迎撃する。
「縮地……」
九十九はグレイントンの攻撃をあっさり避け、懐に近づき斬り付ける。機敏に舞い踊るように動く様ははまるで忍者。九十九自身身体が少し特殊で、人間離れしているので身体能力もかなり高い。
「ぐっ……」
「遊んでくれるのではなかったのですか?」
「この……」
グレイントンは必死に動き抵抗しようとするが為す術がない。このグレイントンという男も決して弱くはないが、狛眼の巫女と呼ばれた九十九の前では実力差がありすぎるのだ。
「終わりよ!いでよ四神」
九十九は四神を召喚すると勝負は決した。
召喚された四神や牛頭馬頭はグレイントン含む精鋭をすべて戦闘不能にした。
「見てた実君?」
「ああ、衰えはまったくなかったな」
「えへへっ、頭撫でて」
実が九十九の頭を撫でると、嬉しそうな表情を見せる。昔からよく頭を撫でてやると九十九は嬉しそうな顔を実に見せていた。
「あの人も凄いでチュ……」
「凄いどころじゃないよ……あの人もマジもんだよ」
ザルカヴァは九十九の双剣の腕を見て驚いていた。スピードももちろんだが、急所だけ狙い無駄なく攻撃し相手を戦闘不能にしていた。
「これが騎士団の実力……凄い」
救出が終わり、独房をでて九兵衛さんの元に戻る。
「光大樹の方が騒がしい……」
「きっと周平さんと立花さんがロードリオン様を救出したんだな」
「周君と立花さんが来てるのね、それと九兵衛さんと実君?」
「うん、そうだよ」
ホッとしたのか安堵の表情を見せる。九十九もまた集結を信じて長い年月を待ったのだ。
「メンバーの再集結は着実に進んでいるのね」
「ああ、時期にあの時の続きができる」
「そうだね……あの時実君を殺そうとしたあの国をやっとだね……」
実や九十九に直樹を召喚したファーガス王国。偽神に偽りの安らぎをもたらせられ、あるべき姿を失った背信の国。
「楽しみだね……」
九兵衛の待つ家に戻ると、家の前の地面を大きく盛り上がり、先ほど囲っていた兵士達はみなのびて倒れていた。
「あら……」
「九兵衛さん相変わらずね」
入ろうとすると九兵衛が家をでて出向く。
「よっ、九十九ちゃん久しぶり~」
「お久しぶりですね九兵衛さん」
「十年ぶりかな、眠っている間大丈夫だったかい?」
「はい、ロードリオン様のおかげ特になんともなかったですよ」
九十九はロードリオンによって特殊な守りを施されていた。もしあの部屋に毒ガスが充満しても問題ないぐらいに加護を施されていたのだ。
「お~いお前等」
「どうやら向こうもお仕事を終えたようだね~」
周平と立花も無事ロードリオンを救出し、こちらに戻って来た。
「よっ、元気そうだねリオン~」
「君も相変わらずで何よりだよ九兵衛、九十九も無事でよかったよ」
「ええ、ロードリオン様のおかげでなんともなかったですよ、退屈でしたけどね」
「それはすまなかったね、ブルーピーターのアホが反逆するのはなんとなく予想していたけど、こっちも眠りに入る必要があったからね」
ロードリオンは申し訳なさそうに頭を下げる。本当は一緒に眠れればなお安全だったが。迎えに来る実を迎える為九十九はそれを拒否したのだ。
「フフッ、何はともあれこれでメンバー揃ったわね」
「立花さんも周君と再会できたようで何よりです、今度ダブルデートでもしましょう!」
「フフッ、それはいい考えね九十九」
百年前、異世界から召喚され、一緒にきた顔馴染みと共に王国の為に戦った。現在魔大陸と言われるオルメタを支配し、王国を脅かす背徳卿と呼ばれた者を倒す為に遠征した。
「実君……」
地球にいた頃から帝国の皇族と関わる立場にあった陰陽士で、次期大元帥となるべく男の子とは元々親しかったし一緒に召喚された時はホッとした。一人変人もいたけど三人で苦難を切り抜けた。
「あの時……」
王国は私達が真実を知るや私達を排除しようとした。きっとことあるごとに反発し始めた私達が邪魔になったのだろう。実君が一人の時狙われ分断された。
私達は当時オルメタで勢いのある騎士団に保護されそこに入った。騎士団のメンバーは私達の標的だった魔王背徳卿含む、神殺しと呼ばれる者や四大戦姫フォースヴァルキリーといった世界でもトップクラスの強さを持った者の集まりだった。なんで標的であった背徳卿のいる騎士団に入ったのかは、色々複雑な事情があるわけだけど、結果騎士団によって世界の真実を教えてもらい実君を助けることもできた。
「長かった……」
戦争によって実君が眠りにつかざるをえない状況になった時、私はそばで待つつもりだったがそれもとある事情で断念……ロードリオン様と共に妖精の国で待ち続けていたがクーデターが起き、私はこの牢獄にいる。でも実君達が来るのは知っていたし、今がその時なのも外が騒がしいからわかる。
「そろそろだね……」
浴衣を着た少女は立ち上がる。
◇
扉を空間ごと斬り正面突破をした実達は中に入る。だがそこは牢獄というより客人をもてなす部屋だった。
「ここは本当に牢獄なのか……」
「でも一応独房だし……」
「でも設備はそこら辺の宿を遥かに凌ぐでチュね」
九十九はもっと苦しい生活をさせられていると思ったが……そんな事を考えていた実の耳に聞いた事のある声が聞こえてくる。
「元々ここの建物は客人をもてなす所で、ここはまだその時の名残が残っているのよ」
中にいた女の子がこちらへ来る。それは実にとってずっと会いたかった最愛の人……ショートヘアに片目が髪で隠れて浴衣姿もあの時のままだ。その子は実を見ると涙を流し言葉を失う。実に向かって走り飛びつくと、実はそれを受け止めた。
「実君!」
「九十九ちゃん!」
「会いたかったよ~」
「俺もさ」
抱き合ったまま九十九とキスを交わす。九十九の温もりをようやく感じることができたのだ。特に九十九からすればかなりの年月を待っている。実以上に感動が大きいだろう。
「ぐすん、よかったねみのるん」
「もらい泣きしてでチュ……本当に良かったでチュ」
ザルカヴァもネズ子も涙を流す。ネズミのくせにしっかり涙を流すあたり、そこら辺の人間よりも人間味にあふれているだろう。
「実君この人達は?」
「紹介するよ、こっちの獣人族はザルカヴァ、九兵衛さんの部下だ。こっちは周平さんおペットのネズ子だ」
「よろしく~」
「よろしくでチュ」
二人が自己紹介をすると九十九恥ずかしそうに自己紹介をする。
「私は御子神九十九、境界騎士団の一人で実君の恋人です……」
顔を赤くして自己紹介をする。彼女は元々恥ずかしがり屋で引っ込み思案な面があり大人しい。
「それじゃあいこうか、九十九ちゃんいけるかい?」
「問題ないよ」
だが独房からでると、グレイントンを含む残りの看守達が待ち構えていた。
「お前達……まさかここから逃げられるとでも……」
実は溜息をつき、まだいたのかとも言わんばかりの表情を見せる。囲むのは看守長含む数十人の精鋭といったところだ。
「ふん、面白い。ここは俺が……」
刀を抜こうとすると九十九が前にでる。
「九十九ちゃん?」
「フフッ、実君ここは私にまかせて……」
九十九は一人前にでると看守達は笑い飛ばす。
「まさかあなた一人で私達とやるとは笑わせてくれますね~」
「その笑いは不快ね……」
「いいでしょう、お前達この牢屋ボケしてる罪人と遊んでやりなさい!」
九十九と遊ぶか……大きく出たな。
実は内心笑いが止まらなった。九十九は能力面では皇家の光を発動した時の実のステータスよりも少し劣るぐらいで、本気を出せる時間が限られる実よりも現段階で強い。
「開け地獄門、牛頭馬頭」
二頭のつがいの怪物が召喚される。九十九の使う陰陽術はこの世界にはない術で、華国発祥の術式だ。帝国が華国やシベリア連邦を倒すことができたのは九十九が次期当主になるかもしれなかった陰陽家の力が大きい。
牛頭馬頭が看守達を襲い、九十九はさらに術式を唱える
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前……拘束の陣!」
出現した陣は看守達を拘束する。
「体が……妖術を使うんだ」
すると牛頭馬頭が一人づつ金棒で蹴散らしていく。
「させない……いでよ破邪の双剣」
九十九は短めの二つの双剣を手に取り襲い掛かる。
「クソが……光霊撃」
グレイントンは妖術を唱え迎撃する。
「縮地……」
九十九はグレイントンの攻撃をあっさり避け、懐に近づき斬り付ける。機敏に舞い踊るように動く様ははまるで忍者。九十九自身身体が少し特殊で、人間離れしているので身体能力もかなり高い。
「ぐっ……」
「遊んでくれるのではなかったのですか?」
「この……」
グレイントンは必死に動き抵抗しようとするが為す術がない。このグレイントンという男も決して弱くはないが、狛眼の巫女と呼ばれた九十九の前では実力差がありすぎるのだ。
「終わりよ!いでよ四神」
九十九は四神を召喚すると勝負は決した。
召喚された四神や牛頭馬頭はグレイントン含む精鋭をすべて戦闘不能にした。
「見てた実君?」
「ああ、衰えはまったくなかったな」
「えへへっ、頭撫でて」
実が九十九の頭を撫でると、嬉しそうな表情を見せる。昔からよく頭を撫でてやると九十九は嬉しそうな顔を実に見せていた。
「あの人も凄いでチュ……」
「凄いどころじゃないよ……あの人もマジもんだよ」
ザルカヴァは九十九の双剣の腕を見て驚いていた。スピードももちろんだが、急所だけ狙い無駄なく攻撃し相手を戦闘不能にしていた。
「これが騎士団の実力……凄い」
救出が終わり、独房をでて九兵衛さんの元に戻る。
「光大樹の方が騒がしい……」
「きっと周平さんと立花さんがロードリオン様を救出したんだな」
「周君と立花さんが来てるのね、それと九兵衛さんと実君?」
「うん、そうだよ」
ホッとしたのか安堵の表情を見せる。九十九もまた集結を信じて長い年月を待ったのだ。
「メンバーの再集結は着実に進んでいるのね」
「ああ、時期にあの時の続きができる」
「そうだね……あの時実君を殺そうとしたあの国をやっとだね……」
実や九十九に直樹を召喚したファーガス王国。偽神に偽りの安らぎをもたらせられ、あるべき姿を失った背信の国。
「楽しみだね……」
九兵衛の待つ家に戻ると、家の前の地面を大きく盛り上がり、先ほど囲っていた兵士達はみなのびて倒れていた。
「あら……」
「九兵衛さん相変わらずね」
入ろうとすると九兵衛が家をでて出向く。
「よっ、九十九ちゃん久しぶり~」
「お久しぶりですね九兵衛さん」
「十年ぶりかな、眠っている間大丈夫だったかい?」
「はい、ロードリオン様のおかげ特になんともなかったですよ」
九十九はロードリオンによって特殊な守りを施されていた。もしあの部屋に毒ガスが充満しても問題ないぐらいに加護を施されていたのだ。
「お~いお前等」
「どうやら向こうもお仕事を終えたようだね~」
周平と立花も無事ロードリオンを救出し、こちらに戻って来た。
「よっ、元気そうだねリオン~」
「君も相変わらずで何よりだよ九兵衛、九十九も無事でよかったよ」
「ええ、ロードリオン様のおかげでなんともなかったですよ、退屈でしたけどね」
「それはすまなかったね、ブルーピーターのアホが反逆するのはなんとなく予想していたけど、こっちも眠りに入る必要があったからね」
ロードリオンは申し訳なさそうに頭を下げる。本当は一緒に眠れればなお安全だったが。迎えに来る実を迎える為九十九はそれを拒否したのだ。
「フフッ、何はともあれこれでメンバー揃ったわね」
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