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2章
48話:迷宮三〇〇層攻略その二
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パワーアップしたウガルルムの攻撃によって負傷した木幡を、一旦後ろに下げて態勢を立て直す。
「防御を固めるんだ。菱田はなんとかして攻撃破壊を当ててくれ!」
「わかってはいるがあいつの速さとブレス攻撃でなかなか近づけない……くそっ!」
あの爪を喰らえばたたでは済まないからだ。菱田まで負傷すればうちの陣形は一気に崩れる。
「まったく……簡単にはいかないな……」
吹き飛ばされた木幡が復帰する。
「木幡大丈夫なの?」
「杉原、心配してくれるのか?」
「当たり前でしょ!クラスメイトなんだから!」
木幡は一瞬がっかりするが、そんな暇もない。大野と秋山でなんとかウガルルムがこちらにくるのを防いではいるが、ブレス攻撃は尋常なく強く防御魔法をしてもかなりのダメージだ。後衛の防御補助もいつまでもつかといった感じの状況に追い込まれていた。
クラスメイト全体は疲弊しタピット騎士団長代理や玲奈先生がみんなを鼓舞していた。
「くっ……どうすれば……」
そんな嶋田の言葉を聞いたのか美里がフォローに入ろうとする。
「落ち着いて!とりあえず私が援護するわ。雪行けるかしら?」
「うん、私に考えがあるから!」
「でもそれじゃあ月島に危険が……」
嶋田が言おうとしていることを遮り、雪は続ける。予め周平から第二段階になった時の対策を考えていた。
「隙を作るから作ったら橋本君はいつものあれをしてほしいのと菱田君お願いね!」
「おう!」
「わかった!」
「その作戦は俺も前にでるよ」
と申し出たのは東だ。
「東君?」
「なんとなく月島さんの作戦が読めたからね。おそらく僕の異能の鎖拘束が役に立つ。二つの鎖は前足を少しの間抑えられる。君がウガルルムに乗っている間の攻撃を微力ながら防ぐよ」
「さすがは成績クラス一位の東君だね」
「ハハッ、ここでは成績など関係ないけどね~」
作戦がよくわかっていないのが大半だったが、東は何となく作戦を理解した。雪の身に何かあってからでは遅いが、今は打開策を考える時間もそんなにあるわけではない。何より周平から言われていただけにそれを実行する。
「橋本君と菱田と大野君は前に、鮫島君と田島は防衛をしっかりお願いね」
「まずは俺達二人が月島の道を開ける!」
大野と秋山が異能を使ってウガルルムを誘導する。ブレス攻撃は中衛の防御魔法を前衛に張り巡らせ防ぐ。
「こっちに誘導できそうね……行くわ!」
雪の異能であるキャットクイーンによる体を猫化をする。その間の攻撃力は下がるが、スピードは段違いに上がり、瞬く間にウガルルムに近づき上に乗る。
「よし、橋本後ろ足に粘着沼を!」
「了解」
東の掛け声で橋本は異能を発動する。上に乗られたウガルルムは暴れようとするが、後ろ足の身動きがとれない。逆に動けない後ろ足を軸に、前足で月島を振り落とそうとする。
「させるか!」
東はそこで異能を発動し前足の動きを封じる。後ろ足が解除されたが、前足を拘束されているので、顔の近くを移動中の月島を後ろ足で攻撃するのは不可能に近い。
「月島さんそこだ!」
雪はウガルルムの両目を爪で直接攻撃をし、ウガルルムの視界を奪ったのだ。鎖が破壊される直前に、雪はウガルルムの元を離れ、その場で暴れるウガルルムの元に菱田が近づく。
「おらぁ!」
攻撃破壊の異能を付与した剣でウガルルムの頭を斬り付ける。ウガルルムは飛び跳ねてその場を離れブレスを放つが攻撃破壊の効果で防御も楽になる。
「攻撃破壊は効いているようだな」
「ええ、さっきよりぜんぜん防御しやすいわ。さすがは攻撃破壊ね」
竜也と美里は感心する。第二段階のウガルルムは防御面も強化されており、攻撃を当てるのはより困難になる。目を狙って盤面を有利にというのが周平が二人に出した策だった。
大野と秋山は攻撃を止めずに異能を放つ。視界が奪われた状態で円槍撃と落下弾を完全に避けるは至難の業だ。しかも他のクラスメイト援護射撃もあるので、いくら攻撃の気配を読み取っても無数に来る攻撃の完全な回避は無理に近い。
「よし!このまま畳み掛けよう!」
徐々に攻撃が当たり始めスピードが遅くなってきたのだ。さらに今度はウガルルムに円槍撃と落下弾をあえて避けさせ中衛付近に誘導する。
「みんな下がって!」
田島の掛け声で全員が下がり無数の種爆弾が仕掛けられた場所にウガルルムをおびき寄せた。
「クラッシュ!」
あたりは爆発をはじめ、ウガルルムは無数の爆弾をもろにうけ怯む。
「東に橋本頼む!」
東と橋本が動きを完全に止めた所で、嶋田が異能で腕を恐竜化し、ウガルルムの顔を中心に直接攻撃を始める。菱田や木幡も加わり杉原も弓矢で後ろ足を中心に攻撃する。
「よし、このまま顔を攻撃すれば……」
ウガルルムの声を弱くなり勝ちを確信してきたのだろう。
「竜也、菱田一旦下がろう!」
「オーケー!」
「おう!」
三人が後ろに下がると、浩二は総攻撃を支持しそれぞれが放てる最大火力の魔法をウガルルムに総攻撃する。
「いけぇぇぇぇ!」
雪は第六位階魔法を、レベルの低い者でも四位階魔法ぐらいまでは唱えられる。総攻撃の魔法はウガルルムに直撃しウガルルムは倒れた。さっきのように復活がないか警戒するが、もう起き上がってくることはなくウガルルムはその場から消滅した。
「た、倒したぞ!」
クラス全員が歓喜の声を上げる。タピットは拍手をし、玲奈先生は涙を流して喜んでいる。
「よっしゃあぁぁぁ!」
菱田が雄たけびを上げると、周りも一緒に声をだして騒ぐ。踊る者もいれば飛び回る者もいてクラスのテンションは絶頂に入っていた。
「やったね雪!」
「うん、東君が私の作戦に気づいてくれたのも良かったよ」
「ああ、ナイスだ東。それに橋本もな」
木幡はいつになくテンションが高い。いつも寡黙な彼は今いないようだ。
「木幡君もあの時はどうなるかと思ったけど嶋田君のサポート役は伊達じゃないね」
「嶋田、木幡のコンビは最強だね。」
「褒めすぎだぜお前ら……」
東と橋本が褒めると照れくさそうな表情を見せる。嶋田や木幡と東と橋本のグループが違う。会議でも今後の方針なんかで異論をするような場面もあったが、今この瞬間は一つになっていた。地球にいたころでは絶対見ることのできない光景だった。
「菱田もありがとう。大野も秋山がある意味一番の功労者だよ」
「へへっ、お前もクラス背負って大変なのによくやってるよ。これからも頼むぜ!」
菱田は手をグーにして嶋田も同様に腕をグーにしてタッチをする。菱田と嶋田がこんな風に話すこともあまりない。迷宮攻略を経てクラスが文字通り一つになってきた証ともいえる。彼のやっていることが決して無駄ではなかったとがここで証明されたようなものだ。
あの時、立花言われたくないことを言われてメンタルを折られかけた嶋田だが、何もそこまで自らを卑下する必要はないと自分に自信がついてきたのだ。
確かに考えを改める必要はあるが、今まで俺のやってきたことは確実にクラスの助けになっていることを実感していた。
俺はこいつらがいればこれからもやっていける!
そんな想いを胸に秘めていた。
「みんなおめでとう!」
「タピットさん!」
「もうすっかり俺を超えてお前らは本当に凄いよ。なんというかクラスの団結力はさすがだな。」
「浩二が引っ張ってますからね!」
木幡は自身満々に言う。
「俺なんてまだまだですよ。それに迷いもあります……」
少し暗い表情を見せる。今回で少し晴れたとはいえ、彼はまだ答えを出せずにいるからだ。
「まぁこの世界にきて色々思う所があるのはわかる。後で俺の部屋に来い。お前の話を聞きたい。もちろん誰にも言わないし墓場まで持っていく」
「はい、お願いします!」
タピットさんなら信用できる。
この国で一番信頼できるのはこの人なのは、今まで色々話してきた彼がよくわかっていた。
もしかしたら自分の迷いを払うためのヒントをくれるかもしれない。
そんな想いだった。
「さてみんな転移装置で上に戻ろうか。今日は宴だ!」
タピットがそれを言った瞬間だった。砲弾のようなものがタピットの肩を直撃したのだ。
「ぐあぁぁぁぁ!」
「タピットさん!」
タピットは悲鳴を上げその場で倒れた。そして目の前に女性が近づいてきたのだ。
「防御を固めるんだ。菱田はなんとかして攻撃破壊を当ててくれ!」
「わかってはいるがあいつの速さとブレス攻撃でなかなか近づけない……くそっ!」
あの爪を喰らえばたたでは済まないからだ。菱田まで負傷すればうちの陣形は一気に崩れる。
「まったく……簡単にはいかないな……」
吹き飛ばされた木幡が復帰する。
「木幡大丈夫なの?」
「杉原、心配してくれるのか?」
「当たり前でしょ!クラスメイトなんだから!」
木幡は一瞬がっかりするが、そんな暇もない。大野と秋山でなんとかウガルルムがこちらにくるのを防いではいるが、ブレス攻撃は尋常なく強く防御魔法をしてもかなりのダメージだ。後衛の防御補助もいつまでもつかといった感じの状況に追い込まれていた。
クラスメイト全体は疲弊しタピット騎士団長代理や玲奈先生がみんなを鼓舞していた。
「くっ……どうすれば……」
そんな嶋田の言葉を聞いたのか美里がフォローに入ろうとする。
「落ち着いて!とりあえず私が援護するわ。雪行けるかしら?」
「うん、私に考えがあるから!」
「でもそれじゃあ月島に危険が……」
嶋田が言おうとしていることを遮り、雪は続ける。予め周平から第二段階になった時の対策を考えていた。
「隙を作るから作ったら橋本君はいつものあれをしてほしいのと菱田君お願いね!」
「おう!」
「わかった!」
「その作戦は俺も前にでるよ」
と申し出たのは東だ。
「東君?」
「なんとなく月島さんの作戦が読めたからね。おそらく僕の異能の鎖拘束が役に立つ。二つの鎖は前足を少しの間抑えられる。君がウガルルムに乗っている間の攻撃を微力ながら防ぐよ」
「さすがは成績クラス一位の東君だね」
「ハハッ、ここでは成績など関係ないけどね~」
作戦がよくわかっていないのが大半だったが、東は何となく作戦を理解した。雪の身に何かあってからでは遅いが、今は打開策を考える時間もそんなにあるわけではない。何より周平から言われていただけにそれを実行する。
「橋本君と菱田と大野君は前に、鮫島君と田島は防衛をしっかりお願いね」
「まずは俺達二人が月島の道を開ける!」
大野と秋山が異能を使ってウガルルムを誘導する。ブレス攻撃は中衛の防御魔法を前衛に張り巡らせ防ぐ。
「こっちに誘導できそうね……行くわ!」
雪の異能であるキャットクイーンによる体を猫化をする。その間の攻撃力は下がるが、スピードは段違いに上がり、瞬く間にウガルルムに近づき上に乗る。
「よし、橋本後ろ足に粘着沼を!」
「了解」
東の掛け声で橋本は異能を発動する。上に乗られたウガルルムは暴れようとするが、後ろ足の身動きがとれない。逆に動けない後ろ足を軸に、前足で月島を振り落とそうとする。
「させるか!」
東はそこで異能を発動し前足の動きを封じる。後ろ足が解除されたが、前足を拘束されているので、顔の近くを移動中の月島を後ろ足で攻撃するのは不可能に近い。
「月島さんそこだ!」
雪はウガルルムの両目を爪で直接攻撃をし、ウガルルムの視界を奪ったのだ。鎖が破壊される直前に、雪はウガルルムの元を離れ、その場で暴れるウガルルムの元に菱田が近づく。
「おらぁ!」
攻撃破壊の異能を付与した剣でウガルルムの頭を斬り付ける。ウガルルムは飛び跳ねてその場を離れブレスを放つが攻撃破壊の効果で防御も楽になる。
「攻撃破壊は効いているようだな」
「ええ、さっきよりぜんぜん防御しやすいわ。さすがは攻撃破壊ね」
竜也と美里は感心する。第二段階のウガルルムは防御面も強化されており、攻撃を当てるのはより困難になる。目を狙って盤面を有利にというのが周平が二人に出した策だった。
大野と秋山は攻撃を止めずに異能を放つ。視界が奪われた状態で円槍撃と落下弾を完全に避けるは至難の業だ。しかも他のクラスメイト援護射撃もあるので、いくら攻撃の気配を読み取っても無数に来る攻撃の完全な回避は無理に近い。
「よし!このまま畳み掛けよう!」
徐々に攻撃が当たり始めスピードが遅くなってきたのだ。さらに今度はウガルルムに円槍撃と落下弾をあえて避けさせ中衛付近に誘導する。
「みんな下がって!」
田島の掛け声で全員が下がり無数の種爆弾が仕掛けられた場所にウガルルムをおびき寄せた。
「クラッシュ!」
あたりは爆発をはじめ、ウガルルムは無数の爆弾をもろにうけ怯む。
「東に橋本頼む!」
東と橋本が動きを完全に止めた所で、嶋田が異能で腕を恐竜化し、ウガルルムの顔を中心に直接攻撃を始める。菱田や木幡も加わり杉原も弓矢で後ろ足を中心に攻撃する。
「よし、このまま顔を攻撃すれば……」
ウガルルムの声を弱くなり勝ちを確信してきたのだろう。
「竜也、菱田一旦下がろう!」
「オーケー!」
「おう!」
三人が後ろに下がると、浩二は総攻撃を支持しそれぞれが放てる最大火力の魔法をウガルルムに総攻撃する。
「いけぇぇぇぇ!」
雪は第六位階魔法を、レベルの低い者でも四位階魔法ぐらいまでは唱えられる。総攻撃の魔法はウガルルムに直撃しウガルルムは倒れた。さっきのように復活がないか警戒するが、もう起き上がってくることはなくウガルルムはその場から消滅した。
「た、倒したぞ!」
クラス全員が歓喜の声を上げる。タピットは拍手をし、玲奈先生は涙を流して喜んでいる。
「よっしゃあぁぁぁ!」
菱田が雄たけびを上げると、周りも一緒に声をだして騒ぐ。踊る者もいれば飛び回る者もいてクラスのテンションは絶頂に入っていた。
「やったね雪!」
「うん、東君が私の作戦に気づいてくれたのも良かったよ」
「ああ、ナイスだ東。それに橋本もな」
木幡はいつになくテンションが高い。いつも寡黙な彼は今いないようだ。
「木幡君もあの時はどうなるかと思ったけど嶋田君のサポート役は伊達じゃないね」
「嶋田、木幡のコンビは最強だね。」
「褒めすぎだぜお前ら……」
東と橋本が褒めると照れくさそうな表情を見せる。嶋田や木幡と東と橋本のグループが違う。会議でも今後の方針なんかで異論をするような場面もあったが、今この瞬間は一つになっていた。地球にいたころでは絶対見ることのできない光景だった。
「菱田もありがとう。大野も秋山がある意味一番の功労者だよ」
「へへっ、お前もクラス背負って大変なのによくやってるよ。これからも頼むぜ!」
菱田は手をグーにして嶋田も同様に腕をグーにしてタッチをする。菱田と嶋田がこんな風に話すこともあまりない。迷宮攻略を経てクラスが文字通り一つになってきた証ともいえる。彼のやっていることが決して無駄ではなかったとがここで証明されたようなものだ。
あの時、立花言われたくないことを言われてメンタルを折られかけた嶋田だが、何もそこまで自らを卑下する必要はないと自分に自信がついてきたのだ。
確かに考えを改める必要はあるが、今まで俺のやってきたことは確実にクラスの助けになっていることを実感していた。
俺はこいつらがいればこれからもやっていける!
そんな想いを胸に秘めていた。
「みんなおめでとう!」
「タピットさん!」
「もうすっかり俺を超えてお前らは本当に凄いよ。なんというかクラスの団結力はさすがだな。」
「浩二が引っ張ってますからね!」
木幡は自身満々に言う。
「俺なんてまだまだですよ。それに迷いもあります……」
少し暗い表情を見せる。今回で少し晴れたとはいえ、彼はまだ答えを出せずにいるからだ。
「まぁこの世界にきて色々思う所があるのはわかる。後で俺の部屋に来い。お前の話を聞きたい。もちろん誰にも言わないし墓場まで持っていく」
「はい、お願いします!」
タピットさんなら信用できる。
この国で一番信頼できるのはこの人なのは、今まで色々話してきた彼がよくわかっていた。
もしかしたら自分の迷いを払うためのヒントをくれるかもしれない。
そんな想いだった。
「さてみんな転移装置で上に戻ろうか。今日は宴だ!」
タピットがそれを言った瞬間だった。砲弾のようなものがタピットの肩を直撃したのだ。
「ぐあぁぁぁぁ!」
「タピットさん!」
タピットは悲鳴を上げその場で倒れた。そして目の前に女性が近づいてきたのだ。
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