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2章
34話:アルマンゾール
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盗賊達の一件をギルドに報告するため、捕らえた盗賊団達を連れて一度コジーンに戻った。シルキーサリヴァンも全員生かした状態で送ったので、急遽牢屋を手配する事となった。
「結局どれぐらいのお金になったんだ?」
「あいつらのアジトにあったのは金貨三千枚、白金貨にして三十枚ってとこだよ。プラスでその他の貴金属類ってとこだな」
「そうか。その金はお前等の物だし好きにしてくれ。謝礼は金貨五百枚で、それに比べたらあれだが受け取ってくれ」
シルキーサリヴァンからは謝礼を受け取り、平原へと戻った。
「今回はバニラとカゲロウには金貨七百枚ずつ渡すよ」
「七百枚!」
「そんなに貰っていいのか?」
「ああ、そこはネズ子も含めて五等分だ。今俺達は一緒に旅をしてるし、その間に得たお金はしっかり分けるつもりだ」
バニラのカゲロウも少し気が引けて様子だが、しっかり受け取ってもらう。今後のことを考えての投資でもある。
「少しは要求しようと思っていたが……そういうことならありがたく貰うよ」
「ありがとう~これからも頑張るね!」
バニラには与えすぎかもしれないがこの子にだってお金は必要だからな。ちなみに七百枚あれば質素に暮らせば十年以上余裕で持つぐらいだ。
「そういやお前等行った街には、転移装置作っていつでも戻れるのに、わざわざ野営とかする必要があったのか?」
ここにきてカゲロウがもっともな疑問をぶつけてくる。確かにここに来るまで村に寄った以外は基本野営をしている。だがそれには訳があった。
「周平との愛を育み、記憶を取り戻す旅だから意味は十分あるわ。それにこっちには転移装置作ってないから、色々と面倒なの」
「だな、俺達どっちかの痕跡になる何かを置いてかないといけなくなるしな。それに目的地に行くだけじゃなく、それまでの過程も大事なんだ」
「なるほどな。まぁこうして大人数で野営するのも楽しいからな。無粋なことする必要もないな」
旅をしながら色々見たり話したり、夜の平原でも発見なんかもある。特に向こうの食事の話なんかするとより食べたいという気持ちが芽生えてくる。今俺に足りないいくつかの物……それにありつきたいという渇望と叫びはずっと俺の心に響いていた。
◇
その後一週間、ホック大平原を横断したが、盗賊なんかに襲われることなく経過した。ここら辺で幅を利かせていたのはあいつらだし、そのあいつらがいなくなったことで、束の間の平穏が訪れたのだろう。このまま平和になってくれればいいが、そのうちここをシマにして、悪さをするような奴らが出てきてしまうの目に見えていてる。残念なことではあるが、それが大きな問題になるようならまた討伐して金をせしめればいい。
「そういえば周平、そろそろ向こう戻って記憶の更新を行う?」
更新とは迷宮に行き、分身体一つになって記憶を受け取ることだ。まだ一月も経っていないが、そろそろ更新しておかないとかもな。
「そうだな、落ち着いたら更新しに行くよ」
街に滞在している時であれば、その街に転移装置させ作ってしまえばすぐに移動できる。できればギャラントプルームに着いたらやりたかったが、アルマンゾールで時間がかかりそうならアルマンゾールで更新するか。
いずれ時が来たら救うべき人はみんな救おうと考えている。そのための分身だ。
「わかったわ。アルマンゾールかギャラントプルームのどちらかでやりましょう」
「おう、まぁまだ大きく動く時ではないだろうしな」
「そういえば二人に聞きたいんだけどいい?」
ここでバニラが俺達に質問があるようだ。
「勇者は魔王を倒すために召喚されたんだよね?」
「そうだな」
「二人は二十柱だけど、周平は勇者じゃん。魔王討伐とかも考えているの?」
魔王討伐か。実際興味ないんだよな、どうでもいい。というのも俺達が二十柱として偽神どもを倒しても、魔族がいるかぎり魔王という存在は残るだろうし、魔族系の二十柱も当然いる。魔神も一応そっち系だしな。
「たぶんしないかな。俺達からすればそもそも魔王は悪なのかって話だし?」
「まぁ人間と争いをしていることは事実だけど、魔族は人より少ないから世界征服をする気は実際のとこないわ。百年前からの続きなら、先に侵略しようとしたは人間ということになるし」
そもそも昔の記憶では、俺達は魔族側にいた。何でかと言えば理由は簡単で、偽神が人間を率いて魔大陸を信仰していたから。だから俺達からすれば魔族が倒すべき敵ではない。魔族を敵視するのもファーガスやファラリスといった大国のみだ。前世の記憶の中でも戦いは人間との戦いが圧倒的に多い。
「こっちでは魔族は悪なんて言われてるけど本当は違うんだね~」
「そうだな……それはどの立ち位置で物を見るかによって異なる。俺は向こうまで遠征して敵ではないと知ったからな」
カゲロウは遠征の途中で戦争の意味を知った。帰還する気のない彼はそれで戦いを辞めたのだろう。そもそももっと昔は魔大陸なんて呼ばれてなかったし、種族間でもっと共存していた。いったに何があったのか……
「ただ魔族側も襲われて何もしないということは当然ないわ。だから人間側が侵略する限りこの戦争は終わらない。結果昔に比べ、魔族側も人間の排除を考えるものも増えているらしいわね」
「それはよろしくない傾向だな」
「ですね。戦争なんて怖いです……」
今はファラリス連邦が小競り合いをしているが、勇者達がある程度パワーアップしたら宣戦布告をし、大きな戦争になる。召喚された勇者たちが、魔大陸侵攻に向かうのも時間の問題だな。迷宮攻略の仮ゴールである三百層が終わる頃には、何かしろの動きがあるはずだ。
◇
何とか日が沈む前にアルマンゾールに着くことが出来た。小さな村というわけではないが大きな街というわけでもない。そんな感じの中途半端な街だが落ち着いた雰囲気のある田舎街だ。こういう場所の方がのんびりできるし俺は好きだったりする。
「ついたっチュね」
「無事着いたな」
さて早速宿を探さなければいけないな。だけどここなんか懐かしい感じがするな。何でだろうか。
「周平あれを見ろ!」
街の中に入り少し歩くとカゲロウが驚いたのか大きな声をあげた。
「えっ……」
カゲロウが指したその先には上の方から湯気が噴き出ており銭湯のマークが掘られていたのだ。
「な、なんだと……」
何でこっちの世界にそんなもんがあるんだよ!
こっちの世界は温泉なんて文化もなかったはず。俺は幻でも見ているとでも言うのか……しかもこの建築方法も日本の昔の家っぽいしどうなってやがる。
「周平あっちの方を見て!」
立花が指を指した方向にあるのは、田んぼのようだがただの田んぼではない。少し離れているのでよくわからないが俺の記憶だとあれはただの田んぼではない。
「水田?」
「どうしたの三人とも?そんなにキョロキョロしちゃって何か珍しいものでもあったの?」
「これが目をキョロキョロさせずにはいられるか!」
「ああ……これは驚きを隠せないな……」
「そうね……夢でも見ているようだわ」
銭湯や水田見て驚かないわけがない。そんなものこっちの文化ではないからな。
早速その水田のある場所まで向かうと、やはりそこで作られているのはあれと酷似していた。もう数か月は食べていない、日本人の主食。俺の口が求め続けている米だ!
「これはまさか……」
「ああ……そのまさかだな……」
「でも何でこんな街に……」
「そんなもんこれ作ってる奴に聞くのが一番早いだろ」
あそこにある家の畑に間違いない。早速突撃して何としてでもおすそ分けしてもらおう。
「すみません~」
ドアのノックを叩くと、「はーい」という声が聞こえ出てくる。
「ちょっとお聞きしたいんですが……」
出てきたのはいかにも日本人という感じのおっちゃんだ。この田んぼから見てこの男は十中八九日本人だ。間違いない。
「俊樹なのか……」
「影狼か……」
あれもしかして知り合い?
「結局どれぐらいのお金になったんだ?」
「あいつらのアジトにあったのは金貨三千枚、白金貨にして三十枚ってとこだよ。プラスでその他の貴金属類ってとこだな」
「そうか。その金はお前等の物だし好きにしてくれ。謝礼は金貨五百枚で、それに比べたらあれだが受け取ってくれ」
シルキーサリヴァンからは謝礼を受け取り、平原へと戻った。
「今回はバニラとカゲロウには金貨七百枚ずつ渡すよ」
「七百枚!」
「そんなに貰っていいのか?」
「ああ、そこはネズ子も含めて五等分だ。今俺達は一緒に旅をしてるし、その間に得たお金はしっかり分けるつもりだ」
バニラのカゲロウも少し気が引けて様子だが、しっかり受け取ってもらう。今後のことを考えての投資でもある。
「少しは要求しようと思っていたが……そういうことならありがたく貰うよ」
「ありがとう~これからも頑張るね!」
バニラには与えすぎかもしれないがこの子にだってお金は必要だからな。ちなみに七百枚あれば質素に暮らせば十年以上余裕で持つぐらいだ。
「そういやお前等行った街には、転移装置作っていつでも戻れるのに、わざわざ野営とかする必要があったのか?」
ここにきてカゲロウがもっともな疑問をぶつけてくる。確かにここに来るまで村に寄った以外は基本野営をしている。だがそれには訳があった。
「周平との愛を育み、記憶を取り戻す旅だから意味は十分あるわ。それにこっちには転移装置作ってないから、色々と面倒なの」
「だな、俺達どっちかの痕跡になる何かを置いてかないといけなくなるしな。それに目的地に行くだけじゃなく、それまでの過程も大事なんだ」
「なるほどな。まぁこうして大人数で野営するのも楽しいからな。無粋なことする必要もないな」
旅をしながら色々見たり話したり、夜の平原でも発見なんかもある。特に向こうの食事の話なんかするとより食べたいという気持ちが芽生えてくる。今俺に足りないいくつかの物……それにありつきたいという渇望と叫びはずっと俺の心に響いていた。
◇
その後一週間、ホック大平原を横断したが、盗賊なんかに襲われることなく経過した。ここら辺で幅を利かせていたのはあいつらだし、そのあいつらがいなくなったことで、束の間の平穏が訪れたのだろう。このまま平和になってくれればいいが、そのうちここをシマにして、悪さをするような奴らが出てきてしまうの目に見えていてる。残念なことではあるが、それが大きな問題になるようならまた討伐して金をせしめればいい。
「そういえば周平、そろそろ向こう戻って記憶の更新を行う?」
更新とは迷宮に行き、分身体一つになって記憶を受け取ることだ。まだ一月も経っていないが、そろそろ更新しておかないとかもな。
「そうだな、落ち着いたら更新しに行くよ」
街に滞在している時であれば、その街に転移装置させ作ってしまえばすぐに移動できる。できればギャラントプルームに着いたらやりたかったが、アルマンゾールで時間がかかりそうならアルマンゾールで更新するか。
いずれ時が来たら救うべき人はみんな救おうと考えている。そのための分身だ。
「わかったわ。アルマンゾールかギャラントプルームのどちらかでやりましょう」
「おう、まぁまだ大きく動く時ではないだろうしな」
「そういえば二人に聞きたいんだけどいい?」
ここでバニラが俺達に質問があるようだ。
「勇者は魔王を倒すために召喚されたんだよね?」
「そうだな」
「二人は二十柱だけど、周平は勇者じゃん。魔王討伐とかも考えているの?」
魔王討伐か。実際興味ないんだよな、どうでもいい。というのも俺達が二十柱として偽神どもを倒しても、魔族がいるかぎり魔王という存在は残るだろうし、魔族系の二十柱も当然いる。魔神も一応そっち系だしな。
「たぶんしないかな。俺達からすればそもそも魔王は悪なのかって話だし?」
「まぁ人間と争いをしていることは事実だけど、魔族は人より少ないから世界征服をする気は実際のとこないわ。百年前からの続きなら、先に侵略しようとしたは人間ということになるし」
そもそも昔の記憶では、俺達は魔族側にいた。何でかと言えば理由は簡単で、偽神が人間を率いて魔大陸を信仰していたから。だから俺達からすれば魔族が倒すべき敵ではない。魔族を敵視するのもファーガスやファラリスといった大国のみだ。前世の記憶の中でも戦いは人間との戦いが圧倒的に多い。
「こっちでは魔族は悪なんて言われてるけど本当は違うんだね~」
「そうだな……それはどの立ち位置で物を見るかによって異なる。俺は向こうまで遠征して敵ではないと知ったからな」
カゲロウは遠征の途中で戦争の意味を知った。帰還する気のない彼はそれで戦いを辞めたのだろう。そもそももっと昔は魔大陸なんて呼ばれてなかったし、種族間でもっと共存していた。いったに何があったのか……
「ただ魔族側も襲われて何もしないということは当然ないわ。だから人間側が侵略する限りこの戦争は終わらない。結果昔に比べ、魔族側も人間の排除を考えるものも増えているらしいわね」
「それはよろしくない傾向だな」
「ですね。戦争なんて怖いです……」
今はファラリス連邦が小競り合いをしているが、勇者達がある程度パワーアップしたら宣戦布告をし、大きな戦争になる。召喚された勇者たちが、魔大陸侵攻に向かうのも時間の問題だな。迷宮攻略の仮ゴールである三百層が終わる頃には、何かしろの動きがあるはずだ。
◇
何とか日が沈む前にアルマンゾールに着くことが出来た。小さな村というわけではないが大きな街というわけでもない。そんな感じの中途半端な街だが落ち着いた雰囲気のある田舎街だ。こういう場所の方がのんびりできるし俺は好きだったりする。
「ついたっチュね」
「無事着いたな」
さて早速宿を探さなければいけないな。だけどここなんか懐かしい感じがするな。何でだろうか。
「周平あれを見ろ!」
街の中に入り少し歩くとカゲロウが驚いたのか大きな声をあげた。
「えっ……」
カゲロウが指したその先には上の方から湯気が噴き出ており銭湯のマークが掘られていたのだ。
「な、なんだと……」
何でこっちの世界にそんなもんがあるんだよ!
こっちの世界は温泉なんて文化もなかったはず。俺は幻でも見ているとでも言うのか……しかもこの建築方法も日本の昔の家っぽいしどうなってやがる。
「周平あっちの方を見て!」
立花が指を指した方向にあるのは、田んぼのようだがただの田んぼではない。少し離れているのでよくわからないが俺の記憶だとあれはただの田んぼではない。
「水田?」
「どうしたの三人とも?そんなにキョロキョロしちゃって何か珍しいものでもあったの?」
「これが目をキョロキョロさせずにはいられるか!」
「ああ……これは驚きを隠せないな……」
「そうね……夢でも見ているようだわ」
銭湯や水田見て驚かないわけがない。そんなものこっちの文化ではないからな。
早速その水田のある場所まで向かうと、やはりそこで作られているのはあれと酷似していた。もう数か月は食べていない、日本人の主食。俺の口が求め続けている米だ!
「これはまさか……」
「ああ……そのまさかだな……」
「でも何でこんな街に……」
「そんなもんこれ作ってる奴に聞くのが一番早いだろ」
あそこにある家の畑に間違いない。早速突撃して何としてでもおすそ分けしてもらおう。
「すみません~」
ドアのノックを叩くと、「はーい」という声が聞こえ出てくる。
「ちょっとお聞きしたいんですが……」
出てきたのはいかにも日本人という感じのおっちゃんだ。この田んぼから見てこの男は十中八九日本人だ。間違いない。
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