15 / 109
1章
14話:捜索
しおりを挟む
「黒髪の長い子ね、勇者様じゃなくて?」
「ああ、二月以上前に見かけたりはしなかった?」
「見かけてないね~」
情報収集の為に街を回ること数時間、手掛かりが掴めずにいた。
「クソ……」
あいつがここに来たのは間違いないんだ、せめてその手掛かりを……
「次は飲食店を一個ずつ潰していけばいくか……」
流石に飲み食いしなければ生活できない、どこかの飲食店には立ち寄ったはずだ。
「すまないがちょっといいか?」
「あら勇者様かい」
寄ったのはちょっと良さげなレストランのような場所だ、勇者だと割引してくれるからか何人かはここで食べているようだ。
「俺達がこっちに来る前に黒髪の凄い美人な奴とか見かけなかったか?」
「黒髪の美人……あの雪ちゃんって子じゃなくてかい?」
「いやもっとスタイルのいい女だ、そうだな……可愛いよりも美人よりな奴、当然可愛いいんだが」
「そうだね~雪ちゃんみたいな黒髪でもっと可愛い子……そんな子は見てないわね~」
流石にここには来ていないか……まだ他にも店はあるし気を取り直して聞き込みだな。
「いや待って、ちょっと旦那呼んでくるわ」
「あ、はい」
しばらくすると旦那がこちらにやって来る。
「おう兄ちゃんどうしたんだ?」
「あんたがとびっきりの美人の話していたじゃないか、あれはいつだったかしら?」
「ああ~ありゃ三か月前の話よ、街はずれの飲み屋に行った時に見かけたんだよ~」
「街はずれの飲み屋?」
「ああ、週末にやってる飲み屋でさ、席も少なく満員になったら入れないんだがあそこに運よく入れたらいたんだよ~」
「それはどこだ!」
三か月前、ならまだ出入りしている可能性がある。
「おう、そんな慌てんなって」
旦那は場所について口頭で説明する、この世界は紙というのが貴重な物で一般にはそこまで流通していない。
「西門の前の左に木々が広がる場所があってな、そっちに向かうと見えるはずだ」
「了解」
「ただ週末はやっていないしマスターは不在なことがほとんどだ、兄ちゃんの探してる黒髪美人はマスターとよく話をしていたはずだからな」
となると行くのは週末だな、二日後に向かうか。
◇
城に帰還し夜の食事を城で早速クラスメイトに絡まれた、菱田だ。
「よう神山~」
「菱田か……何の用だ?」
「こないだの決着つけようじゃねぇか!」
「面倒だわ」
なんで今更こんなのとやらないといけないんだか……取るにも足らん。
「あっ!てめぇ舐めたことを……」
「今お疲れでね~気が向いたらな~」
「いつまでもそんなんじゃ困るんだよね」
と間を割って入ってきたのは嶋田だ。
「なんだ?」
「二日後迷宮に行く、君も当然来てもらう」
二日後だ?
無理ですはい。
「二日後はちょっときついな……」
「そんなこと言ってまたサボる気だろう、今日も街をふらふらしていたようだしいつまでもそんなんだと困る」
「そうは言っても俺にも事情があるんだなこれが~」
迷宮攻略なんざやってる暇はない。
「なぁ嶋田そんな奴わざわざ入れる必要ないんじゃないか?」
「橋本?」
「この一月半俺達はこいつ抜きでやったんだ、参加させる必要なんてないだろ?」
「ハハッ気が合うな橋本~それでいいんじゃねぇの~」
この忌々しい男もたまにはいいこと言ってくれる。
「それは流石に……」
「こいつに自分の立場をわからせる必要があるだろ」
「立場ね~」
「いつまでもそんな余裕でいれると思うなよ?俺達は皆この一月半で強くなっている」
「そうか~それは楽しみだね~」
せいぜい五千前後のステータスで何を言っているんだか……
橋本隆司
レベル:70
種族:人間(ヒューム)
職業:戦士
攻撃:5000
防御:5500
魔法攻撃:5000
魔法防御:5500
素早さ:5000
魔力:5000
ギフト:身体強化、成長速度UP、戦士適性
異能:粘着床(B)
称号:中流戦士
まぁ前よりはまともになったようだがまだまだだな。
◇
夜になり月島と杉原の寝る部屋へと向かう。
「よっ」
「「待ってたよ~」」
「サウンドアウト!」
まずは音をシャットアウトする魔法を発動する。
「電磁障壁!」
そして盗聴の恐れもあるのでそれらも全て遮断する。
「これでいいな、さっきはすまなかったな~」
「ううん、事情が色々あるのはわかってるから」
さっきの食堂での態度だがこの二人も流石にいい顔はしてなかったからな。
「それでこんな念入りな事したってのは色々話してくれるってことだよね?」
「ああ」
「それもだけど音も遮断されたってことは私と美里ちゃん今から周平君に食べられるんじゃ……」
「あ、確かに~よし私達を食べろ~」
おいおい食べろってな……いや美味しいこと間違いないんだが……
「ハハッ、んなことバレたらまた命狙われちまうぜ~」
「フフッ、私は別に構わないわよ~」
「私も……その周平君なら……」
余裕な表情で言う杉原と顔を赤くする月島、そんな顔を赤くして言われるとこっちも照れちまう。
「いやいや、今はそんな話をしにきたんじゃないぜ~」
「はいはい、また周平君に振られちゃったね~」
「そうだね美里ちゃん……」
「それはまた別の話でだな……取り合えず俺の身に何があったか話そうか」
まずステータスを見せと二人は目を点にしてこちらを見つめる。
「これバグとかじゃないの?」
「いや違う、ちなみに来た時は六万ぐらいだった」
「嘘……さっきあんなに余裕な発言してたけど納得だよ」
とまぁ俺の前世の話、失踪した長馴染みの立花のことも話した。
「信じられないわね……でも周平君がそう言うなら本当なんでしょうね」
「ああ、このステータスがそれを証明している」
「それで今後はどうするつもり?」
「立花を探す、迷宮に行かないのもその手掛かりを掴んだからなんだ」
「なるほどね~」
俺はこの二人も大好きだ、いつも俺のことを心配してくれて信じてくれた二人だ、だけど立花は嫁だった女、まずはあいつを探さないといけない。
「わかった、取り合えずその使命とやらを果たすなら立花さん見つけてここを出なさい」
「美里ちゃん!」
「雪、周平君にとっての一番はいつだって立花ちゃんだったでしょ?」
「でも私は……」
月島は悲しそう表情を見せる、この顔を見るのは辛い。
「でも!その代わり私達と約束をしてもらいます」
「約束?」
「そう、約束、これをちゃんと誓ってもらうわ」
約束か……一体何の約束だろうか……
「まずは私達のことはこれから名前で呼ぶこと、それから……」
◇
その頃王都アスタルテが一望できるとある場所では。
「よくここに彼と来たわね……」
初めてこの世界に来た時、この街で一番綺麗な景色が見える場所を歩いて探した。
「ここに来ると思い出してしまうね……」
夜の誰もいないその場所で昔交わした約束。
「戦争が終わったらまたここに二人で来るか……覚えているといいけどね~」
街での彼の動きを遠目で監視しており聞き込みをして回っている姿を見ていた。
「フフッ、あの人の予言だともうすぐね……」
「ああ、二月以上前に見かけたりはしなかった?」
「見かけてないね~」
情報収集の為に街を回ること数時間、手掛かりが掴めずにいた。
「クソ……」
あいつがここに来たのは間違いないんだ、せめてその手掛かりを……
「次は飲食店を一個ずつ潰していけばいくか……」
流石に飲み食いしなければ生活できない、どこかの飲食店には立ち寄ったはずだ。
「すまないがちょっといいか?」
「あら勇者様かい」
寄ったのはちょっと良さげなレストランのような場所だ、勇者だと割引してくれるからか何人かはここで食べているようだ。
「俺達がこっちに来る前に黒髪の凄い美人な奴とか見かけなかったか?」
「黒髪の美人……あの雪ちゃんって子じゃなくてかい?」
「いやもっとスタイルのいい女だ、そうだな……可愛いよりも美人よりな奴、当然可愛いいんだが」
「そうだね~雪ちゃんみたいな黒髪でもっと可愛い子……そんな子は見てないわね~」
流石にここには来ていないか……まだ他にも店はあるし気を取り直して聞き込みだな。
「いや待って、ちょっと旦那呼んでくるわ」
「あ、はい」
しばらくすると旦那がこちらにやって来る。
「おう兄ちゃんどうしたんだ?」
「あんたがとびっきりの美人の話していたじゃないか、あれはいつだったかしら?」
「ああ~ありゃ三か月前の話よ、街はずれの飲み屋に行った時に見かけたんだよ~」
「街はずれの飲み屋?」
「ああ、週末にやってる飲み屋でさ、席も少なく満員になったら入れないんだがあそこに運よく入れたらいたんだよ~」
「それはどこだ!」
三か月前、ならまだ出入りしている可能性がある。
「おう、そんな慌てんなって」
旦那は場所について口頭で説明する、この世界は紙というのが貴重な物で一般にはそこまで流通していない。
「西門の前の左に木々が広がる場所があってな、そっちに向かうと見えるはずだ」
「了解」
「ただ週末はやっていないしマスターは不在なことがほとんどだ、兄ちゃんの探してる黒髪美人はマスターとよく話をしていたはずだからな」
となると行くのは週末だな、二日後に向かうか。
◇
城に帰還し夜の食事を城で早速クラスメイトに絡まれた、菱田だ。
「よう神山~」
「菱田か……何の用だ?」
「こないだの決着つけようじゃねぇか!」
「面倒だわ」
なんで今更こんなのとやらないといけないんだか……取るにも足らん。
「あっ!てめぇ舐めたことを……」
「今お疲れでね~気が向いたらな~」
「いつまでもそんなんじゃ困るんだよね」
と間を割って入ってきたのは嶋田だ。
「なんだ?」
「二日後迷宮に行く、君も当然来てもらう」
二日後だ?
無理ですはい。
「二日後はちょっときついな……」
「そんなこと言ってまたサボる気だろう、今日も街をふらふらしていたようだしいつまでもそんなんだと困る」
「そうは言っても俺にも事情があるんだなこれが~」
迷宮攻略なんざやってる暇はない。
「なぁ嶋田そんな奴わざわざ入れる必要ないんじゃないか?」
「橋本?」
「この一月半俺達はこいつ抜きでやったんだ、参加させる必要なんてないだろ?」
「ハハッ気が合うな橋本~それでいいんじゃねぇの~」
この忌々しい男もたまにはいいこと言ってくれる。
「それは流石に……」
「こいつに自分の立場をわからせる必要があるだろ」
「立場ね~」
「いつまでもそんな余裕でいれると思うなよ?俺達は皆この一月半で強くなっている」
「そうか~それは楽しみだね~」
せいぜい五千前後のステータスで何を言っているんだか……
橋本隆司
レベル:70
種族:人間(ヒューム)
職業:戦士
攻撃:5000
防御:5500
魔法攻撃:5000
魔法防御:5500
素早さ:5000
魔力:5000
ギフト:身体強化、成長速度UP、戦士適性
異能:粘着床(B)
称号:中流戦士
まぁ前よりはまともになったようだがまだまだだな。
◇
夜になり月島と杉原の寝る部屋へと向かう。
「よっ」
「「待ってたよ~」」
「サウンドアウト!」
まずは音をシャットアウトする魔法を発動する。
「電磁障壁!」
そして盗聴の恐れもあるのでそれらも全て遮断する。
「これでいいな、さっきはすまなかったな~」
「ううん、事情が色々あるのはわかってるから」
さっきの食堂での態度だがこの二人も流石にいい顔はしてなかったからな。
「それでこんな念入りな事したってのは色々話してくれるってことだよね?」
「ああ」
「それもだけど音も遮断されたってことは私と美里ちゃん今から周平君に食べられるんじゃ……」
「あ、確かに~よし私達を食べろ~」
おいおい食べろってな……いや美味しいこと間違いないんだが……
「ハハッ、んなことバレたらまた命狙われちまうぜ~」
「フフッ、私は別に構わないわよ~」
「私も……その周平君なら……」
余裕な表情で言う杉原と顔を赤くする月島、そんな顔を赤くして言われるとこっちも照れちまう。
「いやいや、今はそんな話をしにきたんじゃないぜ~」
「はいはい、また周平君に振られちゃったね~」
「そうだね美里ちゃん……」
「それはまた別の話でだな……取り合えず俺の身に何があったか話そうか」
まずステータスを見せと二人は目を点にしてこちらを見つめる。
「これバグとかじゃないの?」
「いや違う、ちなみに来た時は六万ぐらいだった」
「嘘……さっきあんなに余裕な発言してたけど納得だよ」
とまぁ俺の前世の話、失踪した長馴染みの立花のことも話した。
「信じられないわね……でも周平君がそう言うなら本当なんでしょうね」
「ああ、このステータスがそれを証明している」
「それで今後はどうするつもり?」
「立花を探す、迷宮に行かないのもその手掛かりを掴んだからなんだ」
「なるほどね~」
俺はこの二人も大好きだ、いつも俺のことを心配してくれて信じてくれた二人だ、だけど立花は嫁だった女、まずはあいつを探さないといけない。
「わかった、取り合えずその使命とやらを果たすなら立花さん見つけてここを出なさい」
「美里ちゃん!」
「雪、周平君にとっての一番はいつだって立花ちゃんだったでしょ?」
「でも私は……」
月島は悲しそう表情を見せる、この顔を見るのは辛い。
「でも!その代わり私達と約束をしてもらいます」
「約束?」
「そう、約束、これをちゃんと誓ってもらうわ」
約束か……一体何の約束だろうか……
「まずは私達のことはこれから名前で呼ぶこと、それから……」
◇
その頃王都アスタルテが一望できるとある場所では。
「よくここに彼と来たわね……」
初めてこの世界に来た時、この街で一番綺麗な景色が見える場所を歩いて探した。
「ここに来ると思い出してしまうね……」
夜の誰もいないその場所で昔交わした約束。
「戦争が終わったらまたここに二人で来るか……覚えているといいけどね~」
街での彼の動きを遠目で監視しており聞き込みをして回っている姿を見ていた。
「フフッ、あの人の予言だともうすぐね……」
0
お気に入りに追加
3,020
あなたにおすすめの小説

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる