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30話:アースドラゴン
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「二人とも戦闘体制に入って!」
俺の言葉で二人はすぐに戦闘態勢に入る。向こうから姿を現したのはドラゴンのようだ。翼はないし恐竜のような姿……アースドラゴンと言ったところだろうか。
「ど、ドラゴン……」
「こ、こんなデカい奴初めて見るわ……」
セーブルとリオはその姿に圧倒され、壁で遮られているにも関わらずビビッて腰が引ける。
「ゼロディメンスィオ!」
魔法を発動しようとした魔法は壁に遮られドラゴンには届かない。
「何!」
魔法が遮られただと……これは一体どういう事だ。
「二人とも二手別れて分散して!」
「わ、わかったわ!」
二人は慌てて分断する。するとアースドラゴンは少し迷った末にシーラに襲い掛かる。
「ミーナ今の隙にシーラに支援魔法を!シーラは上手く攻撃をかわして!」
「わかりました!」
「が、頑張ってみるわ!」
インフィニティシールドやバオールでもかけられればいいんだが、この壁が魔法を処断する。ハマジクを発動し、この壁をなくそうともしたが、それもどうやら出来ない。想定外にこれは不味い。
「支援魔法をかけたらミーナは魔法で応戦!標的が変わったらうまく逃げる事を優先して!」
「はい!」
「魔法で相手の柔らかい部分を見極めて欲しい。個人的な見解では四本足の爪と爪の間と後ろ側の関節、目や首筋や胸の部分だ」
「オーケー一通り攻撃を当ててみるわ」
だが二人では到底勝てるような相手ではない。早いとここれを解くなりして助けに入らなければ。
「ハァァァ!」
壁をぶち破ろうと手に力を込めるがヒビ一つ入らない。俺の力に耐えるなんてこの壁は一体……
「ソイルショット!」
「アクアバレット!」
シーラとミーナがそれぞれ俺の指定した部位を当て、その時のアースドラゴンの表情を確認する。どうやら俺の指定した部位にはダメージが入るようだ。
「よし!」
「二人はなるべく間合いを取りつつ目を狙って。少しでも時間を稼いで!」
「わかりました!」
「その間に何とかこっちに来てね!」
言われなくてもそのつもりさ。この壁も何かのからくりがあってそれさえ解ければ向こうに行けるはずだ。
「ジン!何か来るわよ」
リオが言うと、アースドラゴンは口から何かを吐こうとしている。
「二人ともブレスが来るからミーナは目をくらましをして後ろに!」
「はい!ブライン」
ミーナが発動するこれは対象空間を一時的に暗闇にする低位の魔法だ。俺の良く使う、指定した広範囲の空間を暗闇にするブラインアウトの劣化版だがアースドラゴンの目の部分にさえ当てれば問題ない。ミーナなら精度も高いしブレスを溜めている今なら余裕なはず。
「よし、今のうちに」
二人はそのまま後ろにアースドラゴンの尻尾の方に後退するとブレスがこちらの壁めがけて飛んでくる。壁にこそ傷はないが直撃すればかなりのダメージだというのはわかった。二人が直撃を喰らったらただじゃすまないだろう。
「なんていう威力……」
「当たったら二人が……ジン何とかならないの?」
「わかってる。今考えているから」
セーブルに言われなお焦ってしまう。だが時間が経てば経つほど二人が負傷する確率も上がる。時間との戦いだ。
俺の力を持ってして破壊出来ないのはどういう事だ?魔法を無効にするハマジクのような効果があったとしてもさっき壁に攻撃を加えた時は魔法を使ったわけではない。純粋な力を込めた。二十柱が力をだして破壊できない壁なんぞ二十柱でなきゃ作れないはずなのだが……
「二人ともあまり行きすぎては尻尾の餌食になるから気をつけて!」
リオが俺の代わりに二人に指示を出す。
「ジンを信じて目を攻撃して!ジンが必ず何とかするから!」
「ええ!」
「ジンさんに不可能はありませんから!」
リオの言葉に二人はからげんきを見せていた。プレッシャーをかけないでくれと言いたくなるが、向こうのプレッシャーを軽減させて出来るだけ長く持たせるという意味ではリオのこれは正しい判断だ。
「ジンの力を持ってして壁がびくともしないという事は壁自体にからくりがあるんじゃないかしら?」
セーブルが言う。
「どういう事だい?」
「つまり壁自体はジンが破壊できないほどの強度はないと思うの……だから壁その物じゃなくて何かにからくりがあるんじゃないかなって……」
壁じゃない何かにからくり?だけど目の前には壁があるわけだし、俺の力で破壊出来ないなんて壁の強度が堅い以外には考えられない。
「ごめんねジン……余計に迷わせちゃったかな?」
セーブルは気まずそうな顔を見せる。
「いや、今のは凄くいいヒントになったよ。ありがとう」
笑顔を見せて返す。余裕なんてないけど、ここは俺もからげんきだ。
「壁自体のからくり……」
壁のからくり……そういえばあの竜バリアが貼られてから急に現れたよな?一体どこに隠れていたんだ?
「キャッ!」
「ミーナ!」
ミーナはアースドラゴンの尻尾が右肩を掠ったらしく倒れる。少し掠っただけだと言うのに肩からは血が流れていた。
「この!」
アースドラゴンがそのままミーナを標的にしようとしたのでシーラは剣を抜き魔法剣を発動する。
「シーラ!」
魔法剣を発動すれば多少はダメージは通るし、時間も持つだろうが、あのなまくら剣がどこまで持つかわからない。最初にシーラに魔法剣を発動させなかったのはその為で、魔法剣を残してなるべく余裕を持たせておきたかったのだ。魔法剣が破られたその時はタイムリミットだ。
「ハァァァ!」
シーラはミーナに向かうアースドラゴンの足の関節を斬りつける。流石に痛いようでアースドラゴンは足を止める。
「よし!」
「ミーナはこの隙に回復魔法を!」
「は、はい!」
これで多少は持つだろうが時間の問題だ……
「くそ……」
「ねぇジン?この挟まれた壁は実はかなり分厚いんじゃないかしら?」
「どういう事だいリオ?」
「さっきジンが力を込めてもヒビ一つ入らなかったわけだし、実は薄い壁にみせかけて凄い厚いとか?」
「でもただ厚いだけならジンが破壊できないわけが……」
「そうなんだけどね……」
リオとセーブルが議論をする。分厚い壁だとしても破壊出来ない訳が……薄いと見せかけて分厚い……分厚い?もしかして距離があるんじゃ……
「そうか!」
あの竜の登場の仕方といいそれしか考えられない。となれば方法は一つ……
「危ない!」
その時だった。アースドラゴンの前足がシーラを襲ったのだ。シーラは剣でガードしようとしたが前足は無情にも剣を砕きシーラに直接的なダメージが入る。クソ……やっとわかったってのに。
「「シーラ!」」
みんなの声が一斉に響く。吹き飛び壁に打ち付けられたシーラをアースドラゴンは追い打ちをかけようと迫る。
「調子にのるなよ……」
犬ごときが……俺の大事な仲間の命を取ろうなんて舐めたマネ許せるわけがないだろ!
「ジン!シーラが!」
アースドラゴンの前足がシーラに向かって振り落とされようとする。
その汚い前足がシーラに当たるとでも……お前はそのまま滑って転ぶ姿がお似合いだ。
アースドラゴンはそのままバランスを崩し、前足はシーラに当たることなくその場で転んだのだ。
俺の言葉で二人はすぐに戦闘態勢に入る。向こうから姿を現したのはドラゴンのようだ。翼はないし恐竜のような姿……アースドラゴンと言ったところだろうか。
「ど、ドラゴン……」
「こ、こんなデカい奴初めて見るわ……」
セーブルとリオはその姿に圧倒され、壁で遮られているにも関わらずビビッて腰が引ける。
「ゼロディメンスィオ!」
魔法を発動しようとした魔法は壁に遮られドラゴンには届かない。
「何!」
魔法が遮られただと……これは一体どういう事だ。
「二人とも二手別れて分散して!」
「わ、わかったわ!」
二人は慌てて分断する。するとアースドラゴンは少し迷った末にシーラに襲い掛かる。
「ミーナ今の隙にシーラに支援魔法を!シーラは上手く攻撃をかわして!」
「わかりました!」
「が、頑張ってみるわ!」
インフィニティシールドやバオールでもかけられればいいんだが、この壁が魔法を処断する。ハマジクを発動し、この壁をなくそうともしたが、それもどうやら出来ない。想定外にこれは不味い。
「支援魔法をかけたらミーナは魔法で応戦!標的が変わったらうまく逃げる事を優先して!」
「はい!」
「魔法で相手の柔らかい部分を見極めて欲しい。個人的な見解では四本足の爪と爪の間と後ろ側の関節、目や首筋や胸の部分だ」
「オーケー一通り攻撃を当ててみるわ」
だが二人では到底勝てるような相手ではない。早いとここれを解くなりして助けに入らなければ。
「ハァァァ!」
壁をぶち破ろうと手に力を込めるがヒビ一つ入らない。俺の力に耐えるなんてこの壁は一体……
「ソイルショット!」
「アクアバレット!」
シーラとミーナがそれぞれ俺の指定した部位を当て、その時のアースドラゴンの表情を確認する。どうやら俺の指定した部位にはダメージが入るようだ。
「よし!」
「二人はなるべく間合いを取りつつ目を狙って。少しでも時間を稼いで!」
「わかりました!」
「その間に何とかこっちに来てね!」
言われなくてもそのつもりさ。この壁も何かのからくりがあってそれさえ解ければ向こうに行けるはずだ。
「ジン!何か来るわよ」
リオが言うと、アースドラゴンは口から何かを吐こうとしている。
「二人ともブレスが来るからミーナは目をくらましをして後ろに!」
「はい!ブライン」
ミーナが発動するこれは対象空間を一時的に暗闇にする低位の魔法だ。俺の良く使う、指定した広範囲の空間を暗闇にするブラインアウトの劣化版だがアースドラゴンの目の部分にさえ当てれば問題ない。ミーナなら精度も高いしブレスを溜めている今なら余裕なはず。
「よし、今のうちに」
二人はそのまま後ろにアースドラゴンの尻尾の方に後退するとブレスがこちらの壁めがけて飛んでくる。壁にこそ傷はないが直撃すればかなりのダメージだというのはわかった。二人が直撃を喰らったらただじゃすまないだろう。
「なんていう威力……」
「当たったら二人が……ジン何とかならないの?」
「わかってる。今考えているから」
セーブルに言われなお焦ってしまう。だが時間が経てば経つほど二人が負傷する確率も上がる。時間との戦いだ。
俺の力を持ってして破壊出来ないのはどういう事だ?魔法を無効にするハマジクのような効果があったとしてもさっき壁に攻撃を加えた時は魔法を使ったわけではない。純粋な力を込めた。二十柱が力をだして破壊できない壁なんぞ二十柱でなきゃ作れないはずなのだが……
「二人ともあまり行きすぎては尻尾の餌食になるから気をつけて!」
リオが俺の代わりに二人に指示を出す。
「ジンを信じて目を攻撃して!ジンが必ず何とかするから!」
「ええ!」
「ジンさんに不可能はありませんから!」
リオの言葉に二人はからげんきを見せていた。プレッシャーをかけないでくれと言いたくなるが、向こうのプレッシャーを軽減させて出来るだけ長く持たせるという意味ではリオのこれは正しい判断だ。
「ジンの力を持ってして壁がびくともしないという事は壁自体にからくりがあるんじゃないかしら?」
セーブルが言う。
「どういう事だい?」
「つまり壁自体はジンが破壊できないほどの強度はないと思うの……だから壁その物じゃなくて何かにからくりがあるんじゃないかなって……」
壁じゃない何かにからくり?だけど目の前には壁があるわけだし、俺の力で破壊出来ないなんて壁の強度が堅い以外には考えられない。
「ごめんねジン……余計に迷わせちゃったかな?」
セーブルは気まずそうな顔を見せる。
「いや、今のは凄くいいヒントになったよ。ありがとう」
笑顔を見せて返す。余裕なんてないけど、ここは俺もからげんきだ。
「壁自体のからくり……」
壁のからくり……そういえばあの竜バリアが貼られてから急に現れたよな?一体どこに隠れていたんだ?
「キャッ!」
「ミーナ!」
ミーナはアースドラゴンの尻尾が右肩を掠ったらしく倒れる。少し掠っただけだと言うのに肩からは血が流れていた。
「この!」
アースドラゴンがそのままミーナを標的にしようとしたのでシーラは剣を抜き魔法剣を発動する。
「シーラ!」
魔法剣を発動すれば多少はダメージは通るし、時間も持つだろうが、あのなまくら剣がどこまで持つかわからない。最初にシーラに魔法剣を発動させなかったのはその為で、魔法剣を残してなるべく余裕を持たせておきたかったのだ。魔法剣が破られたその時はタイムリミットだ。
「ハァァァ!」
シーラはミーナに向かうアースドラゴンの足の関節を斬りつける。流石に痛いようでアースドラゴンは足を止める。
「よし!」
「ミーナはこの隙に回復魔法を!」
「は、はい!」
これで多少は持つだろうが時間の問題だ……
「くそ……」
「ねぇジン?この挟まれた壁は実はかなり分厚いんじゃないかしら?」
「どういう事だいリオ?」
「さっきジンが力を込めてもヒビ一つ入らなかったわけだし、実は薄い壁にみせかけて凄い厚いとか?」
「でもただ厚いだけならジンが破壊できないわけが……」
「そうなんだけどね……」
リオとセーブルが議論をする。分厚い壁だとしても破壊出来ない訳が……薄いと見せかけて分厚い……分厚い?もしかして距離があるんじゃ……
「そうか!」
あの竜の登場の仕方といいそれしか考えられない。となれば方法は一つ……
「危ない!」
その時だった。アースドラゴンの前足がシーラを襲ったのだ。シーラは剣でガードしようとしたが前足は無情にも剣を砕きシーラに直接的なダメージが入る。クソ……やっとわかったってのに。
「「シーラ!」」
みんなの声が一斉に響く。吹き飛び壁に打ち付けられたシーラをアースドラゴンは追い打ちをかけようと迫る。
「調子にのるなよ……」
犬ごときが……俺の大事な仲間の命を取ろうなんて舐めたマネ許せるわけがないだろ!
「ジン!シーラが!」
アースドラゴンの前足がシーラに向かって振り落とされようとする。
その汚い前足がシーラに当たるとでも……お前はそのまま滑って転ぶ姿がお似合いだ。
アースドラゴンはそのままバランスを崩し、前足はシーラに当たることなくその場で転んだのだ。
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