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8話:国境にて
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「おはよ」
「おはようございます」
「おはよ~」
目を覚めると横に二人がいた。これからは当分この組み合わせでいくからなんて言うもんだから、頑張ってなれないとだな。
「よく寝られたかい?」
「はい!隣にジンさんがいたので安心して寝れました!」
「私もよ。寝るまで話をしてくれたしありがとう」
初めての三人こうやって寝たからか、話が弾み結局寝たのは二人が寝てからだ。しかし緊張したな。二人の寝息が当たって寝にくいんだが、それがまた心地よいし困ったものだ。
「それじゃあ着替えたら片付けるから、朝食の準備をお願い」
「オッケー」
朝食は二人が作ったスクランブルエッグだ。味もちゃんとしていたので今後は問題なくローテーションが組めるだろう。朝食と片づけを済ませ出発した。
◇
「ここが関所ね」
街をでること十日が経つ頃には、国境であるバーズ大森林の手前の関所のある街に辿り着いた。
「ここね」
「途中も危なげなくつけましたしこれもジンさんのお陰ですね」
「ハハッ、俺は何もしてないよ~」
教え込むと二人が素直に吸収してくれるので手を出す必要がないだけだった。あんまり強い魔物が出た訳でもないが、それでも二人は凄い。シーラは魔法剣を、ミーナは第五位階の水魔法を着実に物にしてきている。そもそも魔法職は習得に金がかかるこの世界だと、俺みたいなのがいれば習得が早いのは当然ではあるがな。勇者共は強くなることで、第六位階までは自動的に覚えていく上に、第三位階魔法までは全ての属性を習得できる仕様だから少しせこい。
「早速行きましょうか」
馬車で関所まで行くと、何やら言い争っているような声が聞こえる。
「だから……言ってるでしょ!私は騙されたの!」
「何であろうとお金がないのではここは通さん!」
「キャッ!」
黒髪のツインテールの女の子が門番に押し出される。
「もう~酷いじゃない!」
諦めてこちらにこっちに来ると目が合った。何やら嫌な予感が……
「すみません~」
こっち来る。そんでもってこの子が頼むのはただ一つ。
「お金貸してください!」
これは予想がついたが、まさか自己紹介の前に、いきなりお金を貸してくださいと来るとは……それだけ彼女が困っているという事の現れだ。
「ハハッ、いきなりそれはないんじゃないかな~」
すると彼女がそれに気づき慌てて頭をペコペコと下げる。
「すみません!私リオ・エインズレイです」
「俺はジン・ソウダでこっちがシーラ・マイセンにミーナ・ウエッジウッドだ」
「よろしくお願いします」
「ハハッ、事情は何となく察したしここに乗りなよ。二人もそれで大丈夫?」
「ええ」
「はい」
リオが馬車に乗り込み関所で金を払い森へと入っていった。
「捨てられた?」
「そうなんです……」
彼女はエリンギ王国のナットウという街の出身の冒険者で、こっちに依頼を受けに来た。だがその帰りにパーティの仲間に置き去りにされお金も取られてしまったとの事だ。ランクは二人同様ブロンズランクで風の精霊の加護を持っている。
「酷い話ね……」
「そうね。何か心当たりはあるんですか?」
「う~ん……一つだけ……」
「何をしたんだい?」
言いにくそうな顔で話し始める。
「私のパーティは男が二人の女が一人いたんだけど、その二人の告白を断ったの。そしたら次の日何もなくなってたの……」
「えっ……」
振られたから置き去りなんてそんなのありか。信じがたい話ではあるが有り得ない話でもない。
「それは本当かい?」
「ええ……」
目を見ても嘘をついているような感じではないな。
「いくら何でもそれだけで置いてけぼりはあんまりだわ……」
「何て言って振ったんですか?」
「ちゃんとありのままに、片方にはあなたのように判断能力がなくて鈍い人は彼女としては見れませんと。もう片方には自慢話ばっかで戦いで腰が引けるような方は無理ですと」
「あっ……」
そんなこと言われたら傷つくよな。一瞬別の理由を考えたけどその理由で間違いないな。だけどそんなにガツガツ言いそうには見えないけど、人は見かけによらないってところか。
「流石にそれは酷いんじゃない?」
「そうですね。男の方もプライドがあるかと思います!」
「そこは私も反省してるの。でも何度もしつこくて胸とかも見てくるのもウンザリしてて……」
確かに可愛いし、胸もミーナに近いぐらいある。もう片方の女性がゴリラとかだったら余計に視線がいくよな。
「これ以上言い寄られないようにってことか。まぁしょうがないのかな~」
「そうね……ところで三人はパーティ?」
「ええ、私達は元々二人で組んでたんだけど最近ジンが入ったの」
「そうなんだ。ランクは?」
「私とミーナはブロンズでジンがアイアン」
「じゃあ君が二人に色々教えてもらってる感じね」
「そんな感じかな~」
本当は逆なんだけどな。強さでも計測できるのがあって、それに応じて加入時にランクがつけられればいいんだけどな。二人より低いままというのもなんだかあれだし。
「だったら向こうにつくまで、お金を貸してくれた借りを返そうと思ってたんだけどどうかしら?」
「ああそうだね。銀貨一枚だし、何か依頼を一緒にこなそうか」
「そうしましょう。私も何か教えてあげられるかもだし」
おっぱいの柔らかさでも教えてくれ……おっといかんいかん。是非向こうの国の話とかを聞けたらなと思うばかりだ。
「エリンギはどういう国なんですか?」
「そうね……ミステアの亜人族達との友好を大事にしている国ってところかしら」
ミステアの亜人族はリレイル王国とは友好関係はない。というのも勇者を召喚したりと一番強い力を持つ国だけあって亜人族を一つ下に見ている。人間至上主義のような風潮があるだけに、もし隣接していたら狙われていたかもしれないな。
「とてもいい国だと聞いていて一度は行ってみたかったけどやっと叶うわ」
「そうだね」
森の道を抜けようと進んでいると横から何かの気配を感じる。
「シーラ!左から来る奴にソイルショットを、ミーナは右から来る奴をにアクアショットを!」
「わかったわ!」
その言葉とともに二人が魔法を発動すると鳥の魔獣に直撃する。
「こいつはツインバード!」
常に二人で行動する鳥でシンクロしてるかのように動いてくる魔獣だ。
「ここで止まる気はないからそのまま応戦できるかい?」
「わかりました!」
「こんなの余裕よ!」
攻撃を受けたツインバードは、今度は馬を狙ってくる。大金出して買ったし使い物にならなくなったら損だ。さてこの動きだと頭に向かって飛んでくるな。
「馬の側頭部をそれぞれ狙って来るからしっかり狙って!リオはその直後に右の奴にエアショットを」
「わかったわ」
二人もしっかり飛び出してくるのを確認してたらしく、ドンピシャに当たる。
「リオ!」
「エアショット!」
リオが攻撃を当てると同時にこっちも左側の奴にエアショットを放つと。ツインバードはその場で倒れ落ちる。魔力の消費が低い低位階の魔法をいかにうまく使うかも重要になってくる場面もある。高位階の魔法は威力も高い分範囲も広くなることが多い。あれぐらいのあまり大きくないような魔獣に、ああやってピンポイントに魔法を当てるのは、低位階の方が適していると言える。
「三人ともナイス~」
一度馬車を止めてピクピクさせているツインバードにサンダーショックの魔法をあてて止めを刺す。止めをさした二匹の鳥を収納空間にしまう。
「えっ今どこに?」
「ああ、これは収納魔法ってやつだよ」
「収納魔法?」
「言い忘れてましたけどジンさんは全ての属性の魔法が使えるんです~」
「加えて見た事もない強い魔法も無詠唱で発動するから、あんたも最初は慣れないかも」
「ハハッ、隠しててごめんね~」
その後森を抜けるまでに、散々魔法の事について聞かれたのは言うまでもない。
「おはようございます」
「おはよ~」
目を覚めると横に二人がいた。これからは当分この組み合わせでいくからなんて言うもんだから、頑張ってなれないとだな。
「よく寝られたかい?」
「はい!隣にジンさんがいたので安心して寝れました!」
「私もよ。寝るまで話をしてくれたしありがとう」
初めての三人こうやって寝たからか、話が弾み結局寝たのは二人が寝てからだ。しかし緊張したな。二人の寝息が当たって寝にくいんだが、それがまた心地よいし困ったものだ。
「それじゃあ着替えたら片付けるから、朝食の準備をお願い」
「オッケー」
朝食は二人が作ったスクランブルエッグだ。味もちゃんとしていたので今後は問題なくローテーションが組めるだろう。朝食と片づけを済ませ出発した。
◇
「ここが関所ね」
街をでること十日が経つ頃には、国境であるバーズ大森林の手前の関所のある街に辿り着いた。
「ここね」
「途中も危なげなくつけましたしこれもジンさんのお陰ですね」
「ハハッ、俺は何もしてないよ~」
教え込むと二人が素直に吸収してくれるので手を出す必要がないだけだった。あんまり強い魔物が出た訳でもないが、それでも二人は凄い。シーラは魔法剣を、ミーナは第五位階の水魔法を着実に物にしてきている。そもそも魔法職は習得に金がかかるこの世界だと、俺みたいなのがいれば習得が早いのは当然ではあるがな。勇者共は強くなることで、第六位階までは自動的に覚えていく上に、第三位階魔法までは全ての属性を習得できる仕様だから少しせこい。
「早速行きましょうか」
馬車で関所まで行くと、何やら言い争っているような声が聞こえる。
「だから……言ってるでしょ!私は騙されたの!」
「何であろうとお金がないのではここは通さん!」
「キャッ!」
黒髪のツインテールの女の子が門番に押し出される。
「もう~酷いじゃない!」
諦めてこちらにこっちに来ると目が合った。何やら嫌な予感が……
「すみません~」
こっち来る。そんでもってこの子が頼むのはただ一つ。
「お金貸してください!」
これは予想がついたが、まさか自己紹介の前に、いきなりお金を貸してくださいと来るとは……それだけ彼女が困っているという事の現れだ。
「ハハッ、いきなりそれはないんじゃないかな~」
すると彼女がそれに気づき慌てて頭をペコペコと下げる。
「すみません!私リオ・エインズレイです」
「俺はジン・ソウダでこっちがシーラ・マイセンにミーナ・ウエッジウッドだ」
「よろしくお願いします」
「ハハッ、事情は何となく察したしここに乗りなよ。二人もそれで大丈夫?」
「ええ」
「はい」
リオが馬車に乗り込み関所で金を払い森へと入っていった。
「捨てられた?」
「そうなんです……」
彼女はエリンギ王国のナットウという街の出身の冒険者で、こっちに依頼を受けに来た。だがその帰りにパーティの仲間に置き去りにされお金も取られてしまったとの事だ。ランクは二人同様ブロンズランクで風の精霊の加護を持っている。
「酷い話ね……」
「そうね。何か心当たりはあるんですか?」
「う~ん……一つだけ……」
「何をしたんだい?」
言いにくそうな顔で話し始める。
「私のパーティは男が二人の女が一人いたんだけど、その二人の告白を断ったの。そしたら次の日何もなくなってたの……」
「えっ……」
振られたから置き去りなんてそんなのありか。信じがたい話ではあるが有り得ない話でもない。
「それは本当かい?」
「ええ……」
目を見ても嘘をついているような感じではないな。
「いくら何でもそれだけで置いてけぼりはあんまりだわ……」
「何て言って振ったんですか?」
「ちゃんとありのままに、片方にはあなたのように判断能力がなくて鈍い人は彼女としては見れませんと。もう片方には自慢話ばっかで戦いで腰が引けるような方は無理ですと」
「あっ……」
そんなこと言われたら傷つくよな。一瞬別の理由を考えたけどその理由で間違いないな。だけどそんなにガツガツ言いそうには見えないけど、人は見かけによらないってところか。
「流石にそれは酷いんじゃない?」
「そうですね。男の方もプライドがあるかと思います!」
「そこは私も反省してるの。でも何度もしつこくて胸とかも見てくるのもウンザリしてて……」
確かに可愛いし、胸もミーナに近いぐらいある。もう片方の女性がゴリラとかだったら余計に視線がいくよな。
「これ以上言い寄られないようにってことか。まぁしょうがないのかな~」
「そうね……ところで三人はパーティ?」
「ええ、私達は元々二人で組んでたんだけど最近ジンが入ったの」
「そうなんだ。ランクは?」
「私とミーナはブロンズでジンがアイアン」
「じゃあ君が二人に色々教えてもらってる感じね」
「そんな感じかな~」
本当は逆なんだけどな。強さでも計測できるのがあって、それに応じて加入時にランクがつけられればいいんだけどな。二人より低いままというのもなんだかあれだし。
「だったら向こうにつくまで、お金を貸してくれた借りを返そうと思ってたんだけどどうかしら?」
「ああそうだね。銀貨一枚だし、何か依頼を一緒にこなそうか」
「そうしましょう。私も何か教えてあげられるかもだし」
おっぱいの柔らかさでも教えてくれ……おっといかんいかん。是非向こうの国の話とかを聞けたらなと思うばかりだ。
「エリンギはどういう国なんですか?」
「そうね……ミステアの亜人族達との友好を大事にしている国ってところかしら」
ミステアの亜人族はリレイル王国とは友好関係はない。というのも勇者を召喚したりと一番強い力を持つ国だけあって亜人族を一つ下に見ている。人間至上主義のような風潮があるだけに、もし隣接していたら狙われていたかもしれないな。
「とてもいい国だと聞いていて一度は行ってみたかったけどやっと叶うわ」
「そうだね」
森の道を抜けようと進んでいると横から何かの気配を感じる。
「シーラ!左から来る奴にソイルショットを、ミーナは右から来る奴をにアクアショットを!」
「わかったわ!」
その言葉とともに二人が魔法を発動すると鳥の魔獣に直撃する。
「こいつはツインバード!」
常に二人で行動する鳥でシンクロしてるかのように動いてくる魔獣だ。
「ここで止まる気はないからそのまま応戦できるかい?」
「わかりました!」
「こんなの余裕よ!」
攻撃を受けたツインバードは、今度は馬を狙ってくる。大金出して買ったし使い物にならなくなったら損だ。さてこの動きだと頭に向かって飛んでくるな。
「馬の側頭部をそれぞれ狙って来るからしっかり狙って!リオはその直後に右の奴にエアショットを」
「わかったわ」
二人もしっかり飛び出してくるのを確認してたらしく、ドンピシャに当たる。
「リオ!」
「エアショット!」
リオが攻撃を当てると同時にこっちも左側の奴にエアショットを放つと。ツインバードはその場で倒れ落ちる。魔力の消費が低い低位階の魔法をいかにうまく使うかも重要になってくる場面もある。高位階の魔法は威力も高い分範囲も広くなることが多い。あれぐらいのあまり大きくないような魔獣に、ああやってピンポイントに魔法を当てるのは、低位階の方が適していると言える。
「三人ともナイス~」
一度馬車を止めてピクピクさせているツインバードにサンダーショックの魔法をあてて止めを刺す。止めをさした二匹の鳥を収納空間にしまう。
「えっ今どこに?」
「ああ、これは収納魔法ってやつだよ」
「収納魔法?」
「言い忘れてましたけどジンさんは全ての属性の魔法が使えるんです~」
「加えて見た事もない強い魔法も無詠唱で発動するから、あんたも最初は慣れないかも」
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