【完】三桁越えからの本気ダイエット。おばさんの記録帳。

桜 鴬

文字の大きさ
上 下
12 / 109
▪日々徒然【三桁切るまでの記録】

【画像有】婚約指輪の悲劇。

しおりを挟む

 さて前回の続きです。

 指輪ですが……

 もちろんこれも自分で買いました。旦那は一切出していません。ちなみに我が家は私は財布を握っていません。つまり私の買い物は、すべて私の懐から出ているのです。

 一応話してはみたんですよ?

『痩せたら結婚指輪がユルユルになったの』

 『……俺は仕事の都合で指輪しないから……』

 ……私の指輪に!あなたの事情が関係ありますか?結局私も現在はしていません。

 そうそう指輪といえば!

 いつもババのお話ばかりなので、ジジのお話もしましょう。あれはそう……結納の日のことでした。私の実家で滞りなく終了し、小料理屋へ移動となりました。私はいただいた婚約指輪をして行こうと、箱を取り出し指輪をはめると……

 指輪が入りません! どう見てもサイズ直しをしていないのです。購入してからすでに数ヵ月も経っています。サイズ直しをしてキチンと包装したものを、旦那が支払いとともに貰って来たはず。なのになぜ?案の定小料理屋では、指輪はしてこなかったの?て皆に聞かれ……旦那に訳を話していると、横で聞いていたジジが一言。

 『太ったんじゃないのか? 』

 あなたはアホですか?バカなんですか?私はその場で凍りつきました。たった数ヶ月でそんなに太りますか?それとも浮腫とでも言うんですか?結婚式のドレスのために、一生懸命ダイエットをしている私にそれを言うんですか?知らなかった?言い訳にはなりませんよ!皆さん痩せたね!と話していたではないですか?

 あなたは人の話を聞いていないのですか?

 滅茶苦茶腹が立ちました。ジジにもですが、指輪を購入したショップにもです。そのショップは知り合いの関係者だったのでなおのこと。婚約と言う大事な場所で、ケチを付けられた気分でした。さすがにこのときは旦那も抗議をしてくれたそうです。しかし下っぱが応対し、ならサイズ直しをすれば良いのでは?との態度。確かにそうです。しかしそう言うことではないのです。キチンと担当者が謝罪するべきではないのでしょうか?結果、上の者が謝罪の品を持ち、謝りに来たそうです。謝罪の品は……

 圧力鍋……

 使わずに眠っております。ショップをすすめた知り合いは、我が家の家庭がどうなのかを知っています。さらにはショップの社長とも懇意だとか?なのになぜ圧力鍋なの?私も一人暮らしですでに持っていたし、同居予定の家にもあります。宝石から着物。毛皮から高級雑貨まで。手広く扱うお店です。

 圧力鍋が売れ残っていたからとかは無いですよね?圧力鍋がキッチングッズに入るかは微妙ですが、少々疑ってしまいました。

 はい。ここでジジの話しに戻ります。結婚当初は、私が三食作っていました。テナントにはパートさんがおり、自宅兼仕事場にも、職人さんやパートさんがいたのです。

 結婚前にババは私に言いました。我が家の男衆は食べるものに文句は言わない。だから食事は分けなくて良いし、作って貰うから文句は言わない。言わせないと!

 私は仕事の合間をぬい作りました。昼食なんて、作る時間が三十分しか無かったりしたんです。しかも職人さんが来る日には、簡単すぎるものは出せません。本当に忙しかったんです。

 そしてある日の朝のこと。私が台所へ行くと、ジジの食卓の場所にお皿が残っています。ジジは昨晩外交で、夕食は遅くに食べていました。いつもお皿はさげてあるのですが、たぶん忘れたんだろうと手を伸ばすと……

 メインディッシュだけが、お皿の上に鎮座していました。昨晩のメニューはハンバーグ。子供たちが食べたいといい、リクエストに答えたものです。なんで?なぜハンバーグだけ?サイドメニューは?サラダやグラッセは食べてハンバーグだけ残したの?でも食べられなかったなら捨てたら良いじゃない。なんでここにあるの?

 当時の私には……まだなにも言えませんでした。その後ババに話しましたが、ハンバーグ嫌いだからかしら?とだけ……でも豆腐入りハンバーグなら食べるじゃない。

 まあそんなババも……暑い夏の日にスパゲッティが食べたいと言うので、夏野菜たっぷりの冷製スパゲッティを作りました。それを食べながら一言。

 『やっぱりスパゲッティはミートソースが良いわね』

 もう知らんがな! ミートソースは作るのが大変なんです!すべて手作りでないと、レトルトは香辛料が苦手だからと言い……

 ササッと料理ではミートソースは無理です。食べたいなら、調理時間をくださいませ。

 結論です。

 ジジはたしかになにも言いません。しかし抗議はしているようです。まあ現在はほぼババが食事を作っています。皆さまお弁当だろうが!お惣菜だろうが!お茶漬けだけだろうが!まったく文句を言わないそうです。

 ジジ良かったね。これで嫌いなものを食べなくて済みますね。

  私が弁当なんて出したら何を言われるか……

 子供たちの食欲にも負けないババには、本当に感謝しております。

 しかし婚約指輪……思い出す度に腹が立ちます!



 朝、仕事場に持って行くもの。これらにプラス、仕事場にマイダイエットケースがあります。そちらはまた次回。

 *******
 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

リアル男子高校生の日常

しゅんきち
エッセイ・ノンフィクション
2024年高校に入学するしゅんの毎日の高校生活をのぞいてみるやつ。 ほぼ日記です!短いのもあればたまに長いのもだしてます。 2024年7月現在、軽いうつ状態です。 2024年4月8日からスタートします! 2027年3月31日完結予定です! たまに、話の最後に写真を載せます。 挿入写真が400枚までですので、400枚を過ぎると、古い投稿の挿入写真から削除します。[話自体は消えません]

処理中です...