【完】スキルはＮＯと言える日本人？職業は言霊士？私は何をすれば良いの？

◇求め過ぎじゃない◇

 
 やっ、何？くすぐったいよ。どうしてこうなったの？

 《あっあぁん、んぅ。ひっ。ひゃんっ。ぃや～ん。あふっ、あ・あぁぁ～ん。んんぅ・・もっもう何なの～？》

〈ねえ？マリー？ゲートの向こうで原始の神と会ったの？マリーが吸い込まれてから、神達も連れ戻そうと頑張ってくれてたんだよ？皆、心配してたんだ。口説かれる暇有ったなら、もっと早く戻れたんじゃ無い？〉

《やぁぁ～ん。んっ。あうっ。カズ君？何っ？やっ。やあぁぁぁ～。お願い止めてっ。あぅ・あぁんっ。囚われた魂を解放するのに呼んだのっ。やっ、やだっ！弄らないで！喋れないよっ！寝込み襲うなんて酷いよ！あ・ぁ・あぅぅ・・。》

 〈魂の解放うんねんは後でちゃんと聞くよ。今の質問は違う事でしょ？口説かれたの？本当にちゃんと断ったの？俺ともう２度と離れないよね？約束だよ？〉

《うんっ。ちょっ。ちゃんと断ったって言ったじゃん。あにゃっ、あん・あ・あぅん。やゃ～ん。イっちゃぅ～～。》

  〈マリー？まだ駄目だよ。俺しか見ないって約束してよ。じゃ無いと止めちゃうよ。どうする？イキたいなら言って？》

 《・・・。》

 〈ねえ言ってよ。心配なんだよ。〉

 《言葉にしなくちゃ駄目なの？私が信じられない？私はカズ君を愛してるよ？愛の言葉が欲しいなら何度も言うよ。でも確認の言葉は返さないよ。私はキチンと伝えてる。カズ君も不安なら私の言葉をキチンと聞いてよ。言葉で伝えて？私を信じてよ。》

 あっ！やだっ。入れないでよっ！ログハウス、個室出して無いじゃん。布団だし、ナミさん達も居るんじゃ無いの～。

 《イヤ～。あ・・あっ・、あぅっ。いやぁぁぁ・・・・・》

 〈マリーっ！好きだっ！何処にも行くなっ！愛してるんだ。頼むっ！俺だけだと言ってくれっ！〉

 やだっ！激しすぎっ！ガツガツしないでっ！痛いよ！

《うぅぅ・・んんっ。・・。あん。やあぁぁ・・ぁ・・。》

 〈マリー・・・・。〉

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 カズ君？色々有って混乱してるし、寂しいのは解るよ？でも私に母性愛を求め過ぎじゃない？言葉も俺様じゃ無くなってるよ。甘えたいんだよね？まあ母親とＨはしないけど、このヘタレ何とかなるのかね？何だかヤンデレてるし心配になるよ。マジに狭量さを麒麟に鍛えてもらった方が良さそうだよ。ヘタレを体で誤魔化そうとしてるの？何でもＨで言う事聞かそうってのは戴け無いよ。私の包容力不足なのかな？まあ色々大変だったし、暫くは甘やかしてあげるよ。躾はビシバシ行くけどね。

 取り敢えずカズ君起きろっ！ゲシゲシっ。ゴンっ！

 〈うわっと！おいっ！転がすなよ！狂暴だな！少しは白状する気になったのか？双子王子達にも、戻って来い何て意味深な言い方しやがって。俺は浮気は認めないぞ？さっさと全部言えよな。〉

 全くねちねち女々しいな。アイツらが戻って来るかは努力次第じゃん。少し発破かけただけだよ。愛してるって言ってるんだから、少しは大人の余裕を見せろよ。

 《あのね？私は何も白状する事何て無いよ。ゲートに引き込まれた時の事は、お昼食べながら４人で話そう。明日も皆に話さなきゃならないでしょ？カズ君の焼きもちについてはノーコメントだよ。私が何を言っても駄目なんでしょ？私はカズ君が好きだって何度も言ってるよ。浮気何てしてない。カズ君だって、私が浮気してるなんて本当に信じてる訳じゃ無いんでしょ？カズ君に大人の余裕が出来るまで待つよ。それまでは母親役もするよ。甘えても良いよ。でも私だって女何だよ？甘えたい時だって有るんだ。カズ君も甘えてくれって言ってくれたよね？頼れるカズ君素敵だったよ。大人のカズ君期待してるよ！母性ばかり求められたら、精神年令が上昇するよ。元はアラフォーだからね。私をおばさんにしないでね。》

 〈・・・・。〉

 《後、体で言う事聞かせようとするのは止めて。話は白面でしよう。最中に喋られても、何も考えられないし答えられない。体は気持ちよくても愛は感じ無いよ。私は愛の有る行為をしたいよ。お願いばかりでごめんね。取り敢えずお昼にしよう。皆で話しもしないとね。じゃあお昼用意するよ。》

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 ナミさんとリキ君を交えて、お昼を食べながらゲート破壊の反省会。私がゲートに引摺り込まれたりしたけど、兎に角無事に終わったよね。カズ君のお母さんらしき魂の話も含め、ゲートに引摺り込まれた後の事も説明した。カズ君は泣きそうだった。

 原始の神からの褒美についても話す。私達はこの世界で、幸せに生きて死ねれば良い。その為には、この世界が幸せで有れば良い。２度と不幸のおきぬ世界にして欲しい。皆でそう願う事にした。王妃様はお城に住みなさいって言ってくれてたけど、やはりお城は窮屈だよね。チャラ神から貰った便利ポーチも有るし、取り敢えず土地も貰おう。自給自足しながら、色々模索するのも楽しいよね。ラノベの様に、元の世界の知識を生かして、町で商売したりも楽しいかも。ギルドとかも行ってみたいな。何だかワクワクしちゃうよ。

 明日、王妃様達に話をしよう。カズ君が宰相と言っても、この国の事はまだ私達には解らない。良く考えたんだけど、やはり宰相はこの国を良く知ってる人が良いだろう。私達はこの世界を見て学びながら、出来る事から始めたいと思う。先ずはお蔵入りしてる魔道具だよね。実は私も魔力の器が有ったみたいなんだよ。威力はまだまだだけど、魔法が使える様になったよ。もう色々試したくて仕方無いんだ。魔道具には生活を便利にしたり、産業に役立つ物も多いそう。それらを使える様にしたい。その為にも、取り敢えずはカズ君と魔力アップを頑張らなきゃね。

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さて、今日の夕食は各自で自由に食べる。ナミさんとリキ君は、城下町まで出掛けるそうだ。デートだね。資金は麒麟持ちだそうだ。各自に１つ、個人認識タグの様な物が付いたネックレスを貰った。ナミさんが麒麟から預かったそう。異世界物でお馴染みの、所謂ギルドカードだ。既に登録済み。この世界の住民票みたいな物だそう。カード機能も有り、小さな屋台等でもこれで全て支払い出来る。麒麟印のブラックカードの様な物。使用上限も無い。私のウェストバックの様に、持主を認識してる。無くしても必ず手元に戻るそうだ。麒麟からの生活保障だから遠慮なく使えとの事。本当に麒麟は豪気で気前が良い。カズ君、やはり鍛えて貰おうね。

 私達は、湖畔でのんびりする事にした。湖畔でゆっくり話を聞いてあげるよ。勿論膝枕もＯＫだよ。でも野外でＨはしないからね。えっイヤだ？まあ雰囲気でいちゃラブ位なら許そう。優しくしてくれば、勿論夜は拒まないぞ。私だってカズ君が大好きなんだから、ラブラブしたいんだよ？でもムードは必要だよ。素敵にお部屋デートに誘ってね。はいはい。出掛ける前に、寝室キッドは増設しときますよ。はい終了～。ではでは、私達も湖畔デートに出発だよ～。

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