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一章
ギルド
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「ここが冒険者ギルドよ」
アリサから紹介を受けたその建物はとても大きく、かなりの規模だった。人の出入りも激しくかなり賑わっているみたいだ。
もちろん街中にあった装飾が施されているのですごく美しい。
ファンタジー系のゲームに出て来そうな建物で、実に胸が踊る。
「さて、中に入るわよ。」
重厚な扉を開けて中に入ると、そこには酒場のような雰囲気をした木造の空間が広がっていた。中にいる人は、掲示板を見ていたり、酒を飲んでいたり、ナンパしていたり、十人十色だ。とても賑やかしい。
「これはすごいな…、いかにもファンタジーって感じだな。」
「すごい活気でしょ、街で一番大きな建物なのよ!ペルセポネ城を除いてだけどね!」
「あの城の名前、ペルセポネ城っていうのか。」
「そうよ、この街の守護神はペルセポネ様なの。ペルセポネ様のおかげで、この街は活気に溢れてるのよ。」
ついさっき知り合った神様だな。街の名前もコレーだし、もしかしたら地球の神話か?ペルセポネは12番目とか言っていたが、オリンポスの12神には入ってなかったような…
俺はいろいろと考えつつ、アリサとともに受付へ向かった。
「アリサさん、おかえりなさい!」
受付の女性がアリサを見つけてすぐに話しかけて来た。こちらの外見もまた美しい。アリサが美人系だとしたら、話しかけて来た女性は可愛い系、といった感じだろう。
「ただいまセリス、暴れている《サンダーベア》の討伐、完了よ。戦利品のツノも納品するわ。」
受付嬢の名前セリスっていうのか、覚えとこう。
「確かに受け取りました~、こちら報酬の銀貨10枚です!」
この世界の通貨だ。銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨一枚、金貨5枚で大金貨1枚という計算らしい。話を聞いた感じだと、銀貨1枚が日本円1万円分というところだろう。
「ありがとう、またいい仕事頼むわ。」
「了解です~、アリサにしか頼めないようなの持って来ますね~。ところで、そちらの方は?」
突然話がこちらに振られて、焦る。
「この人はアレク、”迷い人”よ。さっき魔物に襲われていたから助けたのよ。」
アリサが説明してくれた、助かる。
「そうなんですか…、大変でしたね…」
「あぁ…大変だったよ。だけどこれからは自分の身も守りたいし、冒険者登録をしたいんだけど、いいかな?」
「了解ですよ!少し待っててくださぁい!」
そういって彼女が裏から持って来たものは、
「板?」
「知らないんですよね、教えますね!」
「冒険者になるためには、適正職業とステータスを見る必要があるんです。例えば
適正職業:農家
ステータス:オール5程度
だと、モンスターと戦ってもH級にすら勝てません。だけど
適正職業:剣士
ステータス:オール30程度
ならH級になんて負けません。こういう風に冒険者になれるのは、職業、ステータスともに適している人だけなんですよ!」
聞いていないし、なれるわけがない。俺はひ弱な地球人だしな。ペルセポネさん、俺は一体どうやって世界を救うんですかね?
「とりあえず、持って見るです!」
セリスがステータスプレートを俺に渡して来た。
ええいっ!ままよ!どうにでもなりやがれ!
手に持つと、プレートに文字が浮かび上がって来た。見るのが怖かったのですぐにセリスに渡した。
「え…?これは一体…?」
「どうしたのセリス、そんなに驚いて。」
驚くほど弱かったのだろうか、不安になってきた。本当に俺はこの世界で生きていけるのだろうか…あぁ、不安だ。
そんな不安な気持ちをかき消すかのように、セリスが叫んだ。
「アレクさん!!冒険者、合格です!!これからはH級冒険者として頑張ってくださいね!私、裏でいろいろ用意してきますので、ここでお待ちください。あ、ステータスプレートはお返しいたしますね!それでは失礼します!」
そう早口で言って、セリスは裏方へ消えてしまった。
「えらく興奮してたな、どうしたんだ?」
「さぁ、わからないわ。あ、私にも見せて!」
アリサにプレートを差し出す。プレートに目を落としたアリサは苦笑いを浮かべながら頷き、何かに納得していた。
「…これじゃあセリスも驚くわね…アレクも自分で確認したら?」
「あ、あぁ、そうだな。冒険者にはなれるみたいだし、もう見て見るか。」
そこには、自分のステータスが浮かび上がっていた。
アレク
冒険者LV 1
体力 50
力 30
知恵 500
精神 2500
魔力 500
適正職業:神技使い
スキル
神技
なんとなくやばいってことだけは伝わった。
アリサから紹介を受けたその建物はとても大きく、かなりの規模だった。人の出入りも激しくかなり賑わっているみたいだ。
もちろん街中にあった装飾が施されているのですごく美しい。
ファンタジー系のゲームに出て来そうな建物で、実に胸が踊る。
「さて、中に入るわよ。」
重厚な扉を開けて中に入ると、そこには酒場のような雰囲気をした木造の空間が広がっていた。中にいる人は、掲示板を見ていたり、酒を飲んでいたり、ナンパしていたり、十人十色だ。とても賑やかしい。
「これはすごいな…、いかにもファンタジーって感じだな。」
「すごい活気でしょ、街で一番大きな建物なのよ!ペルセポネ城を除いてだけどね!」
「あの城の名前、ペルセポネ城っていうのか。」
「そうよ、この街の守護神はペルセポネ様なの。ペルセポネ様のおかげで、この街は活気に溢れてるのよ。」
ついさっき知り合った神様だな。街の名前もコレーだし、もしかしたら地球の神話か?ペルセポネは12番目とか言っていたが、オリンポスの12神には入ってなかったような…
俺はいろいろと考えつつ、アリサとともに受付へ向かった。
「アリサさん、おかえりなさい!」
受付の女性がアリサを見つけてすぐに話しかけて来た。こちらの外見もまた美しい。アリサが美人系だとしたら、話しかけて来た女性は可愛い系、といった感じだろう。
「ただいまセリス、暴れている《サンダーベア》の討伐、完了よ。戦利品のツノも納品するわ。」
受付嬢の名前セリスっていうのか、覚えとこう。
「確かに受け取りました~、こちら報酬の銀貨10枚です!」
この世界の通貨だ。銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨一枚、金貨5枚で大金貨1枚という計算らしい。話を聞いた感じだと、銀貨1枚が日本円1万円分というところだろう。
「ありがとう、またいい仕事頼むわ。」
「了解です~、アリサにしか頼めないようなの持って来ますね~。ところで、そちらの方は?」
突然話がこちらに振られて、焦る。
「この人はアレク、”迷い人”よ。さっき魔物に襲われていたから助けたのよ。」
アリサが説明してくれた、助かる。
「そうなんですか…、大変でしたね…」
「あぁ…大変だったよ。だけどこれからは自分の身も守りたいし、冒険者登録をしたいんだけど、いいかな?」
「了解ですよ!少し待っててくださぁい!」
そういって彼女が裏から持って来たものは、
「板?」
「知らないんですよね、教えますね!」
「冒険者になるためには、適正職業とステータスを見る必要があるんです。例えば
適正職業:農家
ステータス:オール5程度
だと、モンスターと戦ってもH級にすら勝てません。だけど
適正職業:剣士
ステータス:オール30程度
ならH級になんて負けません。こういう風に冒険者になれるのは、職業、ステータスともに適している人だけなんですよ!」
聞いていないし、なれるわけがない。俺はひ弱な地球人だしな。ペルセポネさん、俺は一体どうやって世界を救うんですかね?
「とりあえず、持って見るです!」
セリスがステータスプレートを俺に渡して来た。
ええいっ!ままよ!どうにでもなりやがれ!
手に持つと、プレートに文字が浮かび上がって来た。見るのが怖かったのですぐにセリスに渡した。
「え…?これは一体…?」
「どうしたのセリス、そんなに驚いて。」
驚くほど弱かったのだろうか、不安になってきた。本当に俺はこの世界で生きていけるのだろうか…あぁ、不安だ。
そんな不安な気持ちをかき消すかのように、セリスが叫んだ。
「アレクさん!!冒険者、合格です!!これからはH級冒険者として頑張ってくださいね!私、裏でいろいろ用意してきますので、ここでお待ちください。あ、ステータスプレートはお返しいたしますね!それでは失礼します!」
そう早口で言って、セリスは裏方へ消えてしまった。
「えらく興奮してたな、どうしたんだ?」
「さぁ、わからないわ。あ、私にも見せて!」
アリサにプレートを差し出す。プレートに目を落としたアリサは苦笑いを浮かべながら頷き、何かに納得していた。
「…これじゃあセリスも驚くわね…アレクも自分で確認したら?」
「あ、あぁ、そうだな。冒険者にはなれるみたいだし、もう見て見るか。」
そこには、自分のステータスが浮かび上がっていた。
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