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第四章(最終章)
指揮者
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~鈴代視点
ソ大連の親衛隊『赤熊部隊』が突入してくる。見た感じ彼らの機体は30式で、特機らしき影は見当たらない。
しかし、後方に丙型を備えた部隊は、操者の力量にも依るが部隊のポテンシャルを何倍にも引き上げられる事がある。
テレーザさんが3071の傍らに来て肩に触れる。接触通信だ。
「聞いてミユキ、あの円盤頭の指揮官機は親衛隊長のレフ・ヴェフトフスキー少佐。指揮者の異名を持つ男よ。彼自身のテクニックは凡庸なんだけど、人型飛行戦車の指揮をさせると魔法の様に無敵の部隊に変えるわ」
…なるほど、うちでは丙型の香奈さんは部隊の目と耳に徹していたけれど、こちらは更に指揮官型に特化させているようだ。
オーケストラの指揮者に例えられる統率力を持った30式24機に対するは、新米ヘッポコ指揮官率いる24式を主力とする5機に加えてテレーザさんの特機が1でどれだけ戦えるか?
正面からやり合っても勝ち目は無い。ここでも要になるのは……、
「71、私が動きながらでもハッキング出来る?」
《おう、戦闘距離なら動かない場合の半分くらいの効率で出来そうだぞ》
…その『半分くらいの効率』でどの程度の仕事なのか分からないんだけどな… まぁいいや、彼も小慣れた調子で仕事をしてくれているから、私が下手に口を出してヘソを曲げられては堪らない。
「じゃあ少し暴れるわよ? 奥の丙型をどうにかしないとダメみたいだから」
《了解、俺も盾は持っておくが防御は期待するなよ?》
「背中に据え付けておけば良いわ。…αより各機へ。目標を敵赤色部隊の後方の丙型に定めます。αは特務に集中するので部隊指揮権はγに移譲、グラコワ大尉と連携してソ大連部隊をやり過ごして下さい」
「γ了解。あまり1人で無理するなよ、隊長。石垣の件はアンタのせいじゃないからな…」
「∂了解です」
「ε了解!」
「ζり、了解」
三宅中尉の言葉が胸に沁みる。他の3人も言外に私を心配している気持ちが伝わってくる。我ながら良いチームだと思う。
…これ以上減らす訳にはいかないよね。
突進して牽制射撃として短機関銃の弾丸を散布する。少しでも動きを止めてやれば71も仕事がしやすかろう。
…と思ったのだけど……。
《やべぇぞ鈴代ちゃん、ハッキングの手応えがまるで無い。あいつら偏向フィルターを積んでねぇ… 始めから俺らが虫じゃないって知ってて襲って来てるぞ》
何という事… 『最初から人間を撃つ為に存在している部隊がある』という事は、それすなわち『ソ大連軍の上層部は虫の真実を知っていて対策を取っている』という事だ。
ダーリェン基地にやって来た東亜の近衛隊は、私達を反逆者として逮捕しようとしていたが、乱入してきたテレーザさんの部隊を虫として認識していた様に見えた。
つまり東亜の中心たる陛下をお守りする近衛隊よりも、更に世界の闇に近い場所に居る部隊が敵として出てきたという事だ。
「露払いは私がするからミユキは後からついて来て」
テレーザさんが幽炉を開放して赤熊部隊に突入する。通常の部隊が相手ならそのまま一気に奥の丙型に取り付ける速度だったが、赤熊部隊はいち早く反応して輝甲兵が壁を作り、逆にテレーザさんのT-1を包囲してしまう。
10式によく似た盾を構えた輝甲兵がテレーザさんの足を止め、周りに展開していた機体で包囲射撃を行う。T-1は斥力場を展開してそれらを防ぐが、包囲網を抜けられない為に断続的に撃たれている。あれでは遠からず撃墜されてしまう。
《どうする? ハッキングやめて盾使おうか?》
71の相談、判断1秒。
「いえ、周りのソ大連部隊にハッキング出来るようなら継続して。こちらは私達で何とかするわ」
私以下、小隊員らがテレーザさんを救出すべく突入するが、待ち構えた様に我々1人につき2機の輝甲兵が阻止に来る。
「邪魔しないで!」
手に持つ短機関銃を相手に向け引き金に軽く力を込める。
相手は人間だ。分かっている。彼らにも家族や友人が居るだろう。
相手はソ大連だ。分かっている。下手したら国際問題になるだろう。
でも私達はここで止まる訳にはいかないの。出来る限り手加減するから邪魔をしないで頂戴。
私の銃から弾丸が射出される瞬間に横目に見えた、いや感じたのが私に取り付いてきた2機のうち1機が側面から私を撃とうとしてくる場面だった。
ぞくり、という悪寒と共に急いでバク宙の要領で回避運動を取る。こちらを撃とうとしていた敵に意識を向けると、目標はすでに回避運動に入っており、先程私の前にいたはずの輝甲兵がこちらに向けて発砲してきた。
2機の連携が神業すぎる… これが『指揮者』とやらの力なのか? 事前にテレーザさんから情報を聞いていなかったら、私でも敵の動きに反応できないままに撃墜されていたかも知れない。
私だけでは無い。小隊の全員がそれぞれ2機の輝甲兵に挟まれて翻弄されていた。
「γより各機へ! 防御陣形、まとまって背中合わせになれ。こいつらトンデモなく強いぞ!」
三宅中尉の号令に沿って小隊員達が集結する。赤熊部隊との接敵からほんの数秒で全員がどこかしらに被弾していた。
おそらくは敵がまだ本気で無く遊んでいるのだろう。状況から見て明らかに被ダメージ量が低い。そうで無ければ集結する暇も与えずに各個撃破されていたに違いない。
《一応周りのハッキング可能な敵は全部処理したぞ。とりあえず盾係を再開するで良いか?》
そうだった。私には71が居る。敵が2機の連携で来るなら、こちらも負けずに2人連携で対処すれば良い。
「今、真後ろにいる奴、そいつ1人を徹底的にマークして。そいつからの攻撃を防いでくれると助かる!」
指示と同時に正面の敵に飛び込む。例によって私が担当する正面の敵をA、71がマークする後ろの敵をBと仮称させてもらう。
私の機動に合わせて敵Aが回避行動に入り、敵Bが私の死角から射撃を行おうとしてきた。
私は避けない。正面に敵Aを見据えたまま食らいつき、短機関銃を敵Aに近距離から叩き込む。
敵Bは背中の盾を警戒したのか、私が敵Aを撃つ瞬間に合わせて発砲してきた。こちらが銃を撃つ瞬間は盾の操作が出来ないと判断しての事だろう。
確かにそれは正しい。私は短機関銃の操作に手一杯で、敵Bの攻撃に対して回避も防御も出来ない。普通なら仮に敵Aを撃破できたとしても、すぐに為すすべもなく敵Bの餌食になるはずだ。
でもこの3071は違う。敵Bから放たれた必殺の銃撃は71の操る盾によって、その全てを弾かれていた。
結果敵Aは蜂の巣となり機能を停止、敵Bは無傷の私に対して明らかに慄いた反応を見せ、退避行動に移る。
敵Bを追撃しようとする私の背後にいつ現れたのか、3機めの輝甲兵(敵C)が私を狙って銃を撃つ。それを盾で防御する71。
私はすかさず反転して、不発に終わった自分の攻撃に納得できずに呆然としている敵Cに、左手で抜いた鉈を突き立てる。
…やれる。私1人ではどう頑張っても多方向からの同時攻撃に対処できなかった。でも今は71が後ろを見ていてくれる。盾で攻撃を防いでくれる。私は前だけを見て、眼前の敵を追いかけて行ける。これはとても心強い。
「きゃぁぁっ!」
∂こと立花少尉の悲鳴が響く。そうだ、私1人で悦に入っている場合ではない。小隊員達が包囲されている最中なのだ。
見れば∂は被弾して頭部が損壊していた。他の機体も出撃時に追加した装甲板がほとんど剥げ落ち、それぞれ小破から中破の損害を受けている。
救援の為に包囲陣に飛び込む私。しかし敵はそれを読んで私を誘っていたのだ。わざと包囲に穴を開け私を誘い込む。そしてまんまと考えなしに飛び込んだ私の背後に3機の輝甲兵が回り込んだ。
これは痛恨のミスだった。1機は回避で、1機は盾で攻撃を躱せる。しかし3機めの攻撃は防げない。幽炉を開放して離脱を狙っても、離脱しきる前に斉射を食らってしまうだろうし、私が離れたら小隊員達は包囲を閉じられて全滅してしまう。
万事休す… これで終わりなの…?
3機めの輝甲兵の銃口が火を吹こうとした正にその時、持ち上げられた敵の突撃銃が突然爆発を起こした。
銃の暴発か? とも思ったがそうでは無かった。3機めの輝甲兵は直後立て続けに3発の弾丸を食らって、頭と両腕を破損したまま戦闘空域から弾かれていった。
一体誰が…? 小隊員達は全員私の前方に居る、田中中尉とテレーザ隊は『すざく』で修理中、テレーザさんは現在進行系で包囲されて必死に斥力場で攻撃を防いでいる。
《…おぉい、マジかよ。まさかまさかのゲストの参戦だぜ…》
71が救援の主の画像を捉えたようだ。遠方に見える狙撃用の長距離ライフルを構えた青い24式。
あれはまさか……。
「その変な腕を付けた30式は鈴代か? こちらダーリェン基地、第24輝甲大隊第1中隊所属、渡辺 利勝中尉だ。原隊への復帰を希望する!」
ソ大連の親衛隊『赤熊部隊』が突入してくる。見た感じ彼らの機体は30式で、特機らしき影は見当たらない。
しかし、後方に丙型を備えた部隊は、操者の力量にも依るが部隊のポテンシャルを何倍にも引き上げられる事がある。
テレーザさんが3071の傍らに来て肩に触れる。接触通信だ。
「聞いてミユキ、あの円盤頭の指揮官機は親衛隊長のレフ・ヴェフトフスキー少佐。指揮者の異名を持つ男よ。彼自身のテクニックは凡庸なんだけど、人型飛行戦車の指揮をさせると魔法の様に無敵の部隊に変えるわ」
…なるほど、うちでは丙型の香奈さんは部隊の目と耳に徹していたけれど、こちらは更に指揮官型に特化させているようだ。
オーケストラの指揮者に例えられる統率力を持った30式24機に対するは、新米ヘッポコ指揮官率いる24式を主力とする5機に加えてテレーザさんの特機が1でどれだけ戦えるか?
正面からやり合っても勝ち目は無い。ここでも要になるのは……、
「71、私が動きながらでもハッキング出来る?」
《おう、戦闘距離なら動かない場合の半分くらいの効率で出来そうだぞ》
…その『半分くらいの効率』でどの程度の仕事なのか分からないんだけどな… まぁいいや、彼も小慣れた調子で仕事をしてくれているから、私が下手に口を出してヘソを曲げられては堪らない。
「じゃあ少し暴れるわよ? 奥の丙型をどうにかしないとダメみたいだから」
《了解、俺も盾は持っておくが防御は期待するなよ?》
「背中に据え付けておけば良いわ。…αより各機へ。目標を敵赤色部隊の後方の丙型に定めます。αは特務に集中するので部隊指揮権はγに移譲、グラコワ大尉と連携してソ大連部隊をやり過ごして下さい」
「γ了解。あまり1人で無理するなよ、隊長。石垣の件はアンタのせいじゃないからな…」
「∂了解です」
「ε了解!」
「ζり、了解」
三宅中尉の言葉が胸に沁みる。他の3人も言外に私を心配している気持ちが伝わってくる。我ながら良いチームだと思う。
…これ以上減らす訳にはいかないよね。
突進して牽制射撃として短機関銃の弾丸を散布する。少しでも動きを止めてやれば71も仕事がしやすかろう。
…と思ったのだけど……。
《やべぇぞ鈴代ちゃん、ハッキングの手応えがまるで無い。あいつら偏向フィルターを積んでねぇ… 始めから俺らが虫じゃないって知ってて襲って来てるぞ》
何という事… 『最初から人間を撃つ為に存在している部隊がある』という事は、それすなわち『ソ大連軍の上層部は虫の真実を知っていて対策を取っている』という事だ。
ダーリェン基地にやって来た東亜の近衛隊は、私達を反逆者として逮捕しようとしていたが、乱入してきたテレーザさんの部隊を虫として認識していた様に見えた。
つまり東亜の中心たる陛下をお守りする近衛隊よりも、更に世界の闇に近い場所に居る部隊が敵として出てきたという事だ。
「露払いは私がするからミユキは後からついて来て」
テレーザさんが幽炉を開放して赤熊部隊に突入する。通常の部隊が相手ならそのまま一気に奥の丙型に取り付ける速度だったが、赤熊部隊はいち早く反応して輝甲兵が壁を作り、逆にテレーザさんのT-1を包囲してしまう。
10式によく似た盾を構えた輝甲兵がテレーザさんの足を止め、周りに展開していた機体で包囲射撃を行う。T-1は斥力場を展開してそれらを防ぐが、包囲網を抜けられない為に断続的に撃たれている。あれでは遠からず撃墜されてしまう。
《どうする? ハッキングやめて盾使おうか?》
71の相談、判断1秒。
「いえ、周りのソ大連部隊にハッキング出来るようなら継続して。こちらは私達で何とかするわ」
私以下、小隊員らがテレーザさんを救出すべく突入するが、待ち構えた様に我々1人につき2機の輝甲兵が阻止に来る。
「邪魔しないで!」
手に持つ短機関銃を相手に向け引き金に軽く力を込める。
相手は人間だ。分かっている。彼らにも家族や友人が居るだろう。
相手はソ大連だ。分かっている。下手したら国際問題になるだろう。
でも私達はここで止まる訳にはいかないの。出来る限り手加減するから邪魔をしないで頂戴。
私の銃から弾丸が射出される瞬間に横目に見えた、いや感じたのが私に取り付いてきた2機のうち1機が側面から私を撃とうとしてくる場面だった。
ぞくり、という悪寒と共に急いでバク宙の要領で回避運動を取る。こちらを撃とうとしていた敵に意識を向けると、目標はすでに回避運動に入っており、先程私の前にいたはずの輝甲兵がこちらに向けて発砲してきた。
2機の連携が神業すぎる… これが『指揮者』とやらの力なのか? 事前にテレーザさんから情報を聞いていなかったら、私でも敵の動きに反応できないままに撃墜されていたかも知れない。
私だけでは無い。小隊の全員がそれぞれ2機の輝甲兵に挟まれて翻弄されていた。
「γより各機へ! 防御陣形、まとまって背中合わせになれ。こいつらトンデモなく強いぞ!」
三宅中尉の号令に沿って小隊員達が集結する。赤熊部隊との接敵からほんの数秒で全員がどこかしらに被弾していた。
おそらくは敵がまだ本気で無く遊んでいるのだろう。状況から見て明らかに被ダメージ量が低い。そうで無ければ集結する暇も与えずに各個撃破されていたに違いない。
《一応周りのハッキング可能な敵は全部処理したぞ。とりあえず盾係を再開するで良いか?》
そうだった。私には71が居る。敵が2機の連携で来るなら、こちらも負けずに2人連携で対処すれば良い。
「今、真後ろにいる奴、そいつ1人を徹底的にマークして。そいつからの攻撃を防いでくれると助かる!」
指示と同時に正面の敵に飛び込む。例によって私が担当する正面の敵をA、71がマークする後ろの敵をBと仮称させてもらう。
私の機動に合わせて敵Aが回避行動に入り、敵Bが私の死角から射撃を行おうとしてきた。
私は避けない。正面に敵Aを見据えたまま食らいつき、短機関銃を敵Aに近距離から叩き込む。
敵Bは背中の盾を警戒したのか、私が敵Aを撃つ瞬間に合わせて発砲してきた。こちらが銃を撃つ瞬間は盾の操作が出来ないと判断しての事だろう。
確かにそれは正しい。私は短機関銃の操作に手一杯で、敵Bの攻撃に対して回避も防御も出来ない。普通なら仮に敵Aを撃破できたとしても、すぐに為すすべもなく敵Bの餌食になるはずだ。
でもこの3071は違う。敵Bから放たれた必殺の銃撃は71の操る盾によって、その全てを弾かれていた。
結果敵Aは蜂の巣となり機能を停止、敵Bは無傷の私に対して明らかに慄いた反応を見せ、退避行動に移る。
敵Bを追撃しようとする私の背後にいつ現れたのか、3機めの輝甲兵(敵C)が私を狙って銃を撃つ。それを盾で防御する71。
私はすかさず反転して、不発に終わった自分の攻撃に納得できずに呆然としている敵Cに、左手で抜いた鉈を突き立てる。
…やれる。私1人ではどう頑張っても多方向からの同時攻撃に対処できなかった。でも今は71が後ろを見ていてくれる。盾で攻撃を防いでくれる。私は前だけを見て、眼前の敵を追いかけて行ける。これはとても心強い。
「きゃぁぁっ!」
∂こと立花少尉の悲鳴が響く。そうだ、私1人で悦に入っている場合ではない。小隊員達が包囲されている最中なのだ。
見れば∂は被弾して頭部が損壊していた。他の機体も出撃時に追加した装甲板がほとんど剥げ落ち、それぞれ小破から中破の損害を受けている。
救援の為に包囲陣に飛び込む私。しかし敵はそれを読んで私を誘っていたのだ。わざと包囲に穴を開け私を誘い込む。そしてまんまと考えなしに飛び込んだ私の背後に3機の輝甲兵が回り込んだ。
これは痛恨のミスだった。1機は回避で、1機は盾で攻撃を躱せる。しかし3機めの攻撃は防げない。幽炉を開放して離脱を狙っても、離脱しきる前に斉射を食らってしまうだろうし、私が離れたら小隊員達は包囲を閉じられて全滅してしまう。
万事休す… これで終わりなの…?
3機めの輝甲兵の銃口が火を吹こうとした正にその時、持ち上げられた敵の突撃銃が突然爆発を起こした。
銃の暴発か? とも思ったがそうでは無かった。3機めの輝甲兵は直後立て続けに3発の弾丸を食らって、頭と両腕を破損したまま戦闘空域から弾かれていった。
一体誰が…? 小隊員達は全員私の前方に居る、田中中尉とテレーザ隊は『すざく』で修理中、テレーザさんは現在進行系で包囲されて必死に斥力場で攻撃を防いでいる。
《…おぉい、マジかよ。まさかまさかのゲストの参戦だぜ…》
71が救援の主の画像を捉えたようだ。遠方に見える狙撃用の長距離ライフルを構えた青い24式。
あれはまさか……。
「その変な腕を付けた30式は鈴代か? こちらダーリェン基地、第24輝甲大隊第1中隊所属、渡辺 利勝中尉だ。原隊への復帰を希望する!」
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