29 / 55
29
しおりを挟む
◇
――さらに次の日の早朝。
朝食作りのために厨房へやってきた春鈴は、いつもの賑わいとは違うざわめきを感じ取っていた。
「おはよー。 なんかあった?」
厨房の前の廊下で中の様子をうかがっている、すっかり顔見知りとなった龍族に話しかける。
厨房に出入りし始めてからずっと、簡単な料理のやり方などを龍族たちに教えていた春鈴は、すっかりここの一員扱いを受けていた。
「はよっすー。 なんか今日分の食材が全然届いてねーんだと」
「……え、大問題じゃない?」
「いま、料理長や配達係の責任者がどうにか食材を確保できねぇか、手あたり次第に連絡とってる」
そんな話をしていると、厨房の中から一人の龍人が出てきた。
手を上げ挨拶をしながら春鈴たちのほうへやってくる。
「おはようさん」
「おう。 どんな感じだ?」
「返事待ちだが……――うちだって特別なことがない限り、余分な食材なんて注文しねぇ……ましてや緑春祭が近いこの時期は、どこも余裕はねぇよ……」
「……つまり?」
「……俺ら、朝飯抜きかもなぁ……」
「うわぁ……」
「え、でもちょっとくらい……小麦粉や乾麺だって少しは残ってるし……量は少なくなるかもだけど……」
ご飯抜き、という単語に、春鈴は眉を寄せながら言い募る。
不慮の事故があったとはいえ、朝食を用意しておいて、それを食べられないのはイヤだった。
「そうは言っても蒼嵐様にはちゃんと食ってもらいてぇだろ?」
「まぁ……?」
(ここは蒼嵐の離宮――つまりはここで一番偉いのは蒼嵐……さすがにひもじい思いはさせたくないよねぇ……?)
「それに次に優先すんのは護衛職や役人だ。 ここがつぶれると蒼嵐様に迷惑がかかる」
「あー……」
(うすうすそんな気がしてたけど……ココの人たち蒼嵐に対して過保護過ぎない……? なに、みんなの弟的存在なの⁇)
そこまで考えた春鈴は、ようやく牙爪市場のことを思い出した。
「――あ」
「……どうした?」
「あのさ? この山の麓の村で観光客目当てに市が開かれてるの。 すっごく大きな市で、食べ物も材料から料理までそりゃたくさん売ってるんだけど……」
「食材……」
「料理……」
春鈴の話に、龍族たちは顔を見合わせる。
「そこで買ってきて問題ないなら、まだ朝ごはん間に合うよね?」
(……最悪、私たちのご飯だけでも買ってこよう? ご飯は作るけど食べられないとか簡単な拷問だって!)
「ちょ、ちょっと待っとけ……!」
「今聞いてくる‼︎」
そう言いながら、料理長の名前を呼びながら厨房の中に駆け込んでいく2人。
(――なんとしてもそれで良いって言わせて! 私だってひもじいのはイヤ‼︎)
「……それで今朝の朝食はこうなったわけか」
離宮の庭園に並ぶ、沢山の料理が並んだテーブルと料理人たち。
そしてそこに一列に並び料理を受け取っている、ここで働く龍族たち。
事情を聴いた蒼嵐はそんな光景を眺めながら呟いた。
買い出しに行き、朝食を作る材料はなんとか目途がたったのだが、それに時間を使ってしまったため、いつものように食堂で注文を受けていたのでは、皆の職務にさわりが出る時間となってしまったのだ。
そこで春鈴のアイデアで、比較的簡単に出来る料理を大鍋で作り、注文を受ける手間も省き、作ったそばから配っていく形式に変えたのだ。
場所が庭になったのは、現在進行形で届き続ける食材たちをすぐに受け取り調理できるように。
そして食事を待っている龍族たちをきちんと並ばせておくための場所が必要だったのだ。
――本来ならば、蒼嵐たちの分だけは部屋に運ぶことになっていたのだが、庭園でワイワイと並んだり食べたりしている者たちに、蒼嵐が気が付き事情をたずね、そう言う事情ならば……とみなと同じように庭園で食べることに決めたから、だった。
浩宇などはもうすでになじんでいて、瞳を輝かせながら楽しそうに庭園の様子を眺めていた。
「お粥と饂飩のおかわりは自由でーす! 茶卵と揚げパンは五個まで! おかずのお代わりはありませーん」
列をさばきながら、大きな声で説明していく春鈴。
心なしかやけに生き生きとして見えるのは、商売人の血が疼いているからなのかもしれない。
「――こんな朝食も楽しいですけど……――まずいっすねぇ?」
「明らかに狙われています……」
「狙いは俺かそれとも……」
蒼嵐たちが顔を突き合わせ、龍族にも聞き取れないほどの小声でささやき合っていると、背中から何者かに話しかけられた。
「それに答えを出すことに何の意味がある?」
「っ! 橙実様!」
浩宇は文字通り飛び上がるほど驚き、優炎は反射的に蒼嵐を後ろ手に庇っていた。
「――本日は朝食もですか?」
蒼嵐はすました顔で優炎を退けると、橙実に向かい軽く頭を下げた。
それに習うように優炎と浩宇は、バツが悪そうに頭をかきながら橙実に向かって頭を下げた。
「ほっほ、ずいぶんと賑やかな……と来てみれば、なんとも楽しそうにみなが集まっているでなぁ。 それに――春鈴の茶卵を食べる機会は逃せまいて」
そう胸を張る橙実だったが、その言葉とは裏腹に、全ての料理を食べ尽くすまでこの庭園から出る予定は無かった。
春鈴が手を貸していない料理も多かったのだが、蒼嵐の離宮の料理人たちの料理は人間仕込みであり、大変に美味であるという噂が実しやかにささやかれていた。
――それはあながち間違いではなく、料理人たちは春鈴に教わった簡単な料理を作れるようになっており、毎回のように助言しながら共に料理をしていたので、難しくともめんどうくさくとも省いてはいけない工程を、きちんと把握していた。
そのため龍族の中でも指折りの料理人たちになっていたのだった。
橙実は長いひげを撫で付けながら、クルクルとよく動きまわる春鈴に目を向ける。
「――狙いがそなたであった場合、春鈴は狙い目じゃろう? 大切に大切にしている稀布の織り手。 部屋まで与えて保護している。 ……では春鈴が狙いならばどうだ? 一番の邪魔者はそなたよな、何せ最大の後ろ盾じゃ」
「――答えを出すことに意味は意味などない……」
橙実の言葉を蒼嵐は重々しく繰り返した。
「さっきからそう言うとるじゃろ――しかし食材が届かんのは問題じゃな……わしの食いぶちが無くなってしまう」
「……これまでも自由にお食事なさっていたように見えましたが……?」
蒼嵐は目を細めながらチクリと刺すように言葉をかけた。
「固いことを言うでないわ。 ――食料の確保と管理は私に任せてそなたは自分の周りを固めるが良いわ」
「――お気遣い感謝いたします……」
その気持ちを伝えるためにゆっくりと頭を下げる蒼嵐。
相手の姿が見えてこない今回の騒動、すでに当主を退いているとはいえ、王族ともつながりのある、名門、朱家の前当主が力をかしてくれるというのは、素直にありがたかった。
「気にするでない。 ――これでわしも大手振って飯が食えると言うものよ! うちの者の分の土産も頼まなくてはな!」
そう大きな声で言い放ちながら、カラカラと楽しそうな笑い声をあげた。
「――実は橙実様の自作自演だったりして……」
その姿を見ていた浩宇は、ニヤリと笑いながら優炎に囁きかけた。
「――何か、言ったかの……?」
その言葉に耳ざとく反応した橙実は、瞬きをするよりも素早く動き、浩宇の顔先でニコリと微笑んでいた。
「っ⁉︎ いいえ何もっ⁉︎」
ブワリと鱗を逆立てた浩宇は、橙実から発せられるご老体とは思えない威圧に、直立不動で答えることしかできなかった。
そんな浩宇を見て、苦笑いで肩をすくめている蒼嵐と、呆れた様子で首を振っている優炎。
――トラブルに見舞われながらも、それなりに愉快な朝食になったようだったーー
――さらに次の日の早朝。
朝食作りのために厨房へやってきた春鈴は、いつもの賑わいとは違うざわめきを感じ取っていた。
「おはよー。 なんかあった?」
厨房の前の廊下で中の様子をうかがっている、すっかり顔見知りとなった龍族に話しかける。
厨房に出入りし始めてからずっと、簡単な料理のやり方などを龍族たちに教えていた春鈴は、すっかりここの一員扱いを受けていた。
「はよっすー。 なんか今日分の食材が全然届いてねーんだと」
「……え、大問題じゃない?」
「いま、料理長や配達係の責任者がどうにか食材を確保できねぇか、手あたり次第に連絡とってる」
そんな話をしていると、厨房の中から一人の龍人が出てきた。
手を上げ挨拶をしながら春鈴たちのほうへやってくる。
「おはようさん」
「おう。 どんな感じだ?」
「返事待ちだが……――うちだって特別なことがない限り、余分な食材なんて注文しねぇ……ましてや緑春祭が近いこの時期は、どこも余裕はねぇよ……」
「……つまり?」
「……俺ら、朝飯抜きかもなぁ……」
「うわぁ……」
「え、でもちょっとくらい……小麦粉や乾麺だって少しは残ってるし……量は少なくなるかもだけど……」
ご飯抜き、という単語に、春鈴は眉を寄せながら言い募る。
不慮の事故があったとはいえ、朝食を用意しておいて、それを食べられないのはイヤだった。
「そうは言っても蒼嵐様にはちゃんと食ってもらいてぇだろ?」
「まぁ……?」
(ここは蒼嵐の離宮――つまりはここで一番偉いのは蒼嵐……さすがにひもじい思いはさせたくないよねぇ……?)
「それに次に優先すんのは護衛職や役人だ。 ここがつぶれると蒼嵐様に迷惑がかかる」
「あー……」
(うすうすそんな気がしてたけど……ココの人たち蒼嵐に対して過保護過ぎない……? なに、みんなの弟的存在なの⁇)
そこまで考えた春鈴は、ようやく牙爪市場のことを思い出した。
「――あ」
「……どうした?」
「あのさ? この山の麓の村で観光客目当てに市が開かれてるの。 すっごく大きな市で、食べ物も材料から料理までそりゃたくさん売ってるんだけど……」
「食材……」
「料理……」
春鈴の話に、龍族たちは顔を見合わせる。
「そこで買ってきて問題ないなら、まだ朝ごはん間に合うよね?」
(……最悪、私たちのご飯だけでも買ってこよう? ご飯は作るけど食べられないとか簡単な拷問だって!)
「ちょ、ちょっと待っとけ……!」
「今聞いてくる‼︎」
そう言いながら、料理長の名前を呼びながら厨房の中に駆け込んでいく2人。
(――なんとしてもそれで良いって言わせて! 私だってひもじいのはイヤ‼︎)
「……それで今朝の朝食はこうなったわけか」
離宮の庭園に並ぶ、沢山の料理が並んだテーブルと料理人たち。
そしてそこに一列に並び料理を受け取っている、ここで働く龍族たち。
事情を聴いた蒼嵐はそんな光景を眺めながら呟いた。
買い出しに行き、朝食を作る材料はなんとか目途がたったのだが、それに時間を使ってしまったため、いつものように食堂で注文を受けていたのでは、皆の職務にさわりが出る時間となってしまったのだ。
そこで春鈴のアイデアで、比較的簡単に出来る料理を大鍋で作り、注文を受ける手間も省き、作ったそばから配っていく形式に変えたのだ。
場所が庭になったのは、現在進行形で届き続ける食材たちをすぐに受け取り調理できるように。
そして食事を待っている龍族たちをきちんと並ばせておくための場所が必要だったのだ。
――本来ならば、蒼嵐たちの分だけは部屋に運ぶことになっていたのだが、庭園でワイワイと並んだり食べたりしている者たちに、蒼嵐が気が付き事情をたずね、そう言う事情ならば……とみなと同じように庭園で食べることに決めたから、だった。
浩宇などはもうすでになじんでいて、瞳を輝かせながら楽しそうに庭園の様子を眺めていた。
「お粥と饂飩のおかわりは自由でーす! 茶卵と揚げパンは五個まで! おかずのお代わりはありませーん」
列をさばきながら、大きな声で説明していく春鈴。
心なしかやけに生き生きとして見えるのは、商売人の血が疼いているからなのかもしれない。
「――こんな朝食も楽しいですけど……――まずいっすねぇ?」
「明らかに狙われています……」
「狙いは俺かそれとも……」
蒼嵐たちが顔を突き合わせ、龍族にも聞き取れないほどの小声でささやき合っていると、背中から何者かに話しかけられた。
「それに答えを出すことに何の意味がある?」
「っ! 橙実様!」
浩宇は文字通り飛び上がるほど驚き、優炎は反射的に蒼嵐を後ろ手に庇っていた。
「――本日は朝食もですか?」
蒼嵐はすました顔で優炎を退けると、橙実に向かい軽く頭を下げた。
それに習うように優炎と浩宇は、バツが悪そうに頭をかきながら橙実に向かって頭を下げた。
「ほっほ、ずいぶんと賑やかな……と来てみれば、なんとも楽しそうにみなが集まっているでなぁ。 それに――春鈴の茶卵を食べる機会は逃せまいて」
そう胸を張る橙実だったが、その言葉とは裏腹に、全ての料理を食べ尽くすまでこの庭園から出る予定は無かった。
春鈴が手を貸していない料理も多かったのだが、蒼嵐の離宮の料理人たちの料理は人間仕込みであり、大変に美味であるという噂が実しやかにささやかれていた。
――それはあながち間違いではなく、料理人たちは春鈴に教わった簡単な料理を作れるようになっており、毎回のように助言しながら共に料理をしていたので、難しくともめんどうくさくとも省いてはいけない工程を、きちんと把握していた。
そのため龍族の中でも指折りの料理人たちになっていたのだった。
橙実は長いひげを撫で付けながら、クルクルとよく動きまわる春鈴に目を向ける。
「――狙いがそなたであった場合、春鈴は狙い目じゃろう? 大切に大切にしている稀布の織り手。 部屋まで与えて保護している。 ……では春鈴が狙いならばどうだ? 一番の邪魔者はそなたよな、何せ最大の後ろ盾じゃ」
「――答えを出すことに意味は意味などない……」
橙実の言葉を蒼嵐は重々しく繰り返した。
「さっきからそう言うとるじゃろ――しかし食材が届かんのは問題じゃな……わしの食いぶちが無くなってしまう」
「……これまでも自由にお食事なさっていたように見えましたが……?」
蒼嵐は目を細めながらチクリと刺すように言葉をかけた。
「固いことを言うでないわ。 ――食料の確保と管理は私に任せてそなたは自分の周りを固めるが良いわ」
「――お気遣い感謝いたします……」
その気持ちを伝えるためにゆっくりと頭を下げる蒼嵐。
相手の姿が見えてこない今回の騒動、すでに当主を退いているとはいえ、王族ともつながりのある、名門、朱家の前当主が力をかしてくれるというのは、素直にありがたかった。
「気にするでない。 ――これでわしも大手振って飯が食えると言うものよ! うちの者の分の土産も頼まなくてはな!」
そう大きな声で言い放ちながら、カラカラと楽しそうな笑い声をあげた。
「――実は橙実様の自作自演だったりして……」
その姿を見ていた浩宇は、ニヤリと笑いながら優炎に囁きかけた。
「――何か、言ったかの……?」
その言葉に耳ざとく反応した橙実は、瞬きをするよりも素早く動き、浩宇の顔先でニコリと微笑んでいた。
「っ⁉︎ いいえ何もっ⁉︎」
ブワリと鱗を逆立てた浩宇は、橙実から発せられるご老体とは思えない威圧に、直立不動で答えることしかできなかった。
そんな浩宇を見て、苦笑いで肩をすくめている蒼嵐と、呆れた様子で首を振っている優炎。
――トラブルに見舞われながらも、それなりに愉快な朝食になったようだったーー
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
出ていってください!~結婚相手に裏切られた令嬢はなぜか騎士様に溺愛される~
白井
恋愛
イヴェット・オーダム男爵令嬢の幸せな結婚生活が始まる……はずだった。
父の死後、急に態度が変わった結婚相手にイヴェットは振り回されていた。
財産を食いつぶす義母、継いだ仕事を放棄して不貞を続ける夫。
それでも家族の形を維持しようと努力するイヴェットは、ついに殺されかける。
「もう我慢の限界。あなたたちにはこの家から出ていってもらいます」
覚悟を決めたら、なぜか騎士団長様が執着してきたけれど困ります!
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】元お飾り聖女はなぜか腹黒宰相様に溺愛されています!?
雨宮羽那
恋愛
元社畜聖女×笑顔の腹黒宰相のラブストーリー。
◇◇◇◇
名も無きお飾り聖女だった私は、過労で倒れたその日、思い出した。
自分が前世、疲れきった新卒社会人・花菱桔梗(はなびし ききょう)という日本人女性だったことに。
運良く婚約者の王子から婚約破棄を告げられたので、前世の教訓を活かし私は逃げることに決めました!
なのに、宰相閣下から求婚されて!? 何故か甘やかされているんですけど、何か裏があったりしますか!?
◇◇◇◇
お気に入り登録、エールありがとうございます♡
※ざまぁはゆっくりじわじわと進行します。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております(アルファポリス先行)。
※この作品はフィクションです。特定の政治思想を肯定または否定するものではありません(_ _*))
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる