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「春鈴、これを持ってお行き」
 龍の里に行くための準備をしている春鈴に、美羽蘭は一本の美しいかんざしを差し出した。
「うわ綺麗……――こればっちゃが作ったやつ⁉︎」
 渡されたかんざしは、白と金色の組紐が使われていて、それが複雑な手順で花の形に編みこまれていた。
 そしてその花を飾り立てるように金の飾りや小さな宝石が取り付けられている、大変豪華なものだった。
 そして、妖力を感じ取ることが出来る春鈴は、そのかんざしから美羽蘭の妖力を感じ取り、ほんの少しの安堵感を覚えていた。
(――なんかこのかんざしと一緒だったら、向こうでもばっちゃと一緒にいられる気がする……――ってか、このかんざし……本当に豪華なんだけど……これ小さくても本物の宝石だしこの金だってメッキじゃないよ⁉︎)
「ふわぁ……すごぉ……」
「ちゃんと強力な守りの術をかけておいたからね。 ――龍族に酷いことをされそうになったら、それでぶっ刺しておやり!」
「――刺っ⁉︎ そ、そっか……物理なのか……――大切にするね?」
「お守りなんだから使っていいんだよ。 投げつけるだけでもお前を守ってくれる……――だから蒼嵐だろうと迷わず刺すんだよ?」
「それは迷うかもよ……?」
 春鈴は頬を引きつらせつつ乾いた笑いをもらした。
(ばっちゃの目がマジなんだもの……てか、結局物理なら良く切れる小刀とかで良かったんじゃ……?)
 そう考えながらもう一度かんざしを見つめる春鈴。
 しかしその美しさを前に考えを改める。
(……いや、そんなこと言ったら「じゃあそっちにしようかね」なんて言われて絶対にこのかんざし取り上げられる!)
 それを恐れた春鈴は、大切そうにそのかんざしを懐にしまい込んだ。
 

 
――そうして、春鈴が龍の里へ同行する日がやってきた。
 
 ――龍族の里。
 それが存在する牙爪岳、その山でも一番高い所に作られた龍の里。
 そしてその中心に位置している、龍族の王族が住まう龍宝宮りゅうほうきゅうーー
 その一角、数多くの役人たちが仮の住まいを構えることが許されている外宮げくう地区。
 春鈴はその中の離宮の一つに案内された、魅音の後に続き歩いていた。
 
 ――とある離宮の中の応接室。
 そこには銀色に輝く長い髪を持ち、真っ白な服を着た、とても美しい男性の龍族がにこやかに笑いながら長椅子にかけて、魅音たちを出迎えていた。
 壁際には武器を持った男の龍族たち。
 そして銀竜である男性の背後に控える15、6歳ぐらいの見た目の銀龍、そしてその脇を固めるように薄い布で顔を隠した龍族の女性たちが並んでいた。
 銀竜だけが紫釉しゆであると自己紹介をして、おざなりな歓迎の言葉と、贈り物に対する謝礼の言葉を口にした。
 そのにこやかな表情とは裏腹に、紫釉の態度は誰の目から見ても“厄介な申し出をしぶしぶ受けてやったのだ”という気持ちを隠そうともしていなかった。
 
ーーにも、かかわらず……
「お初にお目にかかります。とう家が長女、魅音みおんと申します」
 紫釉の態度など気にも留めず、魅音はうっとりと幸せそうに微笑んだ。
「話は伺っています。ご体調に留意され滞在なさられますよう……」
 魅音の返事に呆れをにじませた紫釉は、そう言って話を切り上げた。
 ――切り上げようとした。
 
「お優しいお言葉、いたみいりますぅー」
 初めて間近でみた銀の龍族、そしてその中でも特に見目麗しい紫釉に、魅音はご機嫌な様子で甘い声を出す。
 
 ――紫釉の言葉は、誰がどう控えめに聞いても、退室を促す言葉であった。
 ……にもかかわらず、それを拒否するような言動をとった魅音に、周囲の龍族から非難の視線が集中する。
 そして魅音の侍女たちは顔面を蒼白にして、魅音の背後から自分たちに出来る範囲で、どうにかしようとしていたのだが、この場で勝手に発言できる立場の者は残念ながら同行してはいないようだった。
(……今のって“お優しいお言葉”なの? 体調崩す前にとっとと帰れよって釘刺しにしか聞こえなかったけど……――この人たちの反応を見る限り、対応間違ってんのはこの女っぽいなぁ……)
 春鈴は立ち並ぶ侍女たちの端、そしれ一番後ろに控えながら、そんな事を考えていた。

 侍女たちの顔色が、青から白へと変わるほどの時間を置いた後、龍族たちからは、しっかりとキツイ視線を向けられる頃になり、ようやく部屋を後に挨拶を口にする魅音。
 ホッとしたように多くの侍女たちがその後に続き、春鈴も見よう見まねの作法で、胸の前で両手を平行に合わせると顔の前まで引き上げる、そして腕はそのままに頭を下げながら部屋の出口まで歩く。
――が、そんな春鈴に「そなた……?」という銀龍の声がかけられた。
 声をかけられたことに動揺した春鈴はギシリと動きを止め、どうしたものか……と先を言っていた侍女たちに視線を送る。
 ーーが、みんなが一様に顔をそむけただけでなんの助けにもならなかった。
(えぇ……? コレどうするのが正解なのよ……?)
 戸惑いつつも春鈴は、腕を上げ頭を下げながらジリジリと出口に向かう。
 ――否、向かおうとしたのだが、スタスタと春鈴の前まで歩いてきた紫釉が、なんの言葉もなく春鈴のかんざしに触れているのを感じ、その動きを止めた。
(……え? これ、礼儀的にどうなのよ? ――ってか……床と足元ぐらいしか見えないけど、気配だけで分かっちゃうなぁ……絶対、魅音に睨まれてる。 私何もしてないのに……)
「……話がある。顔を上げよ」
「はい……」
 恐る恐る顔を上げる春鈴。
 紫釉と視線を合わせて良いのかすら、分からなかった。
「龍の瞳――先祖帰りか」
「……はい」
「ふむ……悪くはない瞳だな」
「アリガトウゴザイマス」
(お前の言い方は上からで、とても感じが悪いよ……)
「しかしそのかんざしはなんとも見事だ。 ――金5つでどうだ」
 紫釉が見事と称した髪飾りは、美羽蘭がお守りだと言って渡してくれたものだった。
 
 ――“金”という通貨は、文字通り大きめの金の粒のことであり、一つでもあれば、人間の家族が三ヶ月は暮らしていけるほどの大金だった。
 ――しかし稀糸で組まれた組紐、そして豪華な飾り、なおかつ美羽蘭ほど力の強い者がかけた守りの術、それらを加味すれば、かんざしの値段としては適切な値段でもあった。
 
「――申し訳ございませんが……」
(ばっちゃがくれたお守りだから売る気なんて全くない。 しかも、だ。 後ろに菫家のやつらがこれだけ控えてて、対価が金……譲れるわけがないんだよなぁ……)
「では十出してやる。 今すぐ全額支払ってもやれるが?」
「……これは大切なものなので……」
 春鈴はその心をグラグラと揺らしながら、なんとか断りの言葉を口にする。
「――強欲な。 では三十だ。 それなら文句はあるまい?」
 提示された値段は、春鈴が見たこともない大金だったが、その物言いが春鈴の心を凍り付かせていた。
 春鈴はグッと唇をかみ、その表情を読まれぬよう、さっと顔を伏せると、努めて冷静な声で答える。
「――これは祖母が今日の日のために作ってくれたお守りです。 ですのでいくら積まれようと、お譲りすることはできません」
「……――祖母……?」
「はい。 なので申し訳ありませんが……」
「……そう、か――であれば……」
 さすがに祖母から渡されたお守りを、その孫から取り上げるのは忍びなかったのか、紫釉はモゴモゴと言葉を探しながら視線を揺らしてた。
 そんな動揺する紫釉を助けるためか、後ろに控えていた少年が「そろそろ次のご予定が……」と控えめに声をかける。
「あ、ああ……時間か……」
 そう答えた紫釉は名残惜しそうな眼差しを春鈴――の頭に刺したかんざしに向けた。
 顔を下げたままの春鈴は気が付かなかったが、名残惜しそうな視線がこちらに向いているのは感じていたため、さらに声をかけられる前に――と、紫釉に向かい腕を合わせると深々と頭を下げ、部屋から出ようと動き始める。
 ――その際、紫釉がなにか言葉を言ったような気がして、ほぼ無意識のうちにそちらをチラリと盗み見てしまった。
こちらをみていた紫釉とバッチリ目が合ってしまい、とっさに顔を伏せ、両腕をさらに高く上げ顔を隠す。
 心の中では(多分盗み見とか不敬だし、周りチラチラ見るのもお行儀よくないから……!)と、言い訳しながら。
「ふむ……――よく見てみれば宝石のように輝く瞳よ……」
「――アリガトウゴザイマス……」
 春鈴は顔を伏せたままごにょごにょと答える。
(――ものすごい見え透いたお世辞……――こいつ魅音の相手して、人間の女がお世辞を本気ととらえるって、間違った認識持ってるんじゃなかろうか……? ま、そんなバカ女アイツだけなんで「えー? そこまで褒めてくれるなら、このかんざし買い取りますぅ……?」とか言いませんけどねー!)
 その後、なんとか無事に部屋を出た春鈴。
 ――案の定、紫釉に色目を使ったと魅音に睨まれ、他の侍女たちからもブチブチと文句を言われながら、龍族の案内人に先導されながら、外宮の廊下を歩いて行く。
 
 しばらく歩いていくと、“ご老人”と言えるほど歳を重ねた、えんじ色の髪を持つ龍族が案内人に声をかけた。
 その人物はとても上品な香の匂いを漂わせ、それ以上に上品な雰囲気をまとっていた。
(――きっと偉い人だ!)
 そういったことに疎い春鈴にもハッキリと分かるほどに、特別な存在感を持つ老人であった。
(また目ぇ付けられないように下がっとこ……――なんで、周りのマネしてればどうとでもなるでしょー……とか甘い考えを抱いてしまったのかと……――そもそも私ってば、こういう礼儀作法の基本すら知らないじゃん!)
「――であれば、その一番後ろの方かと……」
 案内人のそんな声が聞こえてきて、春鈴はその動きを止めた。
(ん? 一番後ろって私じゃない……?)
「ほう……そなたが蓮歌山の織り手か?」
「――はい」
 春鈴はとりあえず両腕を上げ、深々と頭を下げる。
(これが正解の対応か分かんないけど、私はあなたを敬う気持ちでいっぱいです!)
「顔上げて目を見せよ」
 そんな春鈴に、老人は手をパタパタと降りながら、おざなりに言う。
 本心を言葉にするならば「めんどうくさいことをするな。 さっさと目を見せろ」であることが透けて見えるほど、雑な対応だった。
 そんな龍族の態度に、魅音の侍女たちから小バカにしたような忍び笑いが漏れる。
(……どいつもこいつも人を見世物みたいにっ!)
 苛立つ春鈴だったが、まさか龍族の、しかも見るからに偉そうな人物に口答えなどできるわけもなく、顔を上げてにこりと微笑んだ。
「――そなた、名は?」
 春鈴の顔を見た老人はかすかに目を見開いた後その目を細め、値踏みするようにジロジロと全身を見回した。
「――李春鈴と申します」
 グッと歯をかみしめながら笑顔をさらに深くする春鈴。
 怒ったときほど笑うのだと祖母にしつけられていた。
「……母の名は美羽蘭か?」
「……? 美羽蘭は祖母です」
 急に出た祖母の名前に、思わず首をかしげる春鈴。
「祖母……――なるほどな、そうか……」
(……ばっちゃの知り合い……?)
 首をかしげる春鈴をよそに、小さく頷きながらなにかに納得した様子の老人。
 再び春鈴の瞳をまじまじと見つめると、おもむろに口を開いた。
「――先祖返りで、多少力があるからと、それを過信するでないぞ。 あくまでもそなたは人であるのだからな」
 そう言うだけ言って、さっさとどこかへ立ち去ってしまう老人。
 春鈴はキョトンと目を丸め、その後ろ姿を見つめていたが、それを聞いていた魅音や他の侍女たちは、我が意を得たり! と大盛り上がりし、繰り返しその言葉を使って、当てこすりのように春鈴を攻撃しはじめた。
「ちょっと妖術が使えるからって……ねぇ?」
「ふふふっ いい気味。 大方、心の中で私たちを見下していたのを見とがめられたんだわ?」
「稀布の織り手だからって偉そうに……」
「あら、唯一の取り柄なのだから、そう言っては可哀想よ――ふふふっ」
 
 それらは、先頭を行く案内の龍族が顔をしかめてしまうほどには差別的な言葉の数々だった。
 
(――……本当に私はなんでここに呼ばれたんだろう? まさか悪口言っていじめたかっただけ……? え、さすがにあのバカ女の性格が悪すぎるけど……?)
 そんな思いを抱えながら、春鈴はまっすぐ前だけを見て歩き続けた。
 
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