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デート当日。
今日という日のために気合を入れてしっかりと準備してきた。
回復魔法で朝晩しっかりお手入れしつつ、高校生たちが残した本を片手に、メイドさんたちとお化粧の練習に励んだ日々……
ーーダイエットはあんまり成果が出なかったけど、代わりにメイドさんたち頑張った二人がかりで汗だくになりながらコルセットを締め上げてくれた。
コルセット凄いわ。 めっちゃくびれる!
……息を吸うのも苦しいけどー。
「ーーこれはこれは……お美しゅうございますな……」
苦しさを我慢しつつ、すまし顔で階段を降りていく私に、階段の下にいたジーノさんはニコニコと目に皺を寄せながら賛辞を送ってくれた。
「……力入れすぎじゃないですかね?」
ジーノさんの言葉に少しだけ冷静になった私は、急に自分の姿が常識の範囲内なのか不安になった。
……勝手にデートだ! とか盛り上がっちゃったけど、エド様からしたら買い物に同行ってだけじゃん……?
それで当日、こんなに気合い入った女が現れたら引いちゃわない……?
やっぱりラメが余計だったかなぁ……?
メイドさんに「目元に宝石を散りばめたよう!」とか言われて、ご機嫌でキラキラさせ過ぎた気はしてるんだ……
「まさか! 女性に気を使われて不快に思う男などいませんとも!」
「そうですよ! きっとエドアルド様もお喜びになることでしょう。 私もメイド長として、鼻が高うございます!」
そう言ったのはジーノさんの隣にいたカーラさん。
この人はジーノさんの奥さんで、うちのメイド長をしてくれている。
つまりこの人も、私のメイク仲間だ。
「お嬢様のお化粧は、いつだってとっても素敵です!」
私の後ろについてきていたメイドの一人もそう声を上げる。
……嬉しいよ? 嬉しいんだけど……お化粧は……?
「王都の技術を学べて嬉しいです!」
王都の技術では無いんですよ……? あなたの隣で日本語の本読んでたよね……⁇
「ーーお前たちの仕事は、お嬢様のご支度のお手伝いであったはずなのだがな……?」
そんなメイドさんたちの顔をジッと見つめながら、ジーノさんはため息混じりに呆れたような声で言った。
実はこのメイドさんたちは、ジーノさんの娘さんと姪っ子さんなのだ。
名前はルーナちゃんとニコレちゃん。 16歳と14歳という、オシャマざかりの子たちだ。
一緒にお化粧の練習をしていた仲間でもあったので、今日もそのノリで三人で話し合いつつお化粧をし合ってしまったたのだ……
ーーたしかに主人と同じくらいばっちりメイクのメイドさんはあまり褒められないかもしれない……
「こ、これは……」
「あの……えっと……」
「ーー練習がわりと、私がムリを言ってにやらせてもらったんですよ。 二人はきちんと仕事をしてくれました」
私は階段を降りつつそう言った。
いや、わりと本気で色合いとかの練習しちゃったんで、今後のためにも禁止とかはやめてください。
「お嬢様……」
ーーメイドさんたちも、これはこちらの事情100%の発言なので、そういう「なんとお優しい……」って視線もやめてくださると……
「ーーお嬢様がそう仰るのでしたら……」
そもそもこのくらいの年代の女の子たちが、興味津々で目をキラキラさせてるっていうのに、それをまるっと見なかったことにして、自分のメイクだけ進められないのよ……
だったら三人でワイワイやった方が楽しいし楽なの!
いくらイルメラの知識があったって、庶民だった頃の感覚の方が、圧倒的に強いんだって……
◇
「ーーお嬢様、先触れの使者が」
リビングで唇を湿らせる程度にお茶を飲んでいると、ジーノさんがもうすぐエド様がやってくることを伝えにきてくれた。
「わかりました」
そう頷いて立ち上がると、もう一度鏡で全身の最終確認をしてから、エド様を迎えるために玄関ホームへと向かった。
「ーーーーなんと」
すでに玄関ホームで待っていたエド様。
お出かけ仕様ということで、いつもよりも数倍麗しかったのですが……
その一言だけ口にするとギシリと固まり、なにかが続くことはなかった。
「…………」
「…………」
そのまま無言で見つめ合う。
ーーえっ? 感想が「なんと」だけって事、ありえます⁉︎
言葉でやり合う貴族にとっては「見間違えました」とか「いつもよりもお美しい」とかのお世辞は「おはようございます」くらいポピュラーな挨拶ですけれど⁉︎
ーーえー…… やっぱり力入れすぎたのかなぁ?
「ーー……エドアルド様?」
あまり見ない事態に、ジーノさんが発言を促すようにその名を呼んだ。
「‼︎ っそのっ、見間違いました」
その言葉にハッとしたように慌てて声を絞り出すエド様。
「……あ、はい」
私はそのいかにもな言葉に、いかにもおざなりな返事で返した。
……このキツいコルセット、緩めてきちゃおうかな……
「その……本当にお綺麗です」
そんな不貞腐れた態度の私に、眉を下げて申し訳なさそうにさらに言葉を重ねるエド様がちょっとだけ気の毒になり、「……ありがとうございます」と、一応の礼を返した。
ーー私の化粧が濃いことが原因なのならば、エド様が無礼者とも言い切れないしな……
その場合は、やり過ぎた私の落ち度だ。
「ーー本当だ。 今日は一段と美しい」
エド様は私の手を取ると、真正面から真っ直ぐに私を見つめてそう言った。
「あ……ありがとう、ございまぷ……」
ーーうん。 分かってる。
我ながらチョロいわー……
でもさ? イケメンが手を握ってくれて真っ直ぐな瞳で「美しい」ですよ⁉︎
しかも少し照れたようなハニカミ笑顔付き!
世が世なら有料サービスだって……
そりゃチョロくもなりますわー。
「ーーお手を」
エド様は握っていた手を一度離すと、恭恭しくお辞儀をしながら再び私に向かって手を差し出した。
「ーーはい!」
ふふっと笑い、元気よく返事をしつつその手を取った。
「いってらっしゃいませ」
ジーノさんの見送りの声を背中に聞きつつ、私は自分でも驚くほどに上機嫌で馬車に乗り込んだのだった。
今日という日のために気合を入れてしっかりと準備してきた。
回復魔法で朝晩しっかりお手入れしつつ、高校生たちが残した本を片手に、メイドさんたちとお化粧の練習に励んだ日々……
ーーダイエットはあんまり成果が出なかったけど、代わりにメイドさんたち頑張った二人がかりで汗だくになりながらコルセットを締め上げてくれた。
コルセット凄いわ。 めっちゃくびれる!
……息を吸うのも苦しいけどー。
「ーーこれはこれは……お美しゅうございますな……」
苦しさを我慢しつつ、すまし顔で階段を降りていく私に、階段の下にいたジーノさんはニコニコと目に皺を寄せながら賛辞を送ってくれた。
「……力入れすぎじゃないですかね?」
ジーノさんの言葉に少しだけ冷静になった私は、急に自分の姿が常識の範囲内なのか不安になった。
……勝手にデートだ! とか盛り上がっちゃったけど、エド様からしたら買い物に同行ってだけじゃん……?
それで当日、こんなに気合い入った女が現れたら引いちゃわない……?
やっぱりラメが余計だったかなぁ……?
メイドさんに「目元に宝石を散りばめたよう!」とか言われて、ご機嫌でキラキラさせ過ぎた気はしてるんだ……
「まさか! 女性に気を使われて不快に思う男などいませんとも!」
「そうですよ! きっとエドアルド様もお喜びになることでしょう。 私もメイド長として、鼻が高うございます!」
そう言ったのはジーノさんの隣にいたカーラさん。
この人はジーノさんの奥さんで、うちのメイド長をしてくれている。
つまりこの人も、私のメイク仲間だ。
「お嬢様のお化粧は、いつだってとっても素敵です!」
私の後ろについてきていたメイドの一人もそう声を上げる。
……嬉しいよ? 嬉しいんだけど……お化粧は……?
「王都の技術を学べて嬉しいです!」
王都の技術では無いんですよ……? あなたの隣で日本語の本読んでたよね……⁇
「ーーお前たちの仕事は、お嬢様のご支度のお手伝いであったはずなのだがな……?」
そんなメイドさんたちの顔をジッと見つめながら、ジーノさんはため息混じりに呆れたような声で言った。
実はこのメイドさんたちは、ジーノさんの娘さんと姪っ子さんなのだ。
名前はルーナちゃんとニコレちゃん。 16歳と14歳という、オシャマざかりの子たちだ。
一緒にお化粧の練習をしていた仲間でもあったので、今日もそのノリで三人で話し合いつつお化粧をし合ってしまったたのだ……
ーーたしかに主人と同じくらいばっちりメイクのメイドさんはあまり褒められないかもしれない……
「こ、これは……」
「あの……えっと……」
「ーー練習がわりと、私がムリを言ってにやらせてもらったんですよ。 二人はきちんと仕事をしてくれました」
私は階段を降りつつそう言った。
いや、わりと本気で色合いとかの練習しちゃったんで、今後のためにも禁止とかはやめてください。
「お嬢様……」
ーーメイドさんたちも、これはこちらの事情100%の発言なので、そういう「なんとお優しい……」って視線もやめてくださると……
「ーーお嬢様がそう仰るのでしたら……」
そもそもこのくらいの年代の女の子たちが、興味津々で目をキラキラさせてるっていうのに、それをまるっと見なかったことにして、自分のメイクだけ進められないのよ……
だったら三人でワイワイやった方が楽しいし楽なの!
いくらイルメラの知識があったって、庶民だった頃の感覚の方が、圧倒的に強いんだって……
◇
「ーーお嬢様、先触れの使者が」
リビングで唇を湿らせる程度にお茶を飲んでいると、ジーノさんがもうすぐエド様がやってくることを伝えにきてくれた。
「わかりました」
そう頷いて立ち上がると、もう一度鏡で全身の最終確認をしてから、エド様を迎えるために玄関ホームへと向かった。
「ーーーーなんと」
すでに玄関ホームで待っていたエド様。
お出かけ仕様ということで、いつもよりも数倍麗しかったのですが……
その一言だけ口にするとギシリと固まり、なにかが続くことはなかった。
「…………」
「…………」
そのまま無言で見つめ合う。
ーーえっ? 感想が「なんと」だけって事、ありえます⁉︎
言葉でやり合う貴族にとっては「見間違えました」とか「いつもよりもお美しい」とかのお世辞は「おはようございます」くらいポピュラーな挨拶ですけれど⁉︎
ーーえー…… やっぱり力入れすぎたのかなぁ?
「ーー……エドアルド様?」
あまり見ない事態に、ジーノさんが発言を促すようにその名を呼んだ。
「‼︎ っそのっ、見間違いました」
その言葉にハッとしたように慌てて声を絞り出すエド様。
「……あ、はい」
私はそのいかにもな言葉に、いかにもおざなりな返事で返した。
……このキツいコルセット、緩めてきちゃおうかな……
「その……本当にお綺麗です」
そんな不貞腐れた態度の私に、眉を下げて申し訳なさそうにさらに言葉を重ねるエド様がちょっとだけ気の毒になり、「……ありがとうございます」と、一応の礼を返した。
ーー私の化粧が濃いことが原因なのならば、エド様が無礼者とも言い切れないしな……
その場合は、やり過ぎた私の落ち度だ。
「ーー本当だ。 今日は一段と美しい」
エド様は私の手を取ると、真正面から真っ直ぐに私を見つめてそう言った。
「あ……ありがとう、ございまぷ……」
ーーうん。 分かってる。
我ながらチョロいわー……
でもさ? イケメンが手を握ってくれて真っ直ぐな瞳で「美しい」ですよ⁉︎
しかも少し照れたようなハニカミ笑顔付き!
世が世なら有料サービスだって……
そりゃチョロくもなりますわー。
「ーーお手を」
エド様は握っていた手を一度離すと、恭恭しくお辞儀をしながら再び私に向かって手を差し出した。
「ーーはい!」
ふふっと笑い、元気よく返事をしつつその手を取った。
「いってらっしゃいませ」
ジーノさんの見送りの声を背中に聞きつつ、私は自分でも驚くほどに上機嫌で馬車に乗り込んだのだった。
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