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新世界
ランクアップ試験2
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認めなきゃ。私はイカヅチさんに勝てない。それでも、ここまで頑張ってくれたドーラとサンドのために一撃だけでも入れたい!
そのために思い浮かぶのは……あれしかないかぁ。
「ありがとうサンド。ドーラ、もう一度お願い」
まずはドーラで弱い魔法でイカヅチさんに攻撃を入れていく。イカヅチさんは避ける必要もないと思って、そのまま戦っている。
「トリプルサンダー!」
「キュイイイ!!」
イカヅチさんの攻撃がドーラに当たって痛そうだ。でもドーラは頑張って戦ってくれた。おかげでイカヅチさんの防御魔法は、だいぶ削れた。
「ドーラ! 特大のファイアストームをお願い!」
ドーラが最後の魔力を振り絞って炎の嵐でグラウンドを覆った。これでイカヅチさんには私が見えないはず。でも私は探知で居場所が分かる。
今はファイアストームで私がイカヅチさんに近づけないと思ってるはず。
確かにいつも通りならそう。でも自爆覚悟なら!
私はためらいなく炎に飛び込んだ。嵐に体が焼かれる。
それでも……サンドとドーラだって、いつも戦いながら痛いのを耐えてるんだから。私だって負けるわけにはいかない!
私は嵐を抜けた。イカヅチさんが驚いた顔で私を見る。
「なんでそこから……」
私は持っていた短剣を突きだす。イカヅチさんはサンドのおかげで新しく防御魔法をかける魔力は残ってない。ドーラのおかげで私の攻撃だって防げない。
短剣がイカヅチさんの体に突き刺さる。残ってたイカヅチさんの防御魔法でほとんどダメージは入っていないと思う。でも一撃入れる事が出来た。
ふふ……やった……。
知らない天井だ。
私はベッドに寝かされていた。予想はしてたけどギルドの医務室に送られたみたい。
前回の試験の時も医務室に送られたっけ。この分だとこれからもお世話になっちゃうかもね。だって死なないって分かってると、ついやっちゃうんだもん。
横を見るとリリアちゃんが寝ていた。寝るまでずっと横にいてくれたみたい。
全くもう……ギルドの試験は魔法で保護されてるから安全だって知ってるはずなのに。でも私はそんなリリアの事が大好きだよ。ありがとう。
「起きたのね!」
うわっ、びっくりした。なんだメイちゃんか。あ、イカヅチさんも来てる。
リリアちゃんも今の声で起きちゃったみたい。
「メイ。ここは医務室だから静かに」
「あっ……ごめん。でもお父さんもやりすぎなのよ。試験で医務室送りにする必要はないでしょ」
おっと。私のせいでイカヅチさんが怒られちゃう。あれは私の自爆だって言わないと。
「メイちゃん。実はね……」
私はメイちゃんとリリアちゃんに試合の事を説明した。
「もう。心配しちゃうからそういう事はやめてください。いくら魔法で保護されてても心配なんです」
「でも……」
「でもじゃありません。実戦の時は守ってくれて頼りになるのに、なんで試合だと無茶しちゃうんですか」
「すみません……」
これに関しては迷惑かけちゃったからね。言い訳のしようもない。でも実戦ではしっかり気をつけてるから大丈夫だよ。そんな事を言ったらもっと怒られそうだから言わないけど。
今回の戦いは負けちゃったけど、試験は合格で良かった。これで不合格だったら泣いてたよ。
ちなみに、あの後リリアちゃんも試験を受けて合格だったらしい。良かった。
「メイちゃん。これで私も追いついたよ。次は負けないよ!」
「こんな時も勝負って……でも、それでこそ私のライバルね。次も私が勝つわ」
メイちゃんは呆れつつも嬉しそう。って勝負はメイちゃんが言い出したじゃん!
「私だって負けませんよ。ドルちゃんも新しく加わって強くなったんですから」
リリアちゃんもどんどん強くなってきたもんね。負けないように頑張らないと。
やっぱり競ってたら、やる気も出るね。
「ミズキちゃん。試験お疲れ様」
「イカヅチさんもありがとうございました。おかげで勉強になりました」
本当にイカヅチさんのアドバイスは役に立つもんね。本当に大事な所を的確に教えてくれる。
「ミズキちゃんは素直だし成長が早いから教えがいがあるよ。アドバイスは、試合中に考え事しすぎ。それに……」
うっ、いっぱいダメだしされる。しかも全部心当たりがあるからキツイ……。でも成長が早いって褒めてくれたし。教えてくれる人がいるのは嬉しい。
「他にもいっぱい課題はあるけどね。使い魔を大事にしてるのが伝わって来たのは良かったよ。
ミズキちゃんの使い魔は本当にミズキちゃんの事が好きなのが分かる。最後まで力を振り絞って頑張っていたからね。
テイマーの中には使い魔をただの駒として使う人もたくさんいる。
でも僕の知ってる強い人はみんな使い魔と仲が良い人ばかりだ。これがミズキちゃんの一番の武器だと思うよ」
「ありがとうございます。私は使い魔の事が大好きです。だから……これが正しいんだって分かってとても嬉しいです」
「うん。リリアちゃんもだよ。君達のパーティーは絶対に成功するさ。僕が保証する。だからこれからも頑張ってね」
「「はい!」」
ドーラもサンドも倒れる寸前まで戦ってくれたもんね。それにこれは試験だったけど、この子達は実戦でも必死に戦ってくれている。大事に思うのは当たり前だよね。
いつもありがとう。
「そうだ。君達に推薦状をあげる約束だったね。後でギルドの人達から受け取ってくれ」
そうだった! これで予選無しで大会に出れるんだよね。推薦状を書けるのはギルドでも一部の人だけだからね。イカヅチさんにもお世話になりっぱなしだよ。
「すみません。私は大丈夫です。あまり人前で戦うのは苦手で……大会には出ない予定なので」
そういえばリリアちゃんは大勢の前に出るのはあまり得意じゃないもんね。一緒に出たかったから残念。でもメイちゃんとは戦えるもんね。
「分かった。じゃあミズキちゃん、メイ。どっちが勝つかは分からないけど優勝者は僕とエキシビジョンマッチがあるからね。会えるのを楽しみにしてるよ」
そう言うとイカヅチさんは医務室から出ていった。メイちゃんと決勝戦にいきたいね。それまでは絶対に負けないようにしないと。
「よし! 体が治ったら大会に向けて特訓するわよ!」
「私も大会には出ないけど付き合います! ミズキさん。一緒に頑張りましょうね!」
あれれー? 急に体が痛くなってきた気が……。
「ミズキって何か後ろめたい事があると目が右上にいく癖があるって知ってた? ちょうど今そうなってるわよ」
えぇ!? やだなー。そんなわけ……リリアちゃんやめて、そんな目で見ないで! だって私も少し位は休憩したいんだもん! もう疲れたよー!
そのために思い浮かぶのは……あれしかないかぁ。
「ありがとうサンド。ドーラ、もう一度お願い」
まずはドーラで弱い魔法でイカヅチさんに攻撃を入れていく。イカヅチさんは避ける必要もないと思って、そのまま戦っている。
「トリプルサンダー!」
「キュイイイ!!」
イカヅチさんの攻撃がドーラに当たって痛そうだ。でもドーラは頑張って戦ってくれた。おかげでイカヅチさんの防御魔法は、だいぶ削れた。
「ドーラ! 特大のファイアストームをお願い!」
ドーラが最後の魔力を振り絞って炎の嵐でグラウンドを覆った。これでイカヅチさんには私が見えないはず。でも私は探知で居場所が分かる。
今はファイアストームで私がイカヅチさんに近づけないと思ってるはず。
確かにいつも通りならそう。でも自爆覚悟なら!
私はためらいなく炎に飛び込んだ。嵐に体が焼かれる。
それでも……サンドとドーラだって、いつも戦いながら痛いのを耐えてるんだから。私だって負けるわけにはいかない!
私は嵐を抜けた。イカヅチさんが驚いた顔で私を見る。
「なんでそこから……」
私は持っていた短剣を突きだす。イカヅチさんはサンドのおかげで新しく防御魔法をかける魔力は残ってない。ドーラのおかげで私の攻撃だって防げない。
短剣がイカヅチさんの体に突き刺さる。残ってたイカヅチさんの防御魔法でほとんどダメージは入っていないと思う。でも一撃入れる事が出来た。
ふふ……やった……。
知らない天井だ。
私はベッドに寝かされていた。予想はしてたけどギルドの医務室に送られたみたい。
前回の試験の時も医務室に送られたっけ。この分だとこれからもお世話になっちゃうかもね。だって死なないって分かってると、ついやっちゃうんだもん。
横を見るとリリアちゃんが寝ていた。寝るまでずっと横にいてくれたみたい。
全くもう……ギルドの試験は魔法で保護されてるから安全だって知ってるはずなのに。でも私はそんなリリアの事が大好きだよ。ありがとう。
「起きたのね!」
うわっ、びっくりした。なんだメイちゃんか。あ、イカヅチさんも来てる。
リリアちゃんも今の声で起きちゃったみたい。
「メイ。ここは医務室だから静かに」
「あっ……ごめん。でもお父さんもやりすぎなのよ。試験で医務室送りにする必要はないでしょ」
おっと。私のせいでイカヅチさんが怒られちゃう。あれは私の自爆だって言わないと。
「メイちゃん。実はね……」
私はメイちゃんとリリアちゃんに試合の事を説明した。
「もう。心配しちゃうからそういう事はやめてください。いくら魔法で保護されてても心配なんです」
「でも……」
「でもじゃありません。実戦の時は守ってくれて頼りになるのに、なんで試合だと無茶しちゃうんですか」
「すみません……」
これに関しては迷惑かけちゃったからね。言い訳のしようもない。でも実戦ではしっかり気をつけてるから大丈夫だよ。そんな事を言ったらもっと怒られそうだから言わないけど。
今回の戦いは負けちゃったけど、試験は合格で良かった。これで不合格だったら泣いてたよ。
ちなみに、あの後リリアちゃんも試験を受けて合格だったらしい。良かった。
「メイちゃん。これで私も追いついたよ。次は負けないよ!」
「こんな時も勝負って……でも、それでこそ私のライバルね。次も私が勝つわ」
メイちゃんは呆れつつも嬉しそう。って勝負はメイちゃんが言い出したじゃん!
「私だって負けませんよ。ドルちゃんも新しく加わって強くなったんですから」
リリアちゃんもどんどん強くなってきたもんね。負けないように頑張らないと。
やっぱり競ってたら、やる気も出るね。
「ミズキちゃん。試験お疲れ様」
「イカヅチさんもありがとうございました。おかげで勉強になりました」
本当にイカヅチさんのアドバイスは役に立つもんね。本当に大事な所を的確に教えてくれる。
「ミズキちゃんは素直だし成長が早いから教えがいがあるよ。アドバイスは、試合中に考え事しすぎ。それに……」
うっ、いっぱいダメだしされる。しかも全部心当たりがあるからキツイ……。でも成長が早いって褒めてくれたし。教えてくれる人がいるのは嬉しい。
「他にもいっぱい課題はあるけどね。使い魔を大事にしてるのが伝わって来たのは良かったよ。
ミズキちゃんの使い魔は本当にミズキちゃんの事が好きなのが分かる。最後まで力を振り絞って頑張っていたからね。
テイマーの中には使い魔をただの駒として使う人もたくさんいる。
でも僕の知ってる強い人はみんな使い魔と仲が良い人ばかりだ。これがミズキちゃんの一番の武器だと思うよ」
「ありがとうございます。私は使い魔の事が大好きです。だから……これが正しいんだって分かってとても嬉しいです」
「うん。リリアちゃんもだよ。君達のパーティーは絶対に成功するさ。僕が保証する。だからこれからも頑張ってね」
「「はい!」」
ドーラもサンドも倒れる寸前まで戦ってくれたもんね。それにこれは試験だったけど、この子達は実戦でも必死に戦ってくれている。大事に思うのは当たり前だよね。
いつもありがとう。
「そうだ。君達に推薦状をあげる約束だったね。後でギルドの人達から受け取ってくれ」
そうだった! これで予選無しで大会に出れるんだよね。推薦状を書けるのはギルドでも一部の人だけだからね。イカヅチさんにもお世話になりっぱなしだよ。
「すみません。私は大丈夫です。あまり人前で戦うのは苦手で……大会には出ない予定なので」
そういえばリリアちゃんは大勢の前に出るのはあまり得意じゃないもんね。一緒に出たかったから残念。でもメイちゃんとは戦えるもんね。
「分かった。じゃあミズキちゃん、メイ。どっちが勝つかは分からないけど優勝者は僕とエキシビジョンマッチがあるからね。会えるのを楽しみにしてるよ」
そう言うとイカヅチさんは医務室から出ていった。メイちゃんと決勝戦にいきたいね。それまでは絶対に負けないようにしないと。
「よし! 体が治ったら大会に向けて特訓するわよ!」
「私も大会には出ないけど付き合います! ミズキさん。一緒に頑張りましょうね!」
あれれー? 急に体が痛くなってきた気が……。
「ミズキって何か後ろめたい事があると目が右上にいく癖があるって知ってた? ちょうど今そうなってるわよ」
えぇ!? やだなー。そんなわけ……リリアちゃんやめて、そんな目で見ないで! だって私も少し位は休憩したいんだもん! もう疲れたよー!
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