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新世界
謎の男が出た!
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勝ったのはドーラだった。ゴーレムは地面に横たわっている。
「はぁはぁ……とんでもない依頼になっちゃいましたね」
「ほんとだね。これでギルドでのランクアップにも近づいたはずだよ!」
依頼の事を忘れてた事は黙っておこう。
「はい! これで私達の目標に一歩近づきました!」
そうだった。忘れてた。
私はゴーレムに手をかざした。私の魔力をどんどん注ぎ込んだ。
「まさか! その子をテイムするんですか!?」
「うん。さっき気づいたんだけど、この子は他のゴーレムよりも魔力も多いし大きいよ。この遺跡に入れられてたし、きっと特別なゴーレム何じゃないかな」
この子の名前は……そうだ!
「君の名前は今日からサンド。よろしくね!」
サンドは名前が気に入ったのか、嬉しそうな様子だ。体は大きいけど子供みたいで可愛いね。
遺跡の探索で新メンバーも加えた私達は街に帰ることにした。危ない事もいっぱいあったけど……今回の依頼は受けてよかった。
「お疲れ様です! ミズキさん。リリアさん。遺跡の攻略までするなんて凄いですね! これが今回の報酬です!
もう一つ。ランクアップ試験を受けられるようになりました。今回は特例は無いですよ?」
やった! もうそこまで来ていたなんて! ランクアップ試験頑張るぞー! 新メンバーを見せてやる!
「やりましたね! ミズキさん!」
うんうんありがとうリリアちゃん。次にランクアップしたらDランク。大分上がってきたよ!
「ところで、遺跡が崩壊した理由は何でしょうか?」
あ……聞かれるよね。リリアちゃんと目を合わせる。ここは話を合わせよう。
「中にいた魔物が人が入った途端に襲いかかってきました。その魔物が壊してしまって……」
ボタンを押した事実は闇に葬り去ろう。怒られる……。ドーラには二度としないように言っておくから……。
私達は依頼達成とランクアップ資格のお祝いとして最近話題のカフェに来た。
「佐藤店長! 新作のチーズケーキがもうありません!」
「サラちゃん。本社に連絡して」
人が多いから店員さん達も忙しそうだ。それでも席につくと、店員さんはそんな感じを微塵も出さずに対応してくれた。
「ご注文は?」
「私はあんみつパフェをお願いします」
リリアちゃんはあんみつかー。私は……このカスタードプリンにしようかな。
しばらくするとカスタードプリンが届いた。んー! 甘い! 追加で頼めるキャラメルソースをたっぷりかけたら二倍美味しい!
「ミズキさんは美味しそうに食べますね。私のも一口食べてみますか?」
そう言うとリリアちゃんが自分のスプーンですくって私の方に向けた。
これは、もしかして噂に聞く「あーん」ってやつですか!? 食べます! あーん。
美味しい! 蜜が美味しい!
「私のも一口あげる。はい!」
リリアちゃんは私のスプーンからパクっと食べた。
「美味しいです。ソースが絡んで甘ーい」
よろこんで貰えて良かった。この店美味しいし、また来ようっと。
その時カフェのドアが開いて人が入ってきた。あれはメイちゃんじゃない?
いや、もう一人誰かいる。めっちゃイケメンな若いお兄さんだ。髪は金髪で青い目。まるで絵本の王子様みたい。
でも何でメイちゃんと? まさか……彼氏?
これはチェックが必要ですね……。
ちょうど空いてたドア側にいたリリアちゃんの後ろの席に二人は座った。
私も見られないようにリリアちゃんの隣に移動した。
「メイ。久しぶりだね」
おぉ。声も爽やかでかっこいい。これはメイちゃんが惹かれるのも仕方ないね。
「ほんと久しぶりだよ! 帰って来てくれて嬉しい~! いない間ずっと寂しかったんだからね!」
誰? あれ、メイちゃんってもう少しクールな感じじゃなかったっけ? なにこの甘えた声は。
「ありがとうメイ。お詫びに好きなものを頼んでいいよ」
「仕方ないわね。今回は許してあげる……」
仲むつまじいようで何より。しかしメイちゃんを放ったらかして寂しがらせるなんて、私はどうかと思うな。
メイちゃん。この男に何かされたら何でも言ってね。私は味方だよ!
「で? そこのお二人さんは何の用?」
……へ? メイちゃん?
あっイケメンさんとこっちに歩いて来た。
「こんな所で二人共なにしてるのよ」
「あー、ちょっとカフェでリラックス?」
「席にぴったり耳をくっつけたまま?」
「マジすみませんでした」
私達の三十分におよぶ誠心誠意の謝罪のすえ許してもらう事に成功した。
「それで彼氏さんとデート? いいね~」
「彼氏じゃないわよ! 紹介するわ。私のお父さんのイカヅチよ」
「え!? お父さん!? こんなに若いのに!?」
「ははは。嬉しい事を言ってくれるね。でも僕はこう見えて三十歳だよ」
これが三十歳? まだ未成年にしか見えないよ。人体の神秘だ……。
それよりメイちゃん、お父さんの前では甘えちゃって可愛いね~。家族は大事にするんだよ。
あ、いや、何でもありません。だからそんな睨まないで!
「それで君達がミズキちゃんとメイちゃんだね。僕が帰ってきてからメイはいつも二人の事を話してるよ」
メイちゃーん! かわいすぎるよ! 好き!
「ちょっと! 抱きつかないでよ! お父さんも変な事言わないで!」
あぁ……押しのけられちゃった。
って、ランクアップ戦の準備をしないと。消耗品の補充もしたいし。それにサンドの巨大化の魔道具も使えるようにしてもらわないと。
「そうだ。私、ランクアップをしたのよ! どっちが先にランクアップするかの競争は私の勝ちね!」
メイちゃんがDと書かれたギルドカードを見せてくる。
そんな競争したっけ?
でも一緒の目標に向かって競う相手が出来たメイちゃんが嬉しそうだからいいや。私だって競争は嫌いじゃないしね。
「ふふん。私達だってランクアップの資格を得たんですよ。すぐに追いついてみせます!」
リリアちゃん結構悔しそう。こういうのが好きなのは私やメイちゃんだけじゃなかったみたい。リリアちゃん。次は負けないように頑張ろうね!
「おぉ。君達もすごいね。じゃあ僕はギルドに用事があるから……メイ。二人と一緒に遊びに行って来なさい」
そう言うとイカヅチさんは突然去っていった。本当に雷みたいな人だったなぁ。
とりあえずメイちゃんとリリアちゃんと一緒にショッピングに行こうっと。その時にランクアップ戦に必要な物も揃えようかな。
「はぁはぁ……とんでもない依頼になっちゃいましたね」
「ほんとだね。これでギルドでのランクアップにも近づいたはずだよ!」
依頼の事を忘れてた事は黙っておこう。
「はい! これで私達の目標に一歩近づきました!」
そうだった。忘れてた。
私はゴーレムに手をかざした。私の魔力をどんどん注ぎ込んだ。
「まさか! その子をテイムするんですか!?」
「うん。さっき気づいたんだけど、この子は他のゴーレムよりも魔力も多いし大きいよ。この遺跡に入れられてたし、きっと特別なゴーレム何じゃないかな」
この子の名前は……そうだ!
「君の名前は今日からサンド。よろしくね!」
サンドは名前が気に入ったのか、嬉しそうな様子だ。体は大きいけど子供みたいで可愛いね。
遺跡の探索で新メンバーも加えた私達は街に帰ることにした。危ない事もいっぱいあったけど……今回の依頼は受けてよかった。
「お疲れ様です! ミズキさん。リリアさん。遺跡の攻略までするなんて凄いですね! これが今回の報酬です!
もう一つ。ランクアップ試験を受けられるようになりました。今回は特例は無いですよ?」
やった! もうそこまで来ていたなんて! ランクアップ試験頑張るぞー! 新メンバーを見せてやる!
「やりましたね! ミズキさん!」
うんうんありがとうリリアちゃん。次にランクアップしたらDランク。大分上がってきたよ!
「ところで、遺跡が崩壊した理由は何でしょうか?」
あ……聞かれるよね。リリアちゃんと目を合わせる。ここは話を合わせよう。
「中にいた魔物が人が入った途端に襲いかかってきました。その魔物が壊してしまって……」
ボタンを押した事実は闇に葬り去ろう。怒られる……。ドーラには二度としないように言っておくから……。
私達は依頼達成とランクアップ資格のお祝いとして最近話題のカフェに来た。
「佐藤店長! 新作のチーズケーキがもうありません!」
「サラちゃん。本社に連絡して」
人が多いから店員さん達も忙しそうだ。それでも席につくと、店員さんはそんな感じを微塵も出さずに対応してくれた。
「ご注文は?」
「私はあんみつパフェをお願いします」
リリアちゃんはあんみつかー。私は……このカスタードプリンにしようかな。
しばらくするとカスタードプリンが届いた。んー! 甘い! 追加で頼めるキャラメルソースをたっぷりかけたら二倍美味しい!
「ミズキさんは美味しそうに食べますね。私のも一口食べてみますか?」
そう言うとリリアちゃんが自分のスプーンですくって私の方に向けた。
これは、もしかして噂に聞く「あーん」ってやつですか!? 食べます! あーん。
美味しい! 蜜が美味しい!
「私のも一口あげる。はい!」
リリアちゃんは私のスプーンからパクっと食べた。
「美味しいです。ソースが絡んで甘ーい」
よろこんで貰えて良かった。この店美味しいし、また来ようっと。
その時カフェのドアが開いて人が入ってきた。あれはメイちゃんじゃない?
いや、もう一人誰かいる。めっちゃイケメンな若いお兄さんだ。髪は金髪で青い目。まるで絵本の王子様みたい。
でも何でメイちゃんと? まさか……彼氏?
これはチェックが必要ですね……。
ちょうど空いてたドア側にいたリリアちゃんの後ろの席に二人は座った。
私も見られないようにリリアちゃんの隣に移動した。
「メイ。久しぶりだね」
おぉ。声も爽やかでかっこいい。これはメイちゃんが惹かれるのも仕方ないね。
「ほんと久しぶりだよ! 帰って来てくれて嬉しい~! いない間ずっと寂しかったんだからね!」
誰? あれ、メイちゃんってもう少しクールな感じじゃなかったっけ? なにこの甘えた声は。
「ありがとうメイ。お詫びに好きなものを頼んでいいよ」
「仕方ないわね。今回は許してあげる……」
仲むつまじいようで何より。しかしメイちゃんを放ったらかして寂しがらせるなんて、私はどうかと思うな。
メイちゃん。この男に何かされたら何でも言ってね。私は味方だよ!
「で? そこのお二人さんは何の用?」
……へ? メイちゃん?
あっイケメンさんとこっちに歩いて来た。
「こんな所で二人共なにしてるのよ」
「あー、ちょっとカフェでリラックス?」
「席にぴったり耳をくっつけたまま?」
「マジすみませんでした」
私達の三十分におよぶ誠心誠意の謝罪のすえ許してもらう事に成功した。
「それで彼氏さんとデート? いいね~」
「彼氏じゃないわよ! 紹介するわ。私のお父さんのイカヅチよ」
「え!? お父さん!? こんなに若いのに!?」
「ははは。嬉しい事を言ってくれるね。でも僕はこう見えて三十歳だよ」
これが三十歳? まだ未成年にしか見えないよ。人体の神秘だ……。
それよりメイちゃん、お父さんの前では甘えちゃって可愛いね~。家族は大事にするんだよ。
あ、いや、何でもありません。だからそんな睨まないで!
「それで君達がミズキちゃんとメイちゃんだね。僕が帰ってきてからメイはいつも二人の事を話してるよ」
メイちゃーん! かわいすぎるよ! 好き!
「ちょっと! 抱きつかないでよ! お父さんも変な事言わないで!」
あぁ……押しのけられちゃった。
って、ランクアップ戦の準備をしないと。消耗品の補充もしたいし。それにサンドの巨大化の魔道具も使えるようにしてもらわないと。
「そうだ。私、ランクアップをしたのよ! どっちが先にランクアップするかの競争は私の勝ちね!」
メイちゃんがDと書かれたギルドカードを見せてくる。
そんな競争したっけ?
でも一緒の目標に向かって競う相手が出来たメイちゃんが嬉しそうだからいいや。私だって競争は嫌いじゃないしね。
「ふふん。私達だってランクアップの資格を得たんですよ。すぐに追いついてみせます!」
リリアちゃん結構悔しそう。こういうのが好きなのは私やメイちゃんだけじゃなかったみたい。リリアちゃん。次は負けないように頑張ろうね!
「おぉ。君達もすごいね。じゃあ僕はギルドに用事があるから……メイ。二人と一緒に遊びに行って来なさい」
そう言うとイカヅチさんは突然去っていった。本当に雷みたいな人だったなぁ。
とりあえずメイちゃんとリリアちゃんと一緒にショッピングに行こうっと。その時にランクアップ戦に必要な物も揃えようかな。
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